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自分
新たな旅立ち
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熊本をはなれて、1週間経った。
私は、三重航空隊第46部隊に所属する身となった。
両親もさながら、美津子さんの事が気がかりである。このような事は、まわりにわ言われない、米軍が東京空襲始め日本国内数々、やられている。
九州もやがて砲撃に遭うかもしれない…
「おらぁ!!なにしとる‼️大宮‼️きさん❗️なに考えよるか!」
と顔面に上官の竹刀が当たった。
私は気を失い、水をかけられ目を覚ました。
ほんとに御国の為に志願して海軍に来たのに気が抜けている。ダメだダメだ。即座に立ち上がり「はい、何も考えてません!自分は無でありました!」
「嘘をつけ!」上官の拳が右頬に当たった。倒れまいとして足を踏ん張った。
「きさん、それでも軍人か!!気もそぞろにしとったら、敵の的も射抜けぬぞ!」
「はい!」と背筋を伸ばし、訓練の航空機 飛燕に乗り込んだ。
今日は、上官の梶山が操縦する機を敵と見做し、後ろから追撃する訓練である。
滑走路を飛び立ち2分も経たないところに梶山の機体が後ろから攻め込んでくる
負けじと機体を右旋回行い、操縦桿を引き上げ、グンと上空に駆け上り梶山の背後についた。
「ついた!」梶山の後頭部が見える。
「撃てる!」梶山の機を撃てる…訓練もさながら実践形式で行うので、梶山も左右に機をぶらせる。
朔太郎の操縦桿から梶山に機に装備された機関銃撃の攻撃を出来る位置確認できた。
ここで、梶山も朔太郎の機の横につけ、帰りの合図を送った。
基地に戻り、梶山から「上達したな、やられたよ。お前も立派に御国のために働けるぞ」
あと6週間すれば、私も戦地に赴く事になる。
3週間目の7月天天と照りつける太陽の元に郷里に一時的に帰省ができた。
美津子の元も訪ねる事が出来た。徐ろに美津子をビックリさせようと前触れも告げずに訪問を行った。しかし、美津子の実家には誰一人として影が無かった…
「戦地に赴く前にせめて美津子の顔姿が見たかった…」
愕然と朔太郎は、玄関の扉前で跪いた。
涙を堪えながら、立ち上がると、その側にふと老人が立っていた。
「何を軍人さん、しとられる、ここの人達は沖縄から疎開してきとんなったけん、故郷がやられとったけん、いてもたっても居られんで、鹿児島さんいかしたよ。」
なんで…と泣き崩れたが、どうする事も出来なかった。
海軍の赴任発表のために休暇も終わり、三重に帰った。
帰ってからも訓練は続けられた。
五日後のこと上官の梶山から招集する様に言われて第三航空予備隊の我々が赴任する航空基地を告げられた。
「今からお前たちの赴任地を告げる。名前を発表した者は、直ぐに準備を行い、赴任地に向け準備行なうように、引地…田添、松山、山枝、三枝…大宮、お前達は、鹿児島鹿屋航空基地に赴任だ。最善の働きが出来るように励めよ」
「ハッ!」
呼ばれた面々は、直立敬礼を行い、それぞれの部屋へ行き赴任地への準備を始めた。
米軍が沖縄を陥れようと侵略が始まっているようだ。
私は、三重航空隊第46部隊に所属する身となった。
両親もさながら、美津子さんの事が気がかりである。このような事は、まわりにわ言われない、米軍が東京空襲始め日本国内数々、やられている。
九州もやがて砲撃に遭うかもしれない…
「おらぁ!!なにしとる‼️大宮‼️きさん❗️なに考えよるか!」
と顔面に上官の竹刀が当たった。
私は気を失い、水をかけられ目を覚ました。
ほんとに御国の為に志願して海軍に来たのに気が抜けている。ダメだダメだ。即座に立ち上がり「はい、何も考えてません!自分は無でありました!」
「嘘をつけ!」上官の拳が右頬に当たった。倒れまいとして足を踏ん張った。
「きさん、それでも軍人か!!気もそぞろにしとったら、敵の的も射抜けぬぞ!」
「はい!」と背筋を伸ばし、訓練の航空機 飛燕に乗り込んだ。
今日は、上官の梶山が操縦する機を敵と見做し、後ろから追撃する訓練である。
滑走路を飛び立ち2分も経たないところに梶山の機体が後ろから攻め込んでくる
負けじと機体を右旋回行い、操縦桿を引き上げ、グンと上空に駆け上り梶山の背後についた。
「ついた!」梶山の後頭部が見える。
「撃てる!」梶山の機を撃てる…訓練もさながら実践形式で行うので、梶山も左右に機をぶらせる。
朔太郎の操縦桿から梶山に機に装備された機関銃撃の攻撃を出来る位置確認できた。
ここで、梶山も朔太郎の機の横につけ、帰りの合図を送った。
基地に戻り、梶山から「上達したな、やられたよ。お前も立派に御国のために働けるぞ」
あと6週間すれば、私も戦地に赴く事になる。
3週間目の7月天天と照りつける太陽の元に郷里に一時的に帰省ができた。
美津子の元も訪ねる事が出来た。徐ろに美津子をビックリさせようと前触れも告げずに訪問を行った。しかし、美津子の実家には誰一人として影が無かった…
「戦地に赴く前にせめて美津子の顔姿が見たかった…」
愕然と朔太郎は、玄関の扉前で跪いた。
涙を堪えながら、立ち上がると、その側にふと老人が立っていた。
「何を軍人さん、しとられる、ここの人達は沖縄から疎開してきとんなったけん、故郷がやられとったけん、いてもたっても居られんで、鹿児島さんいかしたよ。」
なんで…と泣き崩れたが、どうする事も出来なかった。
海軍の赴任発表のために休暇も終わり、三重に帰った。
帰ってからも訓練は続けられた。
五日後のこと上官の梶山から招集する様に言われて第三航空予備隊の我々が赴任する航空基地を告げられた。
「今からお前たちの赴任地を告げる。名前を発表した者は、直ぐに準備を行い、赴任地に向け準備行なうように、引地…田添、松山、山枝、三枝…大宮、お前達は、鹿児島鹿屋航空基地に赴任だ。最善の働きが出来るように励めよ」
「ハッ!」
呼ばれた面々は、直立敬礼を行い、それぞれの部屋へ行き赴任地への準備を始めた。
米軍が沖縄を陥れようと侵略が始まっているようだ。
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