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第8話:夏祭りと繋がれた手の熱
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夏休みに入ってすぐ、うだるような熱帯夜のことだった。
夕食を終え、自室のベッドで文庫本を読んでいた俺の世界は、エアコンの低い唸りと、ページをめくる乾いた音だけの、静かで完結した空間だった。だがその平穏は、けたたましいスマホの着信音によって、いとも簡単に破壊された。
平日の夜、この時間に俺に電話をかけてくる人間など、片手で数えるほどしかいない。
画面に表示された『神谷蓮』という三文字に、俺は深い、深いため息をつく。どうせろくでもない用件だろう。無視してしまおうか。いや、こいつ相手にそれをやると、後がもっと面倒なことになる。俺は観念して、げんなりしながらも通話ボタンをタップした。
スピーカーの向こうから飛び込んできたのは、案の定、やたらと明るく、そして妙にテンションの高い声だった。
『悠真!今から祭り行くぞ!』
「は?祭りって……近所の鎮守の森にある、あの神社のことか?」
夏休みになると、毎年、あの古びた小さな神社で、ささやかな夏祭りが行われる。子供の頃は親に連れられて行った記憶があるが、ここ数年は近づいたこともない。
たしか、今日からだったか。
『そうそう! 浴衣着て……今お前の家に来てるから!』
「はあ!?なんで勝手に……!」
俺の抗議の言葉は、無慈悲な通話終了音によって虚しく宙に消えた。
呆れてスマホを耳から離し、半信半疑で窓の外を覗き込む。すると、そこには信じがたい光景が広がっていた。
夜の闇に浮かぶ街灯の下、紺色の涼しげな浴衣をさらりと着こなした神谷蓮が、こちらに向かってひらひらと手を振っている。
なんでこいつは、こうも人の都合を考えないんだ。アポなし訪問も大概にしろ。
だいたい、その浴衣は何なんだ。いつもより大人びて見えて、少しだけ、本当に少しだけ、心臓が変な音を立てたじゃないか。
結局、俺は「せっかく神谷くんが誘ってくれたんだから、行ってきなさいよ!楽しんできなさい!」という母親の善意の押し付け(という名の強制)に逆らえず、着の身着のまま、Tシャツにジーパンという格好で、不承不承、蓮のもとへ向かうことになった。
「おっせーよ、悠真。女の子より準備に時間かかってんじゃねえの」
俺の顔を見るなり、蓮はぶーたれたように唇を尖らせる。
こいつの、こういう子供っぽい仕草には、何度か心臓を鷲掴みにされかけている。そのたびに、俺は「これは恋人ごっこだ」と自分に言い聞かせるのに必死になるのだ。
「誰のせいだと思ってんだ……。ていうか、なんで浴衣なんだよ。お前、目立ちすぎるだろ」
「夏祭りだろ? 気分じゃん、気分。悠真も着ればよかったのに」
そう言って笑う蓮は、いつも以上にキラキラして見えた。学校で制服でも私服でも十分に目立つのに、こんな風に浴衣なんて着てきたら、悪目立ちにも程がある。
案の定、神社の参道へ向かう道すがら、すれ違う女の子たちが
「え、あの人かっこよくない?」「モデルかな?」
「浴衣似合いすぎでしょ」とヒソヒソ囁き合っているのが聞こえた。
俺はそのたびに、自分の存在を消すように、少しだけ蓮から距離を取って歩いた。あいつの隣にいるだけで、なぜか俺まで値踏みされているような、居心地の悪い気分になる。
神社の境内は、提灯の暖かなオレンジ色の光と、ごった返す人の熱気でむせ返るようだった。
りんご飴の甘い匂い、たこ焼きソースの香ばしい匂い、かき氷の涼しげなシロップの匂い。
様々な屋台の匂いが混じり合い、祭りの喧騒が、どんどんと鳴り響く太鼓の音と一緒になって耳を打つ。
「うわー、すげえ人だな!」
蓮は、そんな人混みにも怯むことなく、子供のようにはしゃぎながら、俺の腕をぐいと引いた。
「なあ悠真、射的やろうぜ!俺、得意なんだ」
そう言って強引に連れていかれた射的の屋台で、蓮は宣言通り、見事な腕前でコルクの弾を次々と発射し、陳列されていた駄菓子をいくつか撃ち落とした。
「ほら、悠真の分な」と得意げに渡された、カラフルなラムネの瓶。俺はそれを、なんとも言えない複雑な気持ちで受け取る。
どこか、見慣れない蓮の表情。学校で見せる、計算された人気者の顔じゃない。初めて見る、年相応にはしゃぐ姿に、俺は少しだけ戸惑っていた。そして、その無邪気な笑顔が、少しだけ眩しいと思ってしまった。
人混みに押されながら、あちこちの屋台を冷やかして歩く。正直、人混みは苦手だ。人の波に流されて、いつもの数倍疲れる。
でも、隣で心から楽しそうにしている蓮を見ていると、その喧騒も不思議と苦にはならなかった。むしろ、その楽しそうな声が、俺の耳に心地よく響くほどだった。
この感情はなんだろう。絆されているのか? いや、違う。これはただの、ごっこ遊びだ。
その時だった。
前方からやってきた、ボールを追いかける子供たちの集団が、俺の体に勢いよくぶつかった。
「うわっ」
不意の衝撃に、俺の体はぐらりと大きくよろける。世界が傾ぐ。倒れる、と思った瞬間、ぐっと強い力で腕を引かれ、誰かの硬い体に支えられた。
「うおっ、危ねえな。大丈夫か、悠真」
見上げると、間近に蓮の顔があった。その距離、わずか数センチ。
彼の浴衣の襟元から、ほんのりと、いつもとは違う香水の匂いがした。普段は汗の匂いと石鹸の匂いが混じったような、清潔感のある香りなのに、今日は少しだけ甘くて、スパイシーな、お洒落な匂い。
こいつ、今日のこのために、わざわざ……?
その事実に気づいた瞬間、俺の思考は一瞬だけ停止した。
そして、いつの間にか、俺の手は蓮の手に固く握られていた。がっちりと、離さない、と言わんばかりに。
「は!? い、い、いや、大丈夫だ! 俺、平気だから!」
驚いて手を振り払おうとするが、蓮の指ががっちりと俺の指に絡みつき、離してくれない。むしろ、さらに力を込められた。
「ダメだって。この人混みじゃ、はぐれるだろ」
そう言って、蓮は繋いだ手にさらに力を込めた。
当たり前のように、ごく自然に。まるで、最初から俺と手を繋いで歩くことが決まっていたかのように。
「……っ」
言葉が出ない。脳内で、必死に言い訳を探す自分がいる。人混みだからだ。そうだ、はぐれないようにするためだ。これは「恋人ごっこ」の一環で、俺が人混みでよろけたから、仕方なく、本当に仕方なく繋いだだけだ。不可抗力なんだ。
そう頭では必死に理解しようとするのに、心臓が馬鹿みたいに大きな音を立てて、ドクンドクンと全身に響き渡る。
繋がれた手から伝わってくる、蓮の体温。ごつごつとした、男らしい手。俺よりも少しだけ大きいその手のひら。その、あまりにも生々しい感触に、顔にぶわっと熱が集まるのがわかった。
「……人混み、だからな」
自分に言い聞かせるように、なんとかそれだけを呟く。それが、俺にできる最大限の抵抗だった。
「ん?なんか言ったか?」
振り返った蓮と、ばちりと目が合ってしまう。その、全てを見透かすような瞳から逃げるように、俺は慌てて視線を逸らした。
「……なんでもない」
きっと、耳まで真っ赤になっているに違いない。提灯のオレンジ色の光のせいだと思いたかった。いや、きっとそうだ。そうに違いない。
蓮はそれ以上何も言わず、ただ俺の手を力強く引いて、人混みの中を進んでいく。
繋がれた手が、やけに熱い。
夏の夜の喧騒も、屋台の甘い匂いも、どんどんと鳴り響く太鼓の音も、何もかもが遠くに感じられた。
俺の意識の全てが、この繋がれた一点に集中している。
ただ、この手の温かさだけが、世界の全てみたいだった。
この「恋人ごっこ」という、俺が自分で引いたはずの境界線が、この熱のせいで、少しずつ、ぐにゃりと溶けて曖昧になっていくような、そんな予感がした。
その予感は、心地よいと同時に、ひどく恐ろしかった。
夕食を終え、自室のベッドで文庫本を読んでいた俺の世界は、エアコンの低い唸りと、ページをめくる乾いた音だけの、静かで完結した空間だった。だがその平穏は、けたたましいスマホの着信音によって、いとも簡単に破壊された。
平日の夜、この時間に俺に電話をかけてくる人間など、片手で数えるほどしかいない。
画面に表示された『神谷蓮』という三文字に、俺は深い、深いため息をつく。どうせろくでもない用件だろう。無視してしまおうか。いや、こいつ相手にそれをやると、後がもっと面倒なことになる。俺は観念して、げんなりしながらも通話ボタンをタップした。
スピーカーの向こうから飛び込んできたのは、案の定、やたらと明るく、そして妙にテンションの高い声だった。
『悠真!今から祭り行くぞ!』
「は?祭りって……近所の鎮守の森にある、あの神社のことか?」
夏休みになると、毎年、あの古びた小さな神社で、ささやかな夏祭りが行われる。子供の頃は親に連れられて行った記憶があるが、ここ数年は近づいたこともない。
たしか、今日からだったか。
『そうそう! 浴衣着て……今お前の家に来てるから!』
「はあ!?なんで勝手に……!」
俺の抗議の言葉は、無慈悲な通話終了音によって虚しく宙に消えた。
呆れてスマホを耳から離し、半信半疑で窓の外を覗き込む。すると、そこには信じがたい光景が広がっていた。
夜の闇に浮かぶ街灯の下、紺色の涼しげな浴衣をさらりと着こなした神谷蓮が、こちらに向かってひらひらと手を振っている。
なんでこいつは、こうも人の都合を考えないんだ。アポなし訪問も大概にしろ。
だいたい、その浴衣は何なんだ。いつもより大人びて見えて、少しだけ、本当に少しだけ、心臓が変な音を立てたじゃないか。
結局、俺は「せっかく神谷くんが誘ってくれたんだから、行ってきなさいよ!楽しんできなさい!」という母親の善意の押し付け(という名の強制)に逆らえず、着の身着のまま、Tシャツにジーパンという格好で、不承不承、蓮のもとへ向かうことになった。
「おっせーよ、悠真。女の子より準備に時間かかってんじゃねえの」
俺の顔を見るなり、蓮はぶーたれたように唇を尖らせる。
こいつの、こういう子供っぽい仕草には、何度か心臓を鷲掴みにされかけている。そのたびに、俺は「これは恋人ごっこだ」と自分に言い聞かせるのに必死になるのだ。
「誰のせいだと思ってんだ……。ていうか、なんで浴衣なんだよ。お前、目立ちすぎるだろ」
「夏祭りだろ? 気分じゃん、気分。悠真も着ればよかったのに」
そう言って笑う蓮は、いつも以上にキラキラして見えた。学校で制服でも私服でも十分に目立つのに、こんな風に浴衣なんて着てきたら、悪目立ちにも程がある。
案の定、神社の参道へ向かう道すがら、すれ違う女の子たちが
「え、あの人かっこよくない?」「モデルかな?」
「浴衣似合いすぎでしょ」とヒソヒソ囁き合っているのが聞こえた。
俺はそのたびに、自分の存在を消すように、少しだけ蓮から距離を取って歩いた。あいつの隣にいるだけで、なぜか俺まで値踏みされているような、居心地の悪い気分になる。
神社の境内は、提灯の暖かなオレンジ色の光と、ごった返す人の熱気でむせ返るようだった。
りんご飴の甘い匂い、たこ焼きソースの香ばしい匂い、かき氷の涼しげなシロップの匂い。
様々な屋台の匂いが混じり合い、祭りの喧騒が、どんどんと鳴り響く太鼓の音と一緒になって耳を打つ。
「うわー、すげえ人だな!」
蓮は、そんな人混みにも怯むことなく、子供のようにはしゃぎながら、俺の腕をぐいと引いた。
「なあ悠真、射的やろうぜ!俺、得意なんだ」
そう言って強引に連れていかれた射的の屋台で、蓮は宣言通り、見事な腕前でコルクの弾を次々と発射し、陳列されていた駄菓子をいくつか撃ち落とした。
「ほら、悠真の分な」と得意げに渡された、カラフルなラムネの瓶。俺はそれを、なんとも言えない複雑な気持ちで受け取る。
どこか、見慣れない蓮の表情。学校で見せる、計算された人気者の顔じゃない。初めて見る、年相応にはしゃぐ姿に、俺は少しだけ戸惑っていた。そして、その無邪気な笑顔が、少しだけ眩しいと思ってしまった。
人混みに押されながら、あちこちの屋台を冷やかして歩く。正直、人混みは苦手だ。人の波に流されて、いつもの数倍疲れる。
でも、隣で心から楽しそうにしている蓮を見ていると、その喧騒も不思議と苦にはならなかった。むしろ、その楽しそうな声が、俺の耳に心地よく響くほどだった。
この感情はなんだろう。絆されているのか? いや、違う。これはただの、ごっこ遊びだ。
その時だった。
前方からやってきた、ボールを追いかける子供たちの集団が、俺の体に勢いよくぶつかった。
「うわっ」
不意の衝撃に、俺の体はぐらりと大きくよろける。世界が傾ぐ。倒れる、と思った瞬間、ぐっと強い力で腕を引かれ、誰かの硬い体に支えられた。
「うおっ、危ねえな。大丈夫か、悠真」
見上げると、間近に蓮の顔があった。その距離、わずか数センチ。
彼の浴衣の襟元から、ほんのりと、いつもとは違う香水の匂いがした。普段は汗の匂いと石鹸の匂いが混じったような、清潔感のある香りなのに、今日は少しだけ甘くて、スパイシーな、お洒落な匂い。
こいつ、今日のこのために、わざわざ……?
その事実に気づいた瞬間、俺の思考は一瞬だけ停止した。
そして、いつの間にか、俺の手は蓮の手に固く握られていた。がっちりと、離さない、と言わんばかりに。
「は!? い、い、いや、大丈夫だ! 俺、平気だから!」
驚いて手を振り払おうとするが、蓮の指ががっちりと俺の指に絡みつき、離してくれない。むしろ、さらに力を込められた。
「ダメだって。この人混みじゃ、はぐれるだろ」
そう言って、蓮は繋いだ手にさらに力を込めた。
当たり前のように、ごく自然に。まるで、最初から俺と手を繋いで歩くことが決まっていたかのように。
「……っ」
言葉が出ない。脳内で、必死に言い訳を探す自分がいる。人混みだからだ。そうだ、はぐれないようにするためだ。これは「恋人ごっこ」の一環で、俺が人混みでよろけたから、仕方なく、本当に仕方なく繋いだだけだ。不可抗力なんだ。
そう頭では必死に理解しようとするのに、心臓が馬鹿みたいに大きな音を立てて、ドクンドクンと全身に響き渡る。
繋がれた手から伝わってくる、蓮の体温。ごつごつとした、男らしい手。俺よりも少しだけ大きいその手のひら。その、あまりにも生々しい感触に、顔にぶわっと熱が集まるのがわかった。
「……人混み、だからな」
自分に言い聞かせるように、なんとかそれだけを呟く。それが、俺にできる最大限の抵抗だった。
「ん?なんか言ったか?」
振り返った蓮と、ばちりと目が合ってしまう。その、全てを見透かすような瞳から逃げるように、俺は慌てて視線を逸らした。
「……なんでもない」
きっと、耳まで真っ赤になっているに違いない。提灯のオレンジ色の光のせいだと思いたかった。いや、きっとそうだ。そうに違いない。
蓮はそれ以上何も言わず、ただ俺の手を力強く引いて、人混みの中を進んでいく。
繋がれた手が、やけに熱い。
夏の夜の喧騒も、屋台の甘い匂いも、どんどんと鳴り響く太鼓の音も、何もかもが遠くに感じられた。
俺の意識の全てが、この繋がれた一点に集中している。
ただ、この手の温かさだけが、世界の全てみたいだった。
この「恋人ごっこ」という、俺が自分で引いたはずの境界線が、この熱のせいで、少しずつ、ぐにゃりと溶けて曖昧になっていくような、そんな予感がした。
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