140 / 279
第七章
第二十五話
しおりを挟む
いつもの時間に目を覚ましたおっさん。
皆はまだ寝ているようだ。
そっと戸を開け、朝の空気を吸いに外へ出る。
デッキに立ち、下を見下ろせば……
そこは断崖絶壁の山肌。
もしここから落ちれば、
麓まで一気に帰れるかもしれないが、
骨の一本も残らないだろう。
──だが、登っている時にはそうは感じなかった。
絶壁とはいえ、ゴブリンたちも暮らしていた場所。
登山道こそ無いが、
ただ「ひたすら大岩を登る」
それを繰り返してきただけなのだ。
──
しかし、ここから先は──また毛色が変わるようだった。
岩肌には変わりないが、生物の気配がほとんど感じられない。
草の一本すら生えておらず、
見上げた先の岩肌は、白っぽく霞んでいる。
おそらく霜か、あるいは凍結しているのかもしれない。
スパイクシューズなら各サイズ揃えてあるし、
落下防止のための安全装備だって万全だ。
高所作業のプロ中のプロ。
誰一人、怪我をさせずに下山させる自信はある。
──だが、始祖……ねぇ……
リリから説明は受けたが、正直なところ、よく分からない。
おっさんの頭に浮かぶのは、
昔読んだラノベに出てきた“ドラキュラの先祖”とか、
そんなイメージばかりだった。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
冷たい水で手顔を洗い、
朝食の準備だ。
といっても朝は簡単に…
フライパンに、ベーコンを並べ卵を破り落とす。
半熟くらいに火が入ったら、昨日の戦利品、
味の素をパラパラと、あと醤油を少々。
パンは焼きたてが、フレコンに保管してあるので、
人数分+数枚出し、
ベーコンエッグを乗せれば完成。
トゥエラは、起床後、秒で食事に入れるのだが、
テティスとリリは時間がかかる。
プレハブの中に置いた洗面台でメイクに気合いが入っている。だそうだ。
トゥエラがモチャモチャとパンを齧りながら教えてくれた。
洋服も変わり、笑顔の二人が現れる。
「おお、朝からオシャレ番長じゃん」とおっさんが茶化すと、
テティスが「うるさ~⭐︎」とウィンクし、
リリは「身だしなみは日々の戦闘ですから」と微笑む。
「劣化厳禁」のフレコンから、出来立てトーストを出してやり、コーヒーも配る。
トゥエラはミロが気に入ったらしい。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
ここから先は寒くなるし、防寒着とかの方がいいんじゃ?とおっさんが聞くが、
ファッションを捨てては生きられぬらしい。
せめて滑落防止のスパイクシューズを…と見せるが、
テティスが…
くるりと回って、片手を高く突き上げる。
「こ~すればぁ~、も~まんたいっしょ~★彡 」
キラキラと魔法陣が広がり、シュウウン!と音を立てて山に伸びる。
轟音とともに、岩肌がメリメリと形を変え……
まるで「天に続く階段」のような石段が、遥か山頂へと現れる。
「あ…あんちゅーだっぺ…」
アンカー、ハンマードリル、ハーネス安全帯。
様々な道具を、想定して用意していたおっさんは、
膝をついて崩れ落ちた。
リリが背中を摩って励ましてくれる。
トゥエラはキャッキャと跳ね回る。
それから、しぶしぶプレハブや風呂トイレなどを片付け、
更地になった仮設デッキ。
「じゃあいくべか」
と、石段に足を踏み出せば…
グゴゴ…と歪に歪み始め、
ゆっくりと動き出した。
「エスカレーターけ!」
ついデカい声が出てしまった。
グオングオンと石段全体が動き、
家族全員を運んでくれる。
しかも…だ。
しばらく経ってから気がついたのだが、
風がないし暖かい。
まるでデパートの中にいる様だ。
──
途轍もない魔法を行使し続けるテティスだが、
心配して顔を覗き込むと、「ふふん」と余裕の表情。
ホテルで買い込んだ、“おとな用安心パッド”のおかげらしい。
リリも「これは……異世界革命です」と絶賛していた。
……ちなみに、おっさんも似たようなものを使っている。
たま~に、チョロっとすることもある。年齢ってやつだ。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
のんびりとした登山(?)は続く。
トゥエラは少し先に登り、逆向きに歩き…
「おりれなーい♪」
などと遊んでいる。
快適な屋内施設のようだとは言ったが、
以前登った火山程ではないにしろ、
まぁまぁな山だ。
山頂までは当分かかるだろう。
周りを見れば、岩肌はやはり凍りつき、氷柱も垂れている。
もし通常の登山であったなら、
何日掛かるかわからないし、相当な苦行だったであろう。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
山頂が近づくにつれ、天候が急変してきた。
空は墨を流したように曇り、やがて白い粒が舞い始める。
最初はただの雪だと思っていた。
遠くから見れば、
「あぁ、上の方は雪あるんだな」くらいにしか思えなかった。
だが──
この高さに来てみれば、様子がまるで違う。
風はうねるように吹き荒れ、凍てつく粒子を巻き上げている。
手摺りの外の視界は白く閉ざされ、バチバチと大粒の氷塊が叩きつける。
「これ……ホワイトアウトってやつけ……」
エスカレーター状の岩階段の中は、テティスの魔法結界で守られており、
水滴ひとつ、風ひとつ、感じない。
しかし──
おっさんはそっと、結界の外へと手を伸ばしてみた。
「ちめて!!」
一瞬で感覚がなくなり、慌てて引っ込める。
「下手すりゃ、指ごと凍るど……」
これが本来の、この山の厳しさなのだ。
魔法の力に頼らねば、登頂など到底叶わなかっただろう。
そして、そんな極限環境において──
登っているのは、どう見ても雪山登山パーティではなかった。
テティスはミニ丈のスカートに、へそ出しのモコモコアウター。
寒さなんてどこ吹く風、ノリノリで石段の手すりに乗ってポーズを決めている。
「寒い? 余裕っしょ~⭐︎ マジ神アゲ~↑↑」
と、岩壁にまた魔法をかけては、道をどんどん整備していく。
リリはピンヒールにタイトスカート、
真面目なキャリアウーマンスタイルのまま、
結界越しに視界をスキャンし、データを解析中。
小型端末のような何かから、時折「ピーヒョロロ~」という機械音が漏れている。
トゥエラはうさ耳の着ぐるみ姿で、退屈なのかDDRダンスを披露している。
そして──
おっさんは、ガチの作業服姿。
登山用スパイクブーツに、ニッカポッカ、膝当てにハーネスまで装備し、
工具満載の腰袋をぶら下げていた。
だが、いまやその努力も──魔法のエスカレーターには敵わない。
「……装備、意味あったんけ……」
やさぐれて、焼酎に手をかける。
⸻
空はまだ吹雪いている。
見上げた山頂は霞んで見えないが、確かに近づいている。
この異様なパーティが向かう先に、
いったい“何”が待っているのか──
それは、まだ誰も知らなかった。
皆はまだ寝ているようだ。
そっと戸を開け、朝の空気を吸いに外へ出る。
デッキに立ち、下を見下ろせば……
そこは断崖絶壁の山肌。
もしここから落ちれば、
麓まで一気に帰れるかもしれないが、
骨の一本も残らないだろう。
──だが、登っている時にはそうは感じなかった。
絶壁とはいえ、ゴブリンたちも暮らしていた場所。
登山道こそ無いが、
ただ「ひたすら大岩を登る」
それを繰り返してきただけなのだ。
──
しかし、ここから先は──また毛色が変わるようだった。
岩肌には変わりないが、生物の気配がほとんど感じられない。
草の一本すら生えておらず、
見上げた先の岩肌は、白っぽく霞んでいる。
おそらく霜か、あるいは凍結しているのかもしれない。
スパイクシューズなら各サイズ揃えてあるし、
落下防止のための安全装備だって万全だ。
高所作業のプロ中のプロ。
誰一人、怪我をさせずに下山させる自信はある。
──だが、始祖……ねぇ……
リリから説明は受けたが、正直なところ、よく分からない。
おっさんの頭に浮かぶのは、
昔読んだラノベに出てきた“ドラキュラの先祖”とか、
そんなイメージばかりだった。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
冷たい水で手顔を洗い、
朝食の準備だ。
といっても朝は簡単に…
フライパンに、ベーコンを並べ卵を破り落とす。
半熟くらいに火が入ったら、昨日の戦利品、
味の素をパラパラと、あと醤油を少々。
パンは焼きたてが、フレコンに保管してあるので、
人数分+数枚出し、
ベーコンエッグを乗せれば完成。
トゥエラは、起床後、秒で食事に入れるのだが、
テティスとリリは時間がかかる。
プレハブの中に置いた洗面台でメイクに気合いが入っている。だそうだ。
トゥエラがモチャモチャとパンを齧りながら教えてくれた。
洋服も変わり、笑顔の二人が現れる。
「おお、朝からオシャレ番長じゃん」とおっさんが茶化すと、
テティスが「うるさ~⭐︎」とウィンクし、
リリは「身だしなみは日々の戦闘ですから」と微笑む。
「劣化厳禁」のフレコンから、出来立てトーストを出してやり、コーヒーも配る。
トゥエラはミロが気に入ったらしい。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
ここから先は寒くなるし、防寒着とかの方がいいんじゃ?とおっさんが聞くが、
ファッションを捨てては生きられぬらしい。
せめて滑落防止のスパイクシューズを…と見せるが、
テティスが…
くるりと回って、片手を高く突き上げる。
「こ~すればぁ~、も~まんたいっしょ~★彡 」
キラキラと魔法陣が広がり、シュウウン!と音を立てて山に伸びる。
轟音とともに、岩肌がメリメリと形を変え……
まるで「天に続く階段」のような石段が、遥か山頂へと現れる。
「あ…あんちゅーだっぺ…」
アンカー、ハンマードリル、ハーネス安全帯。
様々な道具を、想定して用意していたおっさんは、
膝をついて崩れ落ちた。
リリが背中を摩って励ましてくれる。
トゥエラはキャッキャと跳ね回る。
それから、しぶしぶプレハブや風呂トイレなどを片付け、
更地になった仮設デッキ。
「じゃあいくべか」
と、石段に足を踏み出せば…
グゴゴ…と歪に歪み始め、
ゆっくりと動き出した。
「エスカレーターけ!」
ついデカい声が出てしまった。
グオングオンと石段全体が動き、
家族全員を運んでくれる。
しかも…だ。
しばらく経ってから気がついたのだが、
風がないし暖かい。
まるでデパートの中にいる様だ。
──
途轍もない魔法を行使し続けるテティスだが、
心配して顔を覗き込むと、「ふふん」と余裕の表情。
ホテルで買い込んだ、“おとな用安心パッド”のおかげらしい。
リリも「これは……異世界革命です」と絶賛していた。
……ちなみに、おっさんも似たようなものを使っている。
たま~に、チョロっとすることもある。年齢ってやつだ。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
のんびりとした登山(?)は続く。
トゥエラは少し先に登り、逆向きに歩き…
「おりれなーい♪」
などと遊んでいる。
快適な屋内施設のようだとは言ったが、
以前登った火山程ではないにしろ、
まぁまぁな山だ。
山頂までは当分かかるだろう。
周りを見れば、岩肌はやはり凍りつき、氷柱も垂れている。
もし通常の登山であったなら、
何日掛かるかわからないし、相当な苦行だったであろう。
➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖➖
山頂が近づくにつれ、天候が急変してきた。
空は墨を流したように曇り、やがて白い粒が舞い始める。
最初はただの雪だと思っていた。
遠くから見れば、
「あぁ、上の方は雪あるんだな」くらいにしか思えなかった。
だが──
この高さに来てみれば、様子がまるで違う。
風はうねるように吹き荒れ、凍てつく粒子を巻き上げている。
手摺りの外の視界は白く閉ざされ、バチバチと大粒の氷塊が叩きつける。
「これ……ホワイトアウトってやつけ……」
エスカレーター状の岩階段の中は、テティスの魔法結界で守られており、
水滴ひとつ、風ひとつ、感じない。
しかし──
おっさんはそっと、結界の外へと手を伸ばしてみた。
「ちめて!!」
一瞬で感覚がなくなり、慌てて引っ込める。
「下手すりゃ、指ごと凍るど……」
これが本来の、この山の厳しさなのだ。
魔法の力に頼らねば、登頂など到底叶わなかっただろう。
そして、そんな極限環境において──
登っているのは、どう見ても雪山登山パーティではなかった。
テティスはミニ丈のスカートに、へそ出しのモコモコアウター。
寒さなんてどこ吹く風、ノリノリで石段の手すりに乗ってポーズを決めている。
「寒い? 余裕っしょ~⭐︎ マジ神アゲ~↑↑」
と、岩壁にまた魔法をかけては、道をどんどん整備していく。
リリはピンヒールにタイトスカート、
真面目なキャリアウーマンスタイルのまま、
結界越しに視界をスキャンし、データを解析中。
小型端末のような何かから、時折「ピーヒョロロ~」という機械音が漏れている。
トゥエラはうさ耳の着ぐるみ姿で、退屈なのかDDRダンスを披露している。
そして──
おっさんは、ガチの作業服姿。
登山用スパイクブーツに、ニッカポッカ、膝当てにハーネスまで装備し、
工具満載の腰袋をぶら下げていた。
だが、いまやその努力も──魔法のエスカレーターには敵わない。
「……装備、意味あったんけ……」
やさぐれて、焼酎に手をかける。
⸻
空はまだ吹雪いている。
見上げた山頂は霞んで見えないが、確かに近づいている。
この異様なパーティが向かう先に、
いったい“何”が待っているのか──
それは、まだ誰も知らなかった。
43
あなたにおすすめの小説
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
【一時完結】スキル調味料は最強⁉︎ 外れスキルと笑われた少年は、スキル調味料で無双します‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
調味料…それは、料理の味付けに使う為のスパイスである。
この世界では、10歳の子供達には神殿に行き…神託の儀を受ける義務がある。
ただし、特別な理由があれば、断る事も出来る。
少年テッドが神託の儀を受けると、神から与えられたスキルは【調味料】だった。
更にどんなに料理の練習をしても上達しないという追加の神託も授かったのだ。
そんな話を聞いた周りの子供達からは大爆笑され…一緒に付き添っていた大人達も一緒に笑っていた。
少年テッドには、両親を亡くしていて妹達の面倒を見なければならない。
どんな仕事に着きたくて、頭を下げて頼んでいるのに「調味料には必要ない!」と言って断られる始末。
少年テッドの最後に取った行動は、冒険者になる事だった。
冒険者になってから、薬草採取の仕事をこなしていってったある時、魔物に襲われて咄嗟に調味料を魔物に放った。
すると、意外な効果があり…その後テッドはスキル調味料の可能性に気付く…
果たして、その可能性とは⁉
HOTランキングは、最高は2位でした。
皆様、ありがとうございます.°(ಗдಗ。)°.
でも、欲を言えば、1位になりたかった(⌒-⌒; )
異世界は流されるままに
椎井瑛弥
ファンタジー
貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。
日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。
しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。
これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。
転生したら王族だった
みみっく
ファンタジー
異世界に転生した若い男の子レイニーは、王族として生まれ変わり、強力なスキルや魔法を持つ。彼の最大の願望は、人間界で種族を問わずに平和に暮らすこと。前世では得られなかった魔法やスキル、さらに不思議な力が宿るアイテムに強い興味を抱き大喜びの日々を送っていた。
レイニーは異種族の友人たちと出会い、共に育つことで異種族との絆を深めていく。しかし……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
