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「ティーパーティー対決だと……?」
アラン王子は目を白黒させたが、すぐに鼻で笑った。
「馬鹿げている! そんな子供の遊びで、何が決まるというのだ」
「パートナーとしての『格』が決まる」
シズルは涼しい顔で言い放った。
「貴方はいつも言っているな。『リリナは儚げで守ってあげたくなる、最高の女性だ』と。対してメモリーは『品がなく、食い意地が張っている』と」
「その通りだ! リリナは花の妖精のように可憐だぞ!」
「ならば、証明してみせろ。どちらの女性と過ごすティータイムが、より男の心を癒し、満たしてくれるかをな」
シズルがパチンと指を鳴らすと、セバスを筆頭に使用人たちが動き出した。
瞬く間にガゼボのテーブルが拡張され、新たなテーブルセットが用意される。
「ルールは簡単だ。これから出される菓子と茶を、パートナーと共に楽しむ。ただそれだけだ」
「ふん、望むところだ! リリナの愛らしさを見せつけてやる!」
アラン王子は自信満々にリリナを椅子に座らせた。
一方、メモリーはすでにフォークを握りしめ、臨戦態勢に入っていた。
「(対決……つまり、これは『食べ放題』の合図と受け取ってよろしいですね?)」
彼女の解釈は常にポジティブだ。
***
「では、一品目をお持ちしました」
セバスが恭しく運んできたのは、季節のフルーツをふんだんに使った『ミルフィーユ』だ。
サクサクのパイ生地の間に、濃厚なカスタードクリームと真っ赤なイチゴが挟まっている。
ナイフを入れると崩れてしまいそうな、繊細な芸術品だ。
「わぁ~、美味しそう~!」
まずは先攻、リリナのターン。
彼女はフォークでイチゴを一つだけ突くと、小首を傾げて王子を見つめた。
「アラン様ぁ、これ、大きすぎてお口に入りませんぅ」
「よしよし、僕が切ってあげよう。……はい、あーん」
王子が小さく切った欠片をリリナの口へ運ぶ。
リリナはハムスターのように小さく口を開け、パクッと食べた。
「んっ……おいしぃ。でも、これだけでお腹いっぱいになっちゃいそうですぅ」
「なんて少食なんだ! そんな儚さがたまらなく可愛いぞ、リリナ!」
王子はデレデレだ。
「どうだ、見たか!」と言わんばかりにシズルたちを見る。
しかし、シズルの視線は隣に向けられていた。
「……メモリー」
「はい、シズル様」
「食え」
「御意」
後攻、メモリーのターン。
彼女はミルフィーユを前に、一瞬の静寂を作った。
崩れやすいミルフィーユをどう攻略するか。それは全人類の課題である。
「(横に倒して切るのは素人。私は……『層』を信じる!)」
メモリーはナイフを垂直に立てると、迷いなくザクッと振り下ろした。
パイ生地が悲鳴を上げる前に切断する、神速の一太刀。
形を崩すことなく一口大に切り分けると、それをフォークで突き刺し、大きく口を開けた。
ガブッ!!
サクッ、トロッ、ジュワッ。
「んん~っ!!」
メモリーが身悶えする。
「パイのバターの香りが鼻に抜けて、カスタードの甘さとイチゴの酸味が……口の中でワルツを踊っています! サクサクとしっとりのハーモニー! これはもはや音楽です!」
恍惚の表情で咀嚼するその姿は、小鳥というよりは、獲物を丸呑みにする大型肉食獣だ。
しかし、その顔があまりにも幸せそうで、見ているシズルの喉がゴクリと鳴った。
「……美味そうだな」
「最高です! シズル様、このクリームの部分、バニラビーンズが多めに入ってますよ! ここが一番美味しいです!」
メモリーは自分が食べる勢いのまま、切り分けたもう一切れをシズルの口へ突っ込んだ。
「ほら、冷めないうちに!」(※冷たいお菓子です)
「むぐっ……」
強制的に口へ入れられたシズルだが、モグモグと味わい、「……悪くない」と口元を緩めた。
「どうですかアラン殿下。……『これだけでお腹いっぱい』と言って残す女と、『美味しいから貴方も食べて』とシェアしてくる女。どちらが食卓を豊かにするか、一目瞭然だろう?」
「ぐぬぬ……! だ、だが品がないぞ! もっとお淑やかに食べられんのか!」
「品性? 食材への最大の敬意は『美味しく完食すること』だ。食べ残しを推奨する貴様の品性こそ疑うな」
シズルの正論パンチが炸裂する。
「ま、まだだ! 次だ、次!」
***
二品目は『焼きたてのスコーンとクロテッドクリーム』。
リリナは「口の中の水分がなくなっちゃうぅ」と言って紅茶ばかり飲んでいる。
王子が甲斐甲斐しく背中をさすっているが、スコーンは一向に減らない。
一方、メモリーは。
「クロテッドクリームは飲み物です」
という名言と共に、スコーンを半分に割り、クリームとジャムを山のように乗せていた。
もはや「クリームを食べるためのスプーンとしてスコーンを使っている」状態だ。
「シズル様、知っていますか? カロリーというのは、熱に弱いんです」
「……初耳だな」
「焼きたてのスコーンの熱で、カロリーは蒸発します。つまり、これは実質ゼロカロリー!」
「無茶苦茶な理論だ。だが……」
シズルはメモリーが作った「特盛スコーン」を受け取り、一口齧った。
「……君の作る一口は、なぜこんなに美味く感じるんだろうな」
「それは私が、一口におけるクリームとジャムの『黄金比』を知り尽くしているからです!」
ドヤ顔で胸を張るメモリー。
口の周りにクリームがついているが、シズルはそれを指で拭い、自分の口に入れた。
「……甘いな」
「えっ」
突然の色気攻撃に、メモリーが赤面する。
(い、今の『甘い』は、クリームのこと? それとも……!?)
「勝負あったな」
シズルはナプキンを置き、アラン王子を見据えた。
「アラン殿下。貴方は『守ってあげたい』と言うが、それは単に『自分の優位性を確認したい』だけではないのか? 相手が弱く、何もできないからこそ、自分が強く見える。それを愛と勘違いしている」
「な、なんだと……!」
「私は違う。私はメモリーと共に『生きたい』と思う。美味しいものを共に食べ、感動を分かち合い、同じ目線で笑い合う。……見てみろ、貴方の皿と私の皿を」
テーブルの上。
アラン王子の側の皿には、リリナが「食べきれない」と残した残骸が散らかっている。
対してシズルたちの皿は、ピカピカに空っぽだ。
「食への態度は、生への態度だ。……残飯の山を築くのが愛なら、私はごめんだね」
「き、貴様ぁぁぁ!!」
図星を突かれたアラン王子が顔を真っ赤にして立ち上がる。
「認めん! こんな勝負、無効だ! 大体、その女の食い意地は異常だぞ! 今はいいかもしれんが、そのうち屋敷の食料を食い尽くされて破産するぞ!」
「破産? クリムゾン家の財力を舐めるなと言ったはずだ」
シズルは冷ややかに一蹴する。
「それに、彼女がどれだけ食べようと構わない。彼女の笑顔が見られるなら、国中のシェフを雇っても惜しくはない」
「シズル様……!」
メモリーは感動した。
(なんて太っ腹! つまり、夜食にラーメンを頼んでも怒られないということですね!?)
「ええい、うるさいうるさい! こうなったら力尽くでも……!」
アラン王子が腰の剣に手をかけようとした、その時。
グゥゥゥゥ~~~キュルルルル……。
可愛らしい音が、リリナの腹から響いた。
「あっ……」
リリナが顔を真っ赤にしてお腹を押さえる。
「小食アピール」のために朝から何も食べていなかった限界が、ここに来て訪れたのだ。
「……リリナ?」
「ち、違いますぅ! これは私の音じゃなくて……妖精さんの声ですぅ!」
「いや、どう聞いても空腹の音だろう」
メモリーが冷静にツッコミを入れ、自分の皿に残っていた最後の一口サンドイッチを差し出した。
「リリナ様。無理をするのは身体に毒ですよ。……食べますか?」
「……っ」
リリナは悔しそうにメモリーを睨んだが、本能には勝てなかった。
ひったくるようにサンドイッチを奪うと、ガツガツと口に詰め込んだ。
「んぐっ、むぐっ……!」
「(あら、意外といい食べっぷり)」
「あーあ。化けの皮が剥がれたな」
シズルが呆れて肩をすくめる。
アラン王子は「リ、リリナ……?」とショックを受けて固まっていた。
勝負は決した。
誰の目にも明らかな、メモリー(とシズルの胃袋)の完全勝利であった。
アラン王子は目を白黒させたが、すぐに鼻で笑った。
「馬鹿げている! そんな子供の遊びで、何が決まるというのだ」
「パートナーとしての『格』が決まる」
シズルは涼しい顔で言い放った。
「貴方はいつも言っているな。『リリナは儚げで守ってあげたくなる、最高の女性だ』と。対してメモリーは『品がなく、食い意地が張っている』と」
「その通りだ! リリナは花の妖精のように可憐だぞ!」
「ならば、証明してみせろ。どちらの女性と過ごすティータイムが、より男の心を癒し、満たしてくれるかをな」
シズルがパチンと指を鳴らすと、セバスを筆頭に使用人たちが動き出した。
瞬く間にガゼボのテーブルが拡張され、新たなテーブルセットが用意される。
「ルールは簡単だ。これから出される菓子と茶を、パートナーと共に楽しむ。ただそれだけだ」
「ふん、望むところだ! リリナの愛らしさを見せつけてやる!」
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一方、メモリーはすでにフォークを握りしめ、臨戦態勢に入っていた。
「(対決……つまり、これは『食べ放題』の合図と受け取ってよろしいですね?)」
彼女の解釈は常にポジティブだ。
***
「では、一品目をお持ちしました」
セバスが恭しく運んできたのは、季節のフルーツをふんだんに使った『ミルフィーユ』だ。
サクサクのパイ生地の間に、濃厚なカスタードクリームと真っ赤なイチゴが挟まっている。
ナイフを入れると崩れてしまいそうな、繊細な芸術品だ。
「わぁ~、美味しそう~!」
まずは先攻、リリナのターン。
彼女はフォークでイチゴを一つだけ突くと、小首を傾げて王子を見つめた。
「アラン様ぁ、これ、大きすぎてお口に入りませんぅ」
「よしよし、僕が切ってあげよう。……はい、あーん」
王子が小さく切った欠片をリリナの口へ運ぶ。
リリナはハムスターのように小さく口を開け、パクッと食べた。
「んっ……おいしぃ。でも、これだけでお腹いっぱいになっちゃいそうですぅ」
「なんて少食なんだ! そんな儚さがたまらなく可愛いぞ、リリナ!」
王子はデレデレだ。
「どうだ、見たか!」と言わんばかりにシズルたちを見る。
しかし、シズルの視線は隣に向けられていた。
「……メモリー」
「はい、シズル様」
「食え」
「御意」
後攻、メモリーのターン。
彼女はミルフィーユを前に、一瞬の静寂を作った。
崩れやすいミルフィーユをどう攻略するか。それは全人類の課題である。
「(横に倒して切るのは素人。私は……『層』を信じる!)」
メモリーはナイフを垂直に立てると、迷いなくザクッと振り下ろした。
パイ生地が悲鳴を上げる前に切断する、神速の一太刀。
形を崩すことなく一口大に切り分けると、それをフォークで突き刺し、大きく口を開けた。
ガブッ!!
サクッ、トロッ、ジュワッ。
「んん~っ!!」
メモリーが身悶えする。
「パイのバターの香りが鼻に抜けて、カスタードの甘さとイチゴの酸味が……口の中でワルツを踊っています! サクサクとしっとりのハーモニー! これはもはや音楽です!」
恍惚の表情で咀嚼するその姿は、小鳥というよりは、獲物を丸呑みにする大型肉食獣だ。
しかし、その顔があまりにも幸せそうで、見ているシズルの喉がゴクリと鳴った。
「……美味そうだな」
「最高です! シズル様、このクリームの部分、バニラビーンズが多めに入ってますよ! ここが一番美味しいです!」
メモリーは自分が食べる勢いのまま、切り分けたもう一切れをシズルの口へ突っ込んだ。
「ほら、冷めないうちに!」(※冷たいお菓子です)
「むぐっ……」
強制的に口へ入れられたシズルだが、モグモグと味わい、「……悪くない」と口元を緩めた。
「どうですかアラン殿下。……『これだけでお腹いっぱい』と言って残す女と、『美味しいから貴方も食べて』とシェアしてくる女。どちらが食卓を豊かにするか、一目瞭然だろう?」
「ぐぬぬ……! だ、だが品がないぞ! もっとお淑やかに食べられんのか!」
「品性? 食材への最大の敬意は『美味しく完食すること』だ。食べ残しを推奨する貴様の品性こそ疑うな」
シズルの正論パンチが炸裂する。
「ま、まだだ! 次だ、次!」
***
二品目は『焼きたてのスコーンとクロテッドクリーム』。
リリナは「口の中の水分がなくなっちゃうぅ」と言って紅茶ばかり飲んでいる。
王子が甲斐甲斐しく背中をさすっているが、スコーンは一向に減らない。
一方、メモリーは。
「クロテッドクリームは飲み物です」
という名言と共に、スコーンを半分に割り、クリームとジャムを山のように乗せていた。
もはや「クリームを食べるためのスプーンとしてスコーンを使っている」状態だ。
「シズル様、知っていますか? カロリーというのは、熱に弱いんです」
「……初耳だな」
「焼きたてのスコーンの熱で、カロリーは蒸発します。つまり、これは実質ゼロカロリー!」
「無茶苦茶な理論だ。だが……」
シズルはメモリーが作った「特盛スコーン」を受け取り、一口齧った。
「……君の作る一口は、なぜこんなに美味く感じるんだろうな」
「それは私が、一口におけるクリームとジャムの『黄金比』を知り尽くしているからです!」
ドヤ顔で胸を張るメモリー。
口の周りにクリームがついているが、シズルはそれを指で拭い、自分の口に入れた。
「……甘いな」
「えっ」
突然の色気攻撃に、メモリーが赤面する。
(い、今の『甘い』は、クリームのこと? それとも……!?)
「勝負あったな」
シズルはナプキンを置き、アラン王子を見据えた。
「アラン殿下。貴方は『守ってあげたい』と言うが、それは単に『自分の優位性を確認したい』だけではないのか? 相手が弱く、何もできないからこそ、自分が強く見える。それを愛と勘違いしている」
「な、なんだと……!」
「私は違う。私はメモリーと共に『生きたい』と思う。美味しいものを共に食べ、感動を分かち合い、同じ目線で笑い合う。……見てみろ、貴方の皿と私の皿を」
テーブルの上。
アラン王子の側の皿には、リリナが「食べきれない」と残した残骸が散らかっている。
対してシズルたちの皿は、ピカピカに空っぽだ。
「食への態度は、生への態度だ。……残飯の山を築くのが愛なら、私はごめんだね」
「き、貴様ぁぁぁ!!」
図星を突かれたアラン王子が顔を真っ赤にして立ち上がる。
「認めん! こんな勝負、無効だ! 大体、その女の食い意地は異常だぞ! 今はいいかもしれんが、そのうち屋敷の食料を食い尽くされて破産するぞ!」
「破産? クリムゾン家の財力を舐めるなと言ったはずだ」
シズルは冷ややかに一蹴する。
「それに、彼女がどれだけ食べようと構わない。彼女の笑顔が見られるなら、国中のシェフを雇っても惜しくはない」
「シズル様……!」
メモリーは感動した。
(なんて太っ腹! つまり、夜食にラーメンを頼んでも怒られないということですね!?)
「ええい、うるさいうるさい! こうなったら力尽くでも……!」
アラン王子が腰の剣に手をかけようとした、その時。
グゥゥゥゥ~~~キュルルルル……。
可愛らしい音が、リリナの腹から響いた。
「あっ……」
リリナが顔を真っ赤にしてお腹を押さえる。
「小食アピール」のために朝から何も食べていなかった限界が、ここに来て訪れたのだ。
「……リリナ?」
「ち、違いますぅ! これは私の音じゃなくて……妖精さんの声ですぅ!」
「いや、どう聞いても空腹の音だろう」
メモリーが冷静にツッコミを入れ、自分の皿に残っていた最後の一口サンドイッチを差し出した。
「リリナ様。無理をするのは身体に毒ですよ。……食べますか?」
「……っ」
リリナは悔しそうにメモリーを睨んだが、本能には勝てなかった。
ひったくるようにサンドイッチを奪うと、ガツガツと口に詰め込んだ。
「んぐっ、むぐっ……!」
「(あら、意外といい食べっぷり)」
「あーあ。化けの皮が剥がれたな」
シズルが呆れて肩をすくめる。
アラン王子は「リ、リリナ……?」とショックを受けて固まっていた。
勝負は決した。
誰の目にも明らかな、メモリー(とシズルの胃袋)の完全勝利であった。
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