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満月と鏡
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忘年会が済んだ次の日、私はひとりで残業していた。
すると、そこへもうとっくに帰ったと思っていた佐々木さんがどこかから帰って来た。
私は、胸の鼓動が高まるのを必死に押さえ、平静を装った。
「及川さん、残業してたんだ…お疲れ様。」
「あ、お疲れ様です。」
「及川さん、もうご飯は食べた?」
「え?まだですけど…」
「じゃあ、一緒に食べに行かない?
それとも忙しい?」
信じられなかった。
私は今まで挨拶以外はほとんど交わしたことがなかったから。
しかも、私を食事に誘ってくれるなんて…
「い、いえ、仕事はもうすぐ終わります。」
「じゃあ、行こうよ。」
「は、はいっ!」
その日が、佐々木さんとのお付き合いのきっかけとなった。
話してみると、私と佐々木さんは好きなものが良く似ていて、趣味の話で盛り上がったりもしながら、急激に仲良くなっていった。
いつしか、私達は結婚を考えるようになった。
大好きな佐々木さんと結婚出来るなんて、信じられない想いだった。
そんな中、お互いの両親との顔合わせやらいろいろあって…
ついに、私達は結婚の日を迎えた。
ホテルでの結婚式は私が思い描いていたものよりもずっと豪華なものだった。
純白のウェディングドレスを身に纏い、私は、幸せに酔いしれていた。
これが満月鏡の力なのか、それとも単なる偶然なのかはわからないけれど、そんなことはもうどうでも良かった。
私は大好きな佐々木さんと結婚する…
その現実だけで十分だ。
(私は、きっと世界一幸せな花嫁だわ…)
すると、そこへもうとっくに帰ったと思っていた佐々木さんがどこかから帰って来た。
私は、胸の鼓動が高まるのを必死に押さえ、平静を装った。
「及川さん、残業してたんだ…お疲れ様。」
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「及川さん、もうご飯は食べた?」
「え?まだですけど…」
「じゃあ、一緒に食べに行かない?
それとも忙しい?」
信じられなかった。
私は今まで挨拶以外はほとんど交わしたことがなかったから。
しかも、私を食事に誘ってくれるなんて…
「い、いえ、仕事はもうすぐ終わります。」
「じゃあ、行こうよ。」
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話してみると、私と佐々木さんは好きなものが良く似ていて、趣味の話で盛り上がったりもしながら、急激に仲良くなっていった。
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ついに、私達は結婚の日を迎えた。
ホテルでの結婚式は私が思い描いていたものよりもずっと豪華なものだった。
純白のウェディングドレスを身に纏い、私は、幸せに酔いしれていた。
これが満月鏡の力なのか、それとも単なる偶然なのかはわからないけれど、そんなことはもうどうでも良かった。
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その現実だけで十分だ。
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