『僕スト』番外編 皆、セリフだけで僕を ドキドキさせるらしい

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キスって言うの、照れるよね

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「前から思ってたんだけど、あのね····キ、キスって言うの恥ずかしくない?」

「え、可愛い。俺恥ずかしいとか思ったこと1回もないけど。そんじゃなんて言うの? ちゅー?」

「んっと、ちゅーは子供っぽすぎ気がするんだよね。特に僕が言うとさ。えーっと······あっ、粘膜接触?」

「「「「ぶはっ····」」」」

「医療用語みたいじゃん。ゆいぴ、これからキスのお強請りする時それ言うの?」

「やべぇ、面白すぎて俺たぶん粘膜接触できねぇ」

「冗談だよぉ! そんなに笑わなくてもいいでしょ!?」

「いやいや、だって······なぁ、1回言ってみて? 上目遣いで甘えて『ちゅーしたいな』ってテンションでさ」

「むぅ······誰にやるの? 啓吾?」

「それならジャンケンだろ。俺も耐えれるか分けんねぇけど、色んな結人を体験してぇ」

「体験って····わかったから早く決めてね」


~~~


「ねぇ八千代、ね··粘膜接触したいな」

「ン゙ふっ····いいぜ」

「笑ってるじゃん! もういいでしょ。ねぇ、他の言い方考えようよぉ」

「その前に1回させろ」

「ふぇ? んっ、ぁ····ふ、ンぇ、ぇぁ····」

「長引きそうだからテキトーなの考えてといてあげよっか。こういうの啓吾の得意分野だろ。何が面白いと思う?」

「面白いのでいいのか? 結人は真剣に言ってたみたいだけど」

「だね。でもさ、ちゅー以外の言い方なんかそもそもなくね? 粘膜接触とか言い出した時点で遊んでんじゃん」

「それでもゆいぴは本気でキスって言うの恥ずかしいと思ってるんでしょ? だったら何か考えてあげればいいじゃん」

「えぇ~····ちゅー以外とかムズくね?」

「接吻とか口吸いとかでいいんじゃないか?」

「いつの時代だよ。てか結局さっくんもふざけてんじゃん」

「いや、だって、なぁ····ちゅーくらい可愛くてちょっと面白い言い方だろ? そんなのねぇだろ」

「あはっ、なんか趣旨変わってきたね。ゆいぴ、面白いは求めてなかったけど」

「でもまぁ概ねそんな感じっしょ。つぅかさぁ····」

「「いつまでやってんだよ!」」

「あ? テメェらがクッソしょうもねぇ話してっからキスだけで何回イけるかやってんだよ」

「で、今何回目だよ」

「16回」

「結人くんちょっとザコ過ぎない?」

「ら、らってぇ····八千代やちぉが耳元でえっちく喋ってくるんだもん」

「ふ~ん。なんて?」

「べ··ベロがちっちゃくて可愛いとか····」

「ちげぇだろ」

「ひぁっ、耳撫でないでぇ」

「結人の舌、ちっこくて可愛かぁいい」

「も、もっかい言うの? もういいよぉ」

「何回でも言ってやんよ。舌だけじゃねぇ、乳首も──」

「ひゃぁっ」

「へそも──」

「ふぁぁっ····えっちに触んないでぇ」

「耳も、首も、肩も──」

「はぅん····ひぅ····へぁぁ♡」

「ンっと全部ちっこいのな。どんだけ可愛いんだよ。このまま全部食っちまいてぇ」

「はぇぇ····息あちゅいぃ····」

「けど、目だけはデッケェの。ォラ、俺だけ見てろ」

「へぁ? ひゃい──ぃあぁんっ♡」

「あーあ。あの調子じゃまっだまだ終わんなさそうね。つぅかアイツ、結人の目舐めんの好きよな」

「莉久もたまにやってるけど、アレって目に問題ないのか?」

「さぁ? わっかんねぇけど、結人すっげぇ気持ち良さそう」

「だな。あとで俺も舐めてやる」

「俺も~」

「目舐められてあっぷあっぷしてるゆいぴ見てるともっと泣かせたくなるんだよね。ていうか壊したくなる」

「キュートアグレッションってヤツか? まぁ、分からなくもないな」

「何それ」

「可愛いものが可愛すぎて壊したくなる衝動。つまり、ゆいぴが可愛すぎてたまんなくなって俺だけのモノにしたい結果俺の手で壊せば一生俺のもんじゃね? ってなる衝動」

「分か····たような分かんねぇようなだわ。え、結局壊すの?」

「壊したいなぁ····って思うよ。割とマジで。だから最近さ、こういう時は触んないようにしてんの。俺の場合、精神的にも物理的にも壊しちゃいそうだから。お前らに可愛がられてる可愛いゆいぴ見てシコってるくらいが丁度いいんだよね、たぶん」

「莉久は業が深そうだな。それで言うと俺は物理的に壊してぇ。でも大事にしてやりてぇから壊しきれねぇんだよな」

「あ~、それでいくと俺は精神的なほうかなぁ。精神崩壊させて俺しか見えなくしたい」

「俺は今すぐコイツの全部ぶっ壊してぇ」

「ね、ねぇ····皆なに怖いこと言ってるの? 八千代やちぉは息荒いの怖いよ」

「んふふっ、ゆいぴが可愛いね~ってハナシだからなんにも怖くないよ♡」

「俺は莉久が1番怖いと思うぞ」

「「それな」」

「え? どこが?」

「そういうとこだよ、りっくん」

「えぇっ!? なんで!? 場野と啓吾と違ってちゃんと自重できるし、朔みたいにホントに壊しそうなえっちしないし、俺が1番安全じゃない?」

「莉久が変態ストーカーサイコパスだからだろ。どこが安全なんだよ。つぅか自重とかできてねぇし」

「なにそれ、俺のキャラえぐくない? 変態までは認めるけど、ストーカーじゃないって何回も言ってるしサイコパスでもないから。こんなの好きな子相手には普通じゃん?」

「言ってることがいちいち怖ぇし、自覚ねぇのマジでやべぇよ。結人、マジで気ぃつけな」

「だな。あんなヤベェ奴に渡せねぇからこのまま俺が犯して──」

「待て待て、俺も早く犯してぇのよ。つぅか俺も目舐めたい」

「俺も舐めたい。結人、誰からがいい?」

「だ、誰でもいいんだけどね、それより話変わりすぎじゃない?」

「話······ん? なんの話してたっけ?」

「粘膜接触の話だろ、バカ啓吾」

「「「ぶはっ」」」

「もう、皆マジメに考えてよね! じゃないと、キスって言うの恥ずかしいからもうお強請りしないよ?」

「あっそ。ンじゃキスしてやれねぇな」

「なー。結人が恥ずかしそうに『キスしたい』って言ってくんの好きなんだけどな~。そっか~、もう言ってもらえねぇんだ~、寂しいなぁ~」

「うぅっ····啓吾ズルい」

「ンなこと言われてもなぁ。でも、結人がどーーーしても言いたくねぇなら、俺ら我慢するしかねぇよな。なぁさっくん」

「ん····? あー··あぁ、そうだな。辛いけど我慢だな」

「もう! わかったよ! これからもちゃんとお強請りするから意地悪するのやめてよぉ」

「ンなら早速してみろよ、キスのお強請り」

「ふぇっ!? うぅー····キ、キス、したいよぉ」

「ン゙可゙愛゙い゙ぃ゙ぃ゙♡♡♡」

「莉久、落ち着けって。ほら、食われてる結人見てシコってな」

「ん、そうする。んぁーちんこ痛てぇ····」

「俺は結人に挿れてくる」

「ずっりぃ! そこはジャンケンだろ!」

「······しょうがねぇな。よし、ポンッ」

「えっ、ちょ、いきなり出してんじゃねぇよ!」

「うるせぇな。出し遅れた奴が悪いんだろ。つぅことで俺が先だな。啓吾も莉久と一緒にシコってろ」

「うぇ~····さっくん目マジすぎて怖ぇってぇ」

「啓吾、諦めて見ながらシコってなよ。ふぅ····オカズとしては最高じゃん?」

「まぁ、そう言われればなんだけどさ····。くっそ! あとでめっちゃ犯してやっからんな! 覚悟してろよ結人!」

「なんで僕に八つ当たりするの? 酷いよぉ」

「お前が可愛すぎっからだろ。もうアホ放っといてヤろうぜ。ほら朔のが入ってくんぞ。ケツ開かねぇとな」

「んぁっ、お゙っ··ぎぃ♡」

「結人、場野のシコってやれ。勃ちすぎて痛そうだろ」

「ほんとら····ふぅっ··あぁっ、んんっ、しゃく、ゆっくりシてね」

「善処する」

「結人、手に力入ってねぇ。もっと強く握れ····ん、上手」

「なぁ、前から思ってたんだけどアイツらのセックスってなんであんなエロいの?」

「ゆいぴが可愛いからに決まってるだろ」

「なんだよそれ、意味わかんねぇ~」

「てか煩い。ゆいぴに集中したいから話しかけんな」

「へいへい」

「ハッ····結人、あそこでシコってるバカ2人に何か言ってやれよ」

「んぇ? りっくんと啓吾は僕のナカ入んにゃいの? そのおっきぃおちんちん、欲しいな」

「「あとで!」」

「ぶっは! 必死だな」

八千代やちぉ、笑ってにゃいできしゅ、いっぱいきしゅしてぇ」

「ん、上手に言えたご褒美な。甘ぇのシてやんよ」

「んっ、はぁ····♡」

「んぁ、トロットロのゆいぴ天使すぎてやば····イッ、ンッ····」

「結人ぉ、莉久が結人の可愛さでイッたよ~」

「んな報告要らねぇから黙ってシコっとけ。次つまんねぇ報告で邪魔したらお前のちんこガッチガチに縛ってやるからな」

「ほぁ~、今日のさっくん余裕無さすぎて怖ぇ~」

「ゆいぴが可愛いことばっかり言うからだろうねぇ。ゆいぴの可愛いが止まんないと、朔いっつもおかしくなってくもんね」

「だよな。それ思ってた。結人の可愛さと朔の壊れ具合って比例してんのな」

「ね~。ホント、ゆいぴの可愛さが1番怖いや」

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