白髪ダンディーさんは異世界で大人を見せます

京月

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一章

ステータス

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 俺は今非常に困っている。
 ミルコレアが急に騎士のような宣誓をしてきたからだ。
 今まで経験上そんなことされた覚えがないのでどう返していいかわからない。
 とりあえず会ったばかりの人に生涯を捧げる的な発言はよろしくないな。


「生涯をかけるという意味が分かっているのか?」


「はい。存じております」


「本当にそうか。もう一度自分の胸に手を当て確かめろ、生涯をかけるに値するかどうかを」


「……申し訳ございません。まだ私では足りぬようです」


 ん?わかってくれたのかな?
 心なしかミルコレアの目に闇が見れるのだが…まぁいいか。
 それよりまずは村か町に行きたいな。


「ミルコレア、この近くに村か町はないか?」


「それでしたらこの先を進むと半日ほどで村にたどり着くはずです。私もその村の先にある街に用があるのでよろしければお供させてください」


「それは助かる」


 二人で村に向かっている途中ミルコレアに何があったのかを聞いた。
 なんでもキャラバンには使用人も含めて8人がいた。そのうち6人が馬を奪いキャラバンの車輪を破壊して逃走したらしい。それ同じタイミングでゴブリン達が襲ってきたと。


「普段の私ならゴブリンごとき何の問題もなかったのですが毒を盛られたようで体がうまく動かずあの有様です」


「なるほど。何故裏切られたのかは検討が付いているのか?」


「それは…」


 何かを言おうとして俯いてしまうミルコレア、何か訳ありなのだろう。


「言いたくなければ言わなくていい。話したくなった時に聞かせてくれ」


「はい」


 そんなこんなで歩き続けると村が見えてきた。
 日も暮れだしているし一泊だけでもさせてもらいたいな。
 
 ミルコレアは村に入ると村の住人に声をかけ村長と話をさせてもらえることになった。


「初めまして。私はミレコニア、この近くでキャラバンが壊れてしまったのです。どうか一日だけ村に泊めてもらえませんか?」


「わかりました。一軒空き家がございますのでそこにお泊りください。それと夜分はあまり外に出ないようにしてください」


「何故ですか?」


「最近夜あの森で魔物を見たという情報が多数ありましてあまり近づかないように村人たちに警告しているのですよ」


「わかりました。わざわざありがとうございます」

 
 村長は俺たちに好意的な態度で接してくれた。
 食事までご馳走になった俺たちは貸してもらった空き家で明日の予定を話し合っている。
 

「さて、村にはついた。これからどうするか」


「この村から3日程の所にカーサスという街があります。そこを目指してはどうでしょうか?」


「それはいいかもしれない。そこで働き口を探すとしよう」


「レルフード様なら冒険者になるのもいいかもしれませんね」


「冒険者?」

 
 ミルレコリア曰く冒険者とはラノベによくある依頼を受けて魔物を倒しお金を貰う仕事らしい。
 そんな、職業があるなんてやはりここは異世界なんだな。


「検討しよう。今日は疲れただろ、もう寝なさい」


「ありがとうございます。ではお先に、おやすみなさい」


「ああ、おやすみ」


 ミルコレアの頭を撫でるとなんだかミルコレアは赤面して顔に布団がかぶる様にもぐり眠りにつく。その後すぐ自分がとても恥ずかしいことをしたことに気づき俺も赤面した。


 夜も更けた頃、俺は眠れないでいた。
 なんでこの家ベットが一つしかないんだ!!ミルコレアが頑なに俺が床で寝ることを拒否したから仕方なく背中合わせで寝ているが寝れるわけがない。
 ミルコレアが起きないようにそっとベットから抜け出すと椅子に腰を下ろす。


 "スキルが発現しました"


 なんだ?急に頭の中から声が聞こえる。


 "発現したスキルは「ステータス」と唱えることで閲覧できます"


 スキル?そういえば女神が言っていた気がする。正直いろいろ変化がありすぎて忘れていた。
 唱えるだけでいいのか。


「ステータス」


 すると目の前に透明な画面が現れる。
 


 名前 レルフード Lv2

    攻撃力 15

    防御力 10

    素早さ 10

    器用さ 15

    魔力  0

    未使用ポイント 1


 スキル 紳士の鏡(new) 女神に与えられたスキル。精神汚染耐性(極)

     大人の包容力(new) 女神に与えられたスキル。女性からの好感度向上(極)

     弾丸創生(new) 弾丸を無限に創生できる。
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