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VS王国+勇者
YU・E・TSU
しおりを挟む魔王国アディス
魔王城 正門前
「ちょっといいかい?」
「邪神アーシュマ…」
O・HA・NA・SHI中の俺達に近付き話し掛けてくる、邪神と目される神物。
それに女神様が反応し『アーシュマ』という言葉が聞こえた。
十中八九『アーシュマ』が名前なのだろうが…とりあえず笑顔が胡散臭いので警戒を強める。
ちなみに俺以外は座りながらも、とっくに臨戦態勢だったりするのだけれど…。
「「「「………………」」」」
女神様を含め、俺以外は若干顔を強張らせ、直ぐに立ち上がれる様な状態だけれど…俺は…
「ちょっとこっちの話しが終わってないんで後にしてもらえます?」
平常運転である。
そして邪神は…
「………………」
一瞬惚けたかと思うと…
「ぷっ………アハハハっ!いいねキミ」
吹き出して笑う。
何?褒められたの?バカにされたの?
俺は『ムッ』とするでもなく冷めた目で邪神を見て、ついでだ…と『鑑定EX』を起動。
「っ!?………ノイズ?」
『鑑定EX』で視てもノイズで見ることが出来なかった事に驚き、思わず呟いてしまった…。
「おっ?『鑑定』したね?無理無理………どんなに高性能な『鑑定』でも私は視れないよ。シュウヤの時なら視れたけれどね」
バレた。あとシュウヤって誰?
「トーイチさん、勇者です勇者。それで邪神の宿主です。あと『鑑定』は神の類いは視れません」
俺の心を読んだ女神様のフォロー。
ふ~ん、勇者ねぇ。あと『鑑定』の件は初耳なんですがそれは?
「だって神を視る事になるなんて思わないじゃないですかぁ」
そりゃそうか。
「………で話しを戻してもいいかい?」
「………どうぞ」
ん?俺はさっき「こっちの話しが~」って言ったと思うんだけれど………まあ、いいか。
「そこの女神様が言っていたろう?『狂暴』を司る神だって…。訂正しておこうと思ってね」
「………………」
「………………え?」
俺は無言で、女神様は少し驚いたような反応を見せる。
「私は確かに『アーシュマ』で合っているけれど『狂暴』を司る神じゃあない。私の司るモノは『愉悦』。『狂暴』は私の名前に似ているけれど、別の世界の神なんだよ」
驚愕の事実っ!とは俺はならない。
だって、あまり興味がないから…。先輩達もそんな感じだな。
反対に女神様だけは「えっ?うそっ?そんなっ?」みたいになっていた。
「………主神様、情報が違いますよぉ…」
とか言っているが、とりあえず…
「………『愉悦』の神ね。うん、分かったから、こっちの話しが終わるまで向こうで待っててくださいね」
早くあっち行けと促す…。
「お前はホント凄ぇな…」
「トーイチさん…」
「トーイチくんってアホなのかしら?」
味方陣営からの呆れオーラが凄い…。
うん、俺もちょっとアレかなって思った。
しかし『愉悦』か…。
麻婆豆腐が食べたくなってきたなぁ…。
~~~~~~~~~~~~~~~~
魔王城 正門
開いた正門の陰に人影があった…。
人影は気配を消し、魔力を抑え、正門で姿が見えないように身を隠しながら、正門の外の様子を伺う。
「(何故、机と椅子が用意されているのだろう?あと、あの女の人………何故、正座しているのだろうか?というか誰?)」
裏門で戦闘が終わったと思って、そっと正門まで様子見にきた魔王様だった…。
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓
トーイチ=ブレない
愉悦=麻婆豆腐はしょうがないと思う
魔王様=置いてきぼりでちょっと寂しかったらしい
邪神のキャラがブレッブレに。
ネタが纏まらず、かつ短めに。
次回もよろしくお願いします。
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