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「非常事態です! 城門に侵入者あり!」
昼下がりの魔王城に、警報の鐘が鳴り響いた。
執務室で優雅に紅茶を飲んでいた私は、カップを置いて眉をひそめた。
「侵入者? アラン殿下にしては早すぎますわね」
「いや、あのバカ王子なら、準備もせずに飛び出してくる可能性はある」
キースが剣を手に立ち上がる。
「ルミナス、お前はここにいろ。俺が見てくる」
「いいえ、私も行きますわ。もし元婚約者なら、精神的ダメージを与える罵倒の言葉を用意しなければなりませんから」
私たちは足早に城門へと向かった。
現場は騒然としていた。
屈強な衛兵たちが、たった一人の「侵入者」を取り囲み、しかし手を出せずに困惑している。
「ど、どうすればいいんだ……」
「攻撃していいのか? いや、しかし……」
衛兵たちがたじろぐ中心にいたのは、屈強な戦士でも、邪悪な魔法使いでもなかった。
フリフリのピンク色のドレスを着て、大きなリュックサックを背負った、小柄な少女。
「あー! ルミナス様ぁーっ!!」
私の姿を見つけるなり、その少女──ミナは、満面の笑みで手を振った。
「……は?」
私は思考が停止した。
「ミナ様……? どうしてここに?」
「えへへ、来ちゃいました!」
ミナは衛兵の包囲をひょいとくぐり抜け(衛兵たちが驚いて道を開けた)、私の元へ駆け寄ってきた。
「遊びに来ちゃいました! お久しぶりですぅ!」
「遊びに……? ここ、隣国の魔王城ですわよ? 国境はどうしたのです?」
「なんか山道を歩いてたら、クマさんがいたので、蜂蜜あげたら通してくれました!」
「……」
クマ? いや、国境警備の魔獣グリズリーのことか?
凶暴な魔獣を手なずけて突破したというのか、このアホの子は。
「おい、ルミナス」
キースが引きつった顔で私に耳打ちする。
「こいつが、例の『ヒロイン』か?」
「ええ。見ての通りの珍獣ですわ」
「……殺気がない。それどころか、純粋な好奇心しか感じん。一番対処に困るタイプだ」
魔王公爵ですら、ミナの「天然オーラ」には毒気を抜かれているようだ。
「で、ミナ様。何しに来たのです? まさか、アラン殿下の使いで、私を連れ戻しに?」
私が警戒して尋ねると、ミナはブンブンと首を横に振った。
「違います! 私、家出してきたんです!」
「家出?」
「はい! もう無理なんです、アラン様!」
ミナはその場にしゃがみ込み、リュックからクッキーの缶を取り出した。
「ルミナス様がいなくなってから、アラン様、毎日毎日『ああ、ルミナスは今頃泣いているだろうか』とか『君の瞳に映る僕は美しいかい?』とか、ポエムばっかり言ってくるんです!」
「……容易に想像できますわ」
「仕事もしないし! 私が『書類見てください』って言っても、『君との愛を語る方が重要だ』って逃げるし! もう、うざ……いえ、耐えられなくて!」
ミナはバリボリとクッキーをかじった。
「だから私、置手紙して逃げてきました。『探さないでください(ハート)』って!」
「(ハート)はいりませんわね……」
「そしたら、ルミナス様の美味しいお菓子が食べたくなって……匂いを辿ってきたら、ここに着きました!」
「犬ですか、貴女は」
私は呆れて溜息をついた。
だが、不思議と怒りは湧いてこない。
この裏表のない欲望への忠実さは、ある意味で清々しい。
「……ふっ、ハハハハ!」
突然、キースが爆笑した。
「傑作だ! 王子に愛想を尽かして、悪役令嬢(ライバル)の元へ逃げ込んでくるとは!」
「あ、このイケメンさんは誰ですか?」
ミナがキースを指差す。
「初めまして、お嬢さん。俺はこの城の主、キース・ドラグーンだ」
「へえぇ! 魔王様ですか! お菓子くれますか?」
「……ククッ、面白い。ルミナス、こいつは気に入った。客として招き入れよう」
「キース様まで……」
私は頭を抱えた。
だが、追い返すのも大人気ない。
それに、彼女からは有益な情報(主に王子の自滅具合)が聞けそうだ。
「分かりましたわ。……おい、誰か! 一番甘いケーキとお茶を用意しなさい! 珍客の到着よ!」
◇
一時間後。
城のサロンでは、奇妙な女子会(+魔王)が開催されていた。
「ん~っ! おいひぃ~!」
ミナは口の周りをクリームだらけにして、特製ショートケーキを頬張っている。
「で? アラン殿下は今、どうなっていますの?」
私は紅茶を飲みながら尋ねた。
「えっとですね、私が逃げ出した時、ちょうど城の金庫が空っぽになったみたいで……」
ミナはフォークを振り回しながら語った。
「アラン様、『なぜ金がないんだ! 金貨は畑から採れるんじゃないのか!?』って叫んでました」
「……頭が痛くなりますわね」
「それで、宰相さんが『ルミナス様が慰謝料として持っていかれました』って言ったら、アラン様、顔を真っ青にして……」
「して?」
「『取り戻しに行く! ルミナスも、金も、ミナも、全部僕のものだ!』って、馬に飛び乗ってました」
「……来ますわね」
私はカップを置いた。
予想通りだ。
アラン王子は、近いうちにここへ来る。
それも、金欠と私の不在によるパニック状態で。
「あと、これ内緒なんですけどぉ」
ミナが声を潜めた。
「アラン様、隣国との戦争も辞さない構えらしいですよ。『愛の力で魔王を倒す!』とか言って」
「……ほう」
聞いていたキースの目が、スッと細められた。
「俺を倒す、か。威勢だけはいいな」
「でもぉ、兵隊さんたちはみんな『給料未払いだから戦いたくない』ってボイコットしてます」
「でしょうね」
私は失笑した。
「つまり、アラン殿下は一人で、あるいは少数の側近だけで、この魔王城に特攻してくるわけですか」
「はい! たぶん、あと三日くらいで着くと思います!」
ミナは能天気にピースサインをした。
「貴重な情報を感謝しますわ、ミナ様。……貴女、スパイの才能がありますのよ?」
「えへへ、褒められちゃった!」
ミナは照れているが、褒めてはいない。
「キース様。アラン殿下の到着予定が分かりましたわ。迎撃準備を」
「ああ。国境付近の結界を強化し、城門前には『歓迎』の準備をしておこう」
キースが悪だくみの顔をする。
「ミナ様、貴女はどうします? 王子に会いたくないなら、隠れておきますか?」
「はい! 私、ルミナス様の部屋のクローゼットに住みます!」
「それはお断りですわ。客室を使ってください」
「ちぇーっ」
こうして、私たちの元に意外な味方(?)が加わった。
ヒロインの亡命。
それはアラン王子にとって、最後の一撃となるだろう。
「さあ、役者は揃いましたわね」
私は窓の外、祖国のある南の空を見つめた。
「いらっしゃい、アラン殿下。……貴方の『真実の愛』がどれほどのものか、この魔王城で査定して差し上げますわ!」
昼下がりの魔王城に、警報の鐘が鳴り響いた。
執務室で優雅に紅茶を飲んでいた私は、カップを置いて眉をひそめた。
「侵入者? アラン殿下にしては早すぎますわね」
「いや、あのバカ王子なら、準備もせずに飛び出してくる可能性はある」
キースが剣を手に立ち上がる。
「ルミナス、お前はここにいろ。俺が見てくる」
「いいえ、私も行きますわ。もし元婚約者なら、精神的ダメージを与える罵倒の言葉を用意しなければなりませんから」
私たちは足早に城門へと向かった。
現場は騒然としていた。
屈強な衛兵たちが、たった一人の「侵入者」を取り囲み、しかし手を出せずに困惑している。
「ど、どうすればいいんだ……」
「攻撃していいのか? いや、しかし……」
衛兵たちがたじろぐ中心にいたのは、屈強な戦士でも、邪悪な魔法使いでもなかった。
フリフリのピンク色のドレスを着て、大きなリュックサックを背負った、小柄な少女。
「あー! ルミナス様ぁーっ!!」
私の姿を見つけるなり、その少女──ミナは、満面の笑みで手を振った。
「……は?」
私は思考が停止した。
「ミナ様……? どうしてここに?」
「えへへ、来ちゃいました!」
ミナは衛兵の包囲をひょいとくぐり抜け(衛兵たちが驚いて道を開けた)、私の元へ駆け寄ってきた。
「遊びに来ちゃいました! お久しぶりですぅ!」
「遊びに……? ここ、隣国の魔王城ですわよ? 国境はどうしたのです?」
「なんか山道を歩いてたら、クマさんがいたので、蜂蜜あげたら通してくれました!」
「……」
クマ? いや、国境警備の魔獣グリズリーのことか?
凶暴な魔獣を手なずけて突破したというのか、このアホの子は。
「おい、ルミナス」
キースが引きつった顔で私に耳打ちする。
「こいつが、例の『ヒロイン』か?」
「ええ。見ての通りの珍獣ですわ」
「……殺気がない。それどころか、純粋な好奇心しか感じん。一番対処に困るタイプだ」
魔王公爵ですら、ミナの「天然オーラ」には毒気を抜かれているようだ。
「で、ミナ様。何しに来たのです? まさか、アラン殿下の使いで、私を連れ戻しに?」
私が警戒して尋ねると、ミナはブンブンと首を横に振った。
「違います! 私、家出してきたんです!」
「家出?」
「はい! もう無理なんです、アラン様!」
ミナはその場にしゃがみ込み、リュックからクッキーの缶を取り出した。
「ルミナス様がいなくなってから、アラン様、毎日毎日『ああ、ルミナスは今頃泣いているだろうか』とか『君の瞳に映る僕は美しいかい?』とか、ポエムばっかり言ってくるんです!」
「……容易に想像できますわ」
「仕事もしないし! 私が『書類見てください』って言っても、『君との愛を語る方が重要だ』って逃げるし! もう、うざ……いえ、耐えられなくて!」
ミナはバリボリとクッキーをかじった。
「だから私、置手紙して逃げてきました。『探さないでください(ハート)』って!」
「(ハート)はいりませんわね……」
「そしたら、ルミナス様の美味しいお菓子が食べたくなって……匂いを辿ってきたら、ここに着きました!」
「犬ですか、貴女は」
私は呆れて溜息をついた。
だが、不思議と怒りは湧いてこない。
この裏表のない欲望への忠実さは、ある意味で清々しい。
「……ふっ、ハハハハ!」
突然、キースが爆笑した。
「傑作だ! 王子に愛想を尽かして、悪役令嬢(ライバル)の元へ逃げ込んでくるとは!」
「あ、このイケメンさんは誰ですか?」
ミナがキースを指差す。
「初めまして、お嬢さん。俺はこの城の主、キース・ドラグーンだ」
「へえぇ! 魔王様ですか! お菓子くれますか?」
「……ククッ、面白い。ルミナス、こいつは気に入った。客として招き入れよう」
「キース様まで……」
私は頭を抱えた。
だが、追い返すのも大人気ない。
それに、彼女からは有益な情報(主に王子の自滅具合)が聞けそうだ。
「分かりましたわ。……おい、誰か! 一番甘いケーキとお茶を用意しなさい! 珍客の到着よ!」
◇
一時間後。
城のサロンでは、奇妙な女子会(+魔王)が開催されていた。
「ん~っ! おいひぃ~!」
ミナは口の周りをクリームだらけにして、特製ショートケーキを頬張っている。
「で? アラン殿下は今、どうなっていますの?」
私は紅茶を飲みながら尋ねた。
「えっとですね、私が逃げ出した時、ちょうど城の金庫が空っぽになったみたいで……」
ミナはフォークを振り回しながら語った。
「アラン様、『なぜ金がないんだ! 金貨は畑から採れるんじゃないのか!?』って叫んでました」
「……頭が痛くなりますわね」
「それで、宰相さんが『ルミナス様が慰謝料として持っていかれました』って言ったら、アラン様、顔を真っ青にして……」
「して?」
「『取り戻しに行く! ルミナスも、金も、ミナも、全部僕のものだ!』って、馬に飛び乗ってました」
「……来ますわね」
私はカップを置いた。
予想通りだ。
アラン王子は、近いうちにここへ来る。
それも、金欠と私の不在によるパニック状態で。
「あと、これ内緒なんですけどぉ」
ミナが声を潜めた。
「アラン様、隣国との戦争も辞さない構えらしいですよ。『愛の力で魔王を倒す!』とか言って」
「……ほう」
聞いていたキースの目が、スッと細められた。
「俺を倒す、か。威勢だけはいいな」
「でもぉ、兵隊さんたちはみんな『給料未払いだから戦いたくない』ってボイコットしてます」
「でしょうね」
私は失笑した。
「つまり、アラン殿下は一人で、あるいは少数の側近だけで、この魔王城に特攻してくるわけですか」
「はい! たぶん、あと三日くらいで着くと思います!」
ミナは能天気にピースサインをした。
「貴重な情報を感謝しますわ、ミナ様。……貴女、スパイの才能がありますのよ?」
「えへへ、褒められちゃった!」
ミナは照れているが、褒めてはいない。
「キース様。アラン殿下の到着予定が分かりましたわ。迎撃準備を」
「ああ。国境付近の結界を強化し、城門前には『歓迎』の準備をしておこう」
キースが悪だくみの顔をする。
「ミナ様、貴女はどうします? 王子に会いたくないなら、隠れておきますか?」
「はい! 私、ルミナス様の部屋のクローゼットに住みます!」
「それはお断りですわ。客室を使ってください」
「ちぇーっ」
こうして、私たちの元に意外な味方(?)が加わった。
ヒロインの亡命。
それはアラン王子にとって、最後の一撃となるだろう。
「さあ、役者は揃いましたわね」
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