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三章「第二の人生」
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数時間のドライブを楽しんだ後は地獄のようだった。
会場に着いた私達は、早速私達が来るのを待ち構えていた敦美さんに捕まり、振り回された。当然あつしくんはほったらかしとなった。
授賞式が始まるまで多くの出版社の人達や、私を知る様々な作家の人達に囲まれた。
質問攻めとなってしまい、声があっちからこっちからと様々なところから聞こえ、誰がどの声なのか分けがわからなくなって、何も言えない状態になった。
「もうそのへんにしてくれませんか?皆さんもご存知かと思いますが、先生は目が見えません。そうやって大勢の人が一気に話されたら先生、混乱して困っています」
助け舟はあつしくんだった。
困っている私を助け出してくれた。
「ありがとう、あつしくん」
「大丈夫ですか?何か冷たいものでもお持ちしましょうか?」
人ごみの中から私を救い出し、会場内に設置されている椅子まで連れて行ってくれた。
「ううん、大丈夫。気を使ってくれてありがとう」
会場に着いた私達は、早速私達が来るのを待ち構えていた敦美さんに捕まり、振り回された。当然あつしくんはほったらかしとなった。
授賞式が始まるまで多くの出版社の人達や、私を知る様々な作家の人達に囲まれた。
質問攻めとなってしまい、声があっちからこっちからと様々なところから聞こえ、誰がどの声なのか分けがわからなくなって、何も言えない状態になった。
「もうそのへんにしてくれませんか?皆さんもご存知かと思いますが、先生は目が見えません。そうやって大勢の人が一気に話されたら先生、混乱して困っています」
助け舟はあつしくんだった。
困っている私を助け出してくれた。
「ありがとう、あつしくん」
「大丈夫ですか?何か冷たいものでもお持ちしましょうか?」
人ごみの中から私を救い出し、会場内に設置されている椅子まで連れて行ってくれた。
「ううん、大丈夫。気を使ってくれてありがとう」
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