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(こんな時でもやっぱりお腹は減るんだな…)
次の日、私は会社を無断欠勤し、ずっと泣き続けていた。
だけど、夕方になった頃、妙にお腹が空いてきて…
それでも、その欲求に、私は無駄な抵抗を続けたのだけど、深夜になって我慢出来ない程お腹が空いてきて…
冷蔵庫にはろくなものがないし、普段から料理はあまりしないから、私はコンビニに何か買いに行くことにした。
今の私はきっと酷い顔をしているに違いない。
でも、そんなこと、どうでも良かった。
こんな時間だから、とりあえず、知ってる人には会わないだろうし。
小銭入れと鍵だけをポケットに入れ、私はコンビニに向かった。
コンビニまでは徒歩5分。
深夜とは言え、慣れた道だ。
不安は事は全くなかった。
横断歩道を渡り、角を曲がればコンビニだ。
その時…私は、一台の車にはね飛ばされた。
私は、青信号で横断歩道を渡っていた。
だから、まさかはねられるなんて思ってもみなかった。
それは、運転手も同じだったようだ。
運転していた若い男は、恐怖に引きつった顔をして私を見て、何事かを叫んでいた。
それが、私の最後の記憶だった。
(こんな時でもやっぱりお腹は減るんだな…)
次の日、私は会社を無断欠勤し、ずっと泣き続けていた。
だけど、夕方になった頃、妙にお腹が空いてきて…
それでも、その欲求に、私は無駄な抵抗を続けたのだけど、深夜になって我慢出来ない程お腹が空いてきて…
冷蔵庫にはろくなものがないし、普段から料理はあまりしないから、私はコンビニに何か買いに行くことにした。
今の私はきっと酷い顔をしているに違いない。
でも、そんなこと、どうでも良かった。
こんな時間だから、とりあえず、知ってる人には会わないだろうし。
小銭入れと鍵だけをポケットに入れ、私はコンビニに向かった。
コンビニまでは徒歩5分。
深夜とは言え、慣れた道だ。
不安は事は全くなかった。
横断歩道を渡り、角を曲がればコンビニだ。
その時…私は、一台の車にはね飛ばされた。
私は、青信号で横断歩道を渡っていた。
だから、まさかはねられるなんて思ってもみなかった。
それは、運転手も同じだったようだ。
運転していた若い男は、恐怖に引きつった顔をして私を見て、何事かを叫んでいた。
それが、私の最後の記憶だった。
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