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家出少女⑥

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「……ぁっ……ぁん……ぁ……ぁぁっ……」

 選択肢が現れたあとも、先輩の愛撫は続いていた。

 股の間とおっぱいを丹念にいじりまわす先輩の手と、いやらしく首筋を舐めまわす舌にふわふわとした心地よさを感じながら、もうなにも着けていないおしりのあたりにゴリッとした熱くて硬いものがあたっているのがわかった。

 ひとつめの選択肢を選んだら、が僕の膣内なかに入ってくるのだと思った。

 ……おまんこはもう充分に濡れている。あとは先輩を迎え入れるだけだ。

 昨日のように先輩の手が僕の両脚をしっかり掴んで、大開きになった膣口に先輩のペニスの先端が押し当てられる。そのあとは僕の膣内なかに入りたくて入りたくてたまらなかったそのペニスが、僕に処女喪失ロストバージンの血を流させながら喜び勇んでその狭いあなの中にもぐりこんでくる……。

 その瞬間をリアルに想像する僕の意識にのぼってくるのは、けれども、もう痛みへの恐怖ばかりではなかった。

 それで先輩が喜んでくれるなら……溜まりに溜まった先輩の欲望を僕がこの小さなおまんこでぜんぶ受け止めてあげられるのなら、それはきっと先輩ばかりでなく僕にとっても幸せなことに違いない……。

 心地よい先輩の愛撫に身をゆだねるうちにそんな思いが僕の胸にこみあげてきて、ぼうっとして何も考えられなくなった頭で、自分のすべてを先輩にあげるという宣言に他ならないその言葉を、僕は口にしていた。

「うん……おちんちんちょうだい」

 その返事を聞くや、先輩は下痢をこらえてトイレに飛び込んだ人のように逸る手つきでベルトを外しズボンを脱ぎ捨てた。ガチガチに勃起したペニスがその下からブルンと勢いよく飛び出してくるのを背中に感じた。

(……いよいよ……いよいよだ)

 びくん、びくんと脈打つ、硬くて熱くて大きなものがおしりに触れている。が今から僕の処女あなをこじ開け、その中にはじめての精液を放つために入り込んでくるのだ。

 80パーセントの恐怖と、残る20パーセントの期待とに震えながら僕は身を固くしてそのときを待った。

「……いいか?」

「……うん」

「いくぞ――」

「うん……え? なに……? あっ……あああああっ♡」

 いよいよ本当に来る――そう思って身構えていたものは、僕の想像とはまったく違うかたちで僕の身体にもぐりこんできた。

 先輩のペニスは膣内ではなく、両脚の太股の付け根と女性器の間にある狭い隙間にもぐりこんできたのだ。つまり、先輩と僕がはじめたのは通常のセックスではなく、いわゆる『素股』ということになる。

「……ほら、おちんちんが生えた」

「……え?」

「マコトのあそこにおちんちんが生えたよ、触ってごらん」

「……あ、ホントだぁ……♡」

 あそこに手を伸ばしてみるとそこには確かにペニスがあった。僕が指先で触れるとそのペニスは嬉しそうにビクビクと痙攣した。

 おしりの側から突っこまれたペニスが股の間を通っておまんこの前側に頭を出しているのだ。先輩の並外れた巨根だからこそなせるわざに違いない。

 僕は感心してしばらくペニスの先を撫でていたが、そんな余裕も股の間でそのペニスが前後に動きはじめるまでだった。

「……あっ♡ ……ああっ♡ ……ああああ♡」

「ハアッ……ハアッ……ハアッ……」

 先輩が息を荒げてゆっくりと腰を動かしはじめたとき、僕の股間から脊髄にかけて電気ショックにも似た快感が走った。

 濡れそぼった股の間にゆっくりと先輩のペニスが突き入れられ、ゆっくりとまた引き抜かれる……そんな単調な律動が、僕の身体の芯に信じられないほどの快楽を伝えてくる。

(……なにこれぇ……すっごく気持ちいいよぉ……)

 股間にずるっ、ずるっとペニスが出し入れされるたびに脳髄に痺れるような快感がもたらされる。

 ペニスが通過するときにそのカリが僕のクリトリスにひっかかって撫であげるのだ……だからただペニスが前後に動くだけでこんなにも気持ちいい……。

 あまりの気持ち良さに、僕はたまらずキュッと股を閉じた。けれども股間に挟まれている先輩のペニスはそれでいっそう勢いづいたように、僕の太股の内側でびくん、びくんと脈打ってみせた。

 考えてみれば愛液でべとべとの美少女の素股で強く締めつけられて萎えるペニスなんてあるわけがない。股全体がおまんこになってしまったような錯覚をおぼえながら、先輩のペニスから与えられる悦楽に自分がすっかり囚われてしまったのを感じた。

(……すっごく気持ちいいし……それに……めちゃくちゃエロい……)

 天使のようなロリ美少女がブサイクそのもののデブ男に裸で背後から抱きかかえられ、おっぱいを揉まれ首筋を舐められ愛液まみれの股間にペニスを出し挿れされて悦んでいる――そんな映像をありありと思い浮かべて、そのあまりのエロさに僕は気が遠くなった。

 ……ある意味、普通にセックスするより何倍もエロいかも知れない。

 事実、先輩のこのやり方は他のどんなセックスよりもエロいと言いきることができた。

 ……痛くないからだ。痛みを恐れる必要がないからだ。先輩が『素股』というかたちでのセックスを選んでくれたことで、僕は処女膜を破られる恐怖から解放されたのだ。

 そうして僕は先輩の剥き出しの欲望を、不安も恐怖もない純粋な快楽とともに受け止めることになった。だから僕は今このとき、逞しい先輩の腕にしっかりと捕らわれたままどこまででもどこまででもエッチな気分になれた。

(こんなことしてたらボク、先輩のこと好きになっちゃうかも……)

 先輩も気持ちいいのだろう、荒い息づかいにまじってきれぎれに獣じみた喘ぎ声が聞こえる。だが僕はもうその喘ぎ声をキモチワルイとは思わない。

 はじめてだから痛くされるのが怖い――そう言って怯えていた僕のために、お互い気持ち良くなれる一番のやり方セックスを先輩は考えてくれた。

 先輩はこんなにも僕のことを思ってくれている……こんなにも大切に僕をあつかってくれる……そのことを思うと温かい水の中に浮いているようなふわふわとした幸せな気分になり、このまま女の子として先輩のことを好きになってしまいそうだ。

(……いいのかな……ボク……このまま先輩のこと……好きになっちゃっても……)

 肥満体で、ブサイクな芸人に顔が激似で、お世辞にも格好いいとは言えない先輩。そんな先輩を女の子として好きになってもいいものかという疑問がふと頭に浮かんで……けれどもその疑問はすぐ快楽の波に押し流されていった。

 デブでもブサイクでも、未成熟な僕の身体にこんなにも欲情するロリコンであることさえも、何もかもどうでもいいと思った。

 このまま女の子として先輩のことを好きになってもいいの? そんな自問に、僕は心の中ではっきりと答えを返した。

(……毎晩こんなふうにキモチイイことされるんだったら……ボク、先輩のこと好きになっちゃってもいいかな――)

 僕がそう思ったとき、頭の後ろで腹の底から絞り出すような先輩の低いうめき声が聞こえた。

「……うおぉ……おおおおっ……!」

 同時に僕の太股とあそこに、先輩のペニスがひときわ激しく脈打つのが伝わってきた。

「あっ♡ ……あぁ♡ ……あああああ♡」

 びゅっ、びゅっと、僕の股の間から壁に向けて先輩のペニスがものすごい勢いで射精しているのがわかった。

 先輩の大きな愛欲あいに包みこまれるような幸福感のなか、まるで先輩と一緒に僕まで射精しているような感覚を覚えながら、そのまま僕は眠りに落ちていった――


――――――――――――――――

NAME:マコト

舌:5
唇:7
首筋:6→12
乳首:10→15
脇の下:9→10
背中:4
へそ:2
クリトリス:8→13
陰唇:4→8
Gスポット:0
ポルチオ:0
太腿:5→8
足首:1
足裏:9
足指:2

クリトリス・オーガズム ×→C-
Gスポット・オーガズム ×
ポルチオ・オーガズム ×

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