進撃!犬耳機動部隊

kaonohito

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第4話 第二次珊瑚海海戦

Chapter-32

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 年数の整合調整のため、
 DKR-199 → DKR-203
 SSH-198 → SDD-202
 と変更しました。
 また、『ユリン』の電波警戒器をDKR-203に
 変更しました。
 (Chapter-07、Chapter-12、Chapter-13)

 ─※──※──※──※─


「このエンジンを作ったのは誰だあぁあぁぁぁっ!!!!」

 日本、東京府立川市。
 陸軍航空技術研究所。
 図面を持ち上げ、クシャクシャに丸めるか破り捨てるかしかけたのを、精神力でその衝動を押さえつけ、震える手で机に戻す。
「そ、そんなにひどいんですか?」
 日本軍の士官にしては、日本人離れした ──── 耳と尻尾を着けたらヴォルクスと言って通せそうな外見を持つ、大日本帝国陸軍、来栖くるすりょう技術少尉は、その激昂ぶりに驚きながら、問いかけた。
「はっ……──── すみません、失礼しました」
 チハーキュ帝国海軍、ペンデリン・トルヴィン・マクレア高等官4等軍属は、まず、恥ずかしそうにそう謝罪してから、
「酷いと言うか、何を考えてるのか解らんと言うか……」
 と、どっと疲れたような様子になって、ボヤくような口調でそう言った。
 チハーキュ帝国陸海軍の軍属制度で、高等官4等は、職業軍人の少佐に相当する。ペンデリンの本業は、レイアナー重工業航空部門第1技術部々員で、専門はエンジンだった。
 女性である。チハーキュでは女性社会である軍に出向しているからで、元々の職場は日本よりかは女性が多い程度の男性社会だが、日本側はチハーキュ視察に参加したりその報告を受け取ったりした少数の人間以外は、チハーキュ全体の労働力が女性主体だと思い違いを起こしていたりする。
 ペンデリンが振り返って向けた視線の先に、サンプルとしてドイツから輸入された、ダイムラー・ベンツDB601が置かれていた。
「地球でも有数の、科学強国のドイツで開発されたのですが……」
 もう1人、古手河こてがわ佳一けいいちが、フォローするかのように言う。彼は、川崎航空機発動機事業部の技術者だった。
 すると、デミ・ドワーフで、多少ずんぐりした体型の、中性的な子どものような外見のペンデリンは、疲れ切った様子のまま、
「確かに工作技術、素材技術は優れているんでしょうが……」
 と、そう言いながら、視線を古手河の方に向ける。
「その工作精度の高さで余計なことやってると言うか、不必要に凝ってると言うか、そもそもクランクシャフトにコロ軸受なんてこれ多分工数と整備の手間増やしてるだけですよ」
 コロ軸受、コロが円筒のものがローラーベアリング、球体のものがボールベアリングと呼ばれる種の軸受だ。車軸などに使われ、ただの金属軸受(平軸受)に対して、連続回転でも安定する事がメリットなのだが、レシプロ機関のクランクシャフトの場合 ────
「常に強い横圧かかってるんですから、すぐに固渋して削ってるだけになりますよ、こんなの。それとも1回出撃する毎にエンジンバラして交換すること前提なのかなぁ?」
 ──── と、こうなる。少なくともこの当時の冶金技術、工作精度では、多少なり以上の偏軸回転をしているので、本来均一の圧力で軸を受け止めるコロ軸受は不適切だった。後の世になっても、高回転数で回す事の多いバイク用エンジンや、潤滑に難のあるデイ式2ストロークエンジンに採用例はあるものの、4輪車以上の4ストロークエンジンにはあまり使われていない。
「──── やはりそうですか……」
 来栖が口元に指を当てつつ、そう言った。
「解ってたんですか?」
 ペンデリンが、軽く驚いたような表情で訊き返す。
 来栖は深刻そうな表情をしていて、古手河は気まずそうに苦笑していた。
「そこまで具体的には……ただ、我が社川崎航空機としても余裕がない設計をしていると考えておりました。同じドイツ製でももっと実用性の高いユンカース社の発動機を取得したいという意見はあったのですが、その……申し訳ないのですが……」
 言いかけて、古手河は、視線をペンデリンから来栖に移す。
 軍が(海軍も)欧州の緒戦でのBf109の活躍に目を奪われてしまい、そのエンジンということでDB601を強く要望したことで、その軍の依頼でライセンスの取得をする川崎と愛知航空機はDB601を選択せざるを得なかったのだ。
「いえ、気にしないでいいですよ」
 来栖は、難しい顔をしてそう言ってから、今度は彼がペンデリンに視線を向ける。ペンデリンの方も視線を来栖に移す。
「私は特に英語が詳しいということで、英語の資料を整理していたのですが、同じクラスの英米のエンジンではこんなもの採用していませんからね……」
「まぁそうでしょうねぇ……エアレーサー用のエンジン造ってるわけじゃないんだから……」
 ペンデリンは、来栖に同意しつつ、DB601に視線を移す。
「正直うちレイアナー重工業としては、買えるんなら日本の空冷エンジンの方が欲しいですよ」
「日本のですか?」
 ペンデリンのボヤくような言葉に、古手河が驚いたような声を出した。
「はい……あ、川崎さんのじゃなくて申し訳ないのですが……三菱のA8とA10、あれ14気筒なんて3の倍数でも4の倍数でもないのに、反動シャフトもないのによくあの程度の振動で安定して回ってるなぁと……」
 A8は海軍が『金星』、同様にA10は『火星』と呼んでいるものである。陸軍では前者はこの時点では採用例がなく、後者はハ101、一〇〇式一五〇〇馬力発動機としている。
 4ストロークエンジンのシリンダー数は、その1回の行程が完了する2回転の間、爆発間隔が等間隔にでき、尚且つクランク位置も等間隔にできる3の倍数か4の倍数が滑らかに回すのに都合がいい。
 ちなみに反動シャフトは、振動に偏りのある設計のエンジンの振動を消すためにカウンターウェイトのついた軸を回転させるもので、地球ではバランスシャフトと呼ばれる。高回転エンジンの振動を抑制するのに有効だが、当然トルク損失も発生する。レイアナーが液冷12気筒に固執して空冷複列星型は試作レベルで製品化していない理由でもあった。
「三菱さんは確かに」
 古手河が言う。実際、川崎航空機の機体でもキ-45改 二式複座戦闘機『屠龍』などは三菱ハ102(海軍『瑞星』)を採用している。と言うより、川崎の自社製エンジンは主に、日本のメーカーが苦手としている液冷エンジンについて、海外製品のライセンス生産をする事主だった。
「でも、中島さんじゃないんですか?」
「うーん……そう、中島さんは、ドイツのエンジンと似たようながあると言うか、生産に職人芸を要するところが散見されて……悪くはないんですが、どちらか選べと言われたら、三菱さんかなァ」
 少し不思議そうに言う古手河に対し、ペンデリンは少し言いづらそうにしながら答えた。
「それで、ハ40の体質改善の件なんですが……」
「ああ……ええ……」
 これが、ペンデリンがここに来た本題だった。
 DB601のライセンス生産品である川崎ハ40を搭載した川崎キ-61 三式戦闘機『飛燕』、それに同じく愛知航空機製の『熱田』を搭載する海軍の空技廠D4Y 艦上爆撃機『彗星』の、その生産性と低い信頼性の問題について、同じく液冷V型12気筒エンジンを使い慣れているチハーキュ帝国海軍側からその問題への助力を申し出、それをまず大日本帝国陸軍が受け入れ、レイアナーの技術者でもあるペンデリンが派遣されたのだが…………
「これもう、LV12うちのエンジン使いません?」
 ペンデリンは、どこか忌々しそうな表情をしながら、親指でDB601を指しつつ、そう提案した。
「えっ?」
「既知の問題は、代用資材と工作機器の不足でしょう。それは我が国が供給できますが……ぶっちゃけてこれを造る設備があるんなら、LV12なら1.5倍のペースで生産できますよ。それにメンテも簡単な自信があります」
 チハーキュ側は、大日本帝国陸海軍の航空機、及び自動車の整備体制に問題があることをすでに分析していた。整備要員として “” を育てがちで、その結果、整備ノウハウのマニュアル化が進んでいない事である。
 それについては、自国の体制を例にしつつ、どうトゲが立たないように提案したものかとチハーキュ本国で頭を悩ませているところだった。
 だが、それはユーザーとしての軍の立場の話だ。
 メーカーであるレイアナーとしては、普段は、“バタ3サン” などと呼ばれている、空冷横倒2ストロークエンジン搭載の廉価3輪乗用車を普段整備しているような、そんな整備士でも、構造を把握すれば整備できるような “” である必要がある。
「容積が少し大きいですが、パワーウェイトレシオはこっちの方が優秀なぐらいですし、まぁ、軸配置の問題がありますが、マウントの再設計は協力できると思いますし」
 ダイムラー・ベンツDB601は一般的なV型エンジンを逆さまにした倒立型だが、レイアナーLV12は通常の正立型であるため、出力軸の高さの比率がだいぶ異なる。
 ──── が、前面投影面積を考えれば、単発機の場合は空冷星型エンジンにすり替えるよりはよっぽど楽ではある。
「後で報告書にして送りますが、お2人からも上官に伝えておいていただけると。日本の方で決めてくれるんなら、うちレイアナーからも本国の政府や軍に掛け合いますよ」


 霞ヶ関、大日本帝国海軍、軍令部。
 軍令部次長室。
 日露戦争の英雄、東郷平八郎元帥の直筆の書が飾られているこの室内に、本来の部屋の主である伊藤整一中将の他に、訪れた人物が椅子に座り、冊子に纏められた書類を読み込んでいた。
「なるほどな……」
 冊子に一通り目を通した、聯合艦隊司令長官、山本五十六いそろく大将は、それを閉じるようにして、呟いた。
 横須賀航空隊基地の所要に立ち寄った、という山本に、伊藤は、そんな事をしなくとも持って行かせた、と言ったのだが、山本は、午後一番に来て「ついでだから」と言った割には、そのまま日が暮れかける今まで、その冊子を読み込んでいた。
「かなり荒唐無稽な内容になっていると感じましたが、なにか解りましたか?」
 些か怪訝そうな表情をしつつ、伊藤は訊ねる。
 確かに ──── 日清戦争前の防護巡洋艦『畝傍うねび』。それに、更に未来の日本からの物と思しき情報が詰まっていただろう、日本電気の銘板が貼られた箱。これらがエボールグ、チハーキュ帝国本土カムイガルド亜大陸に転移していて、魔法なる別の技術形態が支配していた世界で、そこから科学技術が特異的に出現・発展した。故に、チハーキュの工業製品にはちょくちょく日本と共通点が散見される。──── こんな話は、それを目にしていない人間にとっては、誇大妄想のようにさえ思える。
 ただ、異世界、アマテ・ラス二重恒星系エボールグは確かに存在し、現在、そこへお互い行き来できること、チハーキュに科学技術文明が存在し、それにちょいちょい日本との共通点が見つかる、あまつさえ日本語が通じる、という事は、現実に今、ここに存在している事実なのだ。
「ああ……確かに荒唐無稽に見えるが、だが……これが事実だとすれば、チハーキュの戦争目的が説明できるんだよ」
「そんな事が……? 書かれておりましたか?」
 山本の言葉に、伊藤は、軽く驚いたような表情になって、訊き返した。
「うん。それに、今までもそれらしいところは何度か見ているよ」
 そこまでは穏やかに言った山本だが、俄に表情を強張らせた。
「伊藤君……この戦争は簡単に終わらないよ」
「それは、どういう?」
「もう断言していいと思うな。それ以外に説明ができない。チハーキュの戦争目的は ────」

「──── アメリカ合衆国、だ」


 9月4日。
 チハーキュ帝国海軍地球派遣艦隊、第61任務部隊は、8月中旬まで、ミッドウェイ方面への米軍反攻を警戒して北西部太平洋に存在していたが、配置転換命令を受けて、日本海軍の拠点であるトラック諸島で補給を行った後、ラバウル方面へ向かって南下していた。この配転命令に際して、地球派遣艦隊東京本隊指揮下にあった第61任務部隊は、南太平洋支隊指揮下となり、名称は第72任務部隊と変更された。
 ミッドウェイ・サイパン方面の警戒は、ミッドウェイ沖海戦後に再編された大日本帝国海軍、旧・第一航空艦隊、現・第三艦隊のうち、第五航空戦隊(空母『翔鶴』『瑞鶴』『瑞鳳』)を除いた空母群を中心とした部隊が、入れ替わりにこの任務にあたっている。
 日本空母がソロモン方面支援に向かわず、このような玉突きでの作戦配置となったのは理由がある。再編中、空母『赤城』『加賀』『蒼龍』に、チハーキュ帝国海軍DKR-203電波警戒器の取り付けが実施されたのだが、日本側が行ったアンテナ艤装の精度が甘く、チハーキュの技術者を乗せてアンテナ整合を取り直しているところだった。
 また、チハーキュ艦はDKA-1対空電波警戒器が制式化された新学暦201年頃から、艦内に増える電装品に安定して電力を送るため、直流300Vから単相交流375V・30c/sサイクル毎秒への変更を開始し、現在はほとんど完了している。DKR-203電波警戒器はこれを前提にパッケージ化されているため、艦内電源が直流220Vの日本艦に載せるには、これに対応した受電ユニットが必要になり、ワンオフ当然に製造されたそれらの試運転も兼ねている。
「潜水艦狩りに飽き飽きしていたところだったが、ようやく水の上か陸の上の目標に攻撃できそうだ」
 チハーキュ参戦の諸端となったミッドウェイ沖海戦で、空母『トヨカムネア』飛行隊長をしていたハンセリア・ルーデリア・ルーピェン少佐は、地球派遣艦隊の活動開始に際して、レムリアス級空母『アフルヘイムラー』の飛行隊長となる辞令が発令されていた。
 ミッドウェイ方面は米軍の反攻があり得る有力候補だったが、実際の連合軍の反攻はソロモン方面に向いていた。とは言えカラにするわけにも行かない。
 その間、どうも日本軍が軽視しているせいで連合軍の潜水艦が味方の制海権内にもちょくちょく出没しているらしいぞ、ということで、第61任務部隊は、サイパンからミッドウェイにかけての海域で対潜哨戒を行っていた。
 ハンセリアは内心不満だったものの、任務をこなした。8月10日に明らかに味方のものではない潜水艦を発見し、航空爆雷を投下して撃沈している。ハンセリア達が知る由もなかったが、この潜水艦は米海軍の新鋭潜水艦であるガトー級『グロウラー』だった。
「あーあ、退屈だったー!」
 任務中に不満を口にして体よく雑用を言いつけられたどこぞの誰かと異なり、本心を抑えていたが、ようやくチマチマした任務から活発な作戦に移動できると、飛行甲板のど真ん中に立って、身体を解していた。
 一方 ────
「『すでに戦闘状態と心得よ』……か」
 旗艦、空母『レムリアス』の戦闘艦橋では、第61任務部隊からそのまま引き続き第72任務部隊指揮官となった、アリーネ・サリア・クロウフォード中将は、東京の地球派遣艦隊司令部からの通信を受け、訝しげな表情をしていた。
「海軍は海にあっては常在戦場、と思ってはいるところだけど……」
 フィリシスのアリーネは、一瞬だけ、緊張感を失ったような顔をして、そう呟く。
 アリシアがリティアを使っていたように、ヴォルクスの海軍高官が、その夜目の良さを買ってフィリシスの副官を使いたがる事が多いため、さらに昇進して高位指揮官になるフィリシスも多い。──── が、その多くは巡洋艦と駆逐艦主体の艦隊を専攻とする、日本でいうところの水雷屋だ。
 アリーネは例外の1人である。ただしそぉおぉぉぉっこまで稀かと言うとそうでもないのだが、アリーネは巡洋艦の副長をやっていた頃に、飛び始めたばかりの海軍水上機を見上げてばかりいたら、空母部隊の指揮官が随伴水上艦の指揮代行アリーネを使いたがり ──── 実際には、航空機を早いうちから重視していたチハーキュ帝国海軍にあっても、その初期からごく近年までにおいては、空母部隊指揮官というのは異端で、喜んでやる者がいたら引き上げたいというのが本音だったわけだが、アリーネ自身も悪い気もせず、そう使われているうちに自身も任務部隊指揮官の資格を持っていた。
「それをわざわざ言ってくるということは……」
 逆に、ヴォルクスの指揮官補、エミリア・ハミルトン・ベロー准将が、険しい表情をして、低い声で言う。
「もうアメリカ艦隊が動いているってことね……」
 アリーネは、普段「どこかのんびりしている」と言われるの表情を消して、フィリシスらしい隠れツリ目を細めて言う。
 第72任務部隊は、ソロモン方面で状況打開のために動く米空母部隊を警戒し発見次第邀撃する、という任務の為に配転命令が出された。
 同様に、日本海軍の第五航空戦隊を中心した部隊も、別行動だがニューブリテン島東側の海域に向かっている。
 アメリカ側の暗号はまだ解読中、というよりチハーキュ帝国陸海軍としては解読のためのサンプルの採取中だったが、それでも大型艦の移動を隠し通すのは困難だ。
 ミッドウェイのときも、日本側もその直前までには米側の大型艦の呼出符号らしい通信を傍受し、警告を発してはいる。
 しかし、あえてこの時点でこの通信がもたらされたということは ────
「準戦闘警戒態勢継続、ただし、敵はもうこっちを見ているつもりで警戒に当たるよう徹底、他艦にも通告!」
「ハッ! 警戒を厳にいたします!」
 レムリアス艦長、エヴリン・サルナ・マーティン大佐は、敬礼を伴ってこたえると、自艦の通信士に指示を伝達する。
「ラバウルの陸軍航空隊は?」
「はっ、すでに哨戒機を飛ばしています!」
 アリーネが問いかけると、エミリアがそう答えた。
「よし、ただし陸上機ばかりに頼るな、通信と電波警戒器の監視は厳に!」
「了解!」
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