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「うーん、これかな」
私は部屋をいくつかの洋服を広げて二つの洋服を自分の身体に当てて鏡で今日の天気と気分、そして、ミナトさんに会うのに似合う服を選んで…
「って、そんな…何考えてんだか私…」
頬を赤らめている自分を見て、ちょっと恥ずかしくなる。
自分の胸にハートがあったとしたら、かなりズタボロだ。
でも、さっきのミナトさんの優しい対応、というかかなり優遇してくれた?おかげで、傷口がキラキラして少し修復されている気分だ。
「カケルの婚約者って意味だったら…どうしよ…っ」
髪を整えつつ、不安がよぎる。
すると、ハートの修復は止まり、ヒビが広がろうとする。
「うん、切り替え、切り替え」
暗いことを考えても仕方がない。
ちょっと背伸びをして、大人っぽく黒い服を選ぼうかとしてしまったけれど、白い服を選ぼうと決めた。清廉潔白、料理が飛ばないように気を付けなければいけないけれど、リスタートには白がいい。
「ふふっ。久しぶりだなぁ。オシャレをするのも」
カケルはお金がそんなにないのもあったけれど、デートを連れて行ってくれなかった。結婚式場へ見学なんて話をしても、何かと理由を付けて行ってくれなかった。まぁ、嫌だったのかもしれない。
「あぁ、すぐに下を向くの、良くない。前を向いて行こっ」
今日はお金を使って、リフレッシュをするんだ。
元気のない私の顔に笑顔を向けると、鏡の向こうの私が元気のない私に元気を出してって笑いかけてくれる。
「よし、楽しもう」
私は家を出た。
夕日の太陽は力が弱まって、ちょっと優しくて、かなり寂しかった。
「あっ」
私は夕空を見ていると気がめいってしまうかもと思ったので、視線を下げようとする直前に太陽の代わりにとても輝く星が見えた。とても小さな星。でも、とても綺麗な輝きだった。
ある時は、愛と美の女神。
ある時は、虚ろなる王子。
どちらにしても、神から落とされた存在。
フラれた今の方が幸せだということは揺るがない。
けれど、やはり見捨てられることは辛い。
辛い、辛い。
数日とは言え、昼も夜も曇っており、夜空は電気のスイッチを切ったように真っ暗だった。
頑張ろうと何度も立ち上がろうとしたけれど、四方八方五里霧中。
私の立ち上がろうとする光は神様がまったく手助けしてくれない無限の闇の中では一瞬でかき消されてしまった。
止まない雨はない。
曇り空も同じで、今日にようやく雲は無くなって、晴れ空を見せた。
情けないけれど、きっかけは自力じゃなくて、天だった。
金星。
あの星もそうだったのだろうか。
今はあんなにも綺麗に輝いている。
だから、きっかけをもらったのであれば、これからは再び暗闇が始まろうと私も輝こう。
ぐぅ~~~~っ
「……っ」
その前に、腹ごしらえだ。
甘美なる料理が自分で頑張る元気をくれるはずだからだ。
私は部屋をいくつかの洋服を広げて二つの洋服を自分の身体に当てて鏡で今日の天気と気分、そして、ミナトさんに会うのに似合う服を選んで…
「って、そんな…何考えてんだか私…」
頬を赤らめている自分を見て、ちょっと恥ずかしくなる。
自分の胸にハートがあったとしたら、かなりズタボロだ。
でも、さっきのミナトさんの優しい対応、というかかなり優遇してくれた?おかげで、傷口がキラキラして少し修復されている気分だ。
「カケルの婚約者って意味だったら…どうしよ…っ」
髪を整えつつ、不安がよぎる。
すると、ハートの修復は止まり、ヒビが広がろうとする。
「うん、切り替え、切り替え」
暗いことを考えても仕方がない。
ちょっと背伸びをして、大人っぽく黒い服を選ぼうかとしてしまったけれど、白い服を選ぼうと決めた。清廉潔白、料理が飛ばないように気を付けなければいけないけれど、リスタートには白がいい。
「ふふっ。久しぶりだなぁ。オシャレをするのも」
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「あぁ、すぐに下を向くの、良くない。前を向いて行こっ」
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元気のない私の顔に笑顔を向けると、鏡の向こうの私が元気のない私に元気を出してって笑いかけてくれる。
「よし、楽しもう」
私は家を出た。
夕日の太陽は力が弱まって、ちょっと優しくて、かなり寂しかった。
「あっ」
私は夕空を見ていると気がめいってしまうかもと思ったので、視線を下げようとする直前に太陽の代わりにとても輝く星が見えた。とても小さな星。でも、とても綺麗な輝きだった。
ある時は、愛と美の女神。
ある時は、虚ろなる王子。
どちらにしても、神から落とされた存在。
フラれた今の方が幸せだということは揺るがない。
けれど、やはり見捨てられることは辛い。
辛い、辛い。
数日とは言え、昼も夜も曇っており、夜空は電気のスイッチを切ったように真っ暗だった。
頑張ろうと何度も立ち上がろうとしたけれど、四方八方五里霧中。
私の立ち上がろうとする光は神様がまったく手助けしてくれない無限の闇の中では一瞬でかき消されてしまった。
止まない雨はない。
曇り空も同じで、今日にようやく雲は無くなって、晴れ空を見せた。
情けないけれど、きっかけは自力じゃなくて、天だった。
金星。
あの星もそうだったのだろうか。
今はあんなにも綺麗に輝いている。
だから、きっかけをもらったのであれば、これからは再び暗闇が始まろうと私も輝こう。
ぐぅ~~~~っ
「……っ」
その前に、腹ごしらえだ。
甘美なる料理が自分で頑張る元気をくれるはずだからだ。
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