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(あぁ、疲れた……)
朝から目一杯働いて、遠いバス停から帰って来ると、本当に疲れを感じる。
家の傍には見慣れない大型車が停まってた。
「ただいま~」
「山田、お客さんが来てるよ~」
俺が玄関の扉を開くと、バーバラの大きな声が響いた。
(……お客さん?)
居間に入ると、そこには見知らぬ男がいて……
「あ、どうも…」
「ランディさん!昨日はどうも…」
「昨日って……あっ!君は……」
忙しくてすっかり忘れてたけど、この顔は昨日メンバーに応募してきたあの子だと思い出した。
「ど、どうしたの?その髪…」
「私の気持ちが本気だってことをわかってもらえるように、バッサリ切ってきました。
これから私のことは、早乙女由紀恵ではなく、早乙女ゆきおだと思って下さい!!」
「は、はぁ……」
困った…ものすごく困った状況だ。
俺が目指しているのは、テクニックももちろんのこと、ルックスもおしゃれでセンスの良い、ヴィジュアル系とハードロックバンドを足して2で割ったようなバンドだったんだ。
だから、女性を入れるということは端から頭になかったし、特にこの子みたいに、髪を短くしたら、恰幅の良いおじさんに見えてしまうタイプは、当然考えたこともなかった。
「悪いんだけど、やっぱり女性は……」
「お願いです!一度演奏を聞いて下さい!」
俺の言葉は、早乙女さんの大きな声にかき消された。
(あぁ、疲れた……)
朝から目一杯働いて、遠いバス停から帰って来ると、本当に疲れを感じる。
家の傍には見慣れない大型車が停まってた。
「ただいま~」
「山田、お客さんが来てるよ~」
俺が玄関の扉を開くと、バーバラの大きな声が響いた。
(……お客さん?)
居間に入ると、そこには見知らぬ男がいて……
「あ、どうも…」
「ランディさん!昨日はどうも…」
「昨日って……あっ!君は……」
忙しくてすっかり忘れてたけど、この顔は昨日メンバーに応募してきたあの子だと思い出した。
「ど、どうしたの?その髪…」
「私の気持ちが本気だってことをわかってもらえるように、バッサリ切ってきました。
これから私のことは、早乙女由紀恵ではなく、早乙女ゆきおだと思って下さい!!」
「は、はぁ……」
困った…ものすごく困った状況だ。
俺が目指しているのは、テクニックももちろんのこと、ルックスもおしゃれでセンスの良い、ヴィジュアル系とハードロックバンドを足して2で割ったようなバンドだったんだ。
だから、女性を入れるということは端から頭になかったし、特にこの子みたいに、髪を短くしたら、恰幅の良いおじさんに見えてしまうタイプは、当然考えたこともなかった。
「悪いんだけど、やっぱり女性は……」
「お願いです!一度演奏を聞いて下さい!」
俺の言葉は、早乙女さんの大きな声にかき消された。
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