Rebirth

神在琉葵(かみありるき)

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 (……ここは?)



 私は目を開けた途端に、違和感を感じた。
そこは見覚えのない場所で、しかも、私は横になっている。
つまり寝ているのだ。
でも、自宅じゃない場所で寝るなんて…



「うっ…」



 何気なく体の向きを変えようとしたら、激痛が走って呻いてしまった。
その声に気付いたのか、看護師が私の傍に来て、驚いたように私を見ていた。



 「気が付いたんですか!?」

 「は、はい…」

 「あなた、お名前は?」

 「山本祥子です。」



 顔に包帯が巻かれているせいか、どうも喋りにくい。
それでもなんとか返事をした。



それから、部屋は俄かに騒がしくなった。
 医師に診察や問診を受けている間に、私はぼんやりと思い出した。



そう、あの事故のことを…
私は、あの時、はねられたんだということを。



 私がいたのは、病院のイメージとはかけ離れた立派な病室だった。
もちろん個室で、部屋も広い。
 最初に考えたのは、入院費のことだった。
こんな立派な部屋に入院していたら、一体、いくらかかるのか…



「山本さん、本当に良かったわね。
あなた、一か月もの間、意識がなかったのよ。」

 「えっ!そんなに…!?」

すぐには信じられなかった。
 事故に遭って、次の日かと思ったら、一か月も経ってたなんて…
私の状態は、思ってたよりも重篤みたいだ。
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