桃太郎のエロ旅道中記

角野総和

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桃太郎、鯉子を磨く

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鯉子   「エノキがシメジになってエリンギに。マツタケにもな………る?」

タネ   「まぁ、お嬢様。マツタケはいけませんよ、マツタケは。あれはダメ」

鯉子   「え、あ…そ、そうなの。」

タネ   「そうですよ。マツタケはちょっと(お値段的に)敷居が高いですからね。私たちならシメジかエリンギが丁度いいですよ。大きさといい、感触といい……」

鯉子   「え……え、えええっ?タ、タネってエリンギが好きなの?(ってか、タネってまだ枯れてないの?)」

タネ   「はい。エリンギですね。昨日もお世話になりましたよ(きんぴらにして)」

鯉子   「ぅひょ~~……タネ、現役?」



*************************************







浦島家では現在都に行った七五三家御当主様に書いた手紙の返事待ち。


手紙の中身は八月一日家・3男の悪行(噂)について。
こんなこんな噂があるから、是非とも早急に七五三家で調べて取り締まって下さいな、というお願いだ。

証拠があるわけでもない単なる噂を告げ口しているように見えるかもしれないが、差出人は竜宮村庄屋の浦島太之助なのだ。御当主様も無視はできない筈だ。


えっちらおっちら手紙でやり取りなんて面倒くさい気もするが、そこは我慢するしかない。何といっても相手は貴族。位は高くないにしても八月一日家も貴族の端っこ。商人(猿川)や浪人(犬山)にはとても、庄屋(太之助)でさえ面と向かって非難できる相手じゃないのだ。
貴族を罰する時は貴族同士。それも格上の貴族から言ってもらうのがこの世界の常識だから。


と、いうわけで時間の空いた一行は各々自分にできる事を頑張る事にした。

猿川は商いを続けながら更なる情報の収集を。

雉谷は研究三昧。

そして犬山は―――――初日に乙に言われた『鯉子、磨き上げ計画』を、桃太郎に手伝ってもらいながらやる事にした。




「って、いや…何で?遠慮しますぅぅ~~~。私、雉様と一緒に研究をぉぉぉ~~~」

ズルズルと研究小屋から引っ張り出された鯉子が抵抗しながら泣き叫ぶ。

「き、雉様~~。この人達をとめてくださぁぁぁいぃぃぃ~~~。研究を、一緒に研究をぉぉ~~」
「ごめん、無理。一緒にやりたいのはやまやまだけど、乙さんの命令らしいから逆らえない。ほら、俺たち居候の身だからね。大丈夫。鯉子さんが戻って来るまでに昨日の実験結果をまとめとくよ」

頑張ってね、と送り出された鯉子の表情はドナドナされる子牛のようだ。



タネに詳しく聞いたところ、あんなに実験三昧で引きこもりの鯉子だが、さすがは庄屋の娘。行儀作法や裁縫はもとより、華道に茶道、香道まで一通りの花嫁修業は身に着けているらしい。
ならば、足りないのは中身ではなく外身だけ。

「それならまっかせて。婆様直伝のウルトラ・スペシャル・マッサージがあるんだよ。にゅふふ~。鯉子ちゃん、頑張ろうねっ!」

犬山に頼まれた桃太郎は、そりゃあもう、いい笑顔で腕まくりをして見せる。更にはマッサージに使う材料だと、びっしり書かれた小さなメモを犬山に渡している。
ちらりと覗いたその紙に『イモリの黒焼き』や『ニシキヘビの抜け殻』『柿か栗の渋』などがあったのは鯉子の見間違いだろう。綺麗になるマッサージにそんな物が必要な筈ないのだから。

「んじゃ、犬さんが材料をそろえてくるまでに下準備だよ」

レッツ エステ~~♪魅惑のエステ~♪綺麗になるのは努力が必要、痛みだって何のその、鼻曲がりの臭さだって何のその、他人に見えない水面下~♪努力だ努力、女の努力~♪我慢できたら一人前♪何が来ても恐くない♪エステ~エステ~、婆様のウルトラ・スペシャル・恐怖のエステ~~

「ま、待って待って待って~~~~。何その歌、何その歌~~~い~~や~~~っっっ!死ぬっ、殺されるぅぅぅ~~~」





レッスン1  まずは風呂。

抵抗むなしく連れ去られた鯉子は桃太郎のによって着物をヒン剥かれてすっぽんぽん。慌てて隠そうと両手を体に回すがそれさえも引き剥がされ、鍋に魚の切り身を放り込む乱暴さで浴槽に投げ込まれた。


「まずはあったまります。体の芯までしっかり温まって新陳代謝を活発にし、同時に皮膚表面の老廃物を浮かびあがらせます~」

歌うように説明されて、少しだけ落ち着いた鯉子だった。

だって風呂だ。何をされるのかと怯えたが、風呂に入るだけなら何とかなる。いや、考えようだ。雉様と至近距離で接するのに臭いと思われたくはない。なら、風呂は丁度良かったのではないだろうか?

そんなプラス思考さえ浮かんできた鯉子だが、しばし後、自分の考えが甘かった事を思い知った。


5分10分―15分。

まだ桃太郎から上がっていいとの声がかからない。


更に10分、そして5分。

合計40分、風呂に浸かりっぱなしの鯉子はユデダコにしか見えない赤さ。顔も体も頭皮さえも真っ赤にゆで上がっている。


「も…もも、ちゃん……もう…無理……倒れる……このままじゃ、死ぬ……」
「ん~、後5分だよ。頑張れ」
「……う……うぅぅぅぅ~~~そ……ぉ…ぉ…ぉぉぉ」

結構な湯温の浴槽に45分。ゆだり過ぎて全身の肌がふやけて緩んで、ずるりと剥けそうな気さえする鯉子だった。






レッスン2  垢すり


「はぁ~~い。よくあったまったね~。上出来上出来。んじゃ、今度はへちまで全身の老廃物をはぎ取っていくからね~」
「はぁ?ぉ………」

どこから取り出したのか桃太郎の手には大きなへちまが握られている。
???と首を傾げていると、次の瞬間、へちまが鯉子に襲い掛かった。いや、へちまを握った桃太郎が、だ。

ゴ~~~ッシゴシ、ゴッシゴッシゴッシゴシ、ゴリゴリゴリのゴリゴリゴリ。ズリリリリッのゴシゴシゴゴゴシシシシシ。


「ひぎゃ~~~っっっ!いっ、いっだぁぁぁいぃぃぃっ!イダイイダイイダイ、や~め~てぇぇぇ~~~!!!」

金束子で全身の皮をはぎ取られているんじゃないかと思うような激痛が鯉子を苛む。指先から腕、首筋、背中、太腿から足の裏まで。至る所をへちまが擦る。

「うっわ、すっごい垢。鯉子ちゃん、ひと皮どころかふた皮もみ皮も剥けちゃうよ~。ツッルツルになるからね~」

ごっそりと落ちてくる垢に気をよくした桃太郎は更に力を込めて鯉子を擦る。痛み?そんなの気にしない。エステ、それは我慢あるのみなのだから。

「はぁ~い。それじゃ最後の仕上げだよ~」

言うなり桃太郎は鯉子を横向きに転がし、片足を掴んでぱっかり大きく割広げた。

お股、御開帳。
白すぎる内股とピンク色の割れ目が、コンニチワ。

「ありゃ。鯉子ちゃん、結構毛深い?意外だね~。どっちかって言えば薄そうなのに。鯉子ちゃんは薄い方が似合うと思うから後で剃っちゃう?婆様はいつもツッルツルにしてたけど、鯉子ちゃんはどう?ツルツルがいい?それともちょっと残す?」
「………ぁぅ……」

何を聞かれているのか理解できるだけ頭がついて行かない鯉子だった。
ぐったりしたまま抵抗しない鯉子の内股を桃太郎のへちまが襲う。

ゴ~シゴ~シ、ゴシゴシ、コシコシ――――ツンツン、コシコシ、ゴシゴシコシ

太腿は強く、その奥の敏感な場所は気遣いながら優しく擦る。


「ひょへぇぇ~~、もっ、ももしゃん。そん、そんな所みゃで~~……」

鯉子の悲鳴が聞こえるがマルッと無視して擦っていく。
どれだけ用意がいいのか小さなへちまに持ち替えて、角を使って花唇の外側をコシコシコシ。

「んふふ。鯉子ちゃんったらこんな所にもお毛々が2本生えてるよ」
「ふゅっひぃぃっ!」

恥ずかしい場所の毛を摘まんでツンと引っ張られて、鯉子の顔はさっきと違う種類の赤さになった。

「大丈夫。女同士だもん、恥ずかしくないって」
「う……うそでしゅ~、恥ずかしいでひゅ」
「平気平気。あたしも同じ構造だよ~。……多分」

最後だけ自信なげに行った桃太郎は、指先でそっと鯉子の花唇を押し開いた。

「うひゅっ、ひやややぁぁ」

まだ初々しい秘裂は小さな媚肉と細い縦筋の穴がかわいらしい。あんな道具を作っているくせにオナニーしないのか媚肉の色は薄いしクリトリスも小さく縮こまっている。


「ちょっとだけ、舐めていい?」
「ふー―――ふへえぇぇぇっ!?」

桃太郎にそっちの気はないのだが、鯉子の割れ目があまりにも美味しそうに見えて、ついぽろっと出てしまったのだ。
言われた鯉子は恥ずかしい体勢から逃げ出そうと奇声をあげながらもがいた。だが、もがけばもがく程引っ張られた綴じ肉がよじれ、秘裂が鈍く疼いてくる。


知識として知っている。女性もこの部分で気持ちよくなるのだと。

この疼きがそうなのだろうか?

これだけ?それとももっと他にもある?


疑問が鯉子の動きを鈍らせて、もがいてもほとんど抵抗になっていない。だから、桃太郎は苦労せずほころんだ媚肉を押し広げて奥のくぼみまであらわにした。
その穴に、そっと舌の先端で触れる。

「ひきゅっ!」

仰け反る鯉子の反応を無視して、秘口とその縁を舌先でなぞり回す。

舌の動きにつられて鯉子の体が跳ねて喉が鳴る。

舌を反転させ、今度は舌全体を使って秘裂を舐め、膨らみの根元をまさぐって唇で咥えて引っ張った。
いつもされている事を思い出しながら、ひとつひとつ鯉子に試す。

指でクリトリスの根元を押さえて被った皮を剥きあげる。
ちっちゃな珊瑚粒が生まれて初めて外気に触れ、ヒクヒク震えた。

「もっ、も…もちゃん、何……何を……やっ、なんか……」
「んふ~。ここが1番気持ちいい所だよ。鯉子ちゃんのはまだちっちゃいけど、女の子のここは男の人のアレと一緒なんだって。だから、ここを触ったらう~んと気持ちいいんだよ。あたしは好き~、ここ弄られるの。特に舐められたら腰がトロ~~ンってなっちゃうよ~」

言いながら、桃太郎は神経の塊になったクリトリスをペロリと舐める。

「ぁひいぃっ!」

ひと舐めで、鯉子は弓なりにのけ反った。

だが容赦なくペロリペロリと舐め続ければ、細い秘口にキラキラ光るものが滲んでくる。

桃太郎はわざと滲みに触れないまま、クリトリスを責めて鯉子に快感を教え込んでいく。


自分がされて気持ちよかったように、鯉子も気持ちよくなったらいい。


教えてあげる。

胸の奥に熱い何かがこみ上げて、感じた事のない逸りにドキドキする。

少し大きく膨らんだ気がするクリ豆を唇で挟んでクリリッと擦り、食み、きつめの吸った。舌で擽り、捏ねて唾液を塗り付ける。余り強い愛撫はいけない。あくまでも優しく、ゆっくりと。





すっかり最初の目的を忘れている桃太郎だった。






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