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第3輪 例のアレ
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グラキエスを縛りつけてから五分後。イグニスはきらびやかな装飾や、シャンデリアで明るい室内の白いソファーに座っていた。目の前には、脇まで伸びた絹のような金色の髪、紫色の瞳をした美しい少女が座っている。人形のように白い肌は薄っすらとピンク色へ染まり、大きめな瞳がイグニスを見つめていた。
後ろには従者や執事、侍女たちがずらりと並んで重圧感もある。落ち着きを払う少女から漂うのは王族としての威厳だ。本来なら副団長のグラキエスも横にいるのだが、“やんごとなき事情”で遅れていると話している。
紅茶を啜る彼女に呼び出されたのは、ある調査依頼だった。
「大変な時に申し訳ございません。どうしても……御二人へ調査をお願いしたく」
「いえ、第一王女殿下の謝罪は不要です。どうぞ、いかようにお使い下さい」
「それでは……」
普段口の悪いことでも評判なイグニスだが、さすがに王族へ対しての作法は分かっているし、態度も改めている。グラキエスが揃っていない中、カーラからの依頼は王宮書庫で出ると噂されている幽霊の調査依頼だった。内容を聞いてすぐ、理解不能で固まるイグニスにカーラは涙を浮かべる。当然、従者たちの圧を感じたイグニスは短く息を吐いてから詳細を尋ねた。
「……幽霊、は一旦置いておいて。その話は王女殿下が実際にご覧なさったのですか? それとも、複数の目撃者が? 時間帯などの詳細もお願い致します」
「……はい。実は、先日の黄昏時に侍女と共に見てしまいました……。他にも目撃者はいるようです。ただ、姿形はなぜか朧気でして……」
「……複数の目撃者がいて、黄昏時ですか。分かりました。まず、その時間帯で張ってみます」
「引き受けて頂き感謝致します。何卒、御二人で宜しくお願い致しますね……ローゼン団長様」
なぜか強めに二人を強調するカーラへ首を傾げながら承諾する。頭を深く下げて部屋を出ると、青いカーペットが敷かれた長い廊下を歩いて下の階へ向かった。イグニスがいた階は王族だけしか住んでいない場所で、限られた者だけに許可されている。そのため、階段の横にも二人体制で騎士団が配置されていた。イグニスの顔を見て背筋を伸ばして敬礼する部下の横を過ぎて、下の階に行くとホッと息を吐く。
「……第一王女殿下は、どうしてか苦手なんだよなぁ……。どこか、グラスに似たものを感じるというか……アクアも」
グラスはグラキエスの愛称で、イグニスだけが名前の長さを理由に呼んでいた。緊張から解放されてすぐ、廊下を高速で走る足音に気づくと嫌そうに眉を寄せる。規律を守らない人間は自分以外で一人しかいないからだ。
「イグニスー‼ 一人で大丈夫だった⁉ 寂しくなかったー?」
勢い余って抱きつこうとする男を軽く払い除け、廊下に突っ込んだ後ろ姿へ盛大なため息で返す。まともじゃないのはいつものことで、気にせずカーラから依頼された内容を聞かせた。イグニスしか眼中にない残念な聖女のグラキエスだが、依頼や仕事も完璧で抜け目のないため、早速今日から調査しようと張り切ってどさくさ紛れにイグニスの手を掴んで連れて行く。
すぐに引き剥がされてしょんぼりするグラキエスを放置して、問題の王宮書庫へ足を運んだ。まだ時間じゃないため幽霊はいないだろうが、事前調査に当たる。今日はカーラに呼び出される日だったため、事前に騎士団の仕事を部下へ一任していた。お茶もご馳走になってしまったことで、もう少ししたら昼時の中、空腹を感じてお腹を擦る。扉を開けると、吹き抜けで二階まである大部屋の中にずらりと巨大な本棚が並んでいた。古書の埃っぽさも感じさせないほど整理された本の数に圧倒される中、中央にある城内で一番大きな窓から差す光が天井にぶら下がるシャンデリアで反射する。この世界の明かりはすべて魔石を動力としていた。二人も入ることを許可されているが、資料を取りに数回訪れる程度のため、久しぶりな室内へ歓喜する。喜んだのも束の間だった。
バタン‼ といきなり扉が閉まる。明らかに魔法の反応で、グラキエスが扉を開けようと試みるがびくともしない。さすがのイグニスも王宮を破壊するわけにはいかず、前へ向き直る。
すると、先ほどまで完全に置かれていなかった場違いな家具が中央へ鎮座していた。
飴色をした木材で出来た白くてふかふかした羽毛布団に白いマットのベッドである。思考が追いつかないイグニスとは違って、グラキエスはすぐに犯人が分かったようで両手で自分の口を押さえた。
「――グラキエス、これはどう言うことだ?」
「えーっと……僕は関わってないんだよ? でも、多分……犯人は分かったかなって」
「誰だ」
「うーん……言ってもいいのかなぁ。まぁ、王女殿下だねー」
「えっ……」
すべては王女が仕組んだことだったと判明して困惑するイグニスに対して、グラキエスは両手を組む。イグニスとグラキエスの関係は王宮関係者なら誰もが知っていた。主に、グラキエスがイグニスを好きだということを……。
それに、二人用のベッドを一瞬で運ぶことが可能なのは王族だけ。答えは明らかだった。
「……王族にしか使えない『固有魔法』か……」
「そういうことー。でも、せっかく王女殿下が用意してくれたものだし……使っちゃう?」
「――この俺が、使うって言うと思ってるのか? 脳みそぶち撒けられたいらしいな……」
怒りで震える拳を振り下ろすイグニスに「キャー」とわざとらしい声を上げて逃げるグラキエスを追い回す。そのときベッド横にある姿見を発見した。王宮書庫に鏡は不要なため置かれていない。事前に置かれたものだ。
姿見の前に歩み寄ると、両手を組んだ状態で辛うじて強張った笑顔を向ける。
「王女殿下……この悪戯はどう言うことでしょうか? 幽霊の件は嘘だったと……」
少しの沈黙から姿見に、魔法で書かれた文字が浮かび出した。
『申し訳ございません。私、御二人をお慕いしておりまして、仲が深まるよう出過ぎた真似を致しました。ベッドは良ければ使って下さいませ。幽霊の件も、嘘ではございません。お伝えしました通り、黄昏時でございますが』
依頼は本当だけど、カーラの純粋な好意でしたことだったと分かる。何も言えないイグニスは頭を抱えて、姿見を反対側へ向けてから背後のグラキエスに向き直った。カーラのした事とはいえ、グラキエスが元凶であることには変わらない。笑いながら一歩ずつ後ろへ下がるグラキエスは、ベッドに足を引っかけて布団の上で倒れる。
「……万事休すだな。今回は許さねぇ――」
左手を伸ばして魔法を唱えようとしたときだった。なんの気配すら感じなかった後ろから思い切り背中を押されて前のめりになる。
ふわっと布団が潰れた軽い音だけが、部屋の中に響いた。
後ろには従者や執事、侍女たちがずらりと並んで重圧感もある。落ち着きを払う少女から漂うのは王族としての威厳だ。本来なら副団長のグラキエスも横にいるのだが、“やんごとなき事情”で遅れていると話している。
紅茶を啜る彼女に呼び出されたのは、ある調査依頼だった。
「大変な時に申し訳ございません。どうしても……御二人へ調査をお願いしたく」
「いえ、第一王女殿下の謝罪は不要です。どうぞ、いかようにお使い下さい」
「それでは……」
普段口の悪いことでも評判なイグニスだが、さすがに王族へ対しての作法は分かっているし、態度も改めている。グラキエスが揃っていない中、カーラからの依頼は王宮書庫で出ると噂されている幽霊の調査依頼だった。内容を聞いてすぐ、理解不能で固まるイグニスにカーラは涙を浮かべる。当然、従者たちの圧を感じたイグニスは短く息を吐いてから詳細を尋ねた。
「……幽霊、は一旦置いておいて。その話は王女殿下が実際にご覧なさったのですか? それとも、複数の目撃者が? 時間帯などの詳細もお願い致します」
「……はい。実は、先日の黄昏時に侍女と共に見てしまいました……。他にも目撃者はいるようです。ただ、姿形はなぜか朧気でして……」
「……複数の目撃者がいて、黄昏時ですか。分かりました。まず、その時間帯で張ってみます」
「引き受けて頂き感謝致します。何卒、御二人で宜しくお願い致しますね……ローゼン団長様」
なぜか強めに二人を強調するカーラへ首を傾げながら承諾する。頭を深く下げて部屋を出ると、青いカーペットが敷かれた長い廊下を歩いて下の階へ向かった。イグニスがいた階は王族だけしか住んでいない場所で、限られた者だけに許可されている。そのため、階段の横にも二人体制で騎士団が配置されていた。イグニスの顔を見て背筋を伸ばして敬礼する部下の横を過ぎて、下の階に行くとホッと息を吐く。
「……第一王女殿下は、どうしてか苦手なんだよなぁ……。どこか、グラスに似たものを感じるというか……アクアも」
グラスはグラキエスの愛称で、イグニスだけが名前の長さを理由に呼んでいた。緊張から解放されてすぐ、廊下を高速で走る足音に気づくと嫌そうに眉を寄せる。規律を守らない人間は自分以外で一人しかいないからだ。
「イグニスー‼ 一人で大丈夫だった⁉ 寂しくなかったー?」
勢い余って抱きつこうとする男を軽く払い除け、廊下に突っ込んだ後ろ姿へ盛大なため息で返す。まともじゃないのはいつものことで、気にせずカーラから依頼された内容を聞かせた。イグニスしか眼中にない残念な聖女のグラキエスだが、依頼や仕事も完璧で抜け目のないため、早速今日から調査しようと張り切ってどさくさ紛れにイグニスの手を掴んで連れて行く。
すぐに引き剥がされてしょんぼりするグラキエスを放置して、問題の王宮書庫へ足を運んだ。まだ時間じゃないため幽霊はいないだろうが、事前調査に当たる。今日はカーラに呼び出される日だったため、事前に騎士団の仕事を部下へ一任していた。お茶もご馳走になってしまったことで、もう少ししたら昼時の中、空腹を感じてお腹を擦る。扉を開けると、吹き抜けで二階まである大部屋の中にずらりと巨大な本棚が並んでいた。古書の埃っぽさも感じさせないほど整理された本の数に圧倒される中、中央にある城内で一番大きな窓から差す光が天井にぶら下がるシャンデリアで反射する。この世界の明かりはすべて魔石を動力としていた。二人も入ることを許可されているが、資料を取りに数回訪れる程度のため、久しぶりな室内へ歓喜する。喜んだのも束の間だった。
バタン‼ といきなり扉が閉まる。明らかに魔法の反応で、グラキエスが扉を開けようと試みるがびくともしない。さすがのイグニスも王宮を破壊するわけにはいかず、前へ向き直る。
すると、先ほどまで完全に置かれていなかった場違いな家具が中央へ鎮座していた。
飴色をした木材で出来た白くてふかふかした羽毛布団に白いマットのベッドである。思考が追いつかないイグニスとは違って、グラキエスはすぐに犯人が分かったようで両手で自分の口を押さえた。
「――グラキエス、これはどう言うことだ?」
「えーっと……僕は関わってないんだよ? でも、多分……犯人は分かったかなって」
「誰だ」
「うーん……言ってもいいのかなぁ。まぁ、王女殿下だねー」
「えっ……」
すべては王女が仕組んだことだったと判明して困惑するイグニスに対して、グラキエスは両手を組む。イグニスとグラキエスの関係は王宮関係者なら誰もが知っていた。主に、グラキエスがイグニスを好きだということを……。
それに、二人用のベッドを一瞬で運ぶことが可能なのは王族だけ。答えは明らかだった。
「……王族にしか使えない『固有魔法』か……」
「そういうことー。でも、せっかく王女殿下が用意してくれたものだし……使っちゃう?」
「――この俺が、使うって言うと思ってるのか? 脳みそぶち撒けられたいらしいな……」
怒りで震える拳を振り下ろすイグニスに「キャー」とわざとらしい声を上げて逃げるグラキエスを追い回す。そのときベッド横にある姿見を発見した。王宮書庫に鏡は不要なため置かれていない。事前に置かれたものだ。
姿見の前に歩み寄ると、両手を組んだ状態で辛うじて強張った笑顔を向ける。
「王女殿下……この悪戯はどう言うことでしょうか? 幽霊の件は嘘だったと……」
少しの沈黙から姿見に、魔法で書かれた文字が浮かび出した。
『申し訳ございません。私、御二人をお慕いしておりまして、仲が深まるよう出過ぎた真似を致しました。ベッドは良ければ使って下さいませ。幽霊の件も、嘘ではございません。お伝えしました通り、黄昏時でございますが』
依頼は本当だけど、カーラの純粋な好意でしたことだったと分かる。何も言えないイグニスは頭を抱えて、姿見を反対側へ向けてから背後のグラキエスに向き直った。カーラのした事とはいえ、グラキエスが元凶であることには変わらない。笑いながら一歩ずつ後ろへ下がるグラキエスは、ベッドに足を引っかけて布団の上で倒れる。
「……万事休すだな。今回は許さねぇ――」
左手を伸ばして魔法を唱えようとしたときだった。なんの気配すら感じなかった後ろから思い切り背中を押されて前のめりになる。
ふわっと布団が潰れた軽い音だけが、部屋の中に響いた。
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