5 / 20
一章
~ 初恋 ~
しおりを挟む2年1組の教室。
賑やかな空気の中、いつものように雪景色を眺めながらひとりで昼休みを過ごしている優理の姿があった。
・・・また雪降ってる・・・・
・・・・瑠花さん・・何してるかな・・・・
そもそも、昨日の事は全部夢だったりして・・・・
瑠花にお姫様抱っこされた事や、足を手当てされた事や、一緒に紅茶を飲んだ事、そして・・・キスされた事をひとつひとつ思い出す度に胸をドキドキさせた。
「はぁーー・・・
・・・また会いたいな・・・・」
熱に浮かされたように溜め息をこぼし、無意識に呟いた。
「・・・?」
ふと、スカートのポケットに違和感を感じて徐ろに探ってみると・・・
あ・・このヘアピン・・・
出てきたのは瑠花に貰ったラメ入りのヘアピンで、優理はそれを静かに見つめた。
やっぱり・・夢じゃなかったんだ・・・
その放課後。
まだ静かに雪が降り積もる中、ひとりで歩いている下校途中の優理がいた。
・・・確か・・この辺だったような・・・・
昨日、瑠花と出逢った見覚えのある住宅地で足を止めた。
だが、真っ白の一軒家など見当たらなく優理は首を傾げた。
道・・間違えたのかな?
あの時吹雪いててよく見えなかったし・・・
「はぁー・・・寒い・・・」
「優理ちゃん」
背後から聞き覚えのある男の声に期待を胸に振り向くと、上着は着ていなく白いニットにジーンズ姿の瑠花がいた。
「る、瑠花さんっ・・その・・・」
何て言ったらいいんだろうっ・・・
会いに来たなんて恥ずかしくて言えないっ・・・しかも道に迷ってたし・・・
「カフェはこっちだよ」
「あ・・はい・・・」
まさか・・会いに来たのバレてるっ・・・!?
恥ずかしいっ・・・
瑠花の紳士的なエスコートで、優理は顔を赤くさせながら足を進めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる