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レイン、悪魔と学校に行く。
レインと悪魔は食堂に行く②
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「レインちゃん、ひさしぶりだね☆冬休み元気してた?ところで一緒の子だあれ?見ない顔…だよね?」
「ひさしぶり・・・。こっちはベルだ。ベル・プルヴィア」
サニーがいた。クラスが違うので、冬休み前に暴言を聞いて以来のことだ。
相変わらず、オレンジの髪はつやつやでフワフワ。ふっくらとしたピンク色の頬っぺたに、プルっとした唇。寒いのに王都の平民女子に人気のふんわりチュールの入ったひざ下のスカートに、レースをあしらったデザインのタイツ。太陽の石の名を持つペリドットのような淡い緑色の瞳で、ベルを見つめている。
「はじめまして☆わたしはサニー・ソルだよ!よろしくねぇ!!!気軽にサニーって呼んで☆ベルくんって呼んでいい?」
「……はじめまして。悪いけど、今から僕らは食事なんだ。挨拶はまた別の機会にでも。…それといきなり名前で呼ばないでほしい」
「わたしはサニーでいいよ☆ならせっかくだから一緒にお昼食べようよぅ」
(こいつとは一緒に食事したくないなぁ…。)
社交的でグイグイ来るサニーは苦手なのだ。
「…ねえねぇベルくんって、何年生なの?レインちゃんとはどこで知り合ったの?」
「……今日は忙しいのだ。またにしてくれ」
尚もベルに話しかけてくるサニーに、なんとか理由をつけて断った。サニーとは上手く話せないだけではなくイライラさせられるのだが、今日はなんだかいつも以上に押しが強く感じる。
「んもう、せっかくの新学期だよお!!一緒に食べてみんなで仲良くなろうって?ねぇ☆」
「ごめんね、この後用事があって手早く食べて出かけたいんだ」
ベルにもレインのイライラした空気が伝わったのか、サニーを軽くあしらった。
「そうなんだー、じゃあ今度サニーたちとも一緒に出掛けない?学園で今流行っている七不思議の噂って知っている?」
「…興味ないな。うどんが伸びるから、またね」
「ええ?そんなぁ。ベルくんってば、ちょっと冷たいよぉ!!」
「……君さ、さっきからいい加減してよ!!レインちゃんはうどんを食べるんだ。汁が冷めたり、麺が伸びたりしたらどうしてくれるんだ!!!」
ついにベルは罵るように告げた。鋭い声はそこそこ響いたのか、食堂内の視線が集まってしまう。ひさびさに食堂に来たというのに、あまりにもしょうもないことで、目立ってしまった。
「サニーさん、おやめなさい!ご迷惑よっ!!お二人はせめて冷めきらないうちに召し上がって。お邪魔してごめんなさいね。クラスメートとして彼女にはよく言い聞かせておきますので…」
「…サニーちゃん、麺類を食べる前に引き留めるのはさすがに良くないよ」
「きつねうどんにはワカメも入っている。極太麺とワカメとのダブルの吸水力で、時間との闘いを強いられる難易度の高いメニューなんだ!!」
「ちょっ…委員長っ!!あ…もう行っちゃったぁ……。」
サニーのクラスの優等生っぽい人や謎のうどん党のような人たち横に入ってくれて、なんとか彼女を押さえてくれている間に、黙礼をして、慌てて立ち去った。
食事前に絡まれて、ちょっと鬱陶しかったので、解放されて助かった。隅の方の席に着くとこれ以上の邪魔が入ることはなかったので、落ち着いて食事がとれた。
騒ぎ立てる程のことでもない、些細な出来事だが、ベルが珍しくも声を荒げたのは、レインのうどんのためだ。完璧な食べ頃に食べさせたいという美食家としての矜持のようなものが、あるのだろう。
この『界』の感覚で、『怒るほどのことではない』とか、『たかがうどんで』などと否定すべきではない。彼にとってはただの嗜好品であれ、自分の食事よりもこうしてレインの食事の心配をしてくれたのだから。
けれど、さっきのような状況を、自分のために怒ってくれたと無邪気に感謝していいものなのか…、よく分からない。まぁ学生の些細な諍いなんて、どれも傍から見たらこんなものだろう。
自分のことを考えてくれたことには変わりないので、感謝の意は示そうとレインは思ったのだが……・。
◇◇◇◇
「あの子、不愉快だったね。人の話を聞かない。相手の事情に配慮しない。たぶん普段は問題視されない程度の無神経さなんだろうだけど、僕は本当に不愉快だった。僕は食事の邪魔をしたものを消して許さない。お世話の邪魔をしたものには必ず報いを受けさせる……。レインちゃんとうどんを分け合ってフウフウしてあげたかったのに…。こんなにもぬるく伸びてしまったではないか!!僕たちの外食デビューとフウフウを汚した奴はただでは済まさない…。」
手早く食事を終わらせたベルが落ち込んで、サニーに恨みまで募らせることになるとは、さすがに思わなかった。
絶対口には出せないが『たかがうどん』である。この異『界』人の美食家、食に関しては怒りの沸点が低すぎる……。
彼女の押しの強さには不快感を募らせていたレインも、さすがにこの様子には反応に困る。
冬休み前の自分も、ここまで酷かったのだろうかと、痛々しささえ感じる。
レインは自分の分に取り分けて貰ったうどんを無言で啜り続けた。ずるずる、ずるずると啜るしかない。これ以上ベルが拗らせて、呪いの言葉を吐き出す前に、食べきらなくてはいけないのだ。
そう言えば、マンガの展開通りなら、サニーは聖夜祭の日に鳥から髪飾りをもらっていたのでは。髪飾りは彼女のトレードマークのように身につけて、鳥ともだいたい一緒にいるはずで…。
食堂には、ペットは入れなかったということだろうか。
髪飾りも、オシャレなサニーはきっと、今日のコーディネートに合わないとかで、選ばなかったのだ。
(人前でのフウフウはやめて欲しかったし、サニーの鬱陶しさに、むしろ救われたのでは…)
絶対口には出せないが、レインはそう思いながら、うどんの汁を飲み干した。
「ひさしぶり・・・。こっちはベルだ。ベル・プルヴィア」
サニーがいた。クラスが違うので、冬休み前に暴言を聞いて以来のことだ。
相変わらず、オレンジの髪はつやつやでフワフワ。ふっくらとしたピンク色の頬っぺたに、プルっとした唇。寒いのに王都の平民女子に人気のふんわりチュールの入ったひざ下のスカートに、レースをあしらったデザインのタイツ。太陽の石の名を持つペリドットのような淡い緑色の瞳で、ベルを見つめている。
「はじめまして☆わたしはサニー・ソルだよ!よろしくねぇ!!!気軽にサニーって呼んで☆ベルくんって呼んでいい?」
「……はじめまして。悪いけど、今から僕らは食事なんだ。挨拶はまた別の機会にでも。…それといきなり名前で呼ばないでほしい」
「わたしはサニーでいいよ☆ならせっかくだから一緒にお昼食べようよぅ」
(こいつとは一緒に食事したくないなぁ…。)
社交的でグイグイ来るサニーは苦手なのだ。
「…ねえねぇベルくんって、何年生なの?レインちゃんとはどこで知り合ったの?」
「……今日は忙しいのだ。またにしてくれ」
尚もベルに話しかけてくるサニーに、なんとか理由をつけて断った。サニーとは上手く話せないだけではなくイライラさせられるのだが、今日はなんだかいつも以上に押しが強く感じる。
「んもう、せっかくの新学期だよお!!一緒に食べてみんなで仲良くなろうって?ねぇ☆」
「ごめんね、この後用事があって手早く食べて出かけたいんだ」
ベルにもレインのイライラした空気が伝わったのか、サニーを軽くあしらった。
「そうなんだー、じゃあ今度サニーたちとも一緒に出掛けない?学園で今流行っている七不思議の噂って知っている?」
「…興味ないな。うどんが伸びるから、またね」
「ええ?そんなぁ。ベルくんってば、ちょっと冷たいよぉ!!」
「……君さ、さっきからいい加減してよ!!レインちゃんはうどんを食べるんだ。汁が冷めたり、麺が伸びたりしたらどうしてくれるんだ!!!」
ついにベルは罵るように告げた。鋭い声はそこそこ響いたのか、食堂内の視線が集まってしまう。ひさびさに食堂に来たというのに、あまりにもしょうもないことで、目立ってしまった。
「サニーさん、おやめなさい!ご迷惑よっ!!お二人はせめて冷めきらないうちに召し上がって。お邪魔してごめんなさいね。クラスメートとして彼女にはよく言い聞かせておきますので…」
「…サニーちゃん、麺類を食べる前に引き留めるのはさすがに良くないよ」
「きつねうどんにはワカメも入っている。極太麺とワカメとのダブルの吸水力で、時間との闘いを強いられる難易度の高いメニューなんだ!!」
「ちょっ…委員長っ!!あ…もう行っちゃったぁ……。」
サニーのクラスの優等生っぽい人や謎のうどん党のような人たち横に入ってくれて、なんとか彼女を押さえてくれている間に、黙礼をして、慌てて立ち去った。
食事前に絡まれて、ちょっと鬱陶しかったので、解放されて助かった。隅の方の席に着くとこれ以上の邪魔が入ることはなかったので、落ち着いて食事がとれた。
騒ぎ立てる程のことでもない、些細な出来事だが、ベルが珍しくも声を荒げたのは、レインのうどんのためだ。完璧な食べ頃に食べさせたいという美食家としての矜持のようなものが、あるのだろう。
この『界』の感覚で、『怒るほどのことではない』とか、『たかがうどんで』などと否定すべきではない。彼にとってはただの嗜好品であれ、自分の食事よりもこうしてレインの食事の心配をしてくれたのだから。
けれど、さっきのような状況を、自分のために怒ってくれたと無邪気に感謝していいものなのか…、よく分からない。まぁ学生の些細な諍いなんて、どれも傍から見たらこんなものだろう。
自分のことを考えてくれたことには変わりないので、感謝の意は示そうとレインは思ったのだが……・。
◇◇◇◇
「あの子、不愉快だったね。人の話を聞かない。相手の事情に配慮しない。たぶん普段は問題視されない程度の無神経さなんだろうだけど、僕は本当に不愉快だった。僕は食事の邪魔をしたものを消して許さない。お世話の邪魔をしたものには必ず報いを受けさせる……。レインちゃんとうどんを分け合ってフウフウしてあげたかったのに…。こんなにもぬるく伸びてしまったではないか!!僕たちの外食デビューとフウフウを汚した奴はただでは済まさない…。」
手早く食事を終わらせたベルが落ち込んで、サニーに恨みまで募らせることになるとは、さすがに思わなかった。
絶対口には出せないが『たかがうどん』である。この異『界』人の美食家、食に関しては怒りの沸点が低すぎる……。
彼女の押しの強さには不快感を募らせていたレインも、さすがにこの様子には反応に困る。
冬休み前の自分も、ここまで酷かったのだろうかと、痛々しささえ感じる。
レインは自分の分に取り分けて貰ったうどんを無言で啜り続けた。ずるずる、ずるずると啜るしかない。これ以上ベルが拗らせて、呪いの言葉を吐き出す前に、食べきらなくてはいけないのだ。
そう言えば、マンガの展開通りなら、サニーは聖夜祭の日に鳥から髪飾りをもらっていたのでは。髪飾りは彼女のトレードマークのように身につけて、鳥ともだいたい一緒にいるはずで…。
食堂には、ペットは入れなかったということだろうか。
髪飾りも、オシャレなサニーはきっと、今日のコーディネートに合わないとかで、選ばなかったのだ。
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