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第五話
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「アラン、患者さんだ」
「分かりました。どうぞお入りください」
「失礼する」
「あれ、貴方は確か」
「S級冒険者のオリビアだ、よろしく」
「よろしくお願いします」
とても丁寧にあいさつしてくれた彼女はS級冒険者のオリビアさん、身長が170㎝と高めで金髪のロングヘアに端正な顔をだちをしている美人さんだ。
「今日はどうされましたか?」
「用件は二つある。まず一つ目、これはギルドマスターからの言伝なのだがモンスターパレードが近々起ころうとしているのは知っているな」
「はい」
以前モルさんが言っていたやつだ
「多数の負傷者が予想される、なので君には救護班として野営地に行ってもらいたい」
確かにモンスターパレードは負傷者が後を絶たない、一人でも多くの回復魔法の使い手が必要だろう。
「分かりました、精一杯頑張ります」
「感謝する。二つ目の用件だが君に私の傷を治してほしくてな」
「えっ傷ですか?」
驚かないはずがない。オリビアさんの二つ名は「守護神」、防御力に関して右に出る物はなくどんなに強い敵でも無傷で勝利することからついた二つ名だ。
凶暴な魔物を倒していくオリビアさんの話はかたり語り継がれ今では伝説になっている。数々のオリビア伝説がある中で一番有名なのはヤマタノオロチとの戦いだろう。
首が八つある竜ヤマタノオロチを一人で倒したオリビアさんはその実力が認められS級冒険者になったのだ。
そんなオリビアさんに傷があるなんて思わなかった。
「驚くのも無理はない、私が人生で一度だけ負った傷だからな」
「傷はどこにあるんですか?」
「ここだ」
オリビアさんは服を少しめくりあげ脇腹を見せる。そこには何かに噛まれた後のような古傷がある。
「これはヤマタノオロチとの戦いで負った傷でな、今までは隠してきたんだがこれでは人と一緒に風呂にも入れない。何とか治せないだろうか」
「確かにだいぶ古い傷ですね」
「治せそうか?」
「正直かなり難しいです」
「そうか…」
「ですが僕も日々回復魔法の鍛錬は欠かしていません、最近新しい魔法を覚えました。その魔法ならなんとかなるかもしれません」
「本当か!ぜひ頼む」
「分かりました。ではいきます、『エクストラヒール』」
僕の手からは黄金の輝きが発現する。
「あっあああああああああああああああっ!!」
オリビアさんはあまりの快楽に声を我慢できず叫びだす。
「あっ…あっ…んっ…アラン君…もう少し…手加減を…」
オリビアさんはアランに手加減するように頼むがアランは返答しない、いや返答できない。『エクストラヒール』はアランの全集中力を使うのでアランにはオリビアさんの声が届いていないのだ。
「んっ…んっ…はぁ…はぁ…もう我慢が…できない」
「んっ…んんんんんんんんんんんんっっっっ!!!!」
「ふぅ、オリビアさん治療は無事終わりましたよ」
アランはかなり汗をかきながらも無事治療を成功させた。
オリビアさんは治療が終わるのと同時に絶頂を迎えしばらくの間息を荒くしながら下を向いていた。顔を上げたオリビアさんは髪が乱れ口の端に髪の毛がついていた。
「ありがとうアラン君、それでどうだろう今日家に来ないか?せめてものお礼がしたいのだが」
オリビアさんのお誘いを断る理由もなかったのでお言葉に甘えることにした。
「ぜひ行かせていただきます」
「そうか、実は我が家の風呂を改装してな、二人くらい余裕で入れる大きさになっているんだ。風呂にも入っていくといい、汗を流していけ」
その日はオリビアさんと一緒にお風呂に入りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーとある女冒険者が仲間と話している
「そういえば聞いた?アラン先生新しい魔法使えるようになったんだって」
「へぇーそうなんだ、どんな魔法?」
「なんでも古い傷でも治せる魔法らしいよ」
「それ結構すごくない」
ガタ
二人の話を盗み聞きとある人物はアランの新しい魔法について聞くとすぐに椅子から立ち上がり診療所に向かった。女冒険者の話だとその人物は金髪のロングでかなり顔を赤くしていたらしい。
「分かりました。どうぞお入りください」
「失礼する」
「あれ、貴方は確か」
「S級冒険者のオリビアだ、よろしく」
「よろしくお願いします」
とても丁寧にあいさつしてくれた彼女はS級冒険者のオリビアさん、身長が170㎝と高めで金髪のロングヘアに端正な顔をだちをしている美人さんだ。
「今日はどうされましたか?」
「用件は二つある。まず一つ目、これはギルドマスターからの言伝なのだがモンスターパレードが近々起ころうとしているのは知っているな」
「はい」
以前モルさんが言っていたやつだ
「多数の負傷者が予想される、なので君には救護班として野営地に行ってもらいたい」
確かにモンスターパレードは負傷者が後を絶たない、一人でも多くの回復魔法の使い手が必要だろう。
「分かりました、精一杯頑張ります」
「感謝する。二つ目の用件だが君に私の傷を治してほしくてな」
「えっ傷ですか?」
驚かないはずがない。オリビアさんの二つ名は「守護神」、防御力に関して右に出る物はなくどんなに強い敵でも無傷で勝利することからついた二つ名だ。
凶暴な魔物を倒していくオリビアさんの話はかたり語り継がれ今では伝説になっている。数々のオリビア伝説がある中で一番有名なのはヤマタノオロチとの戦いだろう。
首が八つある竜ヤマタノオロチを一人で倒したオリビアさんはその実力が認められS級冒険者になったのだ。
そんなオリビアさんに傷があるなんて思わなかった。
「驚くのも無理はない、私が人生で一度だけ負った傷だからな」
「傷はどこにあるんですか?」
「ここだ」
オリビアさんは服を少しめくりあげ脇腹を見せる。そこには何かに噛まれた後のような古傷がある。
「これはヤマタノオロチとの戦いで負った傷でな、今までは隠してきたんだがこれでは人と一緒に風呂にも入れない。何とか治せないだろうか」
「確かにだいぶ古い傷ですね」
「治せそうか?」
「正直かなり難しいです」
「そうか…」
「ですが僕も日々回復魔法の鍛錬は欠かしていません、最近新しい魔法を覚えました。その魔法ならなんとかなるかもしれません」
「本当か!ぜひ頼む」
「分かりました。ではいきます、『エクストラヒール』」
僕の手からは黄金の輝きが発現する。
「あっあああああああああああああああっ!!」
オリビアさんはあまりの快楽に声を我慢できず叫びだす。
「あっ…あっ…んっ…アラン君…もう少し…手加減を…」
オリビアさんはアランに手加減するように頼むがアランは返答しない、いや返答できない。『エクストラヒール』はアランの全集中力を使うのでアランにはオリビアさんの声が届いていないのだ。
「んっ…んっ…はぁ…はぁ…もう我慢が…できない」
「んっ…んんんんんんんんんんんんっっっっ!!!!」
「ふぅ、オリビアさん治療は無事終わりましたよ」
アランはかなり汗をかきながらも無事治療を成功させた。
オリビアさんは治療が終わるのと同時に絶頂を迎えしばらくの間息を荒くしながら下を向いていた。顔を上げたオリビアさんは髪が乱れ口の端に髪の毛がついていた。
「ありがとうアラン君、それでどうだろう今日家に来ないか?せめてものお礼がしたいのだが」
オリビアさんのお誘いを断る理由もなかったのでお言葉に甘えることにした。
「ぜひ行かせていただきます」
「そうか、実は我が家の風呂を改装してな、二人くらい余裕で入れる大きさになっているんだ。風呂にも入っていくといい、汗を流していけ」
その日はオリビアさんと一緒にお風呂に入りました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーとある女冒険者が仲間と話している
「そういえば聞いた?アラン先生新しい魔法使えるようになったんだって」
「へぇーそうなんだ、どんな魔法?」
「なんでも古い傷でも治せる魔法らしいよ」
「それ結構すごくない」
ガタ
二人の話を盗み聞きとある人物はアランの新しい魔法について聞くとすぐに椅子から立ち上がり診療所に向かった。女冒険者の話だとその人物は金髪のロングでかなり顔を赤くしていたらしい。
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