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おじさんの愛人になる④

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 そうして僕はおじさんの愛人になった。

 おじさんは日中は何か別の仕事をしているらしく、たいてい午後の六時頃やってきてはひとしきり僕の身体を貪り、二度三度おまんこに精液を吐き出すとシャワーも浴びずに帰っていった。荒い息をつきながらベッドに倒れ伏し、おまんこから精液を垂れ流す僕を残して……。

 ゲームの中とはいえ、毎日のように男と中出しセックスしていることに抵抗がなかったと言えば嘘になる。

 実際、処女を奪われた日の夜は、わけもわからないままおじさんに身体を許してしまった悔しさに涙したし、何より処女だったのに気絶するほど感じてしまった淫乱な女としての自分に激しい嫌悪と羞恥心を覚えて眠れなかった。

 けれども翌日にまたやってきたおじさんにおっぱいを揉まれれば甘いあえぎ声をもらしてキスをせがみ、男の味を知ったばかりのおまんこはヨダレをたらしておじさんのペニスを受け入れていた。

『普段は押し殺しているが性欲は強く、男に開発されるために生まれてきたような女』

 その設定に偽りはなかったのだ。

 ただ、僕としてはこのままおじさんの愛人を続けるつもりはなかった。

 オフラインの世界にそれほどの未練があるわけではないが、それでもやはり帰りたいという気持ちはある。

 それにあちらでの自分の身体がどうなっているのか……一人暮らしの部屋からこのゲームにダイブしたこともあって、餓死しかけているのではないかと思うと気が気ではない。

 本当ならおじさんにペニスを出し入れされて「気持ちいい~♡」なんてあえいでいる状況ではないのである。

 だが何度コンソールを見返してみても、やはりログアウトボタンはなかった。

 なにがどうしてそうなってしまったのかはわからないが、ここはこの世界での情報を集め、自分の力でログアウトする方法を見つけ出すしかない――そんな風に僕は考えるようになった。

 そうとなればいつまでもこの部屋に留まっているわけにはいかない。だが部屋を出ようにも、おっぱいが透けて見えるTシャツとショーツ一枚のこの格好では外に出ることもできない。

 ――そこで僕は一計を案じ、おじさんに服をおねだりすることにした。

 普通の服がほしいと言えば疑われると思ったので、おじさんとコスプレエッチがしたいと言って近隣の有名女子校の制服をおねだりしたのである。

 働きながらマンションの大家もしているだけあって羽振りがいいのか、おじさんはすぐ僕の身体のサイズにぴったりの、その学校の本物の制服を買ってきて僕にプレゼントしてくれた。

 はじめてその制服を着てコスプレエッチした日、おじさんばかりか僕までもいつになく激しく燃え上がったことは言うまでもない。

 とにもかくにも、僕はそうして外出できる服装を手に入れた。

 ――だが、僕が手に入れたのは服装だけではなかった。

 制服を手に入れた翌日、僕のステータスに

『ファリス高等女学院 二年D組所属』

 という新たな属性が加わっていたのだ。

 つまり、制服を手に入れたことで僕は、同時にその学園の生徒になったということになる。

 これには驚いたが、僕はそこにゲーム運営サイドの意図のようなものを感じた。

 ……もちろん、罠のようにも思える。けれどもこの上どんな罠がこようと、僕にはもう失うものなどない。

 僕は、女子高生としてその学園に通うことにした。

* * *

 ただ通い始めてみると、学園生活は意外に楽しかった。

 初日はさすがに緊張したが、そういう設定ということなのかクラスメイトはみんな僕が最初からいたような態度で接してくれて、奇異の目を向けてくる子は一人もいなかった。

 腐っても僕は大学生、高二の授業についていけないということはなく、むしろクラスでもできる方に数えられるようになった。

 別れ際に「ごきげんよう」と言って手を振り合うような上流階級の文化には違和感があったが、数日もするとそれにも慣れた。

 担任の先生は数学教師だがテニス部の顧問もやっているスポーツマンで、クラスはもとより学園中の人気の的だ。浅黒く日焼けした肌と漫画のように歯がキラーンとなる笑顔が素敵な好青年で、間近に笑いかけられると男である僕でさえ胸がときめいてしまう。

 何より、クラスメイトの女の子はみんな可愛かった。

 体育の授業の前に更衣室で着替えているときなど、自分が女であることも忘れて見入ってしまう。クラスいち巨乳の委員長に「どうしたの?」と不思議そうに言われ、慌てて体操着をかぶったこともいい思い出だ。

(……TS百合ルートへのフラグ立ったな、これ)

 麗しき女の園での生活は、僕にそんな確信を抱かせるのに十分だった。

 軽率にもTSヒロインとしてログインしてしまったこのゲームだが、百合ルートに進めるのであれば話は違ってくる。

 ましてや育ちの良さそうな美少女であふれるお嬢様学校である。百合ルートとしては王道中の王道。男の身体で体験できないあんなことやこんなことをたっぷり楽しめるのであれば、もうあちらの世界になど帰れなくていいかも知れない。

* * *

「あんっ♡ あんっ♡ あんっ♡ あんっ♡」

 そんなことを思いながらも、おじさんの愛人としての僕の生活は続いていた。

 僕が学園に通い始めたことはすぐおじさんの知るところとなったが、怒られなかったばかりかそれはむしろおじさんを喜ばせた。

 巨乳で中出しセックスし放題の愛人が実は現役の女子高生だったということであれば、まあ普通はそうなるのかも知れないが……。

 それからというもの、おじさんはデフォで学園の制服を着てのコスプレセックスを僕に求めるようになった。

 特に、制服を着たままショーツだけおろして四つん這いになり、交尾するようにバックからおまんこにペニスを突き立てる動物的なエッチをおじさんは好んだ。

 おじさんは僕のおまんこにペニスを出し入れすることだけが好きなようで、毎日ろくに前戯もせず、少し湿ってきたとみるやすぐにペニスをおまんこにねじ入れてくる。

 そうして僕のおまんこの感触をひとしきりペニスで楽しんだあと、出すだけ出してすぐに帰ってしまう。

 まるで僕はおじさん専用のラブドールにでもなったかのようだ。

 ただ、そんなおじさんとのセックスは、僕にとってそう悪いものでもなくなっていた。

 割り切ってしまえば、女の身体でする男とのセックスは気持ち良かった。

 コンドームなどつけない生のセックスが気持ち良くてたまらなかった。

 おじさんの要求通り六時前にはシャワーを浴び、下着を履き替えておじさんを待つのが毎日の日課だけれど、おじさんがドアを開けて入ってくる前に下着はぐしょぐしょになってしまう。

 僕の意思とはもっぱら関係なく、まるでパブロフの犬のように、六時前になるとおまんこがおじさんのペニスを求めてヨダレをたらし始めるのである。

 シャワーを浴びている間に、おじさんのペニスを思って股間に指をのばしてしまったことも一度や二度ではない。

 だから最近など、おじさんは部屋に入ってくるなり前戯もなしにいきなりペニスを突っ込んでくるようになり、文字通り性処理のために僕の身体を使っている感が強くなってきている。

 そんなモノのように扱われる雑なセックスに、なぜか僕は悦びを覚えているのだ。

 好きだとか愛しているだとか、そういった感情はさらさらないけれども、女としての僕の身体に強い執着をみせ、毎日のようにめくるめく快楽を与えてくれる性愛の対象としてのおじさんを、僕は心でも受け入れはじめているのかも知れない。

「ほらイクぞ、もうすぐイクぞ……う、ううううっ!」

「あっ♡ ああっ♡ ああああああ~~~♡♡♡♡♡♡」

 おまんこに精液を流し込まれるこの感覚にもすっかり慣れた。

 何回中出しされても、おまんこの中でおじさんのペニスがびくびくと脈打って精液を吐き出すこの感覚は気持ち良くてたまらない。

 むしろ中出しを繰り返されるごとに感度が増してゆくようで、すっかりヤミツキになった僕のおまんこは、もう中出し以外のセックスを受け付けないのではないかとさえ思う。

 まだ見ぬTS百合ルートを心に思い描きながらおじさんとのセックスに溺れる日々は悪くなかった。

 ――だがそんな日々はある日、唐突に終わりを告げることになる。

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NAME:マコト

舌:15→32
唇:16→28
首筋:11→22
乳首:15→41
脇の下:20→22
背中:16→18
へそ:8
クリトリス:23→39
陰唇:12→21
Gスポット:5→7
ポルチオ:1
太腿:13→15
足首:9
足裏:20
足指:2

クリトリス・オーガズム C-→B
Gスポット・オーガズム C-→C+
ポルチオ・オーガズム ×

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