普通のRPGだと思ったらなんか違うんだが!?

黒弧 追兎

文字の大きさ
9 / 9

魔法使い

しおりを挟む
「んー、酒場に来てみたけどいないね」

剣三人と弓一人では少し戦力が足りなく、魔法使いが今度は欲しいとなって冬馬君と酒場にやってきた。それでも酒場にいるのは剣使いが多く魔法使いが居ても大半がパーティを組んでしまっている。

「怜さん帰ろうか」
「そうだね……っ!?~~っ!!」
「どうしたの?」

諦めて宿に帰ろうと席を立ち上がった瞬間身体中を舐めまわされるような感触が走りくすぐったさにしゃがみこんだ。服の下に触手が這っているようなそれに服の下を見るが全く何も無くただくすぐったさが増すだけだった。

「大丈夫?」
「たすっ、だっ大丈夫っ、!?」

冬馬君に助けを求めようと声を出せば自分の意思とは違う言葉が飛び出た。何十枚という舌で舐められ嬲られているような感覚に身体の端々を抑えながらビクンッビクンッと跳ね悶える。魔物なんて居るはずのないここでこんなことになるのは魔法の使える魔法使いの仕業としか考えられなくて魔法をかけている魔法使いを探そうと辺りを見渡す。

「~~っ、!?!!?」

絶対あの人だ。ニヤニヤと口角をあげて俺を見ている。
しゃがみ込む俺を冬馬くんが見つめている。どうにかしてやめさせようと睨むが一切止まる事はなくそのまま近づいてくる。

「ひッ!、ンッぅうふふッ、ーっ、フフぅっむぅう!?っ~ん!!んッ、ぅうふふっ、ぁ!」
「どうしたの?」

激しくなったくすぐりに声を出さないよう口を押さえて我慢するしかない。ここ数日、くすぐられ続け過敏になった身体には耐えがたい。

「大丈夫?俺の宿来る?」
「は、はっあ……あんた、が!?」
「しー、今ここでもっとくすぐったくもできるんだよ?さーん、にぃー、ぃいー?」
「っ、ふ、ッー、わかっ、たッから!……はひっ、ぅう……」

今のままでも辛く気が狂いそうなほどくすぐったいというのにこれ以上なんて考えただけで可笑しくなりそうだ。にやにやと嫌らしげに笑う魔法使いは本当に実行してしまいそうでカウントダウンと共に折られる指の数に必死で頷く。

「よっ、とじゃあいくか」
「は?ちょ、怜さんを離してよ!」
「なっ、んんっ!はひっ、うそつきぃッんんっ、はぁ!はは、!や、ぁあはは!」
「怜さん!?どうしたの!?あんたでしょ!!」

わかったって言ったのに!!
頷いた俺を軽々横抱きにした魔法使いに抵抗する間も無く擽感が身体中を駆け巡る。
止まないくすぐったさに声が抑えられない。身体中を嬲る舌の柔らかなものに舐められるような感触に合わせて、細かく皮膚の表面をこちょこちょと這いまわられるような耐えがたく辛い擽感に身体を振り乱してたいのに声が出るだけで全く身体を動かせない。
魔法使いに降ろせと言ってくれる冬馬くんに心配をかけたくないのに止まらない擽感は治るどころかますます勢いを増している気がする。

「やだっ、ねええッ!!なんでぇへへ!!こんなこと、っーはひひっぃひひぁはははは!!!」

周りを気にする余裕もないくらい辛いくすぐったさに悶絶しながら歩きで十分はある宿に着くまで俺は得体の知れない魔法というものにくすぐられ続けた。
街中は安全なんじゃなかったのかよ!!!!
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

なな
2023.02.18 なな

最高です!更新待ってます🥲

2023.02.21 黒弧 追兎

ありがとうございます!

解除

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話

八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。 古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。

寝てる間に××されてる!?

しづ未
BL
どこでも寝てしまう男子高校生が寝てる間に色々な被害に遭う話です。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

牛獣人の僕のお乳で育った子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!!

ほじにほじほじ
BL
牛獣人のモノアの一族は代々牛乳売りの仕事を生業としてきた。 牛乳には2種類ある、家畜の牛から出る牛乳と牛獣人から出る牛乳だ。 牛獣人の女性は一定の年齢になると自らの意思てお乳を出すことが出来る。 そして、僕たち家族普段は家畜の牛の牛乳を売っているが母と姉達の牛乳は濃厚で喉越しや舌触りが良いお貴族様に高値で売っていた。 ある日僕たち一家を呼んだお貴族様のご子息様がお乳を呑まないと相談を受けたのが全ての始まりー 母や姉達の牛乳を詰めた哺乳瓶を与えてみても、母や姉達のお乳を直接与えてみても飲んでくれない赤子。 そんな時ふと赤子と目が合うと僕を見て何かを訴えてくるー 「え?僕のお乳が飲みたいの?」 「僕はまだ子供でしかも男だからでないよ。」 「え?何言ってるの姉さん達!僕のお乳に牛乳を垂らして飲ませてみろだなんて!そんなの上手くいくわけ…え、飲んでるよ?え?」 そんなこんなで、お乳を呑まない赤子が飲んだ噂は広がり他のお貴族様達にもうちの子がお乳を飲んでくれないの!と言う相談を受けて、他のほとんどの子は母や姉達のお乳で飲んでくれる子だったけど何故か数人には僕のお乳がお気に召したようでー 昔お乳をあたえた子達が僕のお乳が忘れられないと迫ってきます!! 「僕はお乳を貸しただけで牛乳は母さんと姉さん達のなのに!どうしてこうなった!?」 * 総受けで、固定カプを決めるかはまだまだ不明です。 いいね♡やお気に入り登録☆をしてくださいますと励みになります(><) 誤字脱字、言葉使いが変な所がありましたら脳内変換して頂けますと幸いです。

先輩、可愛がってください

ゆもたに
BL
棒アイスを頬張ってる先輩を見て、「あー……ち◯ぽぶち込みてぇ」とつい言ってしまった天然な後輩の話

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。