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第21話 立太子の儀でひと悶着起こす事になる。
Chapter-27
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エミは大祭壇の階段を駆け上り、ガスパル王とジグル王子のもとに駆け寄った。
ドレスのスカートを惜しげもなく裂き、そこからショートソードを抜く。
エミは、ガスパル王とシグル王子を庇うように立ち、剣を構える。
だが────
「貴様! 陛下とシグル殿下に何をする気だ!?」
エミにかけられたのは、そう言って咎める声だった。
その声の主は、あのクロヴィス大佐だった。3人の兵士を引き連れている。
「私は、ガスパル陛下とシグル殿下をお守りするよう、依頼を受けた」
「外国の使節団に、なぜ我が国の陛下と殿下の守護を頼まなければならない!?」
エミの言葉に対し、クロヴィスは険しい表情で、再度問いただすような声を上げた。
「襲撃者が魔導師を雇っているから、アルヴィンやリリーがいないと対抗しきれないという話……」
「何っ!?」
一見、落ち着き払ったようなエミの言葉。
それに対し、クロヴィスが聞き返すような声を出す。
「アシル王子に頼まれた」
「アシル殿下が!? それは本当かっ!?」
クロヴィスの言葉はまだ烈しかったが、敵対感が消えていっているようにとれた。
その時。
ガスパル王とシグル王子、それにクロヴィス達をも取り囲むほどの魔法のシールドが、2重に現れた。
次の刹那、強力な魔法の火焔弾が打ち込まれ、シールドに弾かれて、エミの目の前で飛び散った。
「今、2重に出たシールドのうち、片方を張っているのは、リリー」
エミは、クロヴィスにそう告げる。
「リリー殿が!?」
クロヴィスは驚いたように聞き返した。
「もうひとつのシールドを、張っている人物を、あなた方は知っているの?」
1度目の魔法攻撃があった後にも関わらず、クロヴィス達は特に魔法に対策している様子もなく出てきた。
そのため、エミはクロヴィス達が、リリーとほぼ同一のタイミングで魔法のシールドを張っている人間について知っているのではないかと考えた。
「それは、ブリアック殿下に決まっているだろう」
「え……!?」
クロヴィスの答えに、今度は、エミの方が少し動揺した。
──※─※─※──
大祭壇の下はもう大混乱の大騒ぎとなっていた。
「くそっ、ここにいても埒が明かない!」
俺は、大祭壇の上に向かうことを考えた。だが、群衆が右往左往の大パニックを起こしており、そこを縫って移動していくのは、かなり難しいように見えた。
「姉弟子、飛びましょう」
「それはいいが、みんなはどうする?」
俺が提案するように言うと、姉弟子は聞き返してきた。
「この際、みんなで飛びます」
キャロやミーラ、ジャックを置いていくのは心配だった。いや、武器があればこの3人でもどうとでもするのだろうが、混乱している今、下手に武器を持ちせるのは危ない。
ジャックは剣が使えるからいいとしても、キャロやミーラの場合、鞘に収めておくというわけには行かないのだ。
「姉弟子は、ジャックをお願いします」
「解った」
姉弟子の答えを聞くと、俺は右手でキャロ、左手でミーラを抱き寄せた。
「え、ちょっ、な、何よ……」
「アルヴィン、今はこのようなことをしている場合では……」
2人は、何を勘違いしたのか、恥ずかしそうな声を俺にかけてくるが、
「ふたりとも、しっかりつかまってて!」
と、俺はそれを説明する間も惜しいとばかりに、魔法を略詠唱で発動させる。
「ソーリング・ウィング」
俺は、2人を抱きかかえるようにして、飛翔の魔法を使った。
俺も入れて3人分になったためか、飛翔というより、大きな跳躍をしたような感じになってしまったが、エミの至近に、足元の方から、着地する。
同じようにして、姉弟子がジャックを抱えるようにしながら、飛んできた。
「ちょっと、もうちょっと優しくやりなさいよー!」
キャロが抗議の声を上げてくる。
だが、今はそれに構っている場合ではなかった。
「こっちの話は、どこまで話したんだ?」
俺は、エミに問いかけた。
「私達に国王とシグル王子を護るように依頼してきたのが、アシル王子だということまで」
エミはそう答える。
「それで」
俺は、そう言ってクロヴィス大佐達の方を見る。
「クロヴィス大佐達に行動を命じたのは誰なんですか?」
「もう聞いた。ブリアック王子……」
俺はクロヴィス大佐達に向かって聞いたが、エミがそう答えてきた。
「え、どういうことだ?」
俺は、ますます状況が理解できずに、混乱の声を出してしまう。
「アルヴィン殿、今はそんなことを言い争っている場合ではありませんぞ!」
その声に、はっと割に帰る。ガスパル王が、険しい表情をしていた。
「クロヴィス、とにかく下の騒ぎを止めさせるんだ」
「は、ハッ」
ガスパル王に言われ、クロヴィス大佐は我に返ったようになりつつ、そう言った。
「閣下、我々で陛下とシグル殿下を安全な場所に移動させたいかと存じます」
「あ、ああ、そうだな、頼む」
ん?
なんかおかしくないか?
今言ったのは、クロヴィス大佐が連れてきていた3人の部下だ。
だが、名もない一兵卒が国王や次期国王の見の安全を預かる、なんて事がありえるのか?
しかし、クロヴィス大佐は、王から直々の命令を受けてしまい、その為に動かざるを得ない。
「さ、陛下、シグル殿下、こちらへ」
「うむ」
兵たちは、ガスパル国王とシグル王子を先導して、大祭壇の下へと通じる通路へと連れて行こうとする。
俺達は、当然、といったような顔で、それについていった。
「…………」
「…………」
大祭壇を降りる通路、外の喧騒とは切り離されたそこに至ったとき、兵士が歩みを止めた。
「お前たち、なぜついてきている」
兵士が、俺達に問いかけてくる。
「いやだって、ついてくるなとは言われなかったし、さっき言ったとおり、俺達もアシル殿下に2人のことを頼まれているんでね」
俺は、トボけたような顔で、そう言ってみせてから、
「そういうあんたらこそ、陛下とシグル殿下をどこへ連れて行く気だ?」
と、声を低くし、睨むような視線を向けつつ、そう言った。
「なんだと……どういうことだ!?」
ガスパル国王が、怪訝そうな表情を兵士たちに向ける。
シグル王子が、その王と、兵士たちの間に立ちはだかるように、そう言った。
「こうなっては仕方ない、やはり貴様らに、国王殺害犯になってもらうとするか」
「やっぱりそうくるかっ!」
クイック・モーションでアクア・ブリッドを2発、立て続けに射撃する。
兵士のうち、2人がそれをモロに受けて、吹っ飛んだ。
手は抜いたから、絶命はしていないはずだが。
「うぉぉぉぉぉっ!」
残る1人が、シグル王子めがけて、剣を突き立てようとする。
シグル王子は、自ら剣を抜いて、それに応戦した。
だが、シグル王子の剣は、儀式用の宝飾の剣。
刃がついてないのだ。
それでも、2回も兵士の剣を弾いたのは、なかなかの腕前だ。
だが、それでこっちは困ってしまっている。
シグル王子と相手の兵士とが近すぎて、下手に射撃系の魔法を使って、狙いが逸れると、シグル王子に当たってしまう。
「ハッ!」
シグル王子と兵士が何度かの剣戟を交わした後、そこへ素早く割って入り込むように、エミがショートソードで兵士の腕を狙った。
「ぐぁっ!」
兵士がくぐもった悲鳴を上げ、剣を取り落した。
「命までは取らない……でも、しばらくは物を持てないはず。きちんと手当をしないと、ずっとそのままになる」
エミが、ショートソードを引き戻しながら、そう言った。
「ガスパル陛下、どこか安全なところはないんですか?」
俺がそう訊ねると、
「そのまま大祭壇の最下層まで行けばいい。この騒ぎが収まるまでは籠城できる部屋がある」
と、ガスパル王は答えた。
「よし、じゃあそこまで──」
行こう、と俺が言おうとしたとき。
「! ハッ」
最後尾にいた姉弟子が、振り向きざま、魔法のシールドを張る。
爆炎が、シールド越しに俺達に光を浴びせてくる。
「ククク……逃さんぞ、貴様ら……」
ローブを身に着けた、いかにも魔導師然とした格好の男が、階段の上側から、俺達を見下ろしていた。
ドレスのスカートを惜しげもなく裂き、そこからショートソードを抜く。
エミは、ガスパル王とシグル王子を庇うように立ち、剣を構える。
だが────
「貴様! 陛下とシグル殿下に何をする気だ!?」
エミにかけられたのは、そう言って咎める声だった。
その声の主は、あのクロヴィス大佐だった。3人の兵士を引き連れている。
「私は、ガスパル陛下とシグル殿下をお守りするよう、依頼を受けた」
「外国の使節団に、なぜ我が国の陛下と殿下の守護を頼まなければならない!?」
エミの言葉に対し、クロヴィスは険しい表情で、再度問いただすような声を上げた。
「襲撃者が魔導師を雇っているから、アルヴィンやリリーがいないと対抗しきれないという話……」
「何っ!?」
一見、落ち着き払ったようなエミの言葉。
それに対し、クロヴィスが聞き返すような声を出す。
「アシル王子に頼まれた」
「アシル殿下が!? それは本当かっ!?」
クロヴィスの言葉はまだ烈しかったが、敵対感が消えていっているようにとれた。
その時。
ガスパル王とシグル王子、それにクロヴィス達をも取り囲むほどの魔法のシールドが、2重に現れた。
次の刹那、強力な魔法の火焔弾が打ち込まれ、シールドに弾かれて、エミの目の前で飛び散った。
「今、2重に出たシールドのうち、片方を張っているのは、リリー」
エミは、クロヴィスにそう告げる。
「リリー殿が!?」
クロヴィスは驚いたように聞き返した。
「もうひとつのシールドを、張っている人物を、あなた方は知っているの?」
1度目の魔法攻撃があった後にも関わらず、クロヴィス達は特に魔法に対策している様子もなく出てきた。
そのため、エミはクロヴィス達が、リリーとほぼ同一のタイミングで魔法のシールドを張っている人間について知っているのではないかと考えた。
「それは、ブリアック殿下に決まっているだろう」
「え……!?」
クロヴィスの答えに、今度は、エミの方が少し動揺した。
──※─※─※──
大祭壇の下はもう大混乱の大騒ぎとなっていた。
「くそっ、ここにいても埒が明かない!」
俺は、大祭壇の上に向かうことを考えた。だが、群衆が右往左往の大パニックを起こしており、そこを縫って移動していくのは、かなり難しいように見えた。
「姉弟子、飛びましょう」
「それはいいが、みんなはどうする?」
俺が提案するように言うと、姉弟子は聞き返してきた。
「この際、みんなで飛びます」
キャロやミーラ、ジャックを置いていくのは心配だった。いや、武器があればこの3人でもどうとでもするのだろうが、混乱している今、下手に武器を持ちせるのは危ない。
ジャックは剣が使えるからいいとしても、キャロやミーラの場合、鞘に収めておくというわけには行かないのだ。
「姉弟子は、ジャックをお願いします」
「解った」
姉弟子の答えを聞くと、俺は右手でキャロ、左手でミーラを抱き寄せた。
「え、ちょっ、な、何よ……」
「アルヴィン、今はこのようなことをしている場合では……」
2人は、何を勘違いしたのか、恥ずかしそうな声を俺にかけてくるが、
「ふたりとも、しっかりつかまってて!」
と、俺はそれを説明する間も惜しいとばかりに、魔法を略詠唱で発動させる。
「ソーリング・ウィング」
俺は、2人を抱きかかえるようにして、飛翔の魔法を使った。
俺も入れて3人分になったためか、飛翔というより、大きな跳躍をしたような感じになってしまったが、エミの至近に、足元の方から、着地する。
同じようにして、姉弟子がジャックを抱えるようにしながら、飛んできた。
「ちょっと、もうちょっと優しくやりなさいよー!」
キャロが抗議の声を上げてくる。
だが、今はそれに構っている場合ではなかった。
「こっちの話は、どこまで話したんだ?」
俺は、エミに問いかけた。
「私達に国王とシグル王子を護るように依頼してきたのが、アシル王子だということまで」
エミはそう答える。
「それで」
俺は、そう言ってクロヴィス大佐達の方を見る。
「クロヴィス大佐達に行動を命じたのは誰なんですか?」
「もう聞いた。ブリアック王子……」
俺はクロヴィス大佐達に向かって聞いたが、エミがそう答えてきた。
「え、どういうことだ?」
俺は、ますます状況が理解できずに、混乱の声を出してしまう。
「アルヴィン殿、今はそんなことを言い争っている場合ではありませんぞ!」
その声に、はっと割に帰る。ガスパル王が、険しい表情をしていた。
「クロヴィス、とにかく下の騒ぎを止めさせるんだ」
「は、ハッ」
ガスパル王に言われ、クロヴィス大佐は我に返ったようになりつつ、そう言った。
「閣下、我々で陛下とシグル殿下を安全な場所に移動させたいかと存じます」
「あ、ああ、そうだな、頼む」
ん?
なんかおかしくないか?
今言ったのは、クロヴィス大佐が連れてきていた3人の部下だ。
だが、名もない一兵卒が国王や次期国王の見の安全を預かる、なんて事がありえるのか?
しかし、クロヴィス大佐は、王から直々の命令を受けてしまい、その為に動かざるを得ない。
「さ、陛下、シグル殿下、こちらへ」
「うむ」
兵たちは、ガスパル国王とシグル王子を先導して、大祭壇の下へと通じる通路へと連れて行こうとする。
俺達は、当然、といったような顔で、それについていった。
「…………」
「…………」
大祭壇を降りる通路、外の喧騒とは切り離されたそこに至ったとき、兵士が歩みを止めた。
「お前たち、なぜついてきている」
兵士が、俺達に問いかけてくる。
「いやだって、ついてくるなとは言われなかったし、さっき言ったとおり、俺達もアシル殿下に2人のことを頼まれているんでね」
俺は、トボけたような顔で、そう言ってみせてから、
「そういうあんたらこそ、陛下とシグル殿下をどこへ連れて行く気だ?」
と、声を低くし、睨むような視線を向けつつ、そう言った。
「なんだと……どういうことだ!?」
ガスパル国王が、怪訝そうな表情を兵士たちに向ける。
シグル王子が、その王と、兵士たちの間に立ちはだかるように、そう言った。
「こうなっては仕方ない、やはり貴様らに、国王殺害犯になってもらうとするか」
「やっぱりそうくるかっ!」
クイック・モーションでアクア・ブリッドを2発、立て続けに射撃する。
兵士のうち、2人がそれをモロに受けて、吹っ飛んだ。
手は抜いたから、絶命はしていないはずだが。
「うぉぉぉぉぉっ!」
残る1人が、シグル王子めがけて、剣を突き立てようとする。
シグル王子は、自ら剣を抜いて、それに応戦した。
だが、シグル王子の剣は、儀式用の宝飾の剣。
刃がついてないのだ。
それでも、2回も兵士の剣を弾いたのは、なかなかの腕前だ。
だが、それでこっちは困ってしまっている。
シグル王子と相手の兵士とが近すぎて、下手に射撃系の魔法を使って、狙いが逸れると、シグル王子に当たってしまう。
「ハッ!」
シグル王子と兵士が何度かの剣戟を交わした後、そこへ素早く割って入り込むように、エミがショートソードで兵士の腕を狙った。
「ぐぁっ!」
兵士がくぐもった悲鳴を上げ、剣を取り落した。
「命までは取らない……でも、しばらくは物を持てないはず。きちんと手当をしないと、ずっとそのままになる」
エミが、ショートソードを引き戻しながら、そう言った。
「ガスパル陛下、どこか安全なところはないんですか?」
俺がそう訊ねると、
「そのまま大祭壇の最下層まで行けばいい。この騒ぎが収まるまでは籠城できる部屋がある」
と、ガスパル王は答えた。
「よし、じゃあそこまで──」
行こう、と俺が言おうとしたとき。
「! ハッ」
最後尾にいた姉弟子が、振り向きざま、魔法のシールドを張る。
爆炎が、シールド越しに俺達に光を浴びせてくる。
「ククク……逃さんぞ、貴様ら……」
ローブを身に着けた、いかにも魔導師然とした格好の男が、階段の上側から、俺達を見下ろしていた。
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