2 / 6
2話
しおりを挟む
俺は目を覚ました。
正直寝る前のことをあまり覚えていない。
携帯を手に取り、SUTERAを起動しようとしたが
充電が切れていて、確認できなかった。
充電コードを携帯に繋げ、俺は学校へ向かった。
ドアを閉める直前、テレビから、ニュースが流れていた。
「今日のニュースです! 今話題の写真投稿アプリSUTERAで、とある男子高校生が注目を集めています」
今日は少し肌寒いと思い、マフラーを首にかけた。
俺はいつも通り通学路を歩いていると、学校の周りに人だかりができていた。
「何の騒ぎだ? 国道大河のファンか? 」
彼はSUTERAでも、とても人気者で学校もバレている。
こんな朝からファンも大変だな。そんなことを思いながら
靴を履き替え、教室に向かった。
ドアを開けて教室に入ると……
「おはよう! 春君! 」
「春! おはようー!!」
「藤宮さん おはよう! 」
クラスのほとんどの人が挨拶をしてきた。
初めてのことに何が起こっているのか分からず混乱したが、
とりあえず、挨拶を返した。
「お、おはよう」
すると、1人の生徒と目が合った。
そこには、昨日俺に携帯を届けに来てくれた子が居た。
クラスメイトだったのか。
俺はその子の方へ近づいて話しかけた。
「昨日は本当にありがとう。俺は藤宮春。 良かったら名前を教えてほしい。」
そう言うと、彼女は顔を赤くしながら答えた。
「栗山千佳……」
彼女は名前を言うと、すぐさま前を向いた。
ちなみに彼女の席は、隣の列の一番前だった。
俺は自分の席に戻った。
学校のチャイムが鳴り、俺は混乱と共に授業を受けた。
混乱している中
授業が終わるたび、クラスメイトが話しかけてくる。
「今日一緒に帰ろう? 」
「ねえねえ空いてる日とかある? 」
「おい! 春! 今日学校終わったらゲームセンター行こうぜ! 」
あっという間に学校が終わった。
「何でこんなことになってるんだ? 」
「もしかして、ここは現実世界? それとも異世界なのか? 」
そんなことを考えながら家に帰っている途中
俺はコンビニに立ち寄った。
お菓子を手に取りレジに向かった。
「2点で245円です! あ! こちらの商品もお付けしておきますね! 」
そういって俺の顔を見た店員はレジの前にあるお菓子を袋に入れた。
「ご来店ありがとうございましたー!!」
サービスをしてくれるいい店だ! そう思った俺は店を出て
携帯を取り出し写真を撮った。
「今日はいい日だ! 」
家に着くと、母と父が焦った顔で近寄ってきた。
「春?! こ、こ、これはどういうこと?!」
「春! お前すごい事になってるぞ!!」
「え?!何が? どういうこと? 」
そう言うと、母と父は俺をテレビの前に立たせた。
するとそこには……
「今話題の謎の超イケメン 藤宮 春くんについてです! 彼についてどう思いますか? 」
「そうですね! 彼は今話題のSUTERAで写真を投稿してものすごい勢いで人気になっている子ですよね? 」
「ええ、そうです。今やどこの番組もこの話題で持ちきりです」
俺がテレビに映っていた。
ええ?!これはどういうこと? 思わず固まってしまった。
でも、俺はその瞬間、昨日の夜のことを思い出した。
すぐさまリビングを後にし、部屋へ行き携帯を開いた。
アップデートが来ていたので、すぐに終わらせてSUTERAを開いた。
するとそこには、
『フォロワー12万人! 星の数10万! 人気度1500%! 』になっていた。
「ええ?! どうなっているんだ?! 」
メッセージやコメントが沢山来ていた。
かっこいい! イケメン! こんな子何で今まで触れられてなかったんだ?! 俺こいつと学校一緒!
俺の携帯は通知音と共に悲鳴を上げていた。
この時、戸惑っていた俺は確信した。
だから、クラスメイトが話しかけてきたのか……。
「え?!ってことは、つまり俺は……。人気者になったのかああ?!」
俺は人気者になっていた。
急いでリビングに行き、事情を話した。
すると母と父は、
「春! 俺たちは嬉しいぞ! お前にこんな日が来るなんてな、父さんは鼻が高いぞ! 」
「春はきっと、人気者になるってわかってたわ! お母さんは! 」
「よし! これで俺も友達作り放題だ! 今まで体験してこなかった事を体験するぞー!!」
俺の人生に奇跡が舞い込んできた。
でも、正直俺には人との接し方が分からない。
「そうだ! 国道大河に聞いてみよう! 」
「あいつ人気者だし、 人との接し方を教えてくれるかもしれない。」
その時俺はふと思った。
昨日一緒に帰っていればどうなっていたんだろうと、
俺は部屋に向かい 今日の写真投稿の内容を考えた。
「そうだ! 今日撮ったコンビニの写真を投稿しよう! 」
題名は、『ここのコンビニはサービスがいい! 』っという内容にした。
SUTERAを開き、俺は投稿を済ませたあと、
気になっていたことを思い出す。
そういえば、俺が投稿を始めた時から
星をくれていた子は一体誰なんだろう……。
実は強がって気にしていないふりをしていたが、何度かフォローをしてメッセージを送ろうと思っていた。
俺は昔の投稿をさかのぼるが、すべての投稿に星が付けられていて、探すにも探せなかった。
その時、SUTERAをアップデートされていた事に気が付いた。
確認をすると、
新しい機能が追加されていた。その内容は、
新しい星と昔の星を照らし合わせて最も古い星を探せる新機能と動画投稿が可能になっていた。
俺がさっそく新機能を試すと、すぐに出てきた。プロフィールを開くと名前は初期設定のまま、名無しと表記されていて、
フォローもフォロワーも0人だった。
「この人誰なんだろう、本当はこの人に救われていた部分もある。フォローして話かけてみよう! 」
俺は初めてのフォローをして、メッセージを送った。
『いつもありがとうございます! あなたの星のおかげで今まで投稿できていました。
良かったら、友達になってくれませんか? 』
俺はメッセージを送り、そのまま眠ってしまった。
ーーピロンッ
SUTERAに1件のメッセージが来ています!
慌てた様子で、
彼女はSUTERAを開き、フォローを返しメッセージを返した。
『わ、私こそ、あなたの写真がずっと好きでした。こちらこそお友達になって欲しいです! お返事待ってます♡』
彼女は嬉しそうに携帯画面を見つめて眠った。
ーー
……俺に初めての……友達ができた。
---------------
藤宮春
フォロー 1人
フォロワー 12万1001人
星の数 10万1301
人気度 1500%
---------------
栗山千佳
フォロー 1人
フォロワー 1人
星の数 0
人気度 0%
---------------
国道大河
フォロー 757人
フォロワー 360万人
星の数 370万
人気度 1万2000%
---------------
正直寝る前のことをあまり覚えていない。
携帯を手に取り、SUTERAを起動しようとしたが
充電が切れていて、確認できなかった。
充電コードを携帯に繋げ、俺は学校へ向かった。
ドアを閉める直前、テレビから、ニュースが流れていた。
「今日のニュースです! 今話題の写真投稿アプリSUTERAで、とある男子高校生が注目を集めています」
今日は少し肌寒いと思い、マフラーを首にかけた。
俺はいつも通り通学路を歩いていると、学校の周りに人だかりができていた。
「何の騒ぎだ? 国道大河のファンか? 」
彼はSUTERAでも、とても人気者で学校もバレている。
こんな朝からファンも大変だな。そんなことを思いながら
靴を履き替え、教室に向かった。
ドアを開けて教室に入ると……
「おはよう! 春君! 」
「春! おはようー!!」
「藤宮さん おはよう! 」
クラスのほとんどの人が挨拶をしてきた。
初めてのことに何が起こっているのか分からず混乱したが、
とりあえず、挨拶を返した。
「お、おはよう」
すると、1人の生徒と目が合った。
そこには、昨日俺に携帯を届けに来てくれた子が居た。
クラスメイトだったのか。
俺はその子の方へ近づいて話しかけた。
「昨日は本当にありがとう。俺は藤宮春。 良かったら名前を教えてほしい。」
そう言うと、彼女は顔を赤くしながら答えた。
「栗山千佳……」
彼女は名前を言うと、すぐさま前を向いた。
ちなみに彼女の席は、隣の列の一番前だった。
俺は自分の席に戻った。
学校のチャイムが鳴り、俺は混乱と共に授業を受けた。
混乱している中
授業が終わるたび、クラスメイトが話しかけてくる。
「今日一緒に帰ろう? 」
「ねえねえ空いてる日とかある? 」
「おい! 春! 今日学校終わったらゲームセンター行こうぜ! 」
あっという間に学校が終わった。
「何でこんなことになってるんだ? 」
「もしかして、ここは現実世界? それとも異世界なのか? 」
そんなことを考えながら家に帰っている途中
俺はコンビニに立ち寄った。
お菓子を手に取りレジに向かった。
「2点で245円です! あ! こちらの商品もお付けしておきますね! 」
そういって俺の顔を見た店員はレジの前にあるお菓子を袋に入れた。
「ご来店ありがとうございましたー!!」
サービスをしてくれるいい店だ! そう思った俺は店を出て
携帯を取り出し写真を撮った。
「今日はいい日だ! 」
家に着くと、母と父が焦った顔で近寄ってきた。
「春?! こ、こ、これはどういうこと?!」
「春! お前すごい事になってるぞ!!」
「え?!何が? どういうこと? 」
そう言うと、母と父は俺をテレビの前に立たせた。
するとそこには……
「今話題の謎の超イケメン 藤宮 春くんについてです! 彼についてどう思いますか? 」
「そうですね! 彼は今話題のSUTERAで写真を投稿してものすごい勢いで人気になっている子ですよね? 」
「ええ、そうです。今やどこの番組もこの話題で持ちきりです」
俺がテレビに映っていた。
ええ?!これはどういうこと? 思わず固まってしまった。
でも、俺はその瞬間、昨日の夜のことを思い出した。
すぐさまリビングを後にし、部屋へ行き携帯を開いた。
アップデートが来ていたので、すぐに終わらせてSUTERAを開いた。
するとそこには、
『フォロワー12万人! 星の数10万! 人気度1500%! 』になっていた。
「ええ?! どうなっているんだ?! 」
メッセージやコメントが沢山来ていた。
かっこいい! イケメン! こんな子何で今まで触れられてなかったんだ?! 俺こいつと学校一緒!
俺の携帯は通知音と共に悲鳴を上げていた。
この時、戸惑っていた俺は確信した。
だから、クラスメイトが話しかけてきたのか……。
「え?!ってことは、つまり俺は……。人気者になったのかああ?!」
俺は人気者になっていた。
急いでリビングに行き、事情を話した。
すると母と父は、
「春! 俺たちは嬉しいぞ! お前にこんな日が来るなんてな、父さんは鼻が高いぞ! 」
「春はきっと、人気者になるってわかってたわ! お母さんは! 」
「よし! これで俺も友達作り放題だ! 今まで体験してこなかった事を体験するぞー!!」
俺の人生に奇跡が舞い込んできた。
でも、正直俺には人との接し方が分からない。
「そうだ! 国道大河に聞いてみよう! 」
「あいつ人気者だし、 人との接し方を教えてくれるかもしれない。」
その時俺はふと思った。
昨日一緒に帰っていればどうなっていたんだろうと、
俺は部屋に向かい 今日の写真投稿の内容を考えた。
「そうだ! 今日撮ったコンビニの写真を投稿しよう! 」
題名は、『ここのコンビニはサービスがいい! 』っという内容にした。
SUTERAを開き、俺は投稿を済ませたあと、
気になっていたことを思い出す。
そういえば、俺が投稿を始めた時から
星をくれていた子は一体誰なんだろう……。
実は強がって気にしていないふりをしていたが、何度かフォローをしてメッセージを送ろうと思っていた。
俺は昔の投稿をさかのぼるが、すべての投稿に星が付けられていて、探すにも探せなかった。
その時、SUTERAをアップデートされていた事に気が付いた。
確認をすると、
新しい機能が追加されていた。その内容は、
新しい星と昔の星を照らし合わせて最も古い星を探せる新機能と動画投稿が可能になっていた。
俺がさっそく新機能を試すと、すぐに出てきた。プロフィールを開くと名前は初期設定のまま、名無しと表記されていて、
フォローもフォロワーも0人だった。
「この人誰なんだろう、本当はこの人に救われていた部分もある。フォローして話かけてみよう! 」
俺は初めてのフォローをして、メッセージを送った。
『いつもありがとうございます! あなたの星のおかげで今まで投稿できていました。
良かったら、友達になってくれませんか? 』
俺はメッセージを送り、そのまま眠ってしまった。
ーーピロンッ
SUTERAに1件のメッセージが来ています!
慌てた様子で、
彼女はSUTERAを開き、フォローを返しメッセージを返した。
『わ、私こそ、あなたの写真がずっと好きでした。こちらこそお友達になって欲しいです! お返事待ってます♡』
彼女は嬉しそうに携帯画面を見つめて眠った。
ーー
……俺に初めての……友達ができた。
---------------
藤宮春
フォロー 1人
フォロワー 12万1001人
星の数 10万1301
人気度 1500%
---------------
栗山千佳
フォロー 1人
フォロワー 1人
星の数 0
人気度 0%
---------------
国道大河
フォロー 757人
フォロワー 360万人
星の数 370万
人気度 1万2000%
---------------
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
異世界転生特典『絶対安全領域(マイホーム)』~家の中にいれば神すら無効化、一歩も出ずに世界最強になりました~
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が転生時に願ったのは、たった一つ。「誰にも邪魔されず、絶対に安全な家で引きこもりたい!」
その切実な願いを聞き入れた神は、ユニークスキル『絶対安全領域(マイホーム)』を授けてくれた。この家の中にいれば、神の干渉すら無効化する究極の無敵空間だ!
「これで理想の怠惰な生活が送れる!」と喜んだのも束の間、追われる王女様が俺の庭に逃げ込んできて……? 面倒だが仕方なく、庭いじりのついでに追手を撃退したら、なぜかここが「聖域」だと勘違いされ、獣人の娘やエルフの学者まで押しかけてきた!
俺は家から出ずに快適なスローライフを送りたいだけなのに! 知らぬ間に世界を救う、無自覚最強の引きこもりファンタジー、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる