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第28話:光を目指す長い道
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俺の心の支えは、そうして伝え聞く悠真の情報と、スマートフォンのデータフォルダに一枚だけ残された、文化祭の時の悠真の写真。
ジャージを着て、ペンキで頬を汚した、少しあどけない顔で、こっちを見て照れ臭そうに笑っている。俺が無理やり撮った、たった一枚の写真。
それと掌の中にある、確かなもの――入院する直前、もう二度と背負うことはないだろうとバッグから、こっそり外して持ってきた青いイルカのキーホルダー。
高校二年の夏、水族館デートの帰りに、俺が悠真に無理やり押し付けた、お揃いのキーホルダーだ。
あいつは、まだ持っていてくれているだろうか。
それとも、新しい生活の中で、もうどこかに捨ててしまっただろうか。
そんなことを考えては、胸がちくりと痛んだ。
痛みがひどくて眠れない夜、俺は病室のベッドの上で、そのひんやりとしたプラスチックの感触を確かめるように、掌で強く握りしめた。
これだけが、悠真との物理的な繋がりだった。
◇◇◇
病室の窓から見える桜並木が、淡いピンク色に染まっている。
「神谷くん、外に出てみないか」
上野さんの提案で、俺は初めて病院の外に足を向けた。車椅子じゃなく、杖を使って自分の足で。
春の陽射しが頬に当たって、暖かい。風が運んでくる花の香りが、鼻腔をくすぐる。鳥の鳴き声が、遠くから聞こえてくる。
「生きてるって、こういうことだったんだな」
俺はつぶやいた。上野さんが隣で静かに頷いている。
「君は、もう十分に生きている。後は、その生きる意味を見つけるだけだ」
その言葉が、胸の奥深くに響いた。
俺の生きる意味。
それは、悠真にもう一度会うこと。そして、今度は対等な立場で、あいつの隣に立つこと。
◇◇◇
ある日、母が面会に来た時、いつものように悠真の話をしてくれた。その中で、何気なく口にした一言が、俺の心を大きく揺らした。
「そうそう、悠真くんね、一人暮らしを始めたそうよ。大学の近くにアパートを借りて自炊も頑張ってるんですって」
一人暮らし。
その言葉を聞いた瞬間、俺の胸に複雑な感情が渦巻いた。悠真が、完全に独立した生活を送っている。俺の知らない部屋で、俺の知らない日常を過ごしている。
朝起きて、自分でコーヒーを淹れて、夜は一人でベッドに入る。
すべてが、俺のいない世界での出来事だった。
「そうか……一人暮らしか」
俺が小さくつぶやくと、母は心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
「蓮、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ。……あいつらしいな。きっと、きちんとした生活を送ってるんだろう」
俺はそう言って微笑んだが、心の奥では嵐が吹き荒れていた。
悠真の部屋はどんな感じだろう。きっと、あいつらしく整理整頓されているんだろうな。本棚には大学の教科書が並んで、小さなキッチンで一生懸命料理の練習をしている姿が目に浮かんだ。
そして、その部屋に俺の居場所はない。
その現実が、胸に重くのしかかった。
でも、不思議なことに、以前ほど絶望的な気持ちにはならなかった。
代わりに湧いてきたのは、悠真への純粋な応援の気持ちと、やっぱり早く会いに行きたいという切実な想いだった。
◇◇◇
ある日の午後、リハビリ室で、俺は器具の調整をしてくれている上野さんに、ずっと胸の中にあった問いをぶつけてみた。
「俺……杖を使わずに歩けるようになりますか」
それは、今の俺の状態からすれば、少し遠い未来の質問だった。
上野さんは、手を止め、いつもの静かな目で俺の顔をじっと見つめた。そして、問い返してきた。
「いずれは杖なしで歩けるようになるけど、どうして今、聞くんだ?」
「……追いかけたいやつがいるんです。あいつは、きっともう、ずっと先を歩いてるから。俺も、自分の足で、あいつの隣まで行かなきゃならない。追いついて、今度は俺が、あいつの手を引いてやりたいんです」
俺の答えを聞くと、上野さんは初めて、ふっと静かに、でも確かに笑った。その目には、いつもの冷静さとは違う、熱い光が宿っているように見えた。
「そうか。なら、答えは一つしかないな。……やるぞ、神谷くん」
その日から、リハビリのメニューは、さらに過酷なものになった。
でも、俺の心に、もう迷いはなかった。
目指すべき光が、その光の先に待つ笑顔が、はっきりと見えていたから。
俺はリハビリに向かう前にスマホに一枚だけ残された、文化祭の時の悠真の写真を眺めた。ペンキで頬を汚した、あどけない顔。
そして――ポケットの中にある青いイルカのキーホルダーをそっと握りしめる。
地獄のような日々は、まだ続いている。
でも、それはもう、ただの絶望じゃなかった。光を目指して進む、長く、険しい、でも確かな希望に満ちた道だった。
そして、再入院してから三年近くになる冬の初め。
俺は、何も支えを使わずに、リハビリ室の端から端まで往復で100メートルを歩くチャレンジをすることになった。健康な人なら、なんてことない距離が俺にとっては果てしなく長い道のりだった。
「行きます」
俺は深呼吸をして、一歩目を踏み出した。
十歩、二十歩、三十歩。まだ余裕がある。
五十歩を過ぎた頃から、息が上がり始める。
七十歩で、足がもつれそうになった。でも、立ち止まらない。
俺の頭の中には、悠真の声が響いていた。
『蓮、頑張れ』
あいつが俺を応援してくれている。そう思うだけで、足に力が戻ってくる。
九十歩、九十五歩、九十八歩、九十九歩……
「百歩!」
俺は両腕を高く上げて、勝利のポーズを取った。リハビリ室に拍手が響く。
俺は、ぜえぜえと肩で息をしながら精一杯の笑顔を作ってみせた。
「……神谷くん。君は、本当にすごいな」
上野さんが、少し震えた声で言った。俺は、ゆっくりと息を整えながら、静かに答えた。
「俺がすごいんじゃない。俺を待っててくれるって信じさせてくれるやつが、すごいんです」
もうすぐ、この長く暗いトンネルを抜ける。その確信があった。
そしたら、一番に、会いに行こう。
三年分の「ごめん」と、一生分の「ありがとう」と、そして、心の奥底で熟成させ続けた「好き」という想いを伝えに。
――胸を張って、あいつの前に立つために。
その夜、俺は久しぶりにぐっすりと眠ることができた。夢の中で、悠真が笑っていた。一人暮らしのアパートで、俺を待ってくれているような、そんな夢だった。
◇◇◇
翌週、主治医から正式な退院許可が下りた。
「神谷くん、君の回復は医学的にも奇跡的だ。でも、無理は禁物だ。定期的な通院は必要だし、体調管理には十分気をつけるように」
「はい。ありがとうございました」
俺は深く頭を下げた。この病院で過ごした三年間は、人生で最も長く最も苦しい時間だった。でも同時に、最も成長できた時間でもあった。
退院の日、俺は病室で最後の荷物整理をしていた。ポケットから取り出したのは、あの青いイルカのキーホルダー。三年間ずっと俺を支えてくれた、小さな希望の象徴。
「ありがとう。今度は、お前を悠真のところへ連れて行く」
俺は小さくつぶやいて、それを大切にポケットにしまった。
病院の玄関で、俺を迎えてくれたのは両親だった。
「おかえり、蓮」
母が涙ぐんでいる。父は何も言わず、ただ俺の肩を強く抱いてくれた。
車の助手席に座りながら、流れゆく景色を眺める。
三年という月日は、街の姿さえも少しずつ変えていた。俺が知らない間に、世界はちゃんと動いていたのだ。
◇◇◇
俺は心に誓っていた。 悠真、待っててくれ。俺はお前に会いにいくから。
でも、その誓いは口に出した瞬間に砂の城のように脆く崩れそうになる。
そもそも、俺に「会いにいく」なんて言う資格があるのだろうか。
俺は、あいつに何も告げず、一方的に関係を断ち切った。
あいつの気持ちを置き去りにして、「お前のためだ」という独りよがりな正義を振りかざして。身勝手なのは、どう考えても俺の方だ。
悠真が長い時間の中で、新しい誰かを見つけていたとしても俺にはそれを責める権利なんて、どこにもない。むしろ、それが当然なのかもしれない。
あいつが幸せなら、それでいい。そう頭では理解しようとしても、心は正直に鋭く痛んだ。
もし、悠真の隣に、もう俺の知らない誰かの笑顔があったとしたら?
もし、あいつが俺の顔を見て、「今更、何しに来たんだ」と、冷たく言い放ったら?
その光景を想像しただけで、血の気が引いていくのがわかった。
痩せて、傷跡も残る今の俺が、キラキラした大学生活を送るあいつの隣に立つ姿が、ひどく不釣り合いなものに思えた。
「……蓮、大丈夫?」
俺の顔色の変化に気づいた母が、心配そうに声をかけてくる。
「……うん。大丈夫」
俺は、無理やり笑顔を作った。
そうだ、後戻りはできない。 たとえどんな現実が待っていようと、俺は自分の足で、あいつの前に立たなきゃならない。
そして、すべてを正直に話して謝るんだ。 その上で、もし、万が一、許されるのなら――。
俺の新しい人生は、今ここから始まろうとしていた。
希望と、それと同じくらい大きな不安を、この胸いっぱいに抱えながら。
ジャージを着て、ペンキで頬を汚した、少しあどけない顔で、こっちを見て照れ臭そうに笑っている。俺が無理やり撮った、たった一枚の写真。
それと掌の中にある、確かなもの――入院する直前、もう二度と背負うことはないだろうとバッグから、こっそり外して持ってきた青いイルカのキーホルダー。
高校二年の夏、水族館デートの帰りに、俺が悠真に無理やり押し付けた、お揃いのキーホルダーだ。
あいつは、まだ持っていてくれているだろうか。
それとも、新しい生活の中で、もうどこかに捨ててしまっただろうか。
そんなことを考えては、胸がちくりと痛んだ。
痛みがひどくて眠れない夜、俺は病室のベッドの上で、そのひんやりとしたプラスチックの感触を確かめるように、掌で強く握りしめた。
これだけが、悠真との物理的な繋がりだった。
◇◇◇
病室の窓から見える桜並木が、淡いピンク色に染まっている。
「神谷くん、外に出てみないか」
上野さんの提案で、俺は初めて病院の外に足を向けた。車椅子じゃなく、杖を使って自分の足で。
春の陽射しが頬に当たって、暖かい。風が運んでくる花の香りが、鼻腔をくすぐる。鳥の鳴き声が、遠くから聞こえてくる。
「生きてるって、こういうことだったんだな」
俺はつぶやいた。上野さんが隣で静かに頷いている。
「君は、もう十分に生きている。後は、その生きる意味を見つけるだけだ」
その言葉が、胸の奥深くに響いた。
俺の生きる意味。
それは、悠真にもう一度会うこと。そして、今度は対等な立場で、あいつの隣に立つこと。
◇◇◇
ある日、母が面会に来た時、いつものように悠真の話をしてくれた。その中で、何気なく口にした一言が、俺の心を大きく揺らした。
「そうそう、悠真くんね、一人暮らしを始めたそうよ。大学の近くにアパートを借りて自炊も頑張ってるんですって」
一人暮らし。
その言葉を聞いた瞬間、俺の胸に複雑な感情が渦巻いた。悠真が、完全に独立した生活を送っている。俺の知らない部屋で、俺の知らない日常を過ごしている。
朝起きて、自分でコーヒーを淹れて、夜は一人でベッドに入る。
すべてが、俺のいない世界での出来事だった。
「そうか……一人暮らしか」
俺が小さくつぶやくと、母は心配そうに俺の顔を覗き込んだ。
「蓮、大丈夫?」
「ああ、大丈夫だ。……あいつらしいな。きっと、きちんとした生活を送ってるんだろう」
俺はそう言って微笑んだが、心の奥では嵐が吹き荒れていた。
悠真の部屋はどんな感じだろう。きっと、あいつらしく整理整頓されているんだろうな。本棚には大学の教科書が並んで、小さなキッチンで一生懸命料理の練習をしている姿が目に浮かんだ。
そして、その部屋に俺の居場所はない。
その現実が、胸に重くのしかかった。
でも、不思議なことに、以前ほど絶望的な気持ちにはならなかった。
代わりに湧いてきたのは、悠真への純粋な応援の気持ちと、やっぱり早く会いに行きたいという切実な想いだった。
◇◇◇
ある日の午後、リハビリ室で、俺は器具の調整をしてくれている上野さんに、ずっと胸の中にあった問いをぶつけてみた。
「俺……杖を使わずに歩けるようになりますか」
それは、今の俺の状態からすれば、少し遠い未来の質問だった。
上野さんは、手を止め、いつもの静かな目で俺の顔をじっと見つめた。そして、問い返してきた。
「いずれは杖なしで歩けるようになるけど、どうして今、聞くんだ?」
「……追いかけたいやつがいるんです。あいつは、きっともう、ずっと先を歩いてるから。俺も、自分の足で、あいつの隣まで行かなきゃならない。追いついて、今度は俺が、あいつの手を引いてやりたいんです」
俺の答えを聞くと、上野さんは初めて、ふっと静かに、でも確かに笑った。その目には、いつもの冷静さとは違う、熱い光が宿っているように見えた。
「そうか。なら、答えは一つしかないな。……やるぞ、神谷くん」
その日から、リハビリのメニューは、さらに過酷なものになった。
でも、俺の心に、もう迷いはなかった。
目指すべき光が、その光の先に待つ笑顔が、はっきりと見えていたから。
俺はリハビリに向かう前にスマホに一枚だけ残された、文化祭の時の悠真の写真を眺めた。ペンキで頬を汚した、あどけない顔。
そして――ポケットの中にある青いイルカのキーホルダーをそっと握りしめる。
地獄のような日々は、まだ続いている。
でも、それはもう、ただの絶望じゃなかった。光を目指して進む、長く、険しい、でも確かな希望に満ちた道だった。
そして、再入院してから三年近くになる冬の初め。
俺は、何も支えを使わずに、リハビリ室の端から端まで往復で100メートルを歩くチャレンジをすることになった。健康な人なら、なんてことない距離が俺にとっては果てしなく長い道のりだった。
「行きます」
俺は深呼吸をして、一歩目を踏み出した。
十歩、二十歩、三十歩。まだ余裕がある。
五十歩を過ぎた頃から、息が上がり始める。
七十歩で、足がもつれそうになった。でも、立ち止まらない。
俺の頭の中には、悠真の声が響いていた。
『蓮、頑張れ』
あいつが俺を応援してくれている。そう思うだけで、足に力が戻ってくる。
九十歩、九十五歩、九十八歩、九十九歩……
「百歩!」
俺は両腕を高く上げて、勝利のポーズを取った。リハビリ室に拍手が響く。
俺は、ぜえぜえと肩で息をしながら精一杯の笑顔を作ってみせた。
「……神谷くん。君は、本当にすごいな」
上野さんが、少し震えた声で言った。俺は、ゆっくりと息を整えながら、静かに答えた。
「俺がすごいんじゃない。俺を待っててくれるって信じさせてくれるやつが、すごいんです」
もうすぐ、この長く暗いトンネルを抜ける。その確信があった。
そしたら、一番に、会いに行こう。
三年分の「ごめん」と、一生分の「ありがとう」と、そして、心の奥底で熟成させ続けた「好き」という想いを伝えに。
――胸を張って、あいつの前に立つために。
その夜、俺は久しぶりにぐっすりと眠ることができた。夢の中で、悠真が笑っていた。一人暮らしのアパートで、俺を待ってくれているような、そんな夢だった。
◇◇◇
翌週、主治医から正式な退院許可が下りた。
「神谷くん、君の回復は医学的にも奇跡的だ。でも、無理は禁物だ。定期的な通院は必要だし、体調管理には十分気をつけるように」
「はい。ありがとうございました」
俺は深く頭を下げた。この病院で過ごした三年間は、人生で最も長く最も苦しい時間だった。でも同時に、最も成長できた時間でもあった。
退院の日、俺は病室で最後の荷物整理をしていた。ポケットから取り出したのは、あの青いイルカのキーホルダー。三年間ずっと俺を支えてくれた、小さな希望の象徴。
「ありがとう。今度は、お前を悠真のところへ連れて行く」
俺は小さくつぶやいて、それを大切にポケットにしまった。
病院の玄関で、俺を迎えてくれたのは両親だった。
「おかえり、蓮」
母が涙ぐんでいる。父は何も言わず、ただ俺の肩を強く抱いてくれた。
車の助手席に座りながら、流れゆく景色を眺める。
三年という月日は、街の姿さえも少しずつ変えていた。俺が知らない間に、世界はちゃんと動いていたのだ。
◇◇◇
俺は心に誓っていた。 悠真、待っててくれ。俺はお前に会いにいくから。
でも、その誓いは口に出した瞬間に砂の城のように脆く崩れそうになる。
そもそも、俺に「会いにいく」なんて言う資格があるのだろうか。
俺は、あいつに何も告げず、一方的に関係を断ち切った。
あいつの気持ちを置き去りにして、「お前のためだ」という独りよがりな正義を振りかざして。身勝手なのは、どう考えても俺の方だ。
悠真が長い時間の中で、新しい誰かを見つけていたとしても俺にはそれを責める権利なんて、どこにもない。むしろ、それが当然なのかもしれない。
あいつが幸せなら、それでいい。そう頭では理解しようとしても、心は正直に鋭く痛んだ。
もし、悠真の隣に、もう俺の知らない誰かの笑顔があったとしたら?
もし、あいつが俺の顔を見て、「今更、何しに来たんだ」と、冷たく言い放ったら?
その光景を想像しただけで、血の気が引いていくのがわかった。
痩せて、傷跡も残る今の俺が、キラキラした大学生活を送るあいつの隣に立つ姿が、ひどく不釣り合いなものに思えた。
「……蓮、大丈夫?」
俺の顔色の変化に気づいた母が、心配そうに声をかけてくる。
「……うん。大丈夫」
俺は、無理やり笑顔を作った。
そうだ、後戻りはできない。 たとえどんな現実が待っていようと、俺は自分の足で、あいつの前に立たなきゃならない。
そして、すべてを正直に話して謝るんだ。 その上で、もし、万が一、許されるのなら――。
俺の新しい人生は、今ここから始まろうとしていた。
希望と、それと同じくらい大きな不安を、この胸いっぱいに抱えながら。
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