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「待って!兄さん!」
「シュミット!来るなと言っただろう!?」
「兄さん、僕だってもう15歳です!
兄さんと一緒に戦います!」
シュミットの背中には、弓矢が携えられていました。
「シュミット…」
フリードは、真剣な顔をするシュミットに目を細め、苦い笑みを浮かべました。
最近、シャンパーヌの村には夜な夜な魔女が現れ、作物や家畜を奪って行きました。
しかも、作物を採った後の畑は滅茶苦茶に荒らされていたのです。
そのことに困った村人達は、この村出身の騎士、フリードに魔女退治を依頼しました。
魔女が住むと言われるのは、村はずれの森の中でした。
森の中はとても入り組んでおり、日中でも薄暗く、不気味な所です。
そこには、痛み止めとしての効果が強い薬草がたくさん生えているらしいのですが、誰も入ろうとはしません。
魔女に捕まったら、何をされるかわからないからです。
「兄さん、僕に道案内をさせて下さい。僕、この森には何度も来たことがあるんです。」
「なんだって?」
「ごめんなさい。でも、僕が行ったことがあるのは薬草のところまでです。」
シュミットとフリードは、暗い森の中を進んで行きました。
「シュミット、俺の傍から離れるんじゃないぞ。」
「はい、兄さん。」
薬草の群生する場所を通り過ぎ、二人はさらに進んで行きました。
すると、香ばしいにおいが二人の鼻をくすぐりました。
「シュミット!来るなと言っただろう!?」
「兄さん、僕だってもう15歳です!
兄さんと一緒に戦います!」
シュミットの背中には、弓矢が携えられていました。
「シュミット…」
フリードは、真剣な顔をするシュミットに目を細め、苦い笑みを浮かべました。
最近、シャンパーヌの村には夜な夜な魔女が現れ、作物や家畜を奪って行きました。
しかも、作物を採った後の畑は滅茶苦茶に荒らされていたのです。
そのことに困った村人達は、この村出身の騎士、フリードに魔女退治を依頼しました。
魔女が住むと言われるのは、村はずれの森の中でした。
森の中はとても入り組んでおり、日中でも薄暗く、不気味な所です。
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魔女に捕まったら、何をされるかわからないからです。
「兄さん、僕に道案内をさせて下さい。僕、この森には何度も来たことがあるんです。」
「なんだって?」
「ごめんなさい。でも、僕が行ったことがあるのは薬草のところまでです。」
シュミットとフリードは、暗い森の中を進んで行きました。
「シュミット、俺の傍から離れるんじゃないぞ。」
「はい、兄さん。」
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すると、香ばしいにおいが二人の鼻をくすぐりました。
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