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第二章
第五話
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自分にできそうな依頼を、ぼちぼちこなしてみた。
{冒険者パーティーの荷物持ち&倒した獲物の運搬}
2トンダンプでついていって、フォークリフトで積み、ギルドでダンプアップして降ろすだけ。
{港の船着場の補修、補強工事}
型枠と鉄筋を組みまくって、
無限に生コンの出てくるミキサー車で…立派な貿易港にしてやった。
{街の孤児達の保護&治安の向上}
ふつーに保育所と職業訓練校と職安が一体になった建物、
港町斡旋所ビルを三階建てで建設した。
⸻
依頼をこなすたびに、色が変わってゆくギルドカード。
受付の女性に尋ねると、俺のランクは、すでに【伝説級冒険者の称号になっていたそうだが…
当の本人は、「荷揚げとコンクリ打ちしただけだが?」という顔である。
冒険者ねぇ…
俺なにか冒険したっけ?
謎技術によりモヤモヤと虹色のオーラを常に放つ俺のギルドカード…
財布に入れてケツポケットにしまっても、
ずっと肛門からレインボーな屁が出てるみたいで
…ちっとも良くない。
⸻
そんなこんなで日々を過ごしていたある日。
「ふーむ…ダンジョンにエスカレーターをつけろってか?」
(そんなことはまったく書いてない)
自分に出来そうな依頼を眺めていた昼下がり…
顔色の悪い人がギルドに入ってきた。
「…?なんだったっけ?」
何かで既視感のある女性を…
「あれだわ…サラ金のコマーシャルの…」
数十年前のCM風の青い顔と長い耳…
「アコムの宇宙人け?」
⸻
「ららら~無人君~♪…っておい!」
ヨタヨタとギルドに入ってきた青い耳長は、つまずいて転びそうになる。
周りに人もいなかったので、咄嗟に腕を出し抱えてやる。
♡むにゅり…♡
温かくハリのある感触。
「おっぱb…」
ガイィィィィィィィン!!
後ろからトゥエラがマチェットの平面で殴ってきたようだった。
とりあえず捕まりたくはないので、
受付嬢を手招きし、アコム嬢を休ませてやるように頼んだ。
⸻
ややあって、ギルド併設の酒場カウンター。
なぜか俺が内側に立って、白衣に身を固め、肉寿司を握っている。
この装備は以前、感染症が流行った頃、白い巨塔の中でひたすら、
アクリル板とアルミフレームで飛散防止パーテーションを作っていた時の服だ。
平常運転のトゥエラの口に、
肉巻き軍艦ウニ(必死で工夫した)
「ウニク、召し上がれ」
突っ込んでやる。
蕩けるようなドワ子……少し目を細め、モチャモチャと咀嚼し、
美味しさ15パー不満85パーみたいな顔で…遠くを見つめた。
「食えないほどマズくはないべ?いまいち生臭いけど」
と宥める。
⸻
なぜ俺がこんなことをしてるのか…
ギルド内はパニック状態だった。
「巫女様!」
慌てふためく受付嬢、禿げた空軍の大佐っぽい(イメージ)大男が大声で指示を飛ばしたりしていた。
受付や酒場にいた従業員達まで、散らすようにどこかへいなくなった。
「いやいや、メシ作れし」
仕方がないので、身を清め(アルコール除菌ティッシュ)白衣を纏い、晩飯を作り始めた。
⸻
意識も朦朧としてるようなアコムちゃんだったが、
とりあえず冷蔵庫から出した水を汲んで飲ませてやると…
「あ…あぁぁ…!」
なにやらペカペカと光だし…
「あぁぁざざえあcがkgkヵkrkfんさきkwkgkdkぇkほじゅjwj」
元気になったらしい。
⸻
そして現在。
トゥエラと同じような勢いで、肉寿司、ユッケ、石焼ビビンバ…冷麺までも
ペロリと完食し、深刻そうな顔で思い詰めてるアコム嬢さん。
「それで…その…胸触ったのはわざとではなくてだな…」
極上の柔らかさを脳内に形状記憶した上で、
訴えられても困るので弁明してみる。
アコム原告がゆっくりと顔をあげ、俺を断罪しはじめる。
「ういえjsんgkぎをくぉlgjsぶ」
「だから、転んだら可哀想だと思って、反射的に」
「tsgwvfみょおqlどえんs」
「おとーさんたすけてほしーみたいだよ?」
ほほう…
トゥエラが通訳してくれた。
⸻
とりあえず飯も食ったし、ゆっくり晩酌もしたいので…
アコム嬢はほっておき車に帰った。
ダークエルフとか間近で見てしまったせいで、トゥエラも含め…
リネ2懐かしいわ。
とやさぐれ、寝落ちするまで呑んだ。
{冒険者パーティーの荷物持ち&倒した獲物の運搬}
2トンダンプでついていって、フォークリフトで積み、ギルドでダンプアップして降ろすだけ。
{港の船着場の補修、補強工事}
型枠と鉄筋を組みまくって、
無限に生コンの出てくるミキサー車で…立派な貿易港にしてやった。
{街の孤児達の保護&治安の向上}
ふつーに保育所と職業訓練校と職安が一体になった建物、
港町斡旋所ビルを三階建てで建設した。
⸻
依頼をこなすたびに、色が変わってゆくギルドカード。
受付の女性に尋ねると、俺のランクは、すでに【伝説級冒険者の称号になっていたそうだが…
当の本人は、「荷揚げとコンクリ打ちしただけだが?」という顔である。
冒険者ねぇ…
俺なにか冒険したっけ?
謎技術によりモヤモヤと虹色のオーラを常に放つ俺のギルドカード…
財布に入れてケツポケットにしまっても、
ずっと肛門からレインボーな屁が出てるみたいで
…ちっとも良くない。
⸻
そんなこんなで日々を過ごしていたある日。
「ふーむ…ダンジョンにエスカレーターをつけろってか?」
(そんなことはまったく書いてない)
自分に出来そうな依頼を眺めていた昼下がり…
顔色の悪い人がギルドに入ってきた。
「…?なんだったっけ?」
何かで既視感のある女性を…
「あれだわ…サラ金のコマーシャルの…」
数十年前のCM風の青い顔と長い耳…
「アコムの宇宙人け?」
⸻
「ららら~無人君~♪…っておい!」
ヨタヨタとギルドに入ってきた青い耳長は、つまずいて転びそうになる。
周りに人もいなかったので、咄嗟に腕を出し抱えてやる。
♡むにゅり…♡
温かくハリのある感触。
「おっぱb…」
ガイィィィィィィィン!!
後ろからトゥエラがマチェットの平面で殴ってきたようだった。
とりあえず捕まりたくはないので、
受付嬢を手招きし、アコム嬢を休ませてやるように頼んだ。
⸻
ややあって、ギルド併設の酒場カウンター。
なぜか俺が内側に立って、白衣に身を固め、肉寿司を握っている。
この装備は以前、感染症が流行った頃、白い巨塔の中でひたすら、
アクリル板とアルミフレームで飛散防止パーテーションを作っていた時の服だ。
平常運転のトゥエラの口に、
肉巻き軍艦ウニ(必死で工夫した)
「ウニク、召し上がれ」
突っ込んでやる。
蕩けるようなドワ子……少し目を細め、モチャモチャと咀嚼し、
美味しさ15パー不満85パーみたいな顔で…遠くを見つめた。
「食えないほどマズくはないべ?いまいち生臭いけど」
と宥める。
⸻
なぜ俺がこんなことをしてるのか…
ギルド内はパニック状態だった。
「巫女様!」
慌てふためく受付嬢、禿げた空軍の大佐っぽい(イメージ)大男が大声で指示を飛ばしたりしていた。
受付や酒場にいた従業員達まで、散らすようにどこかへいなくなった。
「いやいや、メシ作れし」
仕方がないので、身を清め(アルコール除菌ティッシュ)白衣を纏い、晩飯を作り始めた。
⸻
意識も朦朧としてるようなアコムちゃんだったが、
とりあえず冷蔵庫から出した水を汲んで飲ませてやると…
「あ…あぁぁ…!」
なにやらペカペカと光だし…
「あぁぁざざえあcがkgkヵkrkfんさきkwkgkdkぇkほじゅjwj」
元気になったらしい。
⸻
そして現在。
トゥエラと同じような勢いで、肉寿司、ユッケ、石焼ビビンバ…冷麺までも
ペロリと完食し、深刻そうな顔で思い詰めてるアコム嬢さん。
「それで…その…胸触ったのはわざとではなくてだな…」
極上の柔らかさを脳内に形状記憶した上で、
訴えられても困るので弁明してみる。
アコム原告がゆっくりと顔をあげ、俺を断罪しはじめる。
「ういえjsんgkぎをくぉlgjsぶ」
「だから、転んだら可哀想だと思って、反射的に」
「tsgwvfみょおqlどえんs」
「おとーさんたすけてほしーみたいだよ?」
ほほう…
トゥエラが通訳してくれた。
⸻
とりあえず飯も食ったし、ゆっくり晩酌もしたいので…
アコム嬢はほっておき車に帰った。
ダークエルフとか間近で見てしまったせいで、トゥエラも含め…
リネ2懐かしいわ。
とやさぐれ、寝落ちするまで呑んだ。
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