8 / 9
訓練
しおりを挟む
「んっ、はひっ!?……んぁあっあ!たすけっんぅ!」
「本当にバグってるんだぁ、怜さんすっごい可愛い。」
今、俺は引き摺られるように訓練所と言うらしい所に来て激しいくすぐりの責めにあっている。機械的に現れるモンスターが容赦なく攻撃をする。遠距離型だと知っているにも関わらず放り込まれた訓練場で為すすべも無いままモンスターの攻撃を甘受する。パーティの三人は遠くで眺めるだけ。
イージーだと俺をパーティに誘った快君は説明してくれたけどチュートリアルの状態でいっぱいいっぱいだった俺には悶絶ものだ。
「はひっひひっ!!やぁっははははっ!ひゃああっんんんっ!?それらめ、へへへっ!」
中でも一番、抱きついて触るタイプが効いて弓では攻撃出来ないし離れてくれないから厄介だ。もうパーティの子達が見てるのも関係なく声が抑えられない。
「よ、とぉ……怜さん弱いね。」
「ありがっんんっ……ちょっ、やめろぉっ!」
鮮やかな剣さばきで俺に群がっていたモンスター達を倒した流樹君は笑い疲れて動けない俺の脇腹をつつく。過敏になった身体はそれだけで跳ねて頬がヒクつく。
「でも怜さん、バグってんだからこれにも慣れないと戦えないし。」
「確かに。攻撃されるたびに崩れ落ちてたら大変だしね。耐えられるようにならないと。」
「怜さん頑張ろうね?」
「ぇ……?は、まっちょっ!?んんんっ!!ひはぁっ、むっ……むりぃひひっ!」
一斉に降りかかった手に逃げる隙も無く流樹君に脇腹、冬馬君に脇、快君に首元をくすぐられる。モンスターとは違い攻撃ではないそれはちゃんと服の上からの刺激だけどそれでも三人から責められるのは耐えられない。
もみもみ、こちょこちょ、さわさわ。どれも違うくすぐったさに逃げようと腰を捩らせるが脚と腰に跨られ重くはないが動けない。
「ひゃぁ、はひひっ、もっ……わかっんははははっぁ、くすぐ、たぃからぁっ、やめぇっ!」
「ほらほら怜さん頑張って?」
「んー!!そっ、こでしゃべんんん!なぁははははっ!!」
「怜さん耳弱いの?可愛いね。」
少し高めの快君の声と生暖かい吐息が耳にかかり肩が震えた。柔らかい指先で首に触れられると背中がぞわぞわして鳥肌が立つ。
「ひはははっ!もうっやぁだあっひひっ、やめぇへへへ!!」
「怜さんギブアップ?」
「ぎっ、ぎぶあっはははっ、ぎぶあっぷ!!んんー!はひぃっ!」
「ちょっと激しかったかな?」
「怜さんごめんな、立てるか?」
流樹君の手を掴んで立とうと立ち上がったけれど足に力がはいらなくて傾いた。倒れるっ、怖さに目を瞑ったけど身体に痛みは走らない。
「よいしょっ、とよし、このまま宿に行くか。」
「えっ?ちょっ、大丈夫だから降ろして!?」
「じゃあ、行くか。」
傾いた俺を支えてくれた流樹君はそのまま俺を抱き上げお姫様抱っこで運ぶと言い出した。待って、待って、もう歩けるから。そう言いながら俺よりも逞しい胸元を叩いても降ろしてくれることはなく、じーっと見てくる二人の視線と羞恥心に耐えながら宿に向かった。
「本当にバグってるんだぁ、怜さんすっごい可愛い。」
今、俺は引き摺られるように訓練所と言うらしい所に来て激しいくすぐりの責めにあっている。機械的に現れるモンスターが容赦なく攻撃をする。遠距離型だと知っているにも関わらず放り込まれた訓練場で為すすべも無いままモンスターの攻撃を甘受する。パーティの三人は遠くで眺めるだけ。
イージーだと俺をパーティに誘った快君は説明してくれたけどチュートリアルの状態でいっぱいいっぱいだった俺には悶絶ものだ。
「はひっひひっ!!やぁっははははっ!ひゃああっんんんっ!?それらめ、へへへっ!」
中でも一番、抱きついて触るタイプが効いて弓では攻撃出来ないし離れてくれないから厄介だ。もうパーティの子達が見てるのも関係なく声が抑えられない。
「よ、とぉ……怜さん弱いね。」
「ありがっんんっ……ちょっ、やめろぉっ!」
鮮やかな剣さばきで俺に群がっていたモンスター達を倒した流樹君は笑い疲れて動けない俺の脇腹をつつく。過敏になった身体はそれだけで跳ねて頬がヒクつく。
「でも怜さん、バグってんだからこれにも慣れないと戦えないし。」
「確かに。攻撃されるたびに崩れ落ちてたら大変だしね。耐えられるようにならないと。」
「怜さん頑張ろうね?」
「ぇ……?は、まっちょっ!?んんんっ!!ひはぁっ、むっ……むりぃひひっ!」
一斉に降りかかった手に逃げる隙も無く流樹君に脇腹、冬馬君に脇、快君に首元をくすぐられる。モンスターとは違い攻撃ではないそれはちゃんと服の上からの刺激だけどそれでも三人から責められるのは耐えられない。
もみもみ、こちょこちょ、さわさわ。どれも違うくすぐったさに逃げようと腰を捩らせるが脚と腰に跨られ重くはないが動けない。
「ひゃぁ、はひひっ、もっ……わかっんははははっぁ、くすぐ、たぃからぁっ、やめぇっ!」
「ほらほら怜さん頑張って?」
「んー!!そっ、こでしゃべんんん!なぁははははっ!!」
「怜さん耳弱いの?可愛いね。」
少し高めの快君の声と生暖かい吐息が耳にかかり肩が震えた。柔らかい指先で首に触れられると背中がぞわぞわして鳥肌が立つ。
「ひはははっ!もうっやぁだあっひひっ、やめぇへへへ!!」
「怜さんギブアップ?」
「ぎっ、ぎぶあっはははっ、ぎぶあっぷ!!んんー!はひぃっ!」
「ちょっと激しかったかな?」
「怜さんごめんな、立てるか?」
流樹君の手を掴んで立とうと立ち上がったけれど足に力がはいらなくて傾いた。倒れるっ、怖さに目を瞑ったけど身体に痛みは走らない。
「よいしょっ、とよし、このまま宿に行くか。」
「えっ?ちょっ、大丈夫だから降ろして!?」
「じゃあ、行くか。」
傾いた俺を支えてくれた流樹君はそのまま俺を抱き上げお姫様抱っこで運ぶと言い出した。待って、待って、もう歩けるから。そう言いながら俺よりも逞しい胸元を叩いても降ろしてくれることはなく、じーっと見てくる二人の視線と羞恥心に耐えながら宿に向かった。
11
あなたにおすすめの小説
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる