41 / 65
時限爆弾を背負った脱出作戦
しおりを挟む
後に残されたのは、僕と先輩から中司さんを預かった谷山先輩。谷山先輩は僕に、
「ねぇ宮本君、急いで私の席から膝掛けと財布取ってきてくれる。部長には私が休憩させても体調が戻らないから、連れて帰りますって言って。私、まさかこんなことになってるって思わなかったから、良くなったら戻りますって言ってきちゃったから」
と頼んだ。
「膝掛けと財布……ですか?」
「うん。鞄はロッカーにあるんだけど、肝心の財布が私の席の長い引き出しに入ったままなの。それに、膝掛けは椅子の上にちゃんと乗ってるから。
この子、こんなごわごわしたスーツにくるまったままなんてかわいそう。それに、私が男物のスーツを持っているのも、宮本君が2着抱えてるのもどっちも変だわ。私はこの子を連れてロッカールームに向かうわ」
「そんなことして見つかったらどうするんですか。中司さんは魔法で寝てるから起きないでしょうし、とりあえず中司さんをこの部屋に残して谷山先輩だけ……」
と言いかけた僕に谷山先輩は
「ダメよ、鮎川たちが交渉を終わって外に出たんだから、ここには直に誰かが片づけに来るわ。それに、ロッカールームに行けさえすれば大丈夫よ。宮本君もそこに私の私物を持って来て」
ぴしゃっとそう言い、じゃぁあまり時間はないからと、僕を置いてさっさとロッカールームに向った。もうこうなれば、彼女がその道中社内の誰にも会わないことを祈るばかりだ。僕もあわてて総務に向かう。そして、谷山先輩に言われた通りに上司の門田さんに伝える。
「そうか、やっぱりな。実は薫姫、最近あんまり調子良くなさそうなんで、内心心配してたんだよ。ちょこちょこ吐くのを堪えてるようだったしな。
俺から会長補佐にチクるのもねぇ」
薫姫はなんか理由付けて辞めさせられるって、戦々恐々としてるとこあるからなと、門田さんはそれを聞いて苦笑した。谷山先輩、このことがなくても体調良くなかったんだ。もしかして、最初に見たとき顔が蒼かったのも、驚いていただけじゃなかったのかも。
あ、ちなみに会長補佐というのは先輩のこと。今、会長は奥さんの実家にいるから。社長は小説の仕事が忙しいし、実質今から社長みたいなモノなんだよね。でも、会長補佐って、なんか苦肉のネーミングだと思わない?
そんなだから、先輩の方はもうすぐにでも結婚したいと思っているみたい。でも、谷山先輩の方がまだ仕事をしていたいと渋っていて、結局あれから1年以上も経つって言うのに、この二人はまだ結婚していないのだ。
「薫姫に、あしたは週末だから気にしないでゆっくり休めって言っといてくれ」
僕はそう言う門田さんに再度頭を下げてロッカールームに向かった。
ロッカールームのドアをノックすると、中から谷山先輩の
「入って」
と言う声がした。でも当然だけど、そのロッカールームは女性用。『入れない』僕がそう思って逡巡していると、
「早く入って。そこに立っているのを見られる方がやばいから」
と谷山先輩に言われて、慌ててあたりを見回して中に飛び込む。すると、そこにはベビーキャリーが用意されていた。スーパーの買い物かごに被せて使うタイプのマイバッグの中に、書類を入れるトレーを仕込んだ苦肉の策だけど。でも瞬時にこんなこと、よく思いついたもんだ。
「宮本君、そこに膝掛けを敷いて」
谷山先輩は、トレーの中に膝掛けを敷くように言い、僕がそうすると、そこに中司さんを
「ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してね」
と言いながら寝かせて、それを僕に託した。
「さぁ、本当に時間がないわ、行きましょう。重いけど、絶対に落とさないでね」
と、自分は別の紙袋に彼の着ていたもの一式を詰め込んでロッカールームを出る。
僕は『命の重み』をずっしりと肩に食い込ませて彼女の後に続いた。
歩くほどにしっかりと食い込んでくる、だからといって、荷物みたくその辺に放り出せない。それはまさに『命の重み』そして、僕のしたことの『責任の重み』に他ならない。とは言え、僕も自分が魔法が使えるとちゃんとわかっていたら、迂闊にこんな大魔法なんて詠唱しなかったに違いない。
違う、知らなくて良かったのかもしれない。もし知っていたら、僕は時々見ているオラトリオの夢の中でセルディオさんが使っている大魔法をきっちりチェックして、その効果も考えないで、もっと取り返しのつかない魔法を詠唱していたかも。
どっちにしてもこの今が現実なのだから、とりあえず急ごう。中司さんにとっても、この時期にこんな化繊のテントみたいな所に長時間入れられているのはイヤだろうし。
そう思いながら会社の廊下を歩いていると、後少しで通用門を出ると言うところで、谷山先輩が立ち止まる。僕が慌てて彼女の顔をのぞき込んだとき、
「おう、薫ちゃんどうした?」
と、廊下横のブースから声がした。守衛の村井さんだ。彼は僕らの環境が一瞬にして変わっても態度をぜんぜん変えなかった人の一人。彼は社員みんなの良きおじさんなのだ。
「うん、何でもないです」
すると、そう言いながら谷山先輩は僕に目配せした。ああ、一応伏線引いておく訳ね。
「何でもないですじゃないですよ。谷山先輩、すぐに我慢しちゃうんだから」
だから、僕は彼女に合わせて一芝居打ってことさらに谷山先輩の体調不良をアピールしてから、
「じゃぁ僕、谷山先輩を送ってきます」
と言って彼女の肩を抱く。
「そう言ゃ、薫ちゃん顔色良くないな。んじゃ、お大事にな。宮本君頼むな」
村井さんはすっかり真に受けてそう言って手を振ってくれた。
「ありがとう、じゃぁお先に失礼します」
「失礼します、村井さん」
僕たちはそう言ってやっとこ会社を出た。そこで改めて谷山先輩の顔を見る。外の日差しに照らされたその顔はいつもより白い。
もしかしたら、谷山先輩は本当に気分が悪くて立ち止まったのかも。
それから車にたどり着いた僕は、まず後部座席のドアを開けて中司さんを降ろした。そして、
「谷山先輩、助手席だと丸見えだから、後ろに乗ってください」
と言った。
「えっ? お店わからないでしょ、私が運転するわ」
「何言ってるんですか、送られる人が運転したら、シャレにならないでしょ? まだ、100%会社を出た訳じゃないんですよ」
「あ、そうね。じゃぁ、鍵貸してくれる?」
谷山先輩はそう返して、僕から車の鍵を受け取った後、助手席に座り、財布から何かを取り出すとエンジンをかけて、ナビをいじくり始める。
「これで、OK。宮本君、ここに行って」
と言うと、僕が中司さんを降ろした方とは反対のドアから車に乗り込み、中司さんを簡易キャリーから出し、抱き上げる。それを見届けて僕は、ドアを閉めて運転席に乗り込んだ。
僕は『ナビ様の言う通り』に走り出した。谷山先輩が打ち込んだ目的地は『赤ちゃんキャッスル〇〇店』赤ちゃん洋品の大型専門店だ。
「谷山先輩、何でこんな店知ってるんですか?」
(会員証まで持ってるみたいだし)
「私この店の会員なのよ。あ、何か変なこと考えてない? 絵梨紗やデビ君の物を買うのによ」
その質問に、谷山先輩は少々ふくれっ面でそう答えた。クラウディアさんに日本語の読み書きは荷が重いし、でも絵梨紗ちゃんはまだ会員登録出来る歳じゃないから、谷山先輩がサポートしているという事だった。でも、何でそこで怒らなきゃならないんだろ。
そして、ナビ子さんが美しい声で
「目標が近づきました。これでナビを終了します」
と言った直後だった。
「ふぐっ、ぐすっ、おあっ、おんぎゃぁ~!!」
中司さんがけたたましい声で泣き始めたのだ。
-た、タイムアップだ……-
「ねぇ宮本君、急いで私の席から膝掛けと財布取ってきてくれる。部長には私が休憩させても体調が戻らないから、連れて帰りますって言って。私、まさかこんなことになってるって思わなかったから、良くなったら戻りますって言ってきちゃったから」
と頼んだ。
「膝掛けと財布……ですか?」
「うん。鞄はロッカーにあるんだけど、肝心の財布が私の席の長い引き出しに入ったままなの。それに、膝掛けは椅子の上にちゃんと乗ってるから。
この子、こんなごわごわしたスーツにくるまったままなんてかわいそう。それに、私が男物のスーツを持っているのも、宮本君が2着抱えてるのもどっちも変だわ。私はこの子を連れてロッカールームに向かうわ」
「そんなことして見つかったらどうするんですか。中司さんは魔法で寝てるから起きないでしょうし、とりあえず中司さんをこの部屋に残して谷山先輩だけ……」
と言いかけた僕に谷山先輩は
「ダメよ、鮎川たちが交渉を終わって外に出たんだから、ここには直に誰かが片づけに来るわ。それに、ロッカールームに行けさえすれば大丈夫よ。宮本君もそこに私の私物を持って来て」
ぴしゃっとそう言い、じゃぁあまり時間はないからと、僕を置いてさっさとロッカールームに向った。もうこうなれば、彼女がその道中社内の誰にも会わないことを祈るばかりだ。僕もあわてて総務に向かう。そして、谷山先輩に言われた通りに上司の門田さんに伝える。
「そうか、やっぱりな。実は薫姫、最近あんまり調子良くなさそうなんで、内心心配してたんだよ。ちょこちょこ吐くのを堪えてるようだったしな。
俺から会長補佐にチクるのもねぇ」
薫姫はなんか理由付けて辞めさせられるって、戦々恐々としてるとこあるからなと、門田さんはそれを聞いて苦笑した。谷山先輩、このことがなくても体調良くなかったんだ。もしかして、最初に見たとき顔が蒼かったのも、驚いていただけじゃなかったのかも。
あ、ちなみに会長補佐というのは先輩のこと。今、会長は奥さんの実家にいるから。社長は小説の仕事が忙しいし、実質今から社長みたいなモノなんだよね。でも、会長補佐って、なんか苦肉のネーミングだと思わない?
そんなだから、先輩の方はもうすぐにでも結婚したいと思っているみたい。でも、谷山先輩の方がまだ仕事をしていたいと渋っていて、結局あれから1年以上も経つって言うのに、この二人はまだ結婚していないのだ。
「薫姫に、あしたは週末だから気にしないでゆっくり休めって言っといてくれ」
僕はそう言う門田さんに再度頭を下げてロッカールームに向かった。
ロッカールームのドアをノックすると、中から谷山先輩の
「入って」
と言う声がした。でも当然だけど、そのロッカールームは女性用。『入れない』僕がそう思って逡巡していると、
「早く入って。そこに立っているのを見られる方がやばいから」
と谷山先輩に言われて、慌ててあたりを見回して中に飛び込む。すると、そこにはベビーキャリーが用意されていた。スーパーの買い物かごに被せて使うタイプのマイバッグの中に、書類を入れるトレーを仕込んだ苦肉の策だけど。でも瞬時にこんなこと、よく思いついたもんだ。
「宮本君、そこに膝掛けを敷いて」
谷山先輩は、トレーの中に膝掛けを敷くように言い、僕がそうすると、そこに中司さんを
「ちょっと痛いかもしれないけど、我慢してね」
と言いながら寝かせて、それを僕に託した。
「さぁ、本当に時間がないわ、行きましょう。重いけど、絶対に落とさないでね」
と、自分は別の紙袋に彼の着ていたもの一式を詰め込んでロッカールームを出る。
僕は『命の重み』をずっしりと肩に食い込ませて彼女の後に続いた。
歩くほどにしっかりと食い込んでくる、だからといって、荷物みたくその辺に放り出せない。それはまさに『命の重み』そして、僕のしたことの『責任の重み』に他ならない。とは言え、僕も自分が魔法が使えるとちゃんとわかっていたら、迂闊にこんな大魔法なんて詠唱しなかったに違いない。
違う、知らなくて良かったのかもしれない。もし知っていたら、僕は時々見ているオラトリオの夢の中でセルディオさんが使っている大魔法をきっちりチェックして、その効果も考えないで、もっと取り返しのつかない魔法を詠唱していたかも。
どっちにしてもこの今が現実なのだから、とりあえず急ごう。中司さんにとっても、この時期にこんな化繊のテントみたいな所に長時間入れられているのはイヤだろうし。
そう思いながら会社の廊下を歩いていると、後少しで通用門を出ると言うところで、谷山先輩が立ち止まる。僕が慌てて彼女の顔をのぞき込んだとき、
「おう、薫ちゃんどうした?」
と、廊下横のブースから声がした。守衛の村井さんだ。彼は僕らの環境が一瞬にして変わっても態度をぜんぜん変えなかった人の一人。彼は社員みんなの良きおじさんなのだ。
「うん、何でもないです」
すると、そう言いながら谷山先輩は僕に目配せした。ああ、一応伏線引いておく訳ね。
「何でもないですじゃないですよ。谷山先輩、すぐに我慢しちゃうんだから」
だから、僕は彼女に合わせて一芝居打ってことさらに谷山先輩の体調不良をアピールしてから、
「じゃぁ僕、谷山先輩を送ってきます」
と言って彼女の肩を抱く。
「そう言ゃ、薫ちゃん顔色良くないな。んじゃ、お大事にな。宮本君頼むな」
村井さんはすっかり真に受けてそう言って手を振ってくれた。
「ありがとう、じゃぁお先に失礼します」
「失礼します、村井さん」
僕たちはそう言ってやっとこ会社を出た。そこで改めて谷山先輩の顔を見る。外の日差しに照らされたその顔はいつもより白い。
もしかしたら、谷山先輩は本当に気分が悪くて立ち止まったのかも。
それから車にたどり着いた僕は、まず後部座席のドアを開けて中司さんを降ろした。そして、
「谷山先輩、助手席だと丸見えだから、後ろに乗ってください」
と言った。
「えっ? お店わからないでしょ、私が運転するわ」
「何言ってるんですか、送られる人が運転したら、シャレにならないでしょ? まだ、100%会社を出た訳じゃないんですよ」
「あ、そうね。じゃぁ、鍵貸してくれる?」
谷山先輩はそう返して、僕から車の鍵を受け取った後、助手席に座り、財布から何かを取り出すとエンジンをかけて、ナビをいじくり始める。
「これで、OK。宮本君、ここに行って」
と言うと、僕が中司さんを降ろした方とは反対のドアから車に乗り込み、中司さんを簡易キャリーから出し、抱き上げる。それを見届けて僕は、ドアを閉めて運転席に乗り込んだ。
僕は『ナビ様の言う通り』に走り出した。谷山先輩が打ち込んだ目的地は『赤ちゃんキャッスル〇〇店』赤ちゃん洋品の大型専門店だ。
「谷山先輩、何でこんな店知ってるんですか?」
(会員証まで持ってるみたいだし)
「私この店の会員なのよ。あ、何か変なこと考えてない? 絵梨紗やデビ君の物を買うのによ」
その質問に、谷山先輩は少々ふくれっ面でそう答えた。クラウディアさんに日本語の読み書きは荷が重いし、でも絵梨紗ちゃんはまだ会員登録出来る歳じゃないから、谷山先輩がサポートしているという事だった。でも、何でそこで怒らなきゃならないんだろ。
そして、ナビ子さんが美しい声で
「目標が近づきました。これでナビを終了します」
と言った直後だった。
「ふぐっ、ぐすっ、おあっ、おんぎゃぁ~!!」
中司さんがけたたましい声で泣き始めたのだ。
-た、タイムアップだ……-
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハーレム異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーレムです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる