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2章 危険を冒す者である事を知る
22話 初めての強敵と男は戦う
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ゴブリン神に跳びかかった俺は大上段から剣を振り下ろす。
しかし、棍棒、いや、もう丸太でいいだろう、それで受け止められるようにして振り抜かれる。
こんのぅ! 馬鹿力がぁ!!
吹き飛ばされて木に叩きつけられて俺は肺にある空気を全部吐き出してしまった。
直撃したら死ねるなっ……
豪快にそして器用に振り回すゴブリン神の丸太からビュッという明らかにおかしい音がする。
おいおい、そういう時の擬音はブウンじゃないんかよ?
出鱈目だ、と吐き捨てるように言いながら俺は立ち上がる。
あの丸太を潜り抜けていかないといけないのだが、先程の音から分かるように丸太を振り回してるとは思えない速さで攻撃してくるので、距離を取り過ぎる避け方では踏み込む時間、距離が確保出来ない。
なら、魔法で!
サンダーボールを放とうとするとゴブリン神は、丸太で地面を抉るように振り抜き、石つぶてを放ってくる。
くっ、こいつ、マジで厄介だ!
狙いが多少甘くなろうとも魔法を放ちながら走るが、この戦法を取り続けたら良くて勝率5割を切るだろう。
魔法だけ警戒されていたら被弾率も下がるし、何より俺も被弾しているから回復魔法によるMP消費もあって枯渇するのが目に見えている。
どうするか……
椎名 (シーナ) Lv10
HP:2100/3000 MP:3700/6000
ちから:500 みのまもり:300
きようさ:60 すばやさ:550
かしこさ:40 うん:3
スキルポイント:44
ん? ゴブリンキングとかを倒したのに何故、レベルが上がってない?
探査で確認するとあの2匹は虫の息ではあるが生きてる反応があった。それも徐々に反応が乏しくなっていくので、ほっといても死ぬのは間違いなさそうだがそのせいでレベルが上がってないようだ。
心臓一突きされたり、体の中から破壊されたりしてるのに即死じゃないってどれだけしぶといんだ?
そういや、音が鳴った覚えないしな。
戻って始末出来る余裕もない以上、有るモノだけで対応するしかない。
MPはもう半分程か……攻撃、回復にどっちも使ってるだけの余裕はないな……覚悟を決めるか!
魔法による攻撃を諦め、剣を両手で握り締め斬りかかる。
ゴブリン神の丸太を避け、石つぶての被弾を覚悟して胴を斬り走り抜ける。
浅いか。
俺は自分にヒールを唱えながら再び突っ込み、振り下ろされた丸太の上を駆け、頭を目掛けて斬りかかるが頭を横に動かされて肩に当たる。
多少の血が噴き出し、ゴブリン神が騒ぐが痛みによるというより、怒りからの叫び声だ。
本当に無駄に丈夫な奴だ……俺に致命傷が与えられるのか!
怒りから雄叫び上げている背後から背中に剣を突き立てる。
刺さったまではいいが突き立ててる俺を引き剥がそうと暴れ始める。焦るせいか、まったく俺に触れる事が出来ない。
本当にダメージが通ってるのかよ!
俺は多少なり、ダメージが通ってるはずと言い聞かせて、更に押し込もうと躍起になっていると近くにあった岩に勢い良く挟まれる。
「がはっっ!!」
吐き出されたのは肺の空気だけでなく吐血もした。
内臓のどこかを痛めたか……
それでも剣だけは根性で離さなかった俺は急ぎ、自分にハイヒールを行使する。
駄目だ、このままじゃ負ける……持久戦が出来るほど余裕はない。短期決戦が出来るほどの攻撃力もない。
八方ふさがりだ!
「くそったれぇぇ!!」
そう俺が叫んだ瞬間、俺の黒鉄鋼で作られた剣に白いオーラのようなモノが覆われると俺の体重だけで、ゴブリン神の背中に斬りつけて行く。
ぐぎゃああああああああああっっ!!
今度は怒りでもなく、純粋な痛みからの叫び声が響き渡る。
俺は自分の手にある白いオーラに包まれた剣を凝視していると子憎たらしいアイツの声が脳裏に響く。
『魔力制御の派生スキルを確認。生み出されたスキル名『魔法剣』と呼称します』
なんじゃそら!
椎名 (シーナ) Lv10
HP:2400/3000 MP:2900/6000
ちから:500 みのまもり:300
きようさ:60 すばやさ:550
かしこさ:40 うん:3
スキルポイント:44
スキル:剣術Lv5 盾術Lv5 身体強化Lv5
雷魔法Lv3 回復魔法Lv5 探査Lv3
威圧Lv5 魔力制御Lv10 全状態異常耐性Lv10
共通語 解体 危険探知
HP自動回復 MP自動回復 挑発
魔法剣
巨根 精力増大 スキルポイント取得倍増
成長促進 鑑定 スキルポイント管理
本当だ、覚えてる。またスキル製造機がやらかしたか……スキルポイントが減ってない!?
どういう事だ……その追求は後だ。魔法剣というスキルは何かが重要だ。
『魔法剣:剣に魔力を纏わせ、斬り味、強度を飛躍的に上げる。任意に魔法スキルを上乗せする事が出来る』
これなら、これならいけるかっ!
俺はまだ痛みにもがいているゴブリン神の左肩付け根を大上段から斬りつける。
すると、一瞬の抵抗があったが切断に成功した。
先程より、叫び、いや絶叫と呼ぶべき声を上げ、左肩からシャワーのように血を噴き出し、俺を怒りで濁った目で睨むゴブリン神に剣を突き付ける。
「これでお前を倒すルートは見えたぞ!」
突き付けた剣から放電し、俺は自分を奮い立たせる為に笑ってみせた。
それから1時間程の時間が経過した。
左肩を斬り放った時は俺に対する注意が剥がれてたせいで上手くいったが、そこからは痛みを無視して攻撃してくるゴブリン神に苦戦した。
何度、自分にヒールをかけ、時にはハイヒールを唱えたか分からない。
ゴブリン神の体には俺に傷つけられた切り傷が至る場所にあり、血も流れ続けている。
逆に俺への被弾は次第に減っていった。
俺に何度も斬られ、魔法剣の放電に晒された事もあるだろうが、それだけじゃないというのは俺自身が体感で分かっていた。
剣術、身体強化の感覚のズレがどんどん無くなって来てるのが肌で分かったからだ。
何かの漫画のバトルジャンキーが言ってたような気がする。
『レベルアップの近道は強いヤツとやり合えばいい』
確か、そんな事を言ってた。読んでた時はアホなバトルジャンキーだけの理論だろ、って思っていたがまさか自分で実体験するとは思っていなかった。
体感でおそらくLv3ぐらいの使いこなしが出来ている気がする。説明を求められたら困るんだけどな。
おそらく、戦闘スキルと身体強化があるという事が反則な組み合わせなんだろうと思わせるほど強い。
ここにいない俺の嫁のターニャに身体強化を真っ先に与えて良かった。間違いなくゴブリン程度じゃ敵にすらなっていないだろう。
俺の目の前で荒い息を吐いて、激しい体力の消耗をしていると思われるゴブリン神にお別れを告げる。
「そろそろ、俺の可愛い嫁に会いたくなってきたから終わらせようか……お前の顔はもう見たくないしな!」
「がああああっっ!!」
俺の言葉が分かったのか、放った気合いが届いたのか分からないがゴブリン神も自分を奮い立たせるように叫ぶ。
飛び込んだ俺に渾身の力を込めた丸太を振り下ろしてくる。
それに俺は避けずに真っ向から勝負をした。
「うおおおおっっっ!!!」
下段から掬い上げるようにして丸太にぶつけ、ドンという衝撃を耐えると俺の件は振り抜く。
「トドメだっ!」
得物が無くなったゴブリン神に跳びかかり、首を斬り放とうとする。
しかし、雷の魔力を纏った剣が喉元で止まる。
魔法剣と俺の力だけじゃまだ足らなかったのかっ!!
驚く俺にゴブリン神の右手が迫る。
すると俺の脳裏に、けたたましいレベルアップの音が鳴り響く。
遂にゴブリンキング達が死んで経験値が!?
その音が鳴り響いてる今、刻一刻と力が漲ってくるのが分かる。そしてその力が後押しするように首の切り口が深くなっていく。
慌てたゴブリン神が俺から剣に掴むのを変えようとするが俺はグッと力を込める。
させるかよっ!!
「お前は本当に強かったよ、紙一重の勝負だった。だが、俺には幸運の女神がついてる。本物のな? それが勝因だっ!!」
その叫びと共に押し込んだ力が骨を断つと一気に真っ二つにする。
俺は剣を地面に突き立て、崩れ落ちそうになるのに抗う背後でゴブリン神が倒れ、ズシンと鈍い音と振動を伝えてくる。
ゆっくりと振り返って首を失い、僅かに痙攣させるゴブリン神を見て俺は剣を突き上げる。
「勝ったぞぉぉぉぉぉ!!!!」
俺はそのまま背中から倒れて意識を失った。
しかし、棍棒、いや、もう丸太でいいだろう、それで受け止められるようにして振り抜かれる。
こんのぅ! 馬鹿力がぁ!!
吹き飛ばされて木に叩きつけられて俺は肺にある空気を全部吐き出してしまった。
直撃したら死ねるなっ……
豪快にそして器用に振り回すゴブリン神の丸太からビュッという明らかにおかしい音がする。
おいおい、そういう時の擬音はブウンじゃないんかよ?
出鱈目だ、と吐き捨てるように言いながら俺は立ち上がる。
あの丸太を潜り抜けていかないといけないのだが、先程の音から分かるように丸太を振り回してるとは思えない速さで攻撃してくるので、距離を取り過ぎる避け方では踏み込む時間、距離が確保出来ない。
なら、魔法で!
サンダーボールを放とうとするとゴブリン神は、丸太で地面を抉るように振り抜き、石つぶてを放ってくる。
くっ、こいつ、マジで厄介だ!
狙いが多少甘くなろうとも魔法を放ちながら走るが、この戦法を取り続けたら良くて勝率5割を切るだろう。
魔法だけ警戒されていたら被弾率も下がるし、何より俺も被弾しているから回復魔法によるMP消費もあって枯渇するのが目に見えている。
どうするか……
椎名 (シーナ) Lv10
HP:2100/3000 MP:3700/6000
ちから:500 みのまもり:300
きようさ:60 すばやさ:550
かしこさ:40 うん:3
スキルポイント:44
ん? ゴブリンキングとかを倒したのに何故、レベルが上がってない?
探査で確認するとあの2匹は虫の息ではあるが生きてる反応があった。それも徐々に反応が乏しくなっていくので、ほっといても死ぬのは間違いなさそうだがそのせいでレベルが上がってないようだ。
心臓一突きされたり、体の中から破壊されたりしてるのに即死じゃないってどれだけしぶといんだ?
そういや、音が鳴った覚えないしな。
戻って始末出来る余裕もない以上、有るモノだけで対応するしかない。
MPはもう半分程か……攻撃、回復にどっちも使ってるだけの余裕はないな……覚悟を決めるか!
魔法による攻撃を諦め、剣を両手で握り締め斬りかかる。
ゴブリン神の丸太を避け、石つぶての被弾を覚悟して胴を斬り走り抜ける。
浅いか。
俺は自分にヒールを唱えながら再び突っ込み、振り下ろされた丸太の上を駆け、頭を目掛けて斬りかかるが頭を横に動かされて肩に当たる。
多少の血が噴き出し、ゴブリン神が騒ぐが痛みによるというより、怒りからの叫び声だ。
本当に無駄に丈夫な奴だ……俺に致命傷が与えられるのか!
怒りから雄叫び上げている背後から背中に剣を突き立てる。
刺さったまではいいが突き立ててる俺を引き剥がそうと暴れ始める。焦るせいか、まったく俺に触れる事が出来ない。
本当にダメージが通ってるのかよ!
俺は多少なり、ダメージが通ってるはずと言い聞かせて、更に押し込もうと躍起になっていると近くにあった岩に勢い良く挟まれる。
「がはっっ!!」
吐き出されたのは肺の空気だけでなく吐血もした。
内臓のどこかを痛めたか……
それでも剣だけは根性で離さなかった俺は急ぎ、自分にハイヒールを行使する。
駄目だ、このままじゃ負ける……持久戦が出来るほど余裕はない。短期決戦が出来るほどの攻撃力もない。
八方ふさがりだ!
「くそったれぇぇ!!」
そう俺が叫んだ瞬間、俺の黒鉄鋼で作られた剣に白いオーラのようなモノが覆われると俺の体重だけで、ゴブリン神の背中に斬りつけて行く。
ぐぎゃああああああああああっっ!!
今度は怒りでもなく、純粋な痛みからの叫び声が響き渡る。
俺は自分の手にある白いオーラに包まれた剣を凝視していると子憎たらしいアイツの声が脳裏に響く。
『魔力制御の派生スキルを確認。生み出されたスキル名『魔法剣』と呼称します』
なんじゃそら!
椎名 (シーナ) Lv10
HP:2400/3000 MP:2900/6000
ちから:500 みのまもり:300
きようさ:60 すばやさ:550
かしこさ:40 うん:3
スキルポイント:44
スキル:剣術Lv5 盾術Lv5 身体強化Lv5
雷魔法Lv3 回復魔法Lv5 探査Lv3
威圧Lv5 魔力制御Lv10 全状態異常耐性Lv10
共通語 解体 危険探知
HP自動回復 MP自動回復 挑発
魔法剣
巨根 精力増大 スキルポイント取得倍増
成長促進 鑑定 スキルポイント管理
本当だ、覚えてる。またスキル製造機がやらかしたか……スキルポイントが減ってない!?
どういう事だ……その追求は後だ。魔法剣というスキルは何かが重要だ。
『魔法剣:剣に魔力を纏わせ、斬り味、強度を飛躍的に上げる。任意に魔法スキルを上乗せする事が出来る』
これなら、これならいけるかっ!
俺はまだ痛みにもがいているゴブリン神の左肩付け根を大上段から斬りつける。
すると、一瞬の抵抗があったが切断に成功した。
先程より、叫び、いや絶叫と呼ぶべき声を上げ、左肩からシャワーのように血を噴き出し、俺を怒りで濁った目で睨むゴブリン神に剣を突き付ける。
「これでお前を倒すルートは見えたぞ!」
突き付けた剣から放電し、俺は自分を奮い立たせる為に笑ってみせた。
それから1時間程の時間が経過した。
左肩を斬り放った時は俺に対する注意が剥がれてたせいで上手くいったが、そこからは痛みを無視して攻撃してくるゴブリン神に苦戦した。
何度、自分にヒールをかけ、時にはハイヒールを唱えたか分からない。
ゴブリン神の体には俺に傷つけられた切り傷が至る場所にあり、血も流れ続けている。
逆に俺への被弾は次第に減っていった。
俺に何度も斬られ、魔法剣の放電に晒された事もあるだろうが、それだけじゃないというのは俺自身が体感で分かっていた。
剣術、身体強化の感覚のズレがどんどん無くなって来てるのが肌で分かったからだ。
何かの漫画のバトルジャンキーが言ってたような気がする。
『レベルアップの近道は強いヤツとやり合えばいい』
確か、そんな事を言ってた。読んでた時はアホなバトルジャンキーだけの理論だろ、って思っていたがまさか自分で実体験するとは思っていなかった。
体感でおそらくLv3ぐらいの使いこなしが出来ている気がする。説明を求められたら困るんだけどな。
おそらく、戦闘スキルと身体強化があるという事が反則な組み合わせなんだろうと思わせるほど強い。
ここにいない俺の嫁のターニャに身体強化を真っ先に与えて良かった。間違いなくゴブリン程度じゃ敵にすらなっていないだろう。
俺の目の前で荒い息を吐いて、激しい体力の消耗をしていると思われるゴブリン神にお別れを告げる。
「そろそろ、俺の可愛い嫁に会いたくなってきたから終わらせようか……お前の顔はもう見たくないしな!」
「がああああっっ!!」
俺の言葉が分かったのか、放った気合いが届いたのか分からないがゴブリン神も自分を奮い立たせるように叫ぶ。
飛び込んだ俺に渾身の力を込めた丸太を振り下ろしてくる。
それに俺は避けずに真っ向から勝負をした。
「うおおおおっっっ!!!」
下段から掬い上げるようにして丸太にぶつけ、ドンという衝撃を耐えると俺の件は振り抜く。
「トドメだっ!」
得物が無くなったゴブリン神に跳びかかり、首を斬り放とうとする。
しかし、雷の魔力を纏った剣が喉元で止まる。
魔法剣と俺の力だけじゃまだ足らなかったのかっ!!
驚く俺にゴブリン神の右手が迫る。
すると俺の脳裏に、けたたましいレベルアップの音が鳴り響く。
遂にゴブリンキング達が死んで経験値が!?
その音が鳴り響いてる今、刻一刻と力が漲ってくるのが分かる。そしてその力が後押しするように首の切り口が深くなっていく。
慌てたゴブリン神が俺から剣に掴むのを変えようとするが俺はグッと力を込める。
させるかよっ!!
「お前は本当に強かったよ、紙一重の勝負だった。だが、俺には幸運の女神がついてる。本物のな? それが勝因だっ!!」
その叫びと共に押し込んだ力が骨を断つと一気に真っ二つにする。
俺は剣を地面に突き立て、崩れ落ちそうになるのに抗う背後でゴブリン神が倒れ、ズシンと鈍い音と振動を伝えてくる。
ゆっくりと振り返って首を失い、僅かに痙攣させるゴブリン神を見て俺は剣を突き上げる。
「勝ったぞぉぉぉぉぉ!!!!」
俺はそのまま背中から倒れて意識を失った。
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