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勇気を出して *
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「奈月、今日は楽しかったか?」
部屋に入ると樹さんに聞かれたので
「うん。楽しかったです。また一緒にゲームしたりしたいです」
僕の答えを聞いて樹さんもそうか。よかった。って言ってくれた。
「でも仲良くなったばかりだから疲れただろう。お風呂に入ってゆっくり寝ような」
そう優しく言ってくれた樹さんに僕は勇気を出して打ち明けた。
「樹さん、少し話してもいいですか?」
僕がそう切り出すとどうした?ちょっと座ろうか、とソファーに腰掛けた。
どうやって言っていいか不安になりながらも今の気持ちを伝えた。
「僕……樹さんと繋がりたいです」
そう言うと樹さんは困った顔をして僕の手を握ってくれた。
「奈月、無理しなくていいんだよ。俺はそれだけが愛情表現だって思ってない。別にやらなくてもいいと思うけどな」
望んでいた答えじゃなくて樹さんの目を見れなかった。この気持ちをどうやって伝えればいいのかわからなくて
「どうしてですか?結局、樹さんは僕をそういう対象になんか見れないんじゃないんですか?無理矢理でもそういう経験があって、やっぱりそういう子は嫌なんですね」
自分が悔しかった。あの時、やられない方法があったらよかった。すると樹さんは抱きしめてきた。
「ごめん。ごめん奈月、そういうつもりで言ったわけじゃない。俺だって俺も奈月と繋がりたいよ。でも今じゃないと思ってる。まだ奈月は怖いだろ?こんなにも震えてるのに……」
確かに身体が震えてるけど怖いんじゃない。僕は……
「僕は樹さんが好きだから、だから樹さんで上書きして欲しいんです。震えてるのは、怖かったんです。樹さんに打ち明けて嫌われたら、お前とはやりたくないって言われたらどうしようって……それで……」
そのあとのことは言葉にならなかった。
樹さんが僕の言葉を奪うように口付けをしてくれた。今までもキスをしたことはあったけどそんなんじゃない。樹さんは僕の唇をこじ開けるように口内に入ってきた。歯列をなぞられ僕の口内の至るところを舌で愛撫する。僕もそれに応えようと樹さんの舌に舌を絡めて濃厚なキスが続いた。
「はぁ…はぁ……」
息苦しくなって息継ぎをしたいのに、樹さんは僕の後頭部を片手で掴んで、もう片方の手で頬を押さえてる。もうこのキスから逃げることは許されそうもなく、僕は樹さんの思うがまま、そのキスを受け入れた。でもあまりにも苦しくなってきて樹さんの胸を叩くと
「……はっ、はっ」
やっと離してくれた。息が絶え絶えになりながら樹さんに抗議した。
「樹さん、苦しかったです。窒息しちゃうかと思いました」
すると樹さんは僕をギュッて抱きしめて
「キスで窒息したら困るけど嬉しすぎて大人のキスをしちゃったよ。ありがとう俺のこと好きって言ってくれて、でも俺は奈月以上に奈月のこと愛してるから。上書きはまた今度にしよう?」
思わずなんで?と答えてしまった。だって樹さんのソレはズボンの上からもわかるほど反り立っている。すると思ってもみない言葉が返ってきた。
「奈月との初めての夜を実家で過ごすのは嫌だな。母さんもハルさんもいる。しかも今日は一平くんと咲夜くんも泊まりにきてるし、犬たちもくるかもしれないだろ?明日の朝、みんなの顔普通に見れる?」
そう言われて僕は自分のことしか頭になかったと恥ずかしくなった。きっと僕の顔は真っ赤になってると思ったら樹さんは僕の頬を両手で包んでくれた。
「だから樹、今週末2人だけで旅行に行こうか。美味しいもの食べて、温泉に入って……それから俺と上書きしよう?」
僕は嬉しくて樹さんに抱きついた。
「ありがとう樹さん」
「旅行楽しみだな。行きたい所、一緒に探そうか。じゃあ風呂に入ってからな」
そう言って2人でお風呂に入り布団に入ってから樹さんのパソコンで旅行先を探した。
候補は海が見えて海鮮が美味しくて……と他にも…と考えてる途中で僕は眠りに落ちていた。
部屋に入ると樹さんに聞かれたので
「うん。楽しかったです。また一緒にゲームしたりしたいです」
僕の答えを聞いて樹さんもそうか。よかった。って言ってくれた。
「でも仲良くなったばかりだから疲れただろう。お風呂に入ってゆっくり寝ような」
そう優しく言ってくれた樹さんに僕は勇気を出して打ち明けた。
「樹さん、少し話してもいいですか?」
僕がそう切り出すとどうした?ちょっと座ろうか、とソファーに腰掛けた。
どうやって言っていいか不安になりながらも今の気持ちを伝えた。
「僕……樹さんと繋がりたいです」
そう言うと樹さんは困った顔をして僕の手を握ってくれた。
「奈月、無理しなくていいんだよ。俺はそれだけが愛情表現だって思ってない。別にやらなくてもいいと思うけどな」
望んでいた答えじゃなくて樹さんの目を見れなかった。この気持ちをどうやって伝えればいいのかわからなくて
「どうしてですか?結局、樹さんは僕をそういう対象になんか見れないんじゃないんですか?無理矢理でもそういう経験があって、やっぱりそういう子は嫌なんですね」
自分が悔しかった。あの時、やられない方法があったらよかった。すると樹さんは抱きしめてきた。
「ごめん。ごめん奈月、そういうつもりで言ったわけじゃない。俺だって俺も奈月と繋がりたいよ。でも今じゃないと思ってる。まだ奈月は怖いだろ?こんなにも震えてるのに……」
確かに身体が震えてるけど怖いんじゃない。僕は……
「僕は樹さんが好きだから、だから樹さんで上書きして欲しいんです。震えてるのは、怖かったんです。樹さんに打ち明けて嫌われたら、お前とはやりたくないって言われたらどうしようって……それで……」
そのあとのことは言葉にならなかった。
樹さんが僕の言葉を奪うように口付けをしてくれた。今までもキスをしたことはあったけどそんなんじゃない。樹さんは僕の唇をこじ開けるように口内に入ってきた。歯列をなぞられ僕の口内の至るところを舌で愛撫する。僕もそれに応えようと樹さんの舌に舌を絡めて濃厚なキスが続いた。
「はぁ…はぁ……」
息苦しくなって息継ぎをしたいのに、樹さんは僕の後頭部を片手で掴んで、もう片方の手で頬を押さえてる。もうこのキスから逃げることは許されそうもなく、僕は樹さんの思うがまま、そのキスを受け入れた。でもあまりにも苦しくなってきて樹さんの胸を叩くと
「……はっ、はっ」
やっと離してくれた。息が絶え絶えになりながら樹さんに抗議した。
「樹さん、苦しかったです。窒息しちゃうかと思いました」
すると樹さんは僕をギュッて抱きしめて
「キスで窒息したら困るけど嬉しすぎて大人のキスをしちゃったよ。ありがとう俺のこと好きって言ってくれて、でも俺は奈月以上に奈月のこと愛してるから。上書きはまた今度にしよう?」
思わずなんで?と答えてしまった。だって樹さんのソレはズボンの上からもわかるほど反り立っている。すると思ってもみない言葉が返ってきた。
「奈月との初めての夜を実家で過ごすのは嫌だな。母さんもハルさんもいる。しかも今日は一平くんと咲夜くんも泊まりにきてるし、犬たちもくるかもしれないだろ?明日の朝、みんなの顔普通に見れる?」
そう言われて僕は自分のことしか頭になかったと恥ずかしくなった。きっと僕の顔は真っ赤になってると思ったら樹さんは僕の頬を両手で包んでくれた。
「だから樹、今週末2人だけで旅行に行こうか。美味しいもの食べて、温泉に入って……それから俺と上書きしよう?」
僕は嬉しくて樹さんに抱きついた。
「ありがとう樹さん」
「旅行楽しみだな。行きたい所、一緒に探そうか。じゃあ風呂に入ってからな」
そう言って2人でお風呂に入り布団に入ってから樹さんのパソコンで旅行先を探した。
候補は海が見えて海鮮が美味しくて……と他にも…と考えてる途中で僕は眠りに落ちていた。
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