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新しい就職先
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私はジリオン王国の聖女をやめてから数十日馬車を乗り継ぎ隣国デーミラ国に来ていた。
デーミラ国は食の国を言われるほど豊富な食材が国中に流通しており一度は行きたいと思っていた国だ。
「これ美味しいわね。エールとよく合う」
私は昼間から酒屋で酒を飲んでいる。
ジリオン王国では聖女が酒を飲むことなんてあってはならないと禁止されていた。それを決めた上の人間は事あるごとに酒を飲んでいたらしいが…本当にクソだな。
昼間から酒を飲むという背徳感を感じながら楽しんでいると店の扉を勢いよく開かれ息を切らしたおじさんが来店して来た。注目すべきはその服装だろう。かなり値を張りそうな豪華な服を着ている、どこかの貴族かもしれない。
おじさんは私と目が合うと息を整え私の隣に座る。
「突然で申し訳ないのですがカーナ様ですか?」
「そうだけど・・・おじさんは誰?」
「失礼しました。私はこのデーミラ国の防衛大臣をしておりますジンドと申します」
「そんな偉い人が私に何の用ですか?」
「あなたをスカウトしたいのです」
「スカウト?」
ジンドさんが言うにはこういうことらしい。デーミラ国は国土の多くを自然が占めておりその自然の恩恵で豊富な食材が手に入っている。
しかしそれは魔物の餌がたくさんあることを意味し辺境の方では魔物によって日々多くの冒険者が命を落としているそうだ。
魔物脅威からどうにか辺境の民や冒険者を守りたいと思っていたジルドさんは私がジリオン王国から追放された情報を得て急いで勧誘しに来たと。
「なるほど、確かに今の私は無職だし働き口があるのは嬉しいな」
「誠ですか!?」
「うん。やっぱり誰かの為に働きたいって気持ちはどこかにあったみたい」
「本当にありがとうございます!それではさっそく辺境にある冒険者ギルドに向かっていただきたい。話は通しておきますので」
「あ、でも今私神器もってないから力が制限されるけど大丈夫?」
「確かにカーナ様が神器を持っていらっしゃればこの上なしなのですがあれは国宝ですし無い物ねだりは致しません」
聖女は結界を張って魔物を退け怪我や病気を治すなど素晴らしい力を持っているが万能ではない。
それぞれの力にはかなりのデメリットも存在する。そのデメリットをなくすことが出来るのが神器なのだ。
特に私が愛用していた神器は二つ、守護のペンダントと治癒の輪。この二つがあれば本当に心強いがジリオン王国が厳重に保管しているため持ち出せなかった。
仕方ない、私が出来ることを全力でやろう。
私は辺境の冒険者ギルドで働くことになった。
デーミラ国は食の国を言われるほど豊富な食材が国中に流通しており一度は行きたいと思っていた国だ。
「これ美味しいわね。エールとよく合う」
私は昼間から酒屋で酒を飲んでいる。
ジリオン王国では聖女が酒を飲むことなんてあってはならないと禁止されていた。それを決めた上の人間は事あるごとに酒を飲んでいたらしいが…本当にクソだな。
昼間から酒を飲むという背徳感を感じながら楽しんでいると店の扉を勢いよく開かれ息を切らしたおじさんが来店して来た。注目すべきはその服装だろう。かなり値を張りそうな豪華な服を着ている、どこかの貴族かもしれない。
おじさんは私と目が合うと息を整え私の隣に座る。
「突然で申し訳ないのですがカーナ様ですか?」
「そうだけど・・・おじさんは誰?」
「失礼しました。私はこのデーミラ国の防衛大臣をしておりますジンドと申します」
「そんな偉い人が私に何の用ですか?」
「あなたをスカウトしたいのです」
「スカウト?」
ジンドさんが言うにはこういうことらしい。デーミラ国は国土の多くを自然が占めておりその自然の恩恵で豊富な食材が手に入っている。
しかしそれは魔物の餌がたくさんあることを意味し辺境の方では魔物によって日々多くの冒険者が命を落としているそうだ。
魔物脅威からどうにか辺境の民や冒険者を守りたいと思っていたジルドさんは私がジリオン王国から追放された情報を得て急いで勧誘しに来たと。
「なるほど、確かに今の私は無職だし働き口があるのは嬉しいな」
「誠ですか!?」
「うん。やっぱり誰かの為に働きたいって気持ちはどこかにあったみたい」
「本当にありがとうございます!それではさっそく辺境にある冒険者ギルドに向かっていただきたい。話は通しておきますので」
「あ、でも今私神器もってないから力が制限されるけど大丈夫?」
「確かにカーナ様が神器を持っていらっしゃればこの上なしなのですがあれは国宝ですし無い物ねだりは致しません」
聖女は結界を張って魔物を退け怪我や病気を治すなど素晴らしい力を持っているが万能ではない。
それぞれの力にはかなりのデメリットも存在する。そのデメリットをなくすことが出来るのが神器なのだ。
特に私が愛用していた神器は二つ、守護のペンダントと治癒の輪。この二つがあれば本当に心強いがジリオン王国が厳重に保管しているため持ち出せなかった。
仕方ない、私が出来ることを全力でやろう。
私は辺境の冒険者ギルドで働くことになった。
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