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第七章
第七話
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流石にもう、ぐったりきたおっさん。
あの【最難関葬送曲】を踊りきった時点で、
体力も気力もギリギリだったというのに──
今度は七体の女神像が、口々に話しかけてきた。
「素晴らしいステップだったのじゃ、
異邦の者よ…」
「そなた…なかなかにノリよかったのじゃ」
「おーほほほ、
やはり構造美を理解してる者は違うのじゃ~~」
「この者ならば我らが種の繁栄を担えるのじゃ!」
「もうこの娘しか残っておらぬのじゃ!
絶滅してしまうのじゃ~~~!!」
──とにかく、うるせぇ。
「……明日にすっぺ…」
おっさんは、
女神たちのマシンガントークを一言で一蹴。
汗まみれの作業服を引きずるようにして階段を登り、数段で──
あっさりとあの休憩部屋へと戻ってきた。
「リリ、無事け~?」
と声をかけると──
「ひぐっ……うぇっ……さびしか……ぁ……」
メソメソと泣き腫らした顔で、
メガネを曇らせた受付嬢・リリが縋り付いてきた。
ハンカチを持っていないのか、
おっさんの作業着の袖で涙を拭いてくるあたり、
きっとそれなりに限界だったのだろう。
トゥエラが「よしよし~」と慰め、
テティスは「あーしも最初は詰んだし~」と適当なフォロー。
「よし、今日はもう美味ぇもんでも食って、
ゆっくり休むべ」
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
汗臭い身体をシャワーで清めたら…
なにはともあれ──メシの準備だ。
おっさんは身体こたこただが、
料理は嫌いじゃない。むしろ好きな方だ。
若い頃は人並み以上に食いまくっていたが、
歳をとるにつれ、
だんだん自分はあまり食わなくなってきた。
けれど──人に振る舞って、
うまそうに食われるのは嬉しいもんだ。
だから今日は、とっておきを出す。
⸻
三毛猫ドラゴンとの別れ際、
少量だけ牙の欠片と顎の骨を拝借しておいた。
「食材」ではなく、あくまで「骨」──
だが、煮出すととんでもない旨味が出ることは、
すでに実証済みだ。
それを、家族にバレないようにコソコソと……
一週間以上煮込みまくったスープを、
小分けにして冷凍保存してある。
今日はそれで、コッテリ竜骨ラーメンを作ってやる。
さらに──
テティスの成長祝いとして、
ドラゴンのテールステーキも焼いてやるのだ。
⸻
野球ボールほどに凍らせたスープ氷を3つ、
鉄鍋にゴンッと放り込んで、弱火でじっくり溶かす。
別鍋では、細麺を手早く茹でていく。
並行して、下味をしたテール肉を焼く。
ミディアムレアになったところで、
アルミホイルの上に乗せ、
その上に刻んで炒めたゴブリンの鼻をたっぷり置いて包み隠す。
このホイルのすごいところは──
仕上がると、パリパリに焼けてそのまま食えるってとこだ。
⸻
スープが沸いたら、具材をスタンバイ。
ドンブリには──
斬れる野草
蛇肉の燻製
刻み赤魔石
と、あえてシンプルに。
なぜなら──
替え玉し放題だからである。
⸻
テーブルは、電線コイルを横倒しにしたやつ。
椅子は、土管と座布団で代用。
まずはステーキを、ホイルのまま並べてやる。
それぞれが、フォークとナイフで開封していく。
ブワッと立ち上る香りと湯気が、五感を直撃。
⸻
「おいちぃーーーーーーー!!」
「超んまいんですけどーーーー!!」
「んあぁぁぁぁぁっひいぃぃぃん!!!」
⸻
そして──追撃の一手。
おっさんは、コトコト煮詰めた竜骨スープの丼を、ズラリと並べながら言い放つ。
「竜骨バリカタラーメンだ。好きなだけくいっせ。」
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
現場用の救急箱から湿布薬を取り出し、
おっさんは全身をミイラ男のように包み始めた。
腰、膝、肩、首──
張れるとこには全部張る。だって痛ぇんだもの。
その横では家族たちが、
食後のフルーツを囲んで盛り上がっていた。
中でも、テティスが本当によく笑うようになったのが──
おっさんには、何よりもうれしかった。
前からなんとなく気づいてはいた。
あのちょっと無理してた“ぶっきらぼうさ”とか、“あんま喋らない感じ”とか──
あれはたぶん、思春期によくある“キャラ作り”ってやつだったんだろう。
本人の名誉のためにも、わざわざ確かめたりはしないけどさ。
とにかく今、あいつが楽しそうにしてるなら──それで充分だ。
おっさんは湿布のにおいに包まれながら、身体を横たえ──
その夜は、泥のように眠りについた。
──そして翌朝。
────────────────────────────
七柱のダークエルフ女神像が並ぶ真っ白な空間に、
おっさん一家は再び足を踏み入れていた。
ただし、リリだけは……やはり先に進めなかった。
「しょーがねぇなぁ」と言いながら、
おっさんはリリをお姫様抱っこでひょいと持ち上げる。
すると、不思議なことに、
さっきまで通れなかった場所も、あっさりと進めるようになった。
「……え、なんでですか!?」
メガネを曇らせながら困惑するリリに、
おっさんは「まぁ裏技だっぺ?」とだけ答えて歩き続ける。
その先にあったのは、巨大な七体の石像。
それぞれ異なるポーズでそびえ立ち、
まるで何かを言いたげに口々に喋り始める。
「妾がいなきゃ神雷の燈が止まるだろうが!」
「いやいや!創造の理がなければ意味ないでしょ?」
「まず魔素だろ。通らなきゃ話になんねーし!」
竜脈、神の泉、民への信託……
あっちこっちから、あーだこーだと話が飛び交って収拾がつかない。
どうやら、この七柱にはそれぞれの役割があるらしい。
──電気、ガス、上水道、下水道、電話、道路、建築。
聞いてると、なんか昔の神話に出てきそうな名前を名乗っていた気もする。
「我は雷光の化身エルトリア……」
「炎を束ねる者、プロポニアス……」
だが──おっさんの耳には、こう聞こえた。
「電気局のエルトリさん」
「ガス課のポニア係長」
「建築申請のアーネハーさん」
どうにも、
町役場のライフライン担当が集まって揉めているようにしか見えないのであった。
あの【最難関葬送曲】を踊りきった時点で、
体力も気力もギリギリだったというのに──
今度は七体の女神像が、口々に話しかけてきた。
「素晴らしいステップだったのじゃ、
異邦の者よ…」
「そなた…なかなかにノリよかったのじゃ」
「おーほほほ、
やはり構造美を理解してる者は違うのじゃ~~」
「この者ならば我らが種の繁栄を担えるのじゃ!」
「もうこの娘しか残っておらぬのじゃ!
絶滅してしまうのじゃ~~~!!」
──とにかく、うるせぇ。
「……明日にすっぺ…」
おっさんは、
女神たちのマシンガントークを一言で一蹴。
汗まみれの作業服を引きずるようにして階段を登り、数段で──
あっさりとあの休憩部屋へと戻ってきた。
「リリ、無事け~?」
と声をかけると──
「ひぐっ……うぇっ……さびしか……ぁ……」
メソメソと泣き腫らした顔で、
メガネを曇らせた受付嬢・リリが縋り付いてきた。
ハンカチを持っていないのか、
おっさんの作業着の袖で涙を拭いてくるあたり、
きっとそれなりに限界だったのだろう。
トゥエラが「よしよし~」と慰め、
テティスは「あーしも最初は詰んだし~」と適当なフォロー。
「よし、今日はもう美味ぇもんでも食って、
ゆっくり休むべ」
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
汗臭い身体をシャワーで清めたら…
なにはともあれ──メシの準備だ。
おっさんは身体こたこただが、
料理は嫌いじゃない。むしろ好きな方だ。
若い頃は人並み以上に食いまくっていたが、
歳をとるにつれ、
だんだん自分はあまり食わなくなってきた。
けれど──人に振る舞って、
うまそうに食われるのは嬉しいもんだ。
だから今日は、とっておきを出す。
⸻
三毛猫ドラゴンとの別れ際、
少量だけ牙の欠片と顎の骨を拝借しておいた。
「食材」ではなく、あくまで「骨」──
だが、煮出すととんでもない旨味が出ることは、
すでに実証済みだ。
それを、家族にバレないようにコソコソと……
一週間以上煮込みまくったスープを、
小分けにして冷凍保存してある。
今日はそれで、コッテリ竜骨ラーメンを作ってやる。
さらに──
テティスの成長祝いとして、
ドラゴンのテールステーキも焼いてやるのだ。
⸻
野球ボールほどに凍らせたスープ氷を3つ、
鉄鍋にゴンッと放り込んで、弱火でじっくり溶かす。
別鍋では、細麺を手早く茹でていく。
並行して、下味をしたテール肉を焼く。
ミディアムレアになったところで、
アルミホイルの上に乗せ、
その上に刻んで炒めたゴブリンの鼻をたっぷり置いて包み隠す。
このホイルのすごいところは──
仕上がると、パリパリに焼けてそのまま食えるってとこだ。
⸻
スープが沸いたら、具材をスタンバイ。
ドンブリには──
斬れる野草
蛇肉の燻製
刻み赤魔石
と、あえてシンプルに。
なぜなら──
替え玉し放題だからである。
⸻
テーブルは、電線コイルを横倒しにしたやつ。
椅子は、土管と座布団で代用。
まずはステーキを、ホイルのまま並べてやる。
それぞれが、フォークとナイフで開封していく。
ブワッと立ち上る香りと湯気が、五感を直撃。
⸻
「おいちぃーーーーーーー!!」
「超んまいんですけどーーーー!!」
「んあぁぁぁぁぁっひいぃぃぃん!!!」
⸻
そして──追撃の一手。
おっさんは、コトコト煮詰めた竜骨スープの丼を、ズラリと並べながら言い放つ。
「竜骨バリカタラーメンだ。好きなだけくいっせ。」
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
現場用の救急箱から湿布薬を取り出し、
おっさんは全身をミイラ男のように包み始めた。
腰、膝、肩、首──
張れるとこには全部張る。だって痛ぇんだもの。
その横では家族たちが、
食後のフルーツを囲んで盛り上がっていた。
中でも、テティスが本当によく笑うようになったのが──
おっさんには、何よりもうれしかった。
前からなんとなく気づいてはいた。
あのちょっと無理してた“ぶっきらぼうさ”とか、“あんま喋らない感じ”とか──
あれはたぶん、思春期によくある“キャラ作り”ってやつだったんだろう。
本人の名誉のためにも、わざわざ確かめたりはしないけどさ。
とにかく今、あいつが楽しそうにしてるなら──それで充分だ。
おっさんは湿布のにおいに包まれながら、身体を横たえ──
その夜は、泥のように眠りについた。
──そして翌朝。
────────────────────────────
七柱のダークエルフ女神像が並ぶ真っ白な空間に、
おっさん一家は再び足を踏み入れていた。
ただし、リリだけは……やはり先に進めなかった。
「しょーがねぇなぁ」と言いながら、
おっさんはリリをお姫様抱っこでひょいと持ち上げる。
すると、不思議なことに、
さっきまで通れなかった場所も、あっさりと進めるようになった。
「……え、なんでですか!?」
メガネを曇らせながら困惑するリリに、
おっさんは「まぁ裏技だっぺ?」とだけ答えて歩き続ける。
その先にあったのは、巨大な七体の石像。
それぞれ異なるポーズでそびえ立ち、
まるで何かを言いたげに口々に喋り始める。
「妾がいなきゃ神雷の燈が止まるだろうが!」
「いやいや!創造の理がなければ意味ないでしょ?」
「まず魔素だろ。通らなきゃ話になんねーし!」
竜脈、神の泉、民への信託……
あっちこっちから、あーだこーだと話が飛び交って収拾がつかない。
どうやら、この七柱にはそれぞれの役割があるらしい。
──電気、ガス、上水道、下水道、電話、道路、建築。
聞いてると、なんか昔の神話に出てきそうな名前を名乗っていた気もする。
「我は雷光の化身エルトリア……」
「炎を束ねる者、プロポニアス……」
だが──おっさんの耳には、こう聞こえた。
「電気局のエルトリさん」
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どうにも、
町役場のライフライン担当が集まって揉めているようにしか見えないのであった。
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