異世界召喚されました……断る!

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潜入!ポークレア王国!!

ep.0 side:仮面の…①

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 ポークレア王国
 南方の農村


 あたしには昔から不思議な能力ちからがあった。
 ただ、は回りの人達が持つ魔力とは違っていて、そして使えるモノではなかった。

 魔力は魔力で持ってはいるのだけれど貴族でもないあたしは大した魔力量は持っておらず、生活魔法が使える程度である。

 そしては発動することであたしの顔に仮面が出現するのだが…。
 ただ出現するだけ…。

 それ以上でもそれ以下でもない。

 ただ普通の魔力と違うモノで出来た仮面が出現するだけで、あたしの身体能力が上がったり………というようなことも何もない…。
 本当にただただ、それだけの能力ちから…。

 何もできない…。
 
 何も変わらない…。

 そんな、何の意味も持たない能力ちから…。

 だから回りの大人達も友達も、何も気にしないで遊び、暮らしていた…。

 だからあたしも何も気にせずにいた…。

 そう…。

 普通に…。

 お父さんやお母さんと普通に暮らしていたんだ…。

 あの日まで…。


~~~~~~~~~~~~~~~~


 あの日…。

 あたし達の住む農村は魔物に襲われた。
 
 いつもの少数のゴブリンによる襲撃ではない。多数のオーク達の襲撃。

 冒険者ギルドから派遣されていた、この村出身の冒険者達数人では、とても太刀打ちできない数に、男の大人達は必死に抗った。

 あたしはお母さんと一緒に家に籠り、ベッドの下に隠れていた。
 だけど…

『ドカアァァァンッ!!』

 大きな音は家のドアを破られた音だろう。
 あたしは怖くてベッドの下に横になりながらガタガタと身体を震わせていた…。
 そして次の瞬間…

「キャアアアッ!!」

 お母さんは悲鳴のあと、床に倒れた。
 そこはちょうどあたしの横で…。
 お母さんと目が合い、お母さんは薄く微笑み、声にならない微かな声で口を動かす…。

「(生………き………て…)」

 目が閉じていくお母さんを見て、涙が溢れ出した…。
 両手で自分の口を押さえ、必死に声が出ないようにした。

 しかしオーク達は耳よりも鼻が良い。
 あたしの匂いを感じとったオークがベッドを投げ飛ばす。

 そこには複数のオークがいて、その内の一体が持っている棍棒を振り上げ、あたしに振り下ろそうとしていた。

 でも…。

 あたしはその時…。

 別の光景を見ていた…。

 あたしの視界に入ったのは、既にその生を終えたお母さんを担ぎ上げ、運び出そうとしていたオークの姿…。

「(お母さんっ!!)」

 振り下ろされる棍棒に構わず、あたしは上半身を起こす。
 その顔に仮面を携えて…。




〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓



新章開始。
シリアスさんが全力過ぎて、作品違くない?状態…。
大丈夫です。シリアスさんはスタミナに不安が…。
ちなみに話が分割したのはシリアス過ぎて作者が限界だったのは秘密です。

次回もよろしくお願いします。
 
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