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「ごきげんよう、タルト様。……よくぞおめおめと呼び出しに応じましたわね」
公爵家の庭園にある、白いガゼボ(西洋風東屋)。
最高級の紅茶と、三段重ねのケーキスタンドを用意し、私は対面の席に座る少女を睨みつけた。
男爵令嬢、タルト。
栗色のふわふわした髪に、小動物のような愛くるしい瞳。
どこからどう見ても、物語の「正ヒロイン」にふさわしい可憐な少女だ。
彼女はティーカップを持つ手を震わせながら、涙目で私を見返した。
「あ、あの……ブリオッシュ様。おめおめと、とは……?」
「言葉のアヤよ! 気にしないで!」
私は扇子でテーブルをパンと叩いた。
「単刀直入に言いますわ。タルト様、あなたに命令があります」
「め、命令……? やはり、私に毒を盛るよう命じるのでしょうか……?」
「違うわよ! なんで私があなたに毒を盛らせるのよ! 逆よ、逆!」
私は身を乗り出し、彼女の鼻先に指を突きつけた。
「サヴァラン様を、落としなさい!」
「……はい?」
タルト様がポカンと口を開けた。
小鳥がさえずる音が、やけに大きく聞こえる。
「聞こえませんでしたか? サヴァラン様を誘惑して、籠絡して、私の婚約者の座を奪い取りなさいと言ったのよ!」
これぞ、私の起死回生の最終プラン。
自分が悪役になっても嫌われないなら、サヴァラン様の心を奪う「新しい女」を用意すればいい。
天才は熱しやすく冷めやすいというし(偏見)、目の前にド直球のヒロインが現れれば、きっと心変わりするはずだ。
「さあ、どうなの? サヴァラン様は素敵でしょう? 顔はいいし、頭はいいし、お金持ちだし、将来は国王よ? お買い得物件よ?」
私はまるで通販番組の司会者のように、サヴァラン様のメリットを並べ立てた。
「今ならもれなく、私が身を引くという特典付き! さあ、遠慮なくアタックなさい!」
タルト様は困惑したように眉を下げ、おずおずと口を開いた。
「あの……ブリオッシュ様」
「何かしら? 自信がないの? 大丈夫、私が裏で手取り足取り『あざとい仕草』を指導してあげるから!」
「いえ、そうではなくて……」
彼女は頬を赤らめ、もじもじと指を絡ませた。
そして、信じられない言葉を口にした。
「私……サヴァラン殿下には、微塵も興味がないのです」
「……は?」
時が止まった。
興味がない?
あのサヴァラン様に?
国民的アイドルのあの王子に?
「ど、どういうこと? あなた、目がおかしいの? それともサヴァラン様の性格の悪さに気づいちゃったの?」
「いいえ、殿下は素晴らしい方だと思います。ですが……その……」
タルト様はさらに顔を赤くし、消え入りそうな声で言った。
「……眼鏡を、かけていらっしゃらないので」
「……はい?」
「眼鏡です」
タルト様は顔を上げ、急に熱のこもった瞳で訴えてきた。
「私、殿方の眼鏡姿に、どうしようもなく惹かれてしまうのです! あの知的なフレーム! レンズの奥で光る瞳! 指でクイッと上げる仕草! あれがないと、どんな美男子でもカボチャに見えてしまうのです!」
「……」
なんと。
まさかの性癖カミングアウト。
ヒロインにあるまじき、ピンポイントすぎる好み。
「つまり……サヴァラン様は裸眼だから、恋愛対象外だと?」
「はい。コンタクトレンズなんてもってのほかです。あのガラスと金属の造形美こそが、至高なのです!」
タルト様は拳を握りしめて熱弁した。
「だ、だけどサヴァラン様だって、たまに読書の時に眼鏡をかけるわよ?」
「たまにではダメなんです! 常時装着! これ絶対条件です! 寝る時もかけていてほしいくらいです!」
「それは邪魔でしょうよ!」
私は頭を抱えた。
誤算だ。
まさかヒロイン役が、こんなニッチな需要の持ち主だったとは。
「じゃ、じゃあ誰が好きなのよ! まさか、眼鏡をかけているなら誰でもいいわけじゃないでしょう?」
「もちろんです。私の推しは……」
彼女はうっとりとした表情で、遠くを見つめた。
「サヴァラン殿下の側近、シトロン様です!」
シトロン。
サヴァラン様の優秀な右腕であり、常に冷静沈着、そして確かに分厚い銀縁眼鏡をかけた男性だ。
「シトロン様の、あの冷徹な眼差し……。書類のミスを指摘する時の、眼鏡の光り具合……。たまりませんわ……!」
「……あなた、結構マニアックね」
「はい! シトロン様にお叱りを受けるためなら、私、わざと書類を間違えてもいいと思っています!」
「それは業務妨害だからやめなさい」
私はため息をつき、紅茶を一口飲んだ。
計画が狂った。
ヒロインが王子に見向きもしないなら、略奪愛なんて成立しない。
「……困ったわね」
私はカップを置き、チラリと横に控えている執事を見た。
「ねえクロワッサン。あなたも眼鏡よね?」
「はい」
クロワッサンは無表情で答えた。
その瞬間、タルト様がビクッと反応した。
「はっ……! そ、そういえばブリオッシュ様の執事様も……素晴らしい眼鏡を……!」
タルト様がクロワッサンを凝視する。
その視線は、獲物を狙う肉食獣のように鋭い。
「フレームの角度……レンズの厚み……そして何より、その冷ややかな視線……! 素敵です……!」
「お嬢様」
クロワッサンが一歩下がった。
「身の危険を感じますので、下がってもよろしいでしょうか」
「ダメよ。生贄になりなさい」
「理不尽です」
私は指先でこめかみを揉んだ。
どうやら、タルト様を「王子の恋人」にするのは絶望的に難しいようだ。
しかし、ここで諦めるわけにはいかない。
彼女の協力がなければ、私の悪役計画は進まないのだ。
「……タルト様。取引をしましょう」
「取引、ですか?」
私はニヤリと笑った。
悪知恵が働いた。
彼女の欲望と、私の欲望。
利害は一致するはずだ。
「あなたがシトロン様と仲良くなれるよう、私が全力でサポートして差し上げますわ」
「えっ! ほ、本当ですか!?」
タルト様が身を乗り出す。
「ええ。サヴァラン様の側近であるシトロン様と接点を持つには、サヴァラン様の婚約者である私の協力が不可欠でしょう?」
「はい! その通りです! 私のような下級貴族では、おいそれと話しかけることもできなくて……!」
「でしょうね。……その代わり!」
私は人差し指を立てた。
「あなたにも、一つだけ協力していただきたいことがあるの」
「なんでしょうか? シトロン様に近づけるなら、なんでもします! 悪魔に魂だって売ります!」
「悪魔じゃなくて私に売りなさい。……簡単なことよ」
私は声を潜め、秘密の計画を打ち明けた。
「表向きだけでいいから……サヴァラン様と『いい感じ』になってほしいの」
「ええっ!?」
タルト様が悲鳴を上げる。
「無、無理です! そんなことをしたらシトロン様に誤解されてしまいます!」
「大丈夫よ! 『ブリオッシュ様にいじめられて、可哀想だから王子に慰められている』という設定にするの」
「設定?」
「そう。私があなたをいじめる。あなたが泣く。王子が助ける。……この構図を周囲に見せつけるのよ」
私は熱く語った。
「そうすれば、私は『嫉妬に狂った醜い悪女』として評判が落ちる。あなたは『悲劇のヒロイン』として同情を集める。そしてその同情を利用して、シトロン様に『怖かったんですぅ~』と泣きつけば、抱きしめてもらえるチャンスも生まれるわ!」
「!!」
タルト様の目に雷が落ちたような衝撃が走った。
「な……なるほど! 『か弱い私』を演出して、シトロン様の保護欲を刺激する作戦ですね!」
「その通り! サヴァラン様はそのための『ダシ』に使わせてもらうのよ!」
なんて罰当たりな作戦。
王太子を当て馬にするなんて、不敬罪で首が飛んでもおかしくない。
だが、背に腹は代えられないのだ。
「やります!」
タルト様は力強く頷いた。
「ブリオッシュ様! 私、やりますわ! シトロン様の眼鏡に私の姿を映すためなら、偽りの恋人でもなんでも演じてみせます!」
「交渉成立ね!」
私たちはガシッと固い握手を交わした。
友情ではない。
これは、歪んだ欲望と同盟による、悪の契約だ。
「よし、それでは早速作戦会議よ。……クロワッサン、紙とペンを!」
「……はあ」
クロワッサンは深くため息をつきながら、手帳を取り出した。
「お嬢様。一応忠告しておきますが」
「何?」
「殿下は、すべてお見通しになると思いますよ」
「ふん、今度こそ騙してみせるわ! 女二人の演技力をなめないで!」
こうして。
「眼鏡フェチのヒロイン」と「婚約破棄されたい悪役令嬢」による、奇妙な共闘関係が結ばれたのである。
ターゲットは、天才王子サヴァラン。
今度こそ、彼を欺き、私の悪名を轟かせてやるわ!
(……と、意気込んでいた私の背後で、ガサリと植え込みが揺れたことに、私は気づいていなかった)
(もちろん、天才王子が盗み聞きしていないはずがないのである)
公爵家の庭園にある、白いガゼボ(西洋風東屋)。
最高級の紅茶と、三段重ねのケーキスタンドを用意し、私は対面の席に座る少女を睨みつけた。
男爵令嬢、タルト。
栗色のふわふわした髪に、小動物のような愛くるしい瞳。
どこからどう見ても、物語の「正ヒロイン」にふさわしい可憐な少女だ。
彼女はティーカップを持つ手を震わせながら、涙目で私を見返した。
「あ、あの……ブリオッシュ様。おめおめと、とは……?」
「言葉のアヤよ! 気にしないで!」
私は扇子でテーブルをパンと叩いた。
「単刀直入に言いますわ。タルト様、あなたに命令があります」
「め、命令……? やはり、私に毒を盛るよう命じるのでしょうか……?」
「違うわよ! なんで私があなたに毒を盛らせるのよ! 逆よ、逆!」
私は身を乗り出し、彼女の鼻先に指を突きつけた。
「サヴァラン様を、落としなさい!」
「……はい?」
タルト様がポカンと口を開けた。
小鳥がさえずる音が、やけに大きく聞こえる。
「聞こえませんでしたか? サヴァラン様を誘惑して、籠絡して、私の婚約者の座を奪い取りなさいと言ったのよ!」
これぞ、私の起死回生の最終プラン。
自分が悪役になっても嫌われないなら、サヴァラン様の心を奪う「新しい女」を用意すればいい。
天才は熱しやすく冷めやすいというし(偏見)、目の前にド直球のヒロインが現れれば、きっと心変わりするはずだ。
「さあ、どうなの? サヴァラン様は素敵でしょう? 顔はいいし、頭はいいし、お金持ちだし、将来は国王よ? お買い得物件よ?」
私はまるで通販番組の司会者のように、サヴァラン様のメリットを並べ立てた。
「今ならもれなく、私が身を引くという特典付き! さあ、遠慮なくアタックなさい!」
タルト様は困惑したように眉を下げ、おずおずと口を開いた。
「あの……ブリオッシュ様」
「何かしら? 自信がないの? 大丈夫、私が裏で手取り足取り『あざとい仕草』を指導してあげるから!」
「いえ、そうではなくて……」
彼女は頬を赤らめ、もじもじと指を絡ませた。
そして、信じられない言葉を口にした。
「私……サヴァラン殿下には、微塵も興味がないのです」
「……は?」
時が止まった。
興味がない?
あのサヴァラン様に?
国民的アイドルのあの王子に?
「ど、どういうこと? あなた、目がおかしいの? それともサヴァラン様の性格の悪さに気づいちゃったの?」
「いいえ、殿下は素晴らしい方だと思います。ですが……その……」
タルト様はさらに顔を赤くし、消え入りそうな声で言った。
「……眼鏡を、かけていらっしゃらないので」
「……はい?」
「眼鏡です」
タルト様は顔を上げ、急に熱のこもった瞳で訴えてきた。
「私、殿方の眼鏡姿に、どうしようもなく惹かれてしまうのです! あの知的なフレーム! レンズの奥で光る瞳! 指でクイッと上げる仕草! あれがないと、どんな美男子でもカボチャに見えてしまうのです!」
「……」
なんと。
まさかの性癖カミングアウト。
ヒロインにあるまじき、ピンポイントすぎる好み。
「つまり……サヴァラン様は裸眼だから、恋愛対象外だと?」
「はい。コンタクトレンズなんてもってのほかです。あのガラスと金属の造形美こそが、至高なのです!」
タルト様は拳を握りしめて熱弁した。
「だ、だけどサヴァラン様だって、たまに読書の時に眼鏡をかけるわよ?」
「たまにではダメなんです! 常時装着! これ絶対条件です! 寝る時もかけていてほしいくらいです!」
「それは邪魔でしょうよ!」
私は頭を抱えた。
誤算だ。
まさかヒロイン役が、こんなニッチな需要の持ち主だったとは。
「じゃ、じゃあ誰が好きなのよ! まさか、眼鏡をかけているなら誰でもいいわけじゃないでしょう?」
「もちろんです。私の推しは……」
彼女はうっとりとした表情で、遠くを見つめた。
「サヴァラン殿下の側近、シトロン様です!」
シトロン。
サヴァラン様の優秀な右腕であり、常に冷静沈着、そして確かに分厚い銀縁眼鏡をかけた男性だ。
「シトロン様の、あの冷徹な眼差し……。書類のミスを指摘する時の、眼鏡の光り具合……。たまりませんわ……!」
「……あなた、結構マニアックね」
「はい! シトロン様にお叱りを受けるためなら、私、わざと書類を間違えてもいいと思っています!」
「それは業務妨害だからやめなさい」
私はため息をつき、紅茶を一口飲んだ。
計画が狂った。
ヒロインが王子に見向きもしないなら、略奪愛なんて成立しない。
「……困ったわね」
私はカップを置き、チラリと横に控えている執事を見た。
「ねえクロワッサン。あなたも眼鏡よね?」
「はい」
クロワッサンは無表情で答えた。
その瞬間、タルト様がビクッと反応した。
「はっ……! そ、そういえばブリオッシュ様の執事様も……素晴らしい眼鏡を……!」
タルト様がクロワッサンを凝視する。
その視線は、獲物を狙う肉食獣のように鋭い。
「フレームの角度……レンズの厚み……そして何より、その冷ややかな視線……! 素敵です……!」
「お嬢様」
クロワッサンが一歩下がった。
「身の危険を感じますので、下がってもよろしいでしょうか」
「ダメよ。生贄になりなさい」
「理不尽です」
私は指先でこめかみを揉んだ。
どうやら、タルト様を「王子の恋人」にするのは絶望的に難しいようだ。
しかし、ここで諦めるわけにはいかない。
彼女の協力がなければ、私の悪役計画は進まないのだ。
「……タルト様。取引をしましょう」
「取引、ですか?」
私はニヤリと笑った。
悪知恵が働いた。
彼女の欲望と、私の欲望。
利害は一致するはずだ。
「あなたがシトロン様と仲良くなれるよう、私が全力でサポートして差し上げますわ」
「えっ! ほ、本当ですか!?」
タルト様が身を乗り出す。
「ええ。サヴァラン様の側近であるシトロン様と接点を持つには、サヴァラン様の婚約者である私の協力が不可欠でしょう?」
「はい! その通りです! 私のような下級貴族では、おいそれと話しかけることもできなくて……!」
「でしょうね。……その代わり!」
私は人差し指を立てた。
「あなたにも、一つだけ協力していただきたいことがあるの」
「なんでしょうか? シトロン様に近づけるなら、なんでもします! 悪魔に魂だって売ります!」
「悪魔じゃなくて私に売りなさい。……簡単なことよ」
私は声を潜め、秘密の計画を打ち明けた。
「表向きだけでいいから……サヴァラン様と『いい感じ』になってほしいの」
「ええっ!?」
タルト様が悲鳴を上げる。
「無、無理です! そんなことをしたらシトロン様に誤解されてしまいます!」
「大丈夫よ! 『ブリオッシュ様にいじめられて、可哀想だから王子に慰められている』という設定にするの」
「設定?」
「そう。私があなたをいじめる。あなたが泣く。王子が助ける。……この構図を周囲に見せつけるのよ」
私は熱く語った。
「そうすれば、私は『嫉妬に狂った醜い悪女』として評判が落ちる。あなたは『悲劇のヒロイン』として同情を集める。そしてその同情を利用して、シトロン様に『怖かったんですぅ~』と泣きつけば、抱きしめてもらえるチャンスも生まれるわ!」
「!!」
タルト様の目に雷が落ちたような衝撃が走った。
「な……なるほど! 『か弱い私』を演出して、シトロン様の保護欲を刺激する作戦ですね!」
「その通り! サヴァラン様はそのための『ダシ』に使わせてもらうのよ!」
なんて罰当たりな作戦。
王太子を当て馬にするなんて、不敬罪で首が飛んでもおかしくない。
だが、背に腹は代えられないのだ。
「やります!」
タルト様は力強く頷いた。
「ブリオッシュ様! 私、やりますわ! シトロン様の眼鏡に私の姿を映すためなら、偽りの恋人でもなんでも演じてみせます!」
「交渉成立ね!」
私たちはガシッと固い握手を交わした。
友情ではない。
これは、歪んだ欲望と同盟による、悪の契約だ。
「よし、それでは早速作戦会議よ。……クロワッサン、紙とペンを!」
「……はあ」
クロワッサンは深くため息をつきながら、手帳を取り出した。
「お嬢様。一応忠告しておきますが」
「何?」
「殿下は、すべてお見通しになると思いますよ」
「ふん、今度こそ騙してみせるわ! 女二人の演技力をなめないで!」
こうして。
「眼鏡フェチのヒロイン」と「婚約破棄されたい悪役令嬢」による、奇妙な共闘関係が結ばれたのである。
ターゲットは、天才王子サヴァラン。
今度こそ、彼を欺き、私の悪名を轟かせてやるわ!
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