私のお母様に惚れた?私のお母様はお義母様で、お父様なのよ

京月

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前編

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「なぁレレイナ、こんなこと言うのはおかしいと自分でも分かっている。だけどもうこの気持ちを抑えられないんだ!」


 私は幼馴染のジークに呼び出された。

 誰にも言えない話だと言って呼ばれたのは街はずれにある古城跡地。

 ここはカップル誕生の聖地とされている。



 つまり、そう言うことなのねジーク!
 遂に私に告白してくれるのね!
 長かったわ。
 幼馴染という壁を乗り越えるためにどれだけ積極的なアピールをしてきたことか。
 その努力がやっと報われた。



 努力の過去を思い出し涙を浮かべるレレイナ。

 ジークはルックスと性格の良さから多くの女性の憧れの的だった。

 レレイナはジークに好意を寄せるライバルを片っ端からあの手この手で排除してきたのだ。



 思い出すわね。
 恋敵を川に落としたり、別の男を紹介してくっつけさせたり。
 それもこれも全てはジークと結ばれるため!


 レレイナの心は既に決まっていた。


 さぁ!!告白しなさいジーク!
 そしたらすぐにでも私はあなたの告白を受け入れるわ!



「俺、レレイナのお母さんが好きなってしまった!!」





「え?」
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