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(どうしてこんなことになっちゃったんだろう……)
私は暗い部屋で膝を抱え、止まらない涙に沈み込んでいた。
私はなぜ泣いているのだろう?
ふと生じた質問に、私は混乱した。
自分の気持ちなのに、良くわからなかった。
酒を飲んでは暴力を振るう彼…
私からお金を巻き上げ、私を捨てて社長の娘と結婚し、私の他に女を作って、もう一度私を捨てた彼…
それでも、私は彼を愛していたのだろうか?
それともこの感情はただの執着?
私のものを他の誰かに取られたから悔しいだけ?
自分のことなのに、よくわからない。
ただひとつだけわかっているのは、私が愚かな女だということだ。
(信ちゃんの言う通りだった…)
田舎の幼馴染の顔が浮かんだ。
彼は、最後まで私が家を出ることに反対した。
だけど、私は誰の意見も聞かなかった。
何の刺激もない田舎で暮らしていくのがどうしてもいやだった。
おしゃれなカフェで美味しいものを食べたり、綺麗な服を着て素敵な髪形にして…
私の都会への憧れはそんな単純なものだったけど、それでもその夢は大きく膨らみ、キラキラと輝いていた。
そんな楽しい体験を知らずに、田舎でくすぶって死んでいくのは絶対にいやだった。
だけど、現実はキラキラともしていなければ、楽しくもなかった。
むしろ、田舎にいれば、こんな辛いことは体験しないですんだのに…
(本当に馬鹿だ…)
私は暗い部屋で膝を抱え、止まらない涙に沈み込んでいた。
私はなぜ泣いているのだろう?
ふと生じた質問に、私は混乱した。
自分の気持ちなのに、良くわからなかった。
酒を飲んでは暴力を振るう彼…
私からお金を巻き上げ、私を捨てて社長の娘と結婚し、私の他に女を作って、もう一度私を捨てた彼…
それでも、私は彼を愛していたのだろうか?
それともこの感情はただの執着?
私のものを他の誰かに取られたから悔しいだけ?
自分のことなのに、よくわからない。
ただひとつだけわかっているのは、私が愚かな女だということだ。
(信ちゃんの言う通りだった…)
田舎の幼馴染の顔が浮かんだ。
彼は、最後まで私が家を出ることに反対した。
だけど、私は誰の意見も聞かなかった。
何の刺激もない田舎で暮らしていくのがどうしてもいやだった。
おしゃれなカフェで美味しいものを食べたり、綺麗な服を着て素敵な髪形にして…
私の都会への憧れはそんな単純なものだったけど、それでもその夢は大きく膨らみ、キラキラと輝いていた。
そんな楽しい体験を知らずに、田舎でくすぶって死んでいくのは絶対にいやだった。
だけど、現実はキラキラともしていなければ、楽しくもなかった。
むしろ、田舎にいれば、こんな辛いことは体験しないですんだのに…
(本当に馬鹿だ…)
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