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一章
~ 初恋 ~
しおりを挟む「あっ・・・あぁっ・・・」
ベッドの中、裸の瑠花と優理が入り乱れている姿があった。
紅茶の香りに包まれながら、瑠花の下で顔を赤くさせながら声を漏らす優理・・・・
「・・・はぁ・・・優理ちゃん・・・・もっと、感じて・・・」
「あぁっ・・瑠花っ・・・」
焦らすようにゆったりとした動きをしながら耳元で囁く瑠花に、優理はその快楽と優越感で身体を小さく震わせた。
「・・・瑠花・・・わたしっ・・・瑠花が好きっ・・・」
「僕も愛してるよ・・・」
そこで映像は途切れ、優理は勢い良く起き上がり目を覚ました。
カーテンの微かな隙間から朝日が差し込み、優理はドキドキしてる胸を押さえながら部屋を見渡した。
わたしの部屋・・だ・・・
あれっ?・・・わたし、どうやって帰ったのっ・・・?
しかも、ちゃんとパジャマ着てるし・・・・
・・・確か・・・瑠花さんにキスされて・・・・
その後の記憶がない事に困惑する優理だったが、不意に夢で見た光景を思い出した。
・・・わたし、なんて夢見ちゃってるんだろうっ・・・・
なんか・・生々しかったなぁ・・・
・・・ま、現実じゃあ有り得ないけど・・・
『僕も愛してるよ・・・』
夢の中の瑠花が言っていたセリフを思い出し、一気に顔が赤くなり苦しいくらい胸のドキドキが激しくなった。
「・・・はぁーー・・・・」
なんか、まだ夢の中にいるみたい・・・・
熱に浮かされたような溜め息をこぼしながら、仕方なくベッドから降りて学校へ行く支度を始めた。
「あれ?」
制服姿で階段を降りてリビングへ行くと、朝食を作っているはずの母親の姿がなかった。
代わりに食卓テーブルの上にはきつね色をしたトーストと目玉焼きにウインナーが並べられていてラップがかけられていた。
ラップの上にはメモが置かれていて、「今日はいつもより早く会社に行ってきます。
朝食ちゃんと食べてね!」という内容だった。
仕事忙しいのかな・・・?
そういえば、最近お母さんとあまり話ししてないなぁ・・・
お父さんとなんて日曜日くらいしか顔見てないけど・・・
少し寂しそうに、優理は椅子に座って用意された朝食に手をつけた。
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