彼を取り戻すためにすべてを捧げ…なくても別に良い気がしてきた闇落ち令嬢は、美食家の悪魔と契約をする

hosiiimo

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レイン、悪魔と冬休みを過ごす。

レインと悪魔は虫退治に励む①

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「おはよう。レインちゃん、クラムチャウダー飲む?」

「・・・おは、よう。・・・結構だ。・・・・・・わたしの朝は、力の源を・・・摂取すれば、程足り…る」

頑張って早起きしたものの、レインは寝起きが悪い。やる気が出ない。お腹も空いていない。レインの一日は、エネルギードリンクを飲まなければ、始まらないのだ。

(……カフェインを、…漲るパワーを、エネドリチャージしなくては…!)

「ほら『体調悪そうだから保健室に行ってきたら?』ってクラスで言われないように、するんでしょう」

「致し方ない…か。ベルくん、この白いの、何入ってんの?」

「貝と魚とベーコンに、芋、玉ねぎ、人参、ミルクとかだよ」


「うへー。人参少な目で、お願い」

レインは家に貝、魚が無かったことには、気付かなかった。血行が良くなったのか、ぽかぽかと身体が温まり、頭も回りだしたので、エネルギードリンクと供に飲み干した。充電完了である。


◇◇◇◇


ベルは、キレイ好きらしい。『美食家』としては、作るところと食べる所は、清潔であって欲しいとのこと。

この屋敷とは、レインとベルのいわば『城』。

汚れは、その大事なお城を荒らす外部からの侵入者『害虫』を招く。害虫とは、寄生虫、ウィルス、細菌、を媒介する不届き者。それにより食材が痛み、味が落ち、健康にも深刻な被害を及ぼす問題までも引き起こすそうだ。

感銘を受けたレインは、防虫ゲルを作成することにした。

(新たなる敵、その名は害虫っ!!奴らから、我が城を守るのだ!!!)

これは荒ぶる展開だと、研究室でゲル改良に勤しむことにした。ベルには掃除を託した。お掃除ゲルのモニターになってもらい、共に防衛戦に挑もうではないか!!

せっかくだから家中すべてを綺麗にしたいと訴えられたが、研究室は…遠慮したい。他の所の清掃に励むよう、お願いした。



お昼になり、「家の掃除を終えたから、草むしりと外の掃除に出かけてくる」と言い、ベルは出かけた。ハニーレモンゲルの入ったアイスティとフィッシュバーガーとカップに入った野菜を『ランチだよ』と差し出してから。

片手で食べられる奴で、ちょうどよかったので、レインはパクパクしながら、引き続き研究に励んだ。

柔らかいパンと、シャキシャキのレタスに、白身魚フライの『カリふわ』食感が、最高の取り合わせであった。サラダの人参はこっそり残した。
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