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「ごめんなさい……」
「謝ることなんてないよ。
……少しはすっきりした?」
アニエスは、無理に作り笑いを浮かべた。
「アニエス…愛する人を大切に思う気持ちは誰だって同じだと思うんだ。
だから……」
「お婆ちゃんとは私も仲良くしてたのに…母さんや父さんと一緒に、お婆ちゃんの家にはしょっちゅう遊びに行って…なのに…なのに、私は……」
「アニエス…大丈夫だよ。
落ち着いて。」
ミカエルは再び彼女の身体を優しく抱き締めた。
「私は…自分のことしか考えられない酷い女なの……」
「そんなことないよ。
皆、そんなもんだと思うよ。
ただ、君みたいにそのことを反省したり、気にしたりしないから気付いてないだけなんだ。
僕だって……」
「……ミカエル…あなたにも何かあるの?」
ミカエルは一呼吸置いて、小さく息を吐き出した。
「あるに決まってるじゃないか。
僕は、自分のことがまるでわからない。
そりゃあ、ここの人達は皆良くしてくれるし、生活していく上では何の不自由もないよ。でもね……自分が何者かわからないって、ものすごく怖いことなんだ。
今の僕は明るいとか言われてるけど、もしかしたら本当はすごく残酷でいやな人間だったのかもしれない…」
「そんなことないわ!
あなたは本当に明るくて楽しくて…優しいし誰からも好かれる善い人だわ!」
「それは、今の僕だろう?
僕には詳しいことはわからないけど、記憶を失ったっていうのは、頭の傷のせいだけじゃなくて、なにか忘れてしまいたいことがあったからじゃないかと思うことがあるんだ。
もしもそうなら、無意識に性格も変えてるのかもしれない。
本当の僕はとんでもない悪人なのかもしれないし…過去に何か犯罪を犯してるのかもしれないって考えると僕は……」
「そんなこと、絶対にないわ!!」
「どうしてそんなことが言い切れる?
君は僕の過去を知ってるとでも言うのかい?」
感情的に声を上げるミカエルに、アニエスの瞳にはみるみるうちに涙が溢れ出した。
「ごめんなさい……」
「謝ることなんてないよ。
……少しはすっきりした?」
アニエスは、無理に作り笑いを浮かべた。
「アニエス…愛する人を大切に思う気持ちは誰だって同じだと思うんだ。
だから……」
「お婆ちゃんとは私も仲良くしてたのに…母さんや父さんと一緒に、お婆ちゃんの家にはしょっちゅう遊びに行って…なのに…なのに、私は……」
「アニエス…大丈夫だよ。
落ち着いて。」
ミカエルは再び彼女の身体を優しく抱き締めた。
「私は…自分のことしか考えられない酷い女なの……」
「そんなことないよ。
皆、そんなもんだと思うよ。
ただ、君みたいにそのことを反省したり、気にしたりしないから気付いてないだけなんだ。
僕だって……」
「……ミカエル…あなたにも何かあるの?」
ミカエルは一呼吸置いて、小さく息を吐き出した。
「あるに決まってるじゃないか。
僕は、自分のことがまるでわからない。
そりゃあ、ここの人達は皆良くしてくれるし、生活していく上では何の不自由もないよ。でもね……自分が何者かわからないって、ものすごく怖いことなんだ。
今の僕は明るいとか言われてるけど、もしかしたら本当はすごく残酷でいやな人間だったのかもしれない…」
「そんなことないわ!
あなたは本当に明るくて楽しくて…優しいし誰からも好かれる善い人だわ!」
「それは、今の僕だろう?
僕には詳しいことはわからないけど、記憶を失ったっていうのは、頭の傷のせいだけじゃなくて、なにか忘れてしまいたいことがあったからじゃないかと思うことがあるんだ。
もしもそうなら、無意識に性格も変えてるのかもしれない。
本当の僕はとんでもない悪人なのかもしれないし…過去に何か犯罪を犯してるのかもしれないって考えると僕は……」
「そんなこと、絶対にないわ!!」
「どうしてそんなことが言い切れる?
君は僕の過去を知ってるとでも言うのかい?」
感情的に声を上げるミカエルに、アニエスの瞳にはみるみるうちに涙が溢れ出した。
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