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「ふっ、3人だと?」
3万を超える兵の中央。高い位置からこれから落とそうとするユーロピア王国の門から出て来たアーニャ達を見て、思わず吹き出してしまうマルクス国王。
「ユーロピア王国は自然に囲まれ、大した軍をもっていないと聞いております。もしかしたら、使者かもしれません」
四天王のうちの一人がマルクス国王に進言する。
「さぁ行くか」
「使者ですよ?」
「構わん。軍がいない国など恐れるに足らん。こちらに交渉のどこにメリットがある?」
「・・・かしこまりました」
「よしっ、騎馬隊進めっ!!!!」
マルクス国王の声に合わせて、騎馬隊の侵攻の太鼓を鳴らす。
「はぁっ!!!」
一番前にいた騎兵たちが馬の胴体を足で叩く。
しかし・・・
「おい、どうした?」
なかなか進まない騎馬隊に怪訝な顔をするマルクス国王。
騎兵たちの頭が左右に動くが、何が起こっているのかわからない。
「私が視て参りますっ。はぁっ!!」
四天王の一人も馬の胴体を叩く・・・が、
「おいどうした?」
馬は耳を立てて、何かを聞くことに集中していて、全く動く気配がない。
人間には聞こえない音に馬たちは耳を傾け、どんな暴れ馬も、とても大人しい馬になってしまった。
「ええいっ、何をしている。ならば、歩兵隊だ、歩兵隊を進ませろっ」
今度は歩兵隊の進軍の太鼓のリズムに変える。
歩兵が騎馬隊をぬって前へと出て行く。
「「「うおおおおおおおおおっ」」」
兵士たちが大声を出して前進していく。
「ふっ、何をしたのかわからんが・・・馬をどうにかできても、我が精鋭部隊には・・・」
どや顔をしながら、マルクス国王はほくそ笑む。
「駄目です、一定以上近づくと、兵士たちが武器を捨ててしまいますっ!!!}
四天王の一人がマルクス国王に報告する。
「ほげえええええええっ」
連戦連勝無敗のマルクス国王。
初めての思い通りにならない報告を受けて、間抜けな顔で叫んでしまう。
そんなことはつゆ知らず、アーニャは気持ちよく歌っていた。
その優しくも心地よい歌に馬はもちろん、レオナルド王子もルーカスも、兵士たちも戦う気など全く起きなくなった。そして、ゆっくり、ゆっくりとマルクス国王の元へ向かう3人を誰も止めることをしなかった。
来るな・・・、来るな・・・
兵士たちが戦意が削がれ、心地よいに変わって行く。
目の前の兵士たちが魔法にかかったような光景は怖かったけれど、一人を除けば、恐怖のほかにわくわくした好奇心を持っていた。だから、誰も逃げようとせずに、流れに身を任せた。
けれど、今まで命令しかしてこなかったマルクス国王は違う。
自分の命令を兵士が聞かない。自分の命令を上回る影響力が目の前に迫って来た。
「うわああああああああっ、来るなあああああっ」
3万を超える兵の中央。高い位置からこれから落とそうとするユーロピア王国の門から出て来たアーニャ達を見て、思わず吹き出してしまうマルクス国王。
「ユーロピア王国は自然に囲まれ、大した軍をもっていないと聞いております。もしかしたら、使者かもしれません」
四天王のうちの一人がマルクス国王に進言する。
「さぁ行くか」
「使者ですよ?」
「構わん。軍がいない国など恐れるに足らん。こちらに交渉のどこにメリットがある?」
「・・・かしこまりました」
「よしっ、騎馬隊進めっ!!!!」
マルクス国王の声に合わせて、騎馬隊の侵攻の太鼓を鳴らす。
「はぁっ!!!」
一番前にいた騎兵たちが馬の胴体を足で叩く。
しかし・・・
「おい、どうした?」
なかなか進まない騎馬隊に怪訝な顔をするマルクス国王。
騎兵たちの頭が左右に動くが、何が起こっているのかわからない。
「私が視て参りますっ。はぁっ!!」
四天王の一人も馬の胴体を叩く・・・が、
「おいどうした?」
馬は耳を立てて、何かを聞くことに集中していて、全く動く気配がない。
人間には聞こえない音に馬たちは耳を傾け、どんな暴れ馬も、とても大人しい馬になってしまった。
「ええいっ、何をしている。ならば、歩兵隊だ、歩兵隊を進ませろっ」
今度は歩兵隊の進軍の太鼓のリズムに変える。
歩兵が騎馬隊をぬって前へと出て行く。
「「「うおおおおおおおおおっ」」」
兵士たちが大声を出して前進していく。
「ふっ、何をしたのかわからんが・・・馬をどうにかできても、我が精鋭部隊には・・・」
どや顔をしながら、マルクス国王はほくそ笑む。
「駄目です、一定以上近づくと、兵士たちが武器を捨ててしまいますっ!!!}
四天王の一人がマルクス国王に報告する。
「ほげえええええええっ」
連戦連勝無敗のマルクス国王。
初めての思い通りにならない報告を受けて、間抜けな顔で叫んでしまう。
そんなことはつゆ知らず、アーニャは気持ちよく歌っていた。
その優しくも心地よい歌に馬はもちろん、レオナルド王子もルーカスも、兵士たちも戦う気など全く起きなくなった。そして、ゆっくり、ゆっくりとマルクス国王の元へ向かう3人を誰も止めることをしなかった。
来るな・・・、来るな・・・
兵士たちが戦意が削がれ、心地よいに変わって行く。
目の前の兵士たちが魔法にかかったような光景は怖かったけれど、一人を除けば、恐怖のほかにわくわくした好奇心を持っていた。だから、誰も逃げようとせずに、流れに身を任せた。
けれど、今まで命令しかしてこなかったマルクス国王は違う。
自分の命令を兵士が聞かない。自分の命令を上回る影響力が目の前に迫って来た。
「うわああああああああっ、来るなあああああっ」
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