1 / 13
第一話
しおりを挟む
「んっ…あっ…あっ……ああああっ!!」
「終わりました。傷は完全に消えましたよ」
ここは冒険者ギルドの医務室、怪我をした人が訪れる場所だ。そして僕はアラン、回復魔導士でこのギルドの常駐職員として働いている。
「ありがとう…ございました…」
「いえいえ傷が残らなくてよかったです」
「また怪我したら来てもいいですか?」
「はい、でも怪我しないことが一番なので気を付けて冒険して下さい」
「絶対また来ます」
今治療を終えた女冒険者は顔を赤くしながら医務室をあとにする。
僕の回復魔法はちょっとおかしい。僕の回復魔法は女性にしか効果がなく、女性は回復魔法を受けている間快感に襲われるのだ。そのことはかなり広まっているはずだがなぜか僕を頼る怪我人があとを絶たない。指名依頼もあるくらいだ。
「アラン、次の患者だ。治療頼むぞ」
「分かりました」
「あの失礼します」
「どうぞお座りください」
僕は患者さんを椅子に座らせるとカルテを見る。
女性の名前はルーマさん、D級冒険者だ。身長150㎝で髪は茶色でセミロング、顔は可愛らしい感じだ。
「今日はどうされました」
「油断してゴブリンに一撃もらちゃって」
「なら傷を見ますので後ろを向いて背中を見してください」
「わかりました」
「確かにこれはゴブリンの短剣による切り傷ですね、幸い傷は浅いので今回復魔法かけますね」
「待ってました!」
「今何て?」
「いや何でもないです。それよりも回復魔法をお願いします」
「そうですね、ではいきます。『ヒール』」
「あっ!ああああああっ!!」
詠唱を唱えると手から緑色の光が発現しルーマさんの傷を癒していく。
ルーマさんはとても気持ちよさそうな声をだす
「順調ですね、ちゃんと傷がふさがっていきます」
「んっ…あっ…あっ…」
「大丈夫ですかルーマさん?」
「はぁ…はぁ…大丈夫です。つ、続けて下さい」
「分かりました、少し魔力の量を増やしますね」
「え?んんんんんんっっ!!」
ルーマさんは天井を向いて何度か痙攣した後しなだれるように頭を下げる
「はぁ…はぁ…」
「ルーマさん終わりましたよ」
ルーマさんは無言のまま動かない。しばらくするとこちらを向き話しかけてくる。
「先生ありがとうございました。それと今日お時間ありますか?」
「今日は当直でもないですし勤務時間ももう終わりますので大丈夫ですよ」
するとルーマさんは僕の手を引っ張りあそこを触らせる。
「先生のせいでこんなに濡れてしまいました。責任取って下さい」
僕はこの後家には帰らず宿屋で一夜を過ごした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今私はゴブリンの討伐クエストを受けちょうどクエストを達成したところだ。あとはゴブリンの耳をそぎとってギルドに見せれば完了だ。
ゴブリンの耳をそいでいると近くにゴブリンがいるのに気付く。あのゴブリンは私が殺したやつの仲間だろう。隙をついて私を攻撃しようとしている。
普通ならそんな攻撃食らうわけもないのだが今日はアラン先生が担当の日だ。それを思い出すとわざとゴブリンに背中を見せ攻撃させた。誘導したのは自分だったが意外と痛かったのでゴブリンは八つ裂きにしておいた。
「これで今日はアラン先生と、ぐふふふ」
ルーマさんは行動力のある人だった。
「終わりました。傷は完全に消えましたよ」
ここは冒険者ギルドの医務室、怪我をした人が訪れる場所だ。そして僕はアラン、回復魔導士でこのギルドの常駐職員として働いている。
「ありがとう…ございました…」
「いえいえ傷が残らなくてよかったです」
「また怪我したら来てもいいですか?」
「はい、でも怪我しないことが一番なので気を付けて冒険して下さい」
「絶対また来ます」
今治療を終えた女冒険者は顔を赤くしながら医務室をあとにする。
僕の回復魔法はちょっとおかしい。僕の回復魔法は女性にしか効果がなく、女性は回復魔法を受けている間快感に襲われるのだ。そのことはかなり広まっているはずだがなぜか僕を頼る怪我人があとを絶たない。指名依頼もあるくらいだ。
「アラン、次の患者だ。治療頼むぞ」
「分かりました」
「あの失礼します」
「どうぞお座りください」
僕は患者さんを椅子に座らせるとカルテを見る。
女性の名前はルーマさん、D級冒険者だ。身長150㎝で髪は茶色でセミロング、顔は可愛らしい感じだ。
「今日はどうされました」
「油断してゴブリンに一撃もらちゃって」
「なら傷を見ますので後ろを向いて背中を見してください」
「わかりました」
「確かにこれはゴブリンの短剣による切り傷ですね、幸い傷は浅いので今回復魔法かけますね」
「待ってました!」
「今何て?」
「いや何でもないです。それよりも回復魔法をお願いします」
「そうですね、ではいきます。『ヒール』」
「あっ!ああああああっ!!」
詠唱を唱えると手から緑色の光が発現しルーマさんの傷を癒していく。
ルーマさんはとても気持ちよさそうな声をだす
「順調ですね、ちゃんと傷がふさがっていきます」
「んっ…あっ…あっ…」
「大丈夫ですかルーマさん?」
「はぁ…はぁ…大丈夫です。つ、続けて下さい」
「分かりました、少し魔力の量を増やしますね」
「え?んんんんんんっっ!!」
ルーマさんは天井を向いて何度か痙攣した後しなだれるように頭を下げる
「はぁ…はぁ…」
「ルーマさん終わりましたよ」
ルーマさんは無言のまま動かない。しばらくするとこちらを向き話しかけてくる。
「先生ありがとうございました。それと今日お時間ありますか?」
「今日は当直でもないですし勤務時間ももう終わりますので大丈夫ですよ」
するとルーマさんは僕の手を引っ張りあそこを触らせる。
「先生のせいでこんなに濡れてしまいました。責任取って下さい」
僕はこの後家には帰らず宿屋で一夜を過ごした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今私はゴブリンの討伐クエストを受けちょうどクエストを達成したところだ。あとはゴブリンの耳をそぎとってギルドに見せれば完了だ。
ゴブリンの耳をそいでいると近くにゴブリンがいるのに気付く。あのゴブリンは私が殺したやつの仲間だろう。隙をついて私を攻撃しようとしている。
普通ならそんな攻撃食らうわけもないのだが今日はアラン先生が担当の日だ。それを思い出すとわざとゴブリンに背中を見せ攻撃させた。誘導したのは自分だったが意外と痛かったのでゴブリンは八つ裂きにしておいた。
「これで今日はアラン先生と、ぐふふふ」
ルーマさんは行動力のある人だった。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる