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プロローグ~悪魔のささやき
俺の名前は、誉田昭佳(こんだあきよし)29歳……ってか、明日には30歳になる独身でどこにでもいるサラリーマンだ。
大学卒業と同時に入った会社は、この地方ではそこそこ大きな会社でそれなりに給料はもらっていたし、自分で言うのもなんだが、顔もそんなに悪くないし、キモいタイプではない(はずだ……たぶん)
なのに、なんで俺には彼女ができない。彼女いない歴=年齢をひたすら更新中だ。
「先輩、じゃぁ明日は○○亭で7時ですよ」
こんな風に寄ってくるのは男ばかり。ま、待て! 別にそっち方面じゃないからな、俺は。ただの飲み仲間だ。明日は俺の30歳の誕生日を盛大に祝ってくれる……って、誰に言い訳してるんだろう。
だが、
(はぁ、このまま明日になれば、童貞のまま30。魔法使いに……なれる訳……ないよな)
と盛大にため息を付きながら一人暮らしのアパートに向かって歩いている時だった。
『じゃぁさ、今からヤりまくりの人生を送れるんだったら嬉しい?』
不意にそんなささやきが耳元で聞こえた。透き通った若い女の声だ。
「えっ!?」
驚いてキョロキョロと辺りを見回す。だが、誰も見あたらない。おいおい、彼女欲しすぎてついに幻聴まで聞こえてきたのか?
(ヤバい、早く帰って寝た方がいいな)
と思っていると、
『あらヤだ、このまま清く正しい人生送った方がいいの、君は』
なおも聞こえる声。そのちょっとわらいを含んだ声に俺はだんだん腹が立ってきて
「そりゃ、モテるにこしたことはないけど、それができたら苦労はしねーよっ!」
そう反論していた。で、
『ふーん、で、ヤりたいの、ヤりたくないの』
問うささやきに、
(んなもん)
「ヤりたいにきまってるだろ!!」
と答えてしまった。それが、この先の人生? を決めるキーワードだとも知らずに。
『うふふ、言質は取ったわよ。じゃぁ、これからよろしく』
次の瞬間、俺の前には猛スピードで走る大型トラックがいて……あっさりと轢かれてしまった。
俺、誉田昭佳29歳、後数時間で30歳にならないまま……
大学卒業と同時に入った会社は、この地方ではそこそこ大きな会社でそれなりに給料はもらっていたし、自分で言うのもなんだが、顔もそんなに悪くないし、キモいタイプではない(はずだ……たぶん)
なのに、なんで俺には彼女ができない。彼女いない歴=年齢をひたすら更新中だ。
「先輩、じゃぁ明日は○○亭で7時ですよ」
こんな風に寄ってくるのは男ばかり。ま、待て! 別にそっち方面じゃないからな、俺は。ただの飲み仲間だ。明日は俺の30歳の誕生日を盛大に祝ってくれる……って、誰に言い訳してるんだろう。
だが、
(はぁ、このまま明日になれば、童貞のまま30。魔法使いに……なれる訳……ないよな)
と盛大にため息を付きながら一人暮らしのアパートに向かって歩いている時だった。
『じゃぁさ、今からヤりまくりの人生を送れるんだったら嬉しい?』
不意にそんなささやきが耳元で聞こえた。透き通った若い女の声だ。
「えっ!?」
驚いてキョロキョロと辺りを見回す。だが、誰も見あたらない。おいおい、彼女欲しすぎてついに幻聴まで聞こえてきたのか?
(ヤバい、早く帰って寝た方がいいな)
と思っていると、
『あらヤだ、このまま清く正しい人生送った方がいいの、君は』
なおも聞こえる声。そのちょっとわらいを含んだ声に俺はだんだん腹が立ってきて
「そりゃ、モテるにこしたことはないけど、それができたら苦労はしねーよっ!」
そう反論していた。で、
『ふーん、で、ヤりたいの、ヤりたくないの』
問うささやきに、
(んなもん)
「ヤりたいにきまってるだろ!!」
と答えてしまった。それが、この先の人生? を決めるキーワードだとも知らずに。
『うふふ、言質は取ったわよ。じゃぁ、これからよろしく』
次の瞬間、俺の前には猛スピードで走る大型トラックがいて……あっさりと轢かれてしまった。
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