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確かに、ちょっとだけ気分がすっきりしたような気がした。
『友達』はいるにはいるけど、こんなことを話せるような『親友』はいない。
今までもずっと、プライベートなことは誰にも話して来なかった。
どんなことだって、一人で我慢して解決して来た。
なのに、今回はそれが出来なかった。
(……片想い、長過ぎたんだよね。)
そう思うと、また涙が込み上げて来た。
神様なんていないけど…でも、今日は確かにちょっとだけ役に立ってくれた。
これからも、何か辛いことがあったら、ここに来ようかな…
そんなことを考えて、戻ろうとした時…
私の前には、眩い程のイケメンさんが立っていた。
背が高く、足も長いモデル体型。
だけど、それ以上にびっくりしたのはその人のいで立ち。
髪を角髪(みずら)に結い、ゆったりした白い上下の服は、手首と膝の所を紐でくくって…そう古墳時代の格好なんだ。
そして、彼の右肩には毛がふさふさの白うさぎ…
(なぜに、コスプレ??)
意味が分からない。
でも、いろんな人がいるわけだから、気にせずに擦れ違おうとした時…
「わっ!」
突然腕を掴まれて、私は思わず声をあげてしまってた。
イケメンさんは、私を見てにやにやしてる。
「な、な、何なんですか!?」
顔は格好良くても、中身なんてわからない。
とりあえず、今はこの人が変態じゃないことを祈るしかなかった。
「……それで、君はどうしたいわけ?」
「は?」
どういうことだろう?
彼は一体、何のことを言ってるんだろう?
「だから…君の事情はよく分かった。
要するに、幼馴染の遼ちゃんと妹が付き合い始めたことですごく傷付いたわけだよね?」
「えっ!?」
多分、今、私の顔色は白か青だと思う。
血の気が引いていく寒い音を、私は聞いたような気がした。
どうして?なんで?
このコスプレイケメンは、なぜそんなことを知ってるの!?
『友達』はいるにはいるけど、こんなことを話せるような『親友』はいない。
今までもずっと、プライベートなことは誰にも話して来なかった。
どんなことだって、一人で我慢して解決して来た。
なのに、今回はそれが出来なかった。
(……片想い、長過ぎたんだよね。)
そう思うと、また涙が込み上げて来た。
神様なんていないけど…でも、今日は確かにちょっとだけ役に立ってくれた。
これからも、何か辛いことがあったら、ここに来ようかな…
そんなことを考えて、戻ろうとした時…
私の前には、眩い程のイケメンさんが立っていた。
背が高く、足も長いモデル体型。
だけど、それ以上にびっくりしたのはその人のいで立ち。
髪を角髪(みずら)に結い、ゆったりした白い上下の服は、手首と膝の所を紐でくくって…そう古墳時代の格好なんだ。
そして、彼の右肩には毛がふさふさの白うさぎ…
(なぜに、コスプレ??)
意味が分からない。
でも、いろんな人がいるわけだから、気にせずに擦れ違おうとした時…
「わっ!」
突然腕を掴まれて、私は思わず声をあげてしまってた。
イケメンさんは、私を見てにやにやしてる。
「な、な、何なんですか!?」
顔は格好良くても、中身なんてわからない。
とりあえず、今はこの人が変態じゃないことを祈るしかなかった。
「……それで、君はどうしたいわけ?」
「は?」
どういうことだろう?
彼は一体、何のことを言ってるんだろう?
「だから…君の事情はよく分かった。
要するに、幼馴染の遼ちゃんと妹が付き合い始めたことですごく傷付いたわけだよね?」
「えっ!?」
多分、今、私の顔色は白か青だと思う。
血の気が引いていく寒い音を、私は聞いたような気がした。
どうして?なんで?
このコスプレイケメンは、なぜそんなことを知ってるの!?
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