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第2章 食育の素晴らしさ
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(梨央side)
僕たちは行列に並んでいる。
それはとても長いという訳ではないのだが、待っていると長く感じるものだ。その間、少しずつ期待が膨らんでいるのが分かる。
となりに並んでいるマスターが僕に声をかけてきた。
「それにしても、あなたが時間を合わせてくれて嬉しいのですよ」
「こちらこそです。
まあ、会議のスケジュールが変わったせいで遅い昼休みになりましたからね」
一緒にプリンを食べに行く。先日メールアドレスを交換したたまきさんと、はじめて交わしたやりとりがこれだった。
たまたま「piyo-piyo」の定休日と僕の遅い昼休みが重なって、今この時間しか共有できなかった。
となりに居る人物の方に目を向けてみると、なんだか違和感を覚えた。黒い瞳がすぐ近くに見えた。
その答えは、彼女が高さのあるサンダルを履いているからだ。
・・・
プリン屋さんは移動式のキッチンカーで、都心を中心に周っている販売形態だった。ちなみに、本店は浅草らしい。
<お日様のたまご>と書かれたプレートを掲げた小さな車体は黄色で、屋根はカラメルソースのような色をしていた。まるで、プリンそのものが車道を走っていそうでコミカルだった。
「ほら、次ですよ」
たまきさんに促されて一歩前進した。
するとメニューが見えてくる。カラメルだけじゃなくて、フルーツ系のソースまであるのが新鮮だった。彼女はすでに注文するのを決めているようだった。
「私、苺のソースのやつにします。
あなたは?」
「どれもおいしそうですけどね。
はじめてだからシンプルなカラメルにしますよ」
ついに自分たちが注文する番になった。
店員は爽やかな青色のギンガムチェック柄のスカーフを巻いていた。そんな彼女が言うには、
「お客様、ラッキーですね。
苺ソースは最後の一つでございます、心ゆくまで堪能してください!」
さすがですね、と営業トークが上手な彼女に言われている。たまきさんもテンションが上がっているようで、両手を胸のあたりで組んで喜んでいる。
「梨央さん、私すごくないですか?
飲食の神様がついているんですよ~」
と、謎の報告をされても困るので、そうですかと受け流しておいた。
道端では制服を着た女子高生がふたりカメラでプリンを撮っている。SNSにでも上げるのだろうか。片手でプリンを天に掲げるように持ち上げて、カメラの角度をきちんと計算しているようだった。
僕は写真ひとつで真剣なんだなあと感心していた。たまきさんはどこか、遠い冷たい目をしていたのは気のせいだろうか。
・・・
「piyo-piyo」に向けて歩いている僕らは後ろから声を掛けられた。
「あー、苺のプリン!」
振り返ってみると、声の主は小さな女の子だった。紺色の制服を着ているところからみると、帰宅途中の幼稚園児というところなのだろう。
傍らでは母親がやめなさいとなだめている。
「すみません、この子苺のプリンをを食べたいってずっと言っていたもので......。
また買わせますので、お気になさらず」
おそらく、列の後半に並んでいたために欲しいプリンを買えなかったのだろう。女の子は今にも泣き出しそうな表情だった。
苺プリンを持っている人は困ったようにこちらを見てくる。人差し指で頬をかいていた。こちらに助けを求められても困るのだが。
僕はため息をついて、たまきさんに耳打ちした。
「どうします、差し上げますか?」
彼女もまた、ため息をついている。
「子供を甘やかすのは教育上良くないですが......。
仕方ないですね」
たまきさんはすっとその場にしゃがみ込んで、しっかりとまん丸で茶色い女の子の瞳を見つめた。
「私、たまきっていう名前だよ。
プリン、食べたいかな?」
うん! 女の子は大きく頷いた。
「でも、君がひとつ大人になったら食べてもいいよ」
たまきさんの教育ワールドが始まりだした。それには僕も、女の子の母親までも注目を集める空気を醸し出していた。
首を傾げる女の子に対して、たまきさんはいくつか質問をするのだった。
最初の質問は誰から見ても分かるものだ。
「君は、女の子かな?」
「そうだよ」
「お姉ちゃんは居るかな? それとも妹ちゃんが居るかな?」
「お姉ちゃんがいるよ!」
「幼稚園のみんなとはどんな遊びをするのかな?」
「おままごとだよ!」
そうなんだ、とたまきさんは微笑みを見せていた。
「おままごとはひとりじゃ遊べないよね。
みんなでやるから楽しいんだよね」
そうそう! いつの間にか女の子もにこやかな表情になっていた。たまきさんは徐々にトークの主導権を握っているようだ。
「君が作った料理は、美味しく食べてもらってるんだね。
そういうとき、なんて言うのかな?」
「......うーん、"ごちそうさま"だよ。
食べるときには"いただきます"って言うんだ」
たまきさんはパチパチと拍手をして、素晴らしいと褒めていた。
じゃあここから問題だよ、と言うと人差し指を魔法のステッキを振るように回転させてピンと立てた。
「"ごちそうさま"って言われたら、なんて返すかな?」
さすがに女の子も首を捻ってしまった。うーん、うーん......と考え込んでしまっている。
その様子に僕はたまきさんにそっと問いかけた。
「大丈夫ですか?」
彼女はこちらを見ずに頷くだけで返答する。女の子の方を見つめたまま、大切な一言を告げるのだった。
......"ありがとう"だよ。
「このプリンは美味しい卵から作られます。
卵はニワトリさんが産むのは知っているよね。
ニワトリを飼っている人がいる、そして苺を育てている人もいるんだ。
わかるよね?
みんな元気でいること、その積み重ねがこのプリンなんだよ」
......"みんな元気でいてくれて、ありがとう"。その願いが通じたのか、女の子は頬を喜ばせていた。
「じゃあ言えるかな? 元気いっぱいに言ってみよう」
「みんな元気だから嬉しいよ、プリンありがとう!」
どういたしまして、とたまきさんは平手の上にプリンを置いて差し出した。
・・・
後日「piyo-piyo」を訪れた僕は、マスターのことを改めて褒めていた。
まるで、テーマパークのキャストと歓迎されている女の子みたいだった。命の大切さを僕自身も学んだような気がした、素晴らしい授業だった。
たまきさんは僕の来店を見るなりに、卵をひとつ茹でだした。何を作っているのか、僕には到底分からない。その手を止めずに彼女は語ってくれる。
「食育から命の勉強をするには早いも遅いもありません。
素直な子でしたので、すぐに分かってくれたでしょう」
元気いっぱいにプリンを食べる女の子の顔が目に浮かんだ。
「どうぞ、前菜のサラダになります」
僕はそのサラダに驚くしかなかった。小鉢の野菜の上に、ヒヨコの形にデコレーションされたゆで卵が乗っていたからだ。
「食べ物で遊ぶなんてもってのほかですが、今回はあなたにお礼をしようと思っていまして。
ゆで卵に横方向の切れ目を入れて、白身を外すだけで完成ですよ」
黒ゴマでできているヒヨコの目と合ってしまった。なんだか食べづらく感じるような気がする。
お礼なんてされること、なにかしたっけな? 彼女は後ろ手に手を組んで、じっとこちらを見ている。
「だって、あの後ご自分のカラメルプリンをくださったじゃないですか」
ああ、そうだった。
素晴らしいものを見たから、と自分のプリンを差し上げたのだ。自分だけプリンを食べるのは気が引けたので、たまきさんにあげたんだ。
「あの時はすぐに"会社に戻らないと"って行ってしまうし、今日まで訪れないから......」
だからってヒヨコでお礼しないでよ、と僕は笑ってしまった。
「梨央さんの優しい一面を見れたから、嬉しかったです」
たまきさんはそう言って、とびきり可愛いウインクを飛ばしてきた。
僕たちは行列に並んでいる。
それはとても長いという訳ではないのだが、待っていると長く感じるものだ。その間、少しずつ期待が膨らんでいるのが分かる。
となりに並んでいるマスターが僕に声をかけてきた。
「それにしても、あなたが時間を合わせてくれて嬉しいのですよ」
「こちらこそです。
まあ、会議のスケジュールが変わったせいで遅い昼休みになりましたからね」
一緒にプリンを食べに行く。先日メールアドレスを交換したたまきさんと、はじめて交わしたやりとりがこれだった。
たまたま「piyo-piyo」の定休日と僕の遅い昼休みが重なって、今この時間しか共有できなかった。
となりに居る人物の方に目を向けてみると、なんだか違和感を覚えた。黒い瞳がすぐ近くに見えた。
その答えは、彼女が高さのあるサンダルを履いているからだ。
・・・
プリン屋さんは移動式のキッチンカーで、都心を中心に周っている販売形態だった。ちなみに、本店は浅草らしい。
<お日様のたまご>と書かれたプレートを掲げた小さな車体は黄色で、屋根はカラメルソースのような色をしていた。まるで、プリンそのものが車道を走っていそうでコミカルだった。
「ほら、次ですよ」
たまきさんに促されて一歩前進した。
するとメニューが見えてくる。カラメルだけじゃなくて、フルーツ系のソースまであるのが新鮮だった。彼女はすでに注文するのを決めているようだった。
「私、苺のソースのやつにします。
あなたは?」
「どれもおいしそうですけどね。
はじめてだからシンプルなカラメルにしますよ」
ついに自分たちが注文する番になった。
店員は爽やかな青色のギンガムチェック柄のスカーフを巻いていた。そんな彼女が言うには、
「お客様、ラッキーですね。
苺ソースは最後の一つでございます、心ゆくまで堪能してください!」
さすがですね、と営業トークが上手な彼女に言われている。たまきさんもテンションが上がっているようで、両手を胸のあたりで組んで喜んでいる。
「梨央さん、私すごくないですか?
飲食の神様がついているんですよ~」
と、謎の報告をされても困るので、そうですかと受け流しておいた。
道端では制服を着た女子高生がふたりカメラでプリンを撮っている。SNSにでも上げるのだろうか。片手でプリンを天に掲げるように持ち上げて、カメラの角度をきちんと計算しているようだった。
僕は写真ひとつで真剣なんだなあと感心していた。たまきさんはどこか、遠い冷たい目をしていたのは気のせいだろうか。
・・・
「piyo-piyo」に向けて歩いている僕らは後ろから声を掛けられた。
「あー、苺のプリン!」
振り返ってみると、声の主は小さな女の子だった。紺色の制服を着ているところからみると、帰宅途中の幼稚園児というところなのだろう。
傍らでは母親がやめなさいとなだめている。
「すみません、この子苺のプリンをを食べたいってずっと言っていたもので......。
また買わせますので、お気になさらず」
おそらく、列の後半に並んでいたために欲しいプリンを買えなかったのだろう。女の子は今にも泣き出しそうな表情だった。
苺プリンを持っている人は困ったようにこちらを見てくる。人差し指で頬をかいていた。こちらに助けを求められても困るのだが。
僕はため息をついて、たまきさんに耳打ちした。
「どうします、差し上げますか?」
彼女もまた、ため息をついている。
「子供を甘やかすのは教育上良くないですが......。
仕方ないですね」
たまきさんはすっとその場にしゃがみ込んで、しっかりとまん丸で茶色い女の子の瞳を見つめた。
「私、たまきっていう名前だよ。
プリン、食べたいかな?」
うん! 女の子は大きく頷いた。
「でも、君がひとつ大人になったら食べてもいいよ」
たまきさんの教育ワールドが始まりだした。それには僕も、女の子の母親までも注目を集める空気を醸し出していた。
首を傾げる女の子に対して、たまきさんはいくつか質問をするのだった。
最初の質問は誰から見ても分かるものだ。
「君は、女の子かな?」
「そうだよ」
「お姉ちゃんは居るかな? それとも妹ちゃんが居るかな?」
「お姉ちゃんがいるよ!」
「幼稚園のみんなとはどんな遊びをするのかな?」
「おままごとだよ!」
そうなんだ、とたまきさんは微笑みを見せていた。
「おままごとはひとりじゃ遊べないよね。
みんなでやるから楽しいんだよね」
そうそう! いつの間にか女の子もにこやかな表情になっていた。たまきさんは徐々にトークの主導権を握っているようだ。
「君が作った料理は、美味しく食べてもらってるんだね。
そういうとき、なんて言うのかな?」
「......うーん、"ごちそうさま"だよ。
食べるときには"いただきます"って言うんだ」
たまきさんはパチパチと拍手をして、素晴らしいと褒めていた。
じゃあここから問題だよ、と言うと人差し指を魔法のステッキを振るように回転させてピンと立てた。
「"ごちそうさま"って言われたら、なんて返すかな?」
さすがに女の子も首を捻ってしまった。うーん、うーん......と考え込んでしまっている。
その様子に僕はたまきさんにそっと問いかけた。
「大丈夫ですか?」
彼女はこちらを見ずに頷くだけで返答する。女の子の方を見つめたまま、大切な一言を告げるのだった。
......"ありがとう"だよ。
「このプリンは美味しい卵から作られます。
卵はニワトリさんが産むのは知っているよね。
ニワトリを飼っている人がいる、そして苺を育てている人もいるんだ。
わかるよね?
みんな元気でいること、その積み重ねがこのプリンなんだよ」
......"みんな元気でいてくれて、ありがとう"。その願いが通じたのか、女の子は頬を喜ばせていた。
「じゃあ言えるかな? 元気いっぱいに言ってみよう」
「みんな元気だから嬉しいよ、プリンありがとう!」
どういたしまして、とたまきさんは平手の上にプリンを置いて差し出した。
・・・
後日「piyo-piyo」を訪れた僕は、マスターのことを改めて褒めていた。
まるで、テーマパークのキャストと歓迎されている女の子みたいだった。命の大切さを僕自身も学んだような気がした、素晴らしい授業だった。
たまきさんは僕の来店を見るなりに、卵をひとつ茹でだした。何を作っているのか、僕には到底分からない。その手を止めずに彼女は語ってくれる。
「食育から命の勉強をするには早いも遅いもありません。
素直な子でしたので、すぐに分かってくれたでしょう」
元気いっぱいにプリンを食べる女の子の顔が目に浮かんだ。
「どうぞ、前菜のサラダになります」
僕はそのサラダに驚くしかなかった。小鉢の野菜の上に、ヒヨコの形にデコレーションされたゆで卵が乗っていたからだ。
「食べ物で遊ぶなんてもってのほかですが、今回はあなたにお礼をしようと思っていまして。
ゆで卵に横方向の切れ目を入れて、白身を外すだけで完成ですよ」
黒ゴマでできているヒヨコの目と合ってしまった。なんだか食べづらく感じるような気がする。
お礼なんてされること、なにかしたっけな? 彼女は後ろ手に手を組んで、じっとこちらを見ている。
「だって、あの後ご自分のカラメルプリンをくださったじゃないですか」
ああ、そうだった。
素晴らしいものを見たから、と自分のプリンを差し上げたのだ。自分だけプリンを食べるのは気が引けたので、たまきさんにあげたんだ。
「あの時はすぐに"会社に戻らないと"って行ってしまうし、今日まで訪れないから......」
だからってヒヨコでお礼しないでよ、と僕は笑ってしまった。
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