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決戦の日は、雲一つない快晴だった。
王宮の庭園で開かれた野外茶会。
色とりどりのドレスをまとった貴族の令嬢たちが、扇子を片手に談笑している。
その華やかな空間の中心で、私はグレープジュースが入ったグラスを握りしめ、震えを止めるのに必死だった。
(……落ち着け、ブリオッシュ。リハーサル通りにやればいいのよ)
私は深呼吸をした。
今日の私は、悪役令嬢として完璧な仕上がりだ。
メイクは少し濃いめにし、口紅は毒々しい深紅。
ドレスも「いかにも高慢ちき」な紫色の派手なものを選んだ。
対するタルト様は、清楚な白のドレス。
ただし、私が手配した『最新式・超撥水加工済み』の特注品だ。
(ターゲット、確認)
視線の先には、オドオドと周囲を見回しているタルト様がいる。
そして、その少し離れた場所には、談笑するサヴァラン様と、側近のシトロン様の姿があった。
役者は揃った。
さあ、ショータイムの始まりよ!
私はカツカツとヒールを鳴らし、一直線にタルト様へと向かった。
「ごきげんよう、タルト様」
私の声に、タルト様がビクリと振り返る。
「あ、ブ、ブリオッシュ様……」
彼女の顔が引きつっている。
いいわ、その怯えた表情。演技派ね!
(……実は緊張で吐きそうなだけかもしれないけど)
私はニヤリと笑い、わざとらしくグラスを掲げた。
「喉が渇きましたわね。……あら? 足元に何かが……」
私は何もない空間につまずくフリをした。
「きゃっ! 手が滑ったわ!」
言うと同時に、グラスの中身をぶちまける。
紫色の液体が、美しい孤を描いてタルト様の純白のドレスへと襲いかかった。
バシャアッ!
周囲から「あっ!」という悲鳴が上がる。
完璧なタイミングだ。
さあタルト様、あのセリフを!
『私のドレスが!』と泣き叫んで!
タルト様は目を見開き、凍りついたように立ち尽くしていた。
そして、震える唇を開いた。
「あ……あぁっ……!」
よし、きた!
「ひ、ひどい……! 私のドレスが……まるで……」
タルト様はチラリと、遠くにいるシトロン様(眼鏡)を見た。
そして、悲痛な叫び声を上げた。
「まるで……脂ぎった指で触られてしまったレンズのように汚れてしまいましたぁぁぁ!」
「……は?」
周囲の空気が一瞬止まった。
レンズ?
今、レンズって言った?
「うぅっ……! 視界不良です……! 曇りなき世界が……私の世界が汚されてしまったぁぁぁ!」
タルト様はその場に膝をつき、顔を覆って泣き出した(演技)。
いや、セリフのチョイスがおかしいわよ!
でもまあ、泣いているからセーフね!
私は気を取り直し、悪役の高笑いを披露した。
「オーッホッホッホ! ごめんなさいねえ! あなたのドレスがあまりに安っぽくて、雑巾と見間違えてしまいましたの!」
私は扇子を広げ、蔑むような視線を送った。
「その薄汚れたドレスがお似合いよ! さっさと会場から出て行きなさ……」
「ブリオッシュ」
背後から、低く響く声。
きた。
サヴァラン様だ!
私は内心でガッツポーズをしながら、ゆっくりと振り返った。
さあ、怒りなさい。
私を罵倒しなさい!
「……なんてことをしたんだ」
サヴァラン様は眉をひそめ、私とタルト様を見比べた。
その表情は真剣そのものだ。
「サ、サヴァラン様……。こ、これは事故ですの。手が滑って……」
「嘘をつくな。僕の目は節穴じゃない」
彼は私の前に進み出ると、強い口調で言った。
「君はわざとやったね?」
「っ……!」
バレてる!
いや、バレてこそ本望!
「は、はい! そうですわ! 私がやりました! 気に入らなかったんですの、この女が!」
私は開き直って叫んだ。
「だからグレープジュースで汚してやったんです! どうです、最低でしょう!? こんな性悪女、今すぐ婚約破棄すべきですわ!」
さあ、決定打だ。
サヴァラン様は深いため息をつき、倒れ込んでいるタルト様の元へ歩み寄った。
そして、優しく手を差し伸べる……。
はずだった。
「……どれ」
サヴァラン様は、ポケットから純白のハンカチを取り出した。
そして、タルト様のドレスの、ジュースがかかった部分をサッと拭った。
キュッ。
「……え?」
紫色のシミが、綺麗さっぱり消えた。
まるで魔法のように。
一滴の痕跡も残らず、ドレスは純白の輝きを取り戻している。
「な、なんで……?」
周囲の貴族たちがざわめく。
「おい見ろ、シミが消えたぞ!」
「拭いただけで?」
「どういうことだ?」
サヴァラン様はハンカチをひらひらと振って、満足げに頷いた。
そして、大勢の観客に向かって朗々と声を張り上げた。
「皆の者、見たか! これぞ、我が国の科学技術の結晶! 『絶対汚れない布』の実演である!」
「はぁ!?」
私は素っ頓狂な声を上げた。
サヴァラン様は何を言っているの?
「我が婚約者ブリオッシュは、この画期的な新素材を開発したのだ! そして今日、その性能を証明するために、あえて自ら悪役を演じ、過激なデモンストレーションを行ったのである!」
「ち、違います! ただの嫌がらせです!」
「謙遜するな、ブリオッシュ」
サヴァラン様は私の肩を抱き寄せた。
「普通の神経なら、他人のドレスを汚すなど恐ろしくてできない。だが君は、自らが批判されるリスクを負ってまで、この国の繊維産業の未来をアピールしたのだ! なんという自己犠牲の精神!」
「違うのーーっ! 撥水加工したのは、後でクリーニング代を払うのが嫌だったからで……!」
「そう、完璧な配慮だ! 被害者を出さない『優しい悪役』。君らしいじゃないか」
サヴァラン様は満面の笑みで私を見下ろした。
その目は「全部お見通しだよ」と語っている。
くっ……!
またしても!
またしても、私の悪事が「善行」に変換されてしまった!
その時、倒れ込んでいたタルト様が、ゆらりと立ち上がった。
彼女の視線は、サヴァラン様の後ろに控えているシトロン様に釘付けになっている。
「あ……あの……」
タルト様が震える声で言った。
「シトロン様……」
シトロン様が、無表情で眼鏡の位置を直しながら一歩前に出た。
「なんでしょうか、タルト男爵令嬢」
「私……怖かったですぅ……!」
タルト様は、作戦通り「か弱い乙女」を演じようと、シトロン様に泣きつこうとした。
しかし。
彼女の瞳孔が開いていた。
「シトロン様の眼鏡が……もし今のジュースの飛沫を浴びていたらと思うと……恐怖で夜も眠れません……!」
「……は?」
「想像しただけで心臓が止まりそうです! ああ、尊いレンズが無事で本当によかった……!」
タルト様はシトロン様の手を握りしめ(本来は抱きつくはずだった)、拝むように上下に振った。
シトロン様は、さすがに少し引いている。
「……あー、ご心配いただき感謝します。ですが、私の眼鏡には防汚コーティングが施されていますので」
「防汚コーティング……!?」
タルト様がさらに食いついた。
「素晴らしい響きです! そのコーティングのレシピ、詳しく教えていただけますか!? 私の眼鏡(伊達)にも施したいのです!」
「いや、今はそういう場では……」
「お願いします! 一生のお願いです!」
「……はあ」
シトロン様は助けを求めるようにサヴァラン様を見たが、サヴァラン様は爆笑していて取り合わない。
周囲の貴族たちは、このカオスな状況を好意的に解釈し始めていた。
「なるほど、新素材の発表会だったのか」
「ブリオッシュ様の発明、すげえな」
「タルト嬢の演技も迫真だったぞ」
「あの二人、実は仲が良いんだな」
拍手。
またしても拍手。
私は膝から崩れ落ちた。
「……終わった」
私の完璧な計画が。
濡れ衣ドレス作戦が。
ただの「便利な新素材の宣伝」と「眼鏡マニアの交流会」になって終わった。
「立ちたまえ、発明王」
サヴァラン様が手を差し伸べてくる。
私はその手をパシッ!と払いのけ……ることができず、力なく握り返した。
「……覚えてらっしゃい、サヴァラン様」
「ん?」
「次は……次はもっと、科学でも解明できないような、ドロドロした精神攻撃をしてやりますから!」
「楽しみにしているよ。……あ、ちなみにそのドレスの生地、軍の制服に採用決定だから」
「また軍事利用ーーっ!?」
私は天を仰いだ。
私の悪事は、なぜこうも国を富ませてしまうのか。
いっそ、国庫を空にするくらい散財してやろうかしら。
……いや、私が散財すると、なぜか経済が回って景気が良くなりそうな気がする。
詰んでいる。
完全に詰んでいるわ、私!
一方、タルト様はシトロン様に「眼鏡の手入れ方法」について熱心に質問攻めをしており、まんざらでもない様子のシトロン様(眼鏡トークができる相手は貴重らしい)と、意外といい雰囲気になっていた。
「……まあ、あっちがうまくいったなら、よしとするか」
私は敗北感と共に、グレープジュースの甘い香りが残る庭園を後にしたのだった。
王宮の庭園で開かれた野外茶会。
色とりどりのドレスをまとった貴族の令嬢たちが、扇子を片手に談笑している。
その華やかな空間の中心で、私はグレープジュースが入ったグラスを握りしめ、震えを止めるのに必死だった。
(……落ち着け、ブリオッシュ。リハーサル通りにやればいいのよ)
私は深呼吸をした。
今日の私は、悪役令嬢として完璧な仕上がりだ。
メイクは少し濃いめにし、口紅は毒々しい深紅。
ドレスも「いかにも高慢ちき」な紫色の派手なものを選んだ。
対するタルト様は、清楚な白のドレス。
ただし、私が手配した『最新式・超撥水加工済み』の特注品だ。
(ターゲット、確認)
視線の先には、オドオドと周囲を見回しているタルト様がいる。
そして、その少し離れた場所には、談笑するサヴァラン様と、側近のシトロン様の姿があった。
役者は揃った。
さあ、ショータイムの始まりよ!
私はカツカツとヒールを鳴らし、一直線にタルト様へと向かった。
「ごきげんよう、タルト様」
私の声に、タルト様がビクリと振り返る。
「あ、ブ、ブリオッシュ様……」
彼女の顔が引きつっている。
いいわ、その怯えた表情。演技派ね!
(……実は緊張で吐きそうなだけかもしれないけど)
私はニヤリと笑い、わざとらしくグラスを掲げた。
「喉が渇きましたわね。……あら? 足元に何かが……」
私は何もない空間につまずくフリをした。
「きゃっ! 手が滑ったわ!」
言うと同時に、グラスの中身をぶちまける。
紫色の液体が、美しい孤を描いてタルト様の純白のドレスへと襲いかかった。
バシャアッ!
周囲から「あっ!」という悲鳴が上がる。
完璧なタイミングだ。
さあタルト様、あのセリフを!
『私のドレスが!』と泣き叫んで!
タルト様は目を見開き、凍りついたように立ち尽くしていた。
そして、震える唇を開いた。
「あ……あぁっ……!」
よし、きた!
「ひ、ひどい……! 私のドレスが……まるで……」
タルト様はチラリと、遠くにいるシトロン様(眼鏡)を見た。
そして、悲痛な叫び声を上げた。
「まるで……脂ぎった指で触られてしまったレンズのように汚れてしまいましたぁぁぁ!」
「……は?」
周囲の空気が一瞬止まった。
レンズ?
今、レンズって言った?
「うぅっ……! 視界不良です……! 曇りなき世界が……私の世界が汚されてしまったぁぁぁ!」
タルト様はその場に膝をつき、顔を覆って泣き出した(演技)。
いや、セリフのチョイスがおかしいわよ!
でもまあ、泣いているからセーフね!
私は気を取り直し、悪役の高笑いを披露した。
「オーッホッホッホ! ごめんなさいねえ! あなたのドレスがあまりに安っぽくて、雑巾と見間違えてしまいましたの!」
私は扇子を広げ、蔑むような視線を送った。
「その薄汚れたドレスがお似合いよ! さっさと会場から出て行きなさ……」
「ブリオッシュ」
背後から、低く響く声。
きた。
サヴァラン様だ!
私は内心でガッツポーズをしながら、ゆっくりと振り返った。
さあ、怒りなさい。
私を罵倒しなさい!
「……なんてことをしたんだ」
サヴァラン様は眉をひそめ、私とタルト様を見比べた。
その表情は真剣そのものだ。
「サ、サヴァラン様……。こ、これは事故ですの。手が滑って……」
「嘘をつくな。僕の目は節穴じゃない」
彼は私の前に進み出ると、強い口調で言った。
「君はわざとやったね?」
「っ……!」
バレてる!
いや、バレてこそ本望!
「は、はい! そうですわ! 私がやりました! 気に入らなかったんですの、この女が!」
私は開き直って叫んだ。
「だからグレープジュースで汚してやったんです! どうです、最低でしょう!? こんな性悪女、今すぐ婚約破棄すべきですわ!」
さあ、決定打だ。
サヴァラン様は深いため息をつき、倒れ込んでいるタルト様の元へ歩み寄った。
そして、優しく手を差し伸べる……。
はずだった。
「……どれ」
サヴァラン様は、ポケットから純白のハンカチを取り出した。
そして、タルト様のドレスの、ジュースがかかった部分をサッと拭った。
キュッ。
「……え?」
紫色のシミが、綺麗さっぱり消えた。
まるで魔法のように。
一滴の痕跡も残らず、ドレスは純白の輝きを取り戻している。
「な、なんで……?」
周囲の貴族たちがざわめく。
「おい見ろ、シミが消えたぞ!」
「拭いただけで?」
「どういうことだ?」
サヴァラン様はハンカチをひらひらと振って、満足げに頷いた。
そして、大勢の観客に向かって朗々と声を張り上げた。
「皆の者、見たか! これぞ、我が国の科学技術の結晶! 『絶対汚れない布』の実演である!」
「はぁ!?」
私は素っ頓狂な声を上げた。
サヴァラン様は何を言っているの?
「我が婚約者ブリオッシュは、この画期的な新素材を開発したのだ! そして今日、その性能を証明するために、あえて自ら悪役を演じ、過激なデモンストレーションを行ったのである!」
「ち、違います! ただの嫌がらせです!」
「謙遜するな、ブリオッシュ」
サヴァラン様は私の肩を抱き寄せた。
「普通の神経なら、他人のドレスを汚すなど恐ろしくてできない。だが君は、自らが批判されるリスクを負ってまで、この国の繊維産業の未来をアピールしたのだ! なんという自己犠牲の精神!」
「違うのーーっ! 撥水加工したのは、後でクリーニング代を払うのが嫌だったからで……!」
「そう、完璧な配慮だ! 被害者を出さない『優しい悪役』。君らしいじゃないか」
サヴァラン様は満面の笑みで私を見下ろした。
その目は「全部お見通しだよ」と語っている。
くっ……!
またしても!
またしても、私の悪事が「善行」に変換されてしまった!
その時、倒れ込んでいたタルト様が、ゆらりと立ち上がった。
彼女の視線は、サヴァラン様の後ろに控えているシトロン様に釘付けになっている。
「あ……あの……」
タルト様が震える声で言った。
「シトロン様……」
シトロン様が、無表情で眼鏡の位置を直しながら一歩前に出た。
「なんでしょうか、タルト男爵令嬢」
「私……怖かったですぅ……!」
タルト様は、作戦通り「か弱い乙女」を演じようと、シトロン様に泣きつこうとした。
しかし。
彼女の瞳孔が開いていた。
「シトロン様の眼鏡が……もし今のジュースの飛沫を浴びていたらと思うと……恐怖で夜も眠れません……!」
「……は?」
「想像しただけで心臓が止まりそうです! ああ、尊いレンズが無事で本当によかった……!」
タルト様はシトロン様の手を握りしめ(本来は抱きつくはずだった)、拝むように上下に振った。
シトロン様は、さすがに少し引いている。
「……あー、ご心配いただき感謝します。ですが、私の眼鏡には防汚コーティングが施されていますので」
「防汚コーティング……!?」
タルト様がさらに食いついた。
「素晴らしい響きです! そのコーティングのレシピ、詳しく教えていただけますか!? 私の眼鏡(伊達)にも施したいのです!」
「いや、今はそういう場では……」
「お願いします! 一生のお願いです!」
「……はあ」
シトロン様は助けを求めるようにサヴァラン様を見たが、サヴァラン様は爆笑していて取り合わない。
周囲の貴族たちは、このカオスな状況を好意的に解釈し始めていた。
「なるほど、新素材の発表会だったのか」
「ブリオッシュ様の発明、すげえな」
「タルト嬢の演技も迫真だったぞ」
「あの二人、実は仲が良いんだな」
拍手。
またしても拍手。
私は膝から崩れ落ちた。
「……終わった」
私の完璧な計画が。
濡れ衣ドレス作戦が。
ただの「便利な新素材の宣伝」と「眼鏡マニアの交流会」になって終わった。
「立ちたまえ、発明王」
サヴァラン様が手を差し伸べてくる。
私はその手をパシッ!と払いのけ……ることができず、力なく握り返した。
「……覚えてらっしゃい、サヴァラン様」
「ん?」
「次は……次はもっと、科学でも解明できないような、ドロドロした精神攻撃をしてやりますから!」
「楽しみにしているよ。……あ、ちなみにそのドレスの生地、軍の制服に採用決定だから」
「また軍事利用ーーっ!?」
私は天を仰いだ。
私の悪事は、なぜこうも国を富ませてしまうのか。
いっそ、国庫を空にするくらい散財してやろうかしら。
……いや、私が散財すると、なぜか経済が回って景気が良くなりそうな気がする。
詰んでいる。
完全に詰んでいるわ、私!
一方、タルト様はシトロン様に「眼鏡の手入れ方法」について熱心に質問攻めをしており、まんざらでもない様子のシトロン様(眼鏡トークができる相手は貴重らしい)と、意外といい雰囲気になっていた。
「……まあ、あっちがうまくいったなら、よしとするか」
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