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アナザーストーリー
AS6 剛剣と師匠 ダンゼンの絆
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「・・・んで、お前は25歳になって、ずーたいがでかくなったにも関わらず、闘いには負けるは、女は寝取られるは、目標を見失うは、になってんのか」
「あぁ、そうだ」
「おいらの夢もちゃっちくなっちまったもんだ」
ギオンヌはボロ衣服のほつれをいじりながら、嫌みを言う。
「すまん」
「すまんじゃねーよ、謝んじゃねぇ」
「だが・・・俺は・・・」
「ったく辛気臭せーな。まっ、いいわっ。お前がそうなる日もいつか来ると思っていた。ついてこい」
そうっ言ってギオンヌは町の方へと歩いて行くので、ダンゼンも着いていく。
「よし、ここだ。今日はここに泊まってもらうぞ。飯は適当に食え」
「ここは・・・?」
「おいらの家だ」
そこは、オンボロの家で中に入ると汚く散らかった家だった。
ギオンヌはダンゼンが家に入ると、今度は自分が家から出ようとする。
「待ってくれ、ギオンヌはどこへ?」
「夜遊びだよ、日が暮れたら良いことしてもらえるようになってんだっ。とりあえず、今日はしっかり休め。いいなっ?明日になったら・・・相談に乗ってやるから」
「ちょっと、待て・・・」
ダンゼンの言葉なんて耳に入らず、ギオンヌはスキップをしながら立ち去ってしまう。
「ったく・・・せっかく大金を仕送りしているのに散財ばかりして・・・。本当に剣は何も生み出さないな・・・っ」
ダンゼンは目は寝れそうな場所を探して、横になる。
戦場で剣を振り、死線を共に越えた仲間たちとの強い絆は存在する。
しかし、そういった絆を断ち切るのもまた剣であり、何人もの仲間を失ってきた。そして、戦から帰る度に王国の様子は変わり、人も変わる。
柔剣の使い手であり、金髪の美女ソフィアのことを愛したが、それもルーク王子と結ばれてしまった。
戦の報酬も自分で使ったり、師匠であるギオンヌに使ったりしていてほとんど残っていない。
「はぁ・・・」
ダンゼンはそのまま目を閉じ、眠りについた。
◇◇
「んんっ」
ダンゼンは目を覚ます。
お日様の光は大分高くなっていた。
「ふふっ」
ダンゼンは何年振りになるかわからないくらい、久しぶりにだらしない生活をしてしまった自分を可笑しいと感じた。
(俺もそろそろ隠居生活に・・・)
隠居と考えると、自分の人生は何も得ておらず、失ってばかりで空しく、そして悲しく感じてきた。
「おっ、起きたか」
「ギオンヌ、おはよう。まさか、朝帰りか?」
「まっ、当然だ。おいらはモテモテだかんな」
(お気楽なものだ・・・っ)
ダンゼンは背伸びをして、入り口にいたギオンヌの傍へ行く。
「おい、まずは顔を洗ってこい、身なりをしっかりしろ。そしたら・・・出かけるぞ」
「飯は・・・っ」
「うまい店を知っているから案内してやる」
「おう」
ギオンヌの言われるがままにダンゼンは顔を洗って、跳ねた髪をとかし、身なりを整える。
「よし、準備は良さそうだなっ」
「あぁ」
そして、二人は町を歩いて行く。
「なんだか、さびれた町だな」
「んだと?」
「だって、全然人がいない」
歩いてしばらくしてもダンゼンたちは人に全然会わなかった。
(いや、でも家だってたくさんある・・・、水も空気も悪くなさそうが・・・)
「この町ではときどき外には出てはいけない宗教があるのさ」
「ギオンヌはいいのか?」
「おいらはそういう面倒くさいのはいいんだ。逆に今のお前にはすがる存在が必要かもしれんぞ?」
「まぁ・・・戦場に行く前は軍神に祈祷をお願いしてから向かうが・・・。他の神に浮気する趣味はない」
「そうか、それならいい。ほれ着いたぞ」
二人が着いたのは昨日の店だった。
(なんだ、また女と酒か・・・。まぁ、辛いことを忘れるならそれもいいか・・・)
「ほれ、先に入れっ」
「あぁ」
カラン、コロンッ
「こんにちは・・・」
「ダンゼン、いつも・・・ありがとう!!!」
ポンッ
ポンッ
いくつかのお酒の瓶のコルクを飛ばす。
「なんだ・・・これは・・・っ」
「しししししっ」
ダンゼンが驚くのを嬉しそうにダンゼンの後ろでギオンヌが笑っていた。
店の中には老若男女数えきれないくらいの人々がおり、みんなギオンヌと同じように笑っていた。
「みんな、あなたに感謝しているの」
ミンミンが率先して、ダンゼンの手を取り、中央へと案内する。
「ありがとう、ダンゼン様っ」
「ありがたや、ありがたや・・・」
「ありがとっ、ダンゼンのお兄・・・様」
ダンゼンが近づくために人々が感謝を伝えていく。
「これはどういうことなんだっ?」
ダンゼンの戸惑う顔を見て、ミンミンは誇らし気に豊満な胸を張る。
「ダンゼン様から仕送りいただいたお金でこの町は下水と上水を整備し、道路なども補修したり、飢饉や疫病のときのために食料や薬確保し、暮らしやすい町を作ることができました。私が代表して御礼申し上げます」
ミンミンが頭を下げると、みんなから拍手を浴びる。
「そっそれ、わしが言うやつ・・・」
「あっ、ごめんなさい町長」
「あはははっ」
町の人々が笑いだす。
「そんな・・・俺は・・・」
ダンゼンはギオンヌを見ると、「まぁ、いいから、いいから」と笑顔であしらわれる。
「なので、昨日ギオンヌ様からぜひとも今日、ダンゼン様感謝祭を開きたいとお話が町全員にありましたので、今日はじゃんじゃん飲んで、じゃんじゃん食べて盛り上がっていきましょう!!!」
「いぇーーーーい!!!」
みんなが、グラスを掲げる。
そして、ミンミンがダンゼンの耳元に近寄る。
「そのあと・・・私にじゃんじゃんしてもいいですからねっ」
ウィスパーボイスでミンミンがダンゼンの耳元で囁いて、投げキッスを送って立ち去る。
状況についていけてないダンゼンにはその言葉は右から左だった。
「ささっ、こちらに来てください、ダンゼン様~」
そう言って、若い女の子たちに引っ張られ食事のあるテーブルに座らされた。
その後も、いろんな人がダンゼンと喋り、特産物などを持ってきてくれた。そして、余興だと言って踊ったり、芸を披露したり、歌ったりもしてくれた。
最初は表情が硬かったダンゼンは表情が軟らかくなり、心も柔らかくなった。
◇◇
帰り道。
「なぁ、師匠」
「なんだ、気持ちわりーな、なんだ?金でもせびる気か、おおん?」
歩いていたところをダンゼンが立ち止まるので、振り返ったギオンヌ。久しぶりに師匠と聞いてこそばゆくなっている。
「今日はありがとうございました」
ダンゼンが深々と頭を下げる。
「おい、馬鹿止めろって、明日槍でも降ってきちまうっ」
「俺の仕送りを全部この町のために充ててたのか?」
ダンゼンが周りを見る。月夜でもわかる治安の良い町。
「・・・勘違いすんな、おいらが楽できる住みやすい町を作っただけだ。ただ、まぁ、おいらが作った金なんて言えば、窃盗だの疑われそうだからお前の名前を出してやっただけさ」
「嘘をつくなよ、師匠。自分は貧乏な暮らしをしてるじゃないか」
「あれが楽なんだよ、おいらには」
「ふっ、そうかい」
二人は再び歩き出す。
「なぁ、師匠」
「なんだよ」
「この町が師匠の夢だったりする?」
「・・・まぁ、な」
二人はそのまま歩いて行く。
「師匠」
「なんだよ」
「俺、元気出たわ」
「・・・おう」
「みんなのために俺は剣を振るう。それが最高で最強で・・・そんでかっこいい剣士で、騎士で・・・そんでそんで最高の弟子だから」
「んだよ、それ。欲張りだなお前」
想いが溢れすぎて、変な言葉の言い方をしているダンゼンにギオンヌが笑う。
「でも俺・・・本当に師匠の弟子で良かった」
「ふん・・・っ」
二人は家の前まで無言で歩いた。
何も言わなくても、久しぶりに会っても一緒に居ればお互いのことがなんとなくその瞬間だけはわかった。
先に家に入ろうとするギオンヌは、入り口で立ち止まる。
そして、振り返らずに言った。
「おいらもよ、ほんとーーーーっに最高の弟子を持って・・・幸せだよ、馬鹿野郎が」
ダンゼンとギオンヌは喧嘩をしてばかりである。
けれど、柔剣の師弟に負けない、強固で確かな絆がそこにはあった。
Fin
「あぁ、そうだ」
「おいらの夢もちゃっちくなっちまったもんだ」
ギオンヌはボロ衣服のほつれをいじりながら、嫌みを言う。
「すまん」
「すまんじゃねーよ、謝んじゃねぇ」
「だが・・・俺は・・・」
「ったく辛気臭せーな。まっ、いいわっ。お前がそうなる日もいつか来ると思っていた。ついてこい」
そうっ言ってギオンヌは町の方へと歩いて行くので、ダンゼンも着いていく。
「よし、ここだ。今日はここに泊まってもらうぞ。飯は適当に食え」
「ここは・・・?」
「おいらの家だ」
そこは、オンボロの家で中に入ると汚く散らかった家だった。
ギオンヌはダンゼンが家に入ると、今度は自分が家から出ようとする。
「待ってくれ、ギオンヌはどこへ?」
「夜遊びだよ、日が暮れたら良いことしてもらえるようになってんだっ。とりあえず、今日はしっかり休め。いいなっ?明日になったら・・・相談に乗ってやるから」
「ちょっと、待て・・・」
ダンゼンの言葉なんて耳に入らず、ギオンヌはスキップをしながら立ち去ってしまう。
「ったく・・・せっかく大金を仕送りしているのに散財ばかりして・・・。本当に剣は何も生み出さないな・・・っ」
ダンゼンは目は寝れそうな場所を探して、横になる。
戦場で剣を振り、死線を共に越えた仲間たちとの強い絆は存在する。
しかし、そういった絆を断ち切るのもまた剣であり、何人もの仲間を失ってきた。そして、戦から帰る度に王国の様子は変わり、人も変わる。
柔剣の使い手であり、金髪の美女ソフィアのことを愛したが、それもルーク王子と結ばれてしまった。
戦の報酬も自分で使ったり、師匠であるギオンヌに使ったりしていてほとんど残っていない。
「はぁ・・・」
ダンゼンはそのまま目を閉じ、眠りについた。
◇◇
「んんっ」
ダンゼンは目を覚ます。
お日様の光は大分高くなっていた。
「ふふっ」
ダンゼンは何年振りになるかわからないくらい、久しぶりにだらしない生活をしてしまった自分を可笑しいと感じた。
(俺もそろそろ隠居生活に・・・)
隠居と考えると、自分の人生は何も得ておらず、失ってばかりで空しく、そして悲しく感じてきた。
「おっ、起きたか」
「ギオンヌ、おはよう。まさか、朝帰りか?」
「まっ、当然だ。おいらはモテモテだかんな」
(お気楽なものだ・・・っ)
ダンゼンは背伸びをして、入り口にいたギオンヌの傍へ行く。
「おい、まずは顔を洗ってこい、身なりをしっかりしろ。そしたら・・・出かけるぞ」
「飯は・・・っ」
「うまい店を知っているから案内してやる」
「おう」
ギオンヌの言われるがままにダンゼンは顔を洗って、跳ねた髪をとかし、身なりを整える。
「よし、準備は良さそうだなっ」
「あぁ」
そして、二人は町を歩いて行く。
「なんだか、さびれた町だな」
「んだと?」
「だって、全然人がいない」
歩いてしばらくしてもダンゼンたちは人に全然会わなかった。
(いや、でも家だってたくさんある・・・、水も空気も悪くなさそうが・・・)
「この町ではときどき外には出てはいけない宗教があるのさ」
「ギオンヌはいいのか?」
「おいらはそういう面倒くさいのはいいんだ。逆に今のお前にはすがる存在が必要かもしれんぞ?」
「まぁ・・・戦場に行く前は軍神に祈祷をお願いしてから向かうが・・・。他の神に浮気する趣味はない」
「そうか、それならいい。ほれ着いたぞ」
二人が着いたのは昨日の店だった。
(なんだ、また女と酒か・・・。まぁ、辛いことを忘れるならそれもいいか・・・)
「ほれ、先に入れっ」
「あぁ」
カラン、コロンッ
「こんにちは・・・」
「ダンゼン、いつも・・・ありがとう!!!」
ポンッ
ポンッ
いくつかのお酒の瓶のコルクを飛ばす。
「なんだ・・・これは・・・っ」
「しししししっ」
ダンゼンが驚くのを嬉しそうにダンゼンの後ろでギオンヌが笑っていた。
店の中には老若男女数えきれないくらいの人々がおり、みんなギオンヌと同じように笑っていた。
「みんな、あなたに感謝しているの」
ミンミンが率先して、ダンゼンの手を取り、中央へと案内する。
「ありがとう、ダンゼン様っ」
「ありがたや、ありがたや・・・」
「ありがとっ、ダンゼンのお兄・・・様」
ダンゼンが近づくために人々が感謝を伝えていく。
「これはどういうことなんだっ?」
ダンゼンの戸惑う顔を見て、ミンミンは誇らし気に豊満な胸を張る。
「ダンゼン様から仕送りいただいたお金でこの町は下水と上水を整備し、道路なども補修したり、飢饉や疫病のときのために食料や薬確保し、暮らしやすい町を作ることができました。私が代表して御礼申し上げます」
ミンミンが頭を下げると、みんなから拍手を浴びる。
「そっそれ、わしが言うやつ・・・」
「あっ、ごめんなさい町長」
「あはははっ」
町の人々が笑いだす。
「そんな・・・俺は・・・」
ダンゼンはギオンヌを見ると、「まぁ、いいから、いいから」と笑顔であしらわれる。
「なので、昨日ギオンヌ様からぜひとも今日、ダンゼン様感謝祭を開きたいとお話が町全員にありましたので、今日はじゃんじゃん飲んで、じゃんじゃん食べて盛り上がっていきましょう!!!」
「いぇーーーーい!!!」
みんなが、グラスを掲げる。
そして、ミンミンがダンゼンの耳元に近寄る。
「そのあと・・・私にじゃんじゃんしてもいいですからねっ」
ウィスパーボイスでミンミンがダンゼンの耳元で囁いて、投げキッスを送って立ち去る。
状況についていけてないダンゼンにはその言葉は右から左だった。
「ささっ、こちらに来てください、ダンゼン様~」
そう言って、若い女の子たちに引っ張られ食事のあるテーブルに座らされた。
その後も、いろんな人がダンゼンと喋り、特産物などを持ってきてくれた。そして、余興だと言って踊ったり、芸を披露したり、歌ったりもしてくれた。
最初は表情が硬かったダンゼンは表情が軟らかくなり、心も柔らかくなった。
◇◇
帰り道。
「なぁ、師匠」
「なんだ、気持ちわりーな、なんだ?金でもせびる気か、おおん?」
歩いていたところをダンゼンが立ち止まるので、振り返ったギオンヌ。久しぶりに師匠と聞いてこそばゆくなっている。
「今日はありがとうございました」
ダンゼンが深々と頭を下げる。
「おい、馬鹿止めろって、明日槍でも降ってきちまうっ」
「俺の仕送りを全部この町のために充ててたのか?」
ダンゼンが周りを見る。月夜でもわかる治安の良い町。
「・・・勘違いすんな、おいらが楽できる住みやすい町を作っただけだ。ただ、まぁ、おいらが作った金なんて言えば、窃盗だの疑われそうだからお前の名前を出してやっただけさ」
「嘘をつくなよ、師匠。自分は貧乏な暮らしをしてるじゃないか」
「あれが楽なんだよ、おいらには」
「ふっ、そうかい」
二人は再び歩き出す。
「なぁ、師匠」
「なんだよ」
「この町が師匠の夢だったりする?」
「・・・まぁ、な」
二人はそのまま歩いて行く。
「師匠」
「なんだよ」
「俺、元気出たわ」
「・・・おう」
「みんなのために俺は剣を振るう。それが最高で最強で・・・そんでかっこいい剣士で、騎士で・・・そんでそんで最高の弟子だから」
「んだよ、それ。欲張りだなお前」
想いが溢れすぎて、変な言葉の言い方をしているダンゼンにギオンヌが笑う。
「でも俺・・・本当に師匠の弟子で良かった」
「ふん・・・っ」
二人は家の前まで無言で歩いた。
何も言わなくても、久しぶりに会っても一緒に居ればお互いのことがなんとなくその瞬間だけはわかった。
先に家に入ろうとするギオンヌは、入り口で立ち止まる。
そして、振り返らずに言った。
「おいらもよ、ほんとーーーーっに最高の弟子を持って・・・幸せだよ、馬鹿野郎が」
ダンゼンとギオンヌは喧嘩をしてばかりである。
けれど、柔剣の師弟に負けない、強固で確かな絆がそこにはあった。
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