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第3章 変わってゆくものばかり
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(梨央side)
玉井たまきというこの店主は、庶民的だ。
どこか飾らない素朴な雰囲気は、この「piyo-piyo」のお店にも良く表れている。作る料理は優しい味のメニューばかりで、他店と比較することなく我が道を貫きながら、いかにして美味しいものを提供できるかに情熱を注いでいる。
その彼女の瞳が僕を掴んで離さない。黒い瞳は大きく開かれて、僕の口から出されるであろう言葉を今かと待ちわびている。その姿は、メモを片手に取り締まりする警官のようだった。
なぜ僕が行ったランチのお店に興味の炎を燃やすのか、今日のトークを巻き戻して再生しないといけない。
・・・
僕はカウンターに座るなり、話を切り出した。
この店舗はあまり客が多いわけではない。それは閑古鳥が鳴くわけでなく、ふらっと訪れては食べていくみたいな感じだ。それに合わせてちょっとした世間話をする客もいる。マスターは動かす手を止めて話を聞いてくれた。
「先日、友人と新宿の塩ラーメンを食べてきたのです。
で、一番驚いたのが、そこに載っている味玉でして。
持ち上げたらもう柔らかくて、一口噛んだらすぐに黄身が流れてでてきましたよ」
彼女は意外にも、小さく丸い目をさらに丸くして驚いていた。
「なんですと。
味玉でそんな風になるのですか」
ずいぶん話し方がフランクになっているのはお互いに気づいていなかった。そんな彼女が言うには、
「そういえば、当店には味玉はありませんでした」
などと感心している。
マスター、もしかして......。僕はとろりと流れ出した疑問をぶつけてみた。
「もしかして、作ってみようと思っています?」
「ええ。卵の番人が味玉を忘れているなんて駄目ですから」
「食べてみたいとは思うけど、なんだろう......」
僕はここで言い淀んだ。
「なんだろう、って何です?」
マスターが顔を近づける。
「いや、言っていいのかどうか......」
のけぞる。
「味玉ってラーメンと食べるから美味しいんですよ。ラーメン屋でも始めますか」
あ、と彼女は小さくぽつんと呟いた。そして口の前に手を置いて笑い出すとやっと離れてくれた。
「ホント私ったら、メニューに入れることばかりで......。
それにラーメンなんて滅多に食べないんですよ、私」
食べない? 意外なことを聞いたものだ。
「ええ。
同じ麺類なら蕎麦かそうめんでしょうか、冬の日はにゅうめんを作ることが多いです」
ちなみに、"にゅうめん"はそうめんを温かくして食べる食べ物だ。身体の温まり方が何か違う、不思議な食べ物のような気がする。
和風のものばかり食べているんだな、新しい一面を知った。
そして、彼女は腰に手を置いて胸を張りだした。ずいぶん久しぶりにこの姿を見た気がする。
「......ではこの玉井たまき、味玉を上手に作れるかチャレンジしてみせましょう」
彼女の謎のチャレンジ精神に、僕は椅子から滑り落ちそうになった。お店のメニューに加えるのではなく、まさか自分のために挑戦したいなんて。
「そこでですよ、梨央さん」
そう言いながら、マスターは身を乗り出すようにこちらに近づいてきた。カウンター越しにだいぶ顔が近くなっている。
「あなたが行ったラーメンのお店について教えて頂けませんか?」
なんと。
「マスター、お店との競争はしないのではないですか?」
「本来、他の店舗に偵察に行くようなことは私のモットーからいたしません。
でもね、これは私自身の挑戦なのですよ。
お店のメニューにはならないかもしれませんが是非食べて欲しいです」
結局、屋号の名前から新宿駅からの歩き方、おススメのメニューまでさまざまなことを教えることになった。
なんだか僕は悪い予感が背中をなでていった。
・・・
それからしばらくしてお店を訪れた日。
テーブルに座るなり目の前に出されたものは、もちろん味玉だった。ここまで本気でやっているとは思わなかった。しかもこの店内で。
「梨央さん、たまき式味つけ卵の第一号になります!」
どうぞ食べてみてくださいと、マスターは平手を前に出して催促する。
「うーん......。
十分美味しいんですけど。
なんだか硬いような気がします、流れないですし」
僕は卵の断面を見せるように持ち上げてみせた。あ、ほんとだ。と彼女も頷いている。断面は中心だけがオレンジ色をしているのだが、サラダに使うようなゆで卵の食感だ。
「たぶん、卵をゆでる時間の問題じゃないですかね?」
「8分茹でました。
これでは長いんですね」
うーん、と悩みだす彼女に僕は少し話を広げてみせた。
「ラーメン、食べに行ったのではないですか?」
「ええ。
細い麺に甘いながらも奥の深い醤油スープ......、美味なラーメンでした。
そしてあの卵......、中がすべてオレンジでした」
きちんと食べに行ったようだ。真面目な彼女らしかった。
ヒントになればと僕も助け舟を出してみた。
「料理本で"味付け卵の作り方"って言うのがありますよ。
茹でる時間ごとに断面が載っているので参考にされてみてはいかがでしょうか」
「ありがとうございます」
さあ、またやってみます。と言わんばかりに彼女は胸を張って答えた。
今日もまた「piyo-piyo」に来店すると味付け卵が出てくる。ゲームで一日一回貰えるログインボーナスのアイテムみたいだ。
「......これは4分ですか。
柔らかくなりすぎです、ほんのちょっと硬かった気がします」
「なるほど、ありがとうございます。
あと、一度スーパーで売っている味付け卵を買いました。
これはこれで美味しいんですけど、挑戦したいものとは違くって、ちょっと硬かったです」
なるほど。
「そういえば、味玉ってどうやって作るのですか?」
彼女は顎に指を置いて答えてくれた。その表情には少し迷いがあるようだ。
「平たく言えば、茹でる・味をつける・冷水に漬ける、なんですが。
あとはここのバランスなんですよ」
彼女はそう言って、少しうなだれてしまった。しょんぼりと手を挙げた。
「私降参です、白旗を上げるのです。
叶いそうにありません」
自分でやると言い出したのに、こんな展開になるとは。だけども、彼女の真面目な性格が挑戦したいと思わせるんだ。
だから、僕はこう言うしかなかった。
「良いですか、以前目玉焼きを作ってくれたじゃないですか。
だから、味玉も完璧なのができますよ。
僕も食べていきますから」
1分の違いが卵の茹で具合に影響するなんて、僕もマスターも思っていないだろう。もう飽きてきているのを自覚しているが、そんなことを言える状況ではない気がした。
もう乗りかけた船だ。
・・・
それからしばらくして、完成版の味玉が完成した。
「できましたよ、梨央さん!
これを、食べてください」
僕は感動してしまった。まさしく、先日お店で食べたような味わいの卵だった。
「おおう! これですよー。
何があったんですか?」
「凄いんですよー。
6分半茹でたあとに、なんと氷水で冷やしてみたのです」
なるほど、氷水だとは思わなかった。たぶん、卵が急激に冷やされて熱が通らないということだろうか。
彼女の勉強熱心な心が身を結んだ瞬間だった。
やりましたね、と僕は精一杯の拍手をする。
「このお店のメニューにはなりませんが、私も満足ができました。
なんだか、あなたのために作ったみたいと言ったら素晴らしいですね」
お互いに頭を下げる。
腰の後ろで手を組んでいる彼女は、恥ずかしそうに照れていた。その表情はなんだか言いたげだった。
「それで、あの......。
私的にはラーメンなんて勇気のいるものなのですが、改めて魅力が分かりました。
今度はどこかお店を教えてください」
僕はつい笑ってしまった。彼女の出かけたいという催促は食べ歩きばかりなのだから。
そして、卵はしばらく食べなくないと誓ったのだ。
玉井たまきというこの店主は、庶民的だ。
どこか飾らない素朴な雰囲気は、この「piyo-piyo」のお店にも良く表れている。作る料理は優しい味のメニューばかりで、他店と比較することなく我が道を貫きながら、いかにして美味しいものを提供できるかに情熱を注いでいる。
その彼女の瞳が僕を掴んで離さない。黒い瞳は大きく開かれて、僕の口から出されるであろう言葉を今かと待ちわびている。その姿は、メモを片手に取り締まりする警官のようだった。
なぜ僕が行ったランチのお店に興味の炎を燃やすのか、今日のトークを巻き戻して再生しないといけない。
・・・
僕はカウンターに座るなり、話を切り出した。
この店舗はあまり客が多いわけではない。それは閑古鳥が鳴くわけでなく、ふらっと訪れては食べていくみたいな感じだ。それに合わせてちょっとした世間話をする客もいる。マスターは動かす手を止めて話を聞いてくれた。
「先日、友人と新宿の塩ラーメンを食べてきたのです。
で、一番驚いたのが、そこに載っている味玉でして。
持ち上げたらもう柔らかくて、一口噛んだらすぐに黄身が流れてでてきましたよ」
彼女は意外にも、小さく丸い目をさらに丸くして驚いていた。
「なんですと。
味玉でそんな風になるのですか」
ずいぶん話し方がフランクになっているのはお互いに気づいていなかった。そんな彼女が言うには、
「そういえば、当店には味玉はありませんでした」
などと感心している。
マスター、もしかして......。僕はとろりと流れ出した疑問をぶつけてみた。
「もしかして、作ってみようと思っています?」
「ええ。卵の番人が味玉を忘れているなんて駄目ですから」
「食べてみたいとは思うけど、なんだろう......」
僕はここで言い淀んだ。
「なんだろう、って何です?」
マスターが顔を近づける。
「いや、言っていいのかどうか......」
のけぞる。
「味玉ってラーメンと食べるから美味しいんですよ。ラーメン屋でも始めますか」
あ、と彼女は小さくぽつんと呟いた。そして口の前に手を置いて笑い出すとやっと離れてくれた。
「ホント私ったら、メニューに入れることばかりで......。
それにラーメンなんて滅多に食べないんですよ、私」
食べない? 意外なことを聞いたものだ。
「ええ。
同じ麺類なら蕎麦かそうめんでしょうか、冬の日はにゅうめんを作ることが多いです」
ちなみに、"にゅうめん"はそうめんを温かくして食べる食べ物だ。身体の温まり方が何か違う、不思議な食べ物のような気がする。
和風のものばかり食べているんだな、新しい一面を知った。
そして、彼女は腰に手を置いて胸を張りだした。ずいぶん久しぶりにこの姿を見た気がする。
「......ではこの玉井たまき、味玉を上手に作れるかチャレンジしてみせましょう」
彼女の謎のチャレンジ精神に、僕は椅子から滑り落ちそうになった。お店のメニューに加えるのではなく、まさか自分のために挑戦したいなんて。
「そこでですよ、梨央さん」
そう言いながら、マスターは身を乗り出すようにこちらに近づいてきた。カウンター越しにだいぶ顔が近くなっている。
「あなたが行ったラーメンのお店について教えて頂けませんか?」
なんと。
「マスター、お店との競争はしないのではないですか?」
「本来、他の店舗に偵察に行くようなことは私のモットーからいたしません。
でもね、これは私自身の挑戦なのですよ。
お店のメニューにはならないかもしれませんが是非食べて欲しいです」
結局、屋号の名前から新宿駅からの歩き方、おススメのメニューまでさまざまなことを教えることになった。
なんだか僕は悪い予感が背中をなでていった。
・・・
それからしばらくしてお店を訪れた日。
テーブルに座るなり目の前に出されたものは、もちろん味玉だった。ここまで本気でやっているとは思わなかった。しかもこの店内で。
「梨央さん、たまき式味つけ卵の第一号になります!」
どうぞ食べてみてくださいと、マスターは平手を前に出して催促する。
「うーん......。
十分美味しいんですけど。
なんだか硬いような気がします、流れないですし」
僕は卵の断面を見せるように持ち上げてみせた。あ、ほんとだ。と彼女も頷いている。断面は中心だけがオレンジ色をしているのだが、サラダに使うようなゆで卵の食感だ。
「たぶん、卵をゆでる時間の問題じゃないですかね?」
「8分茹でました。
これでは長いんですね」
うーん、と悩みだす彼女に僕は少し話を広げてみせた。
「ラーメン、食べに行ったのではないですか?」
「ええ。
細い麺に甘いながらも奥の深い醤油スープ......、美味なラーメンでした。
そしてあの卵......、中がすべてオレンジでした」
きちんと食べに行ったようだ。真面目な彼女らしかった。
ヒントになればと僕も助け舟を出してみた。
「料理本で"味付け卵の作り方"って言うのがありますよ。
茹でる時間ごとに断面が載っているので参考にされてみてはいかがでしょうか」
「ありがとうございます」
さあ、またやってみます。と言わんばかりに彼女は胸を張って答えた。
今日もまた「piyo-piyo」に来店すると味付け卵が出てくる。ゲームで一日一回貰えるログインボーナスのアイテムみたいだ。
「......これは4分ですか。
柔らかくなりすぎです、ほんのちょっと硬かった気がします」
「なるほど、ありがとうございます。
あと、一度スーパーで売っている味付け卵を買いました。
これはこれで美味しいんですけど、挑戦したいものとは違くって、ちょっと硬かったです」
なるほど。
「そういえば、味玉ってどうやって作るのですか?」
彼女は顎に指を置いて答えてくれた。その表情には少し迷いがあるようだ。
「平たく言えば、茹でる・味をつける・冷水に漬ける、なんですが。
あとはここのバランスなんですよ」
彼女はそう言って、少しうなだれてしまった。しょんぼりと手を挙げた。
「私降参です、白旗を上げるのです。
叶いそうにありません」
自分でやると言い出したのに、こんな展開になるとは。だけども、彼女の真面目な性格が挑戦したいと思わせるんだ。
だから、僕はこう言うしかなかった。
「良いですか、以前目玉焼きを作ってくれたじゃないですか。
だから、味玉も完璧なのができますよ。
僕も食べていきますから」
1分の違いが卵の茹で具合に影響するなんて、僕もマスターも思っていないだろう。もう飽きてきているのを自覚しているが、そんなことを言える状況ではない気がした。
もう乗りかけた船だ。
・・・
それからしばらくして、完成版の味玉が完成した。
「できましたよ、梨央さん!
これを、食べてください」
僕は感動してしまった。まさしく、先日お店で食べたような味わいの卵だった。
「おおう! これですよー。
何があったんですか?」
「凄いんですよー。
6分半茹でたあとに、なんと氷水で冷やしてみたのです」
なるほど、氷水だとは思わなかった。たぶん、卵が急激に冷やされて熱が通らないということだろうか。
彼女の勉強熱心な心が身を結んだ瞬間だった。
やりましたね、と僕は精一杯の拍手をする。
「このお店のメニューにはなりませんが、私も満足ができました。
なんだか、あなたのために作ったみたいと言ったら素晴らしいですね」
お互いに頭を下げる。
腰の後ろで手を組んでいる彼女は、恥ずかしそうに照れていた。その表情はなんだか言いたげだった。
「それで、あの......。
私的にはラーメンなんて勇気のいるものなのですが、改めて魅力が分かりました。
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