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「……この、パイ生地の層が浮き上がる瞬間。これこそが芸術だ」
「分かります。バターの水分が蒸発して、生地を持ち上げる力強さ。生命の息吹を感じますね」
午後三時。
公爵邸のテラスで、私とキース様は優雅にティータイムを楽しんでいた。
テーブルの上には、焼き上がったばかりの『王林とシナモンのアップルパイ』。
サクサクと音を立ててナイフを入れると、黄金色のリンゴ煮がトロリと顔を出す。
「いただきましょう、キース様」
「ああ。……今日も平和で、良い午後だ」
キース様が満足げに頷き、フォークを口に運ぼうとした。
その時だった。
ドォォォン!!
遠くで、何かが爆発したような音が響いた。
「な、なんだ!?」
キース様の手が止まる。パイがフォークから落ちそうになる。
「雷でしょうか? 空はこんなに晴れていますのに」
私が空を見上げると、執事が血相を変えて走ってきた。
「た、大変でございます旦那様! 正門が! 正門が突破されました!」
「なに? 敵襲か!?」
キース様の目が一瞬で鋭くなる。
「隣国の軍か? それとも山賊か?」
「い、いえ……それが……」
執事が言い淀んでいると、庭の方から聞き覚えのある、そして二度と聞きたくなかった叫び声が聞こえてきた。
「ジンジャーーーッ!! どこだぁぁぁーーっ!!」
「……うわ」
私は思わず、手に持っていたティーカップを取り落としそうになった。
このヒステリックな高音。間違いなく、彼だ。
「見つけたぞ、この悪女め!!」
ズカズカとテラスに侵入してきたのは、きらびやかな(しかし泥だらけの)王族の衣装を纏った、アラン王子だった。
後ろには、息も絶え絶えのミントさんと、困り果てた様子の近衛兵たちが続いている。
「アラン……殿下?」
私が呟くと、アラン王子は鬼の形相で私を指差した。
「やっと見つけたぞ! こんな辺境の地に隠れおって! 探したぞ!」
「……あの、不法侵入ですよ?」
「うるさい! 王族に国境など関係ない!」
めちゃくちゃな理屈だ。
キース様がゆっくりと立ち上がった。
その背後から、目に見えるほどのどす黒いオーラ(殺気)が立ち上っている。
「……貴様。人の家の門を破壊しておいて、挨拶もなしか?」
「ひっ……!」
アラン王子が、キース様の顔を見て悲鳴を上げた。
「き、貴様は……『冷徹公爵』キース・ビター!?」
「いかにも。俺の安息のティータイムを邪魔した罪、万死に値すると思え」
キース様が剣の柄に手をかける。
本気で斬る気だ。
私は慌てて止めに入った。
「待ってくださいキース様! ここで斬るとテラスが汚れます! あと国際問題になります!」
「……チッ。で、何の用だ、アラン王子」
キース様は舌打ちをして座り直した。
アラン王子はゴクリと唾を飲み込み、震える足で踏ん張って叫んだ。
「よ、用件は決まっている! ジンジャー! 貴様を連れ戻しに来たのだ!」
「お断りします」
私は即答し、アップルパイを一口食べた。
「うん、美味しい」
「無視して食うな! いいか、これは命令だ! 今すぐ王都へ戻れ!」
「なぜですか? 私は追放された身ですよ?」
「ぐぬぬ……そ、それは一時的な処分だ! 特例として解除してやる!」
アラン王子は焦れたように地団駄を踏んだ。
そして、懐から分厚い書類の束を取り出し、テーブルに叩きつけた。
バンッ!
「見ろ! これを見ろ!」
「……なんですか、これ」
「来月の予算案と、隣国への貿易協定書、それから夜会の招待客リストだ!」
「はあ」
「計算が合わないんだ! 何度やっても赤字になる! 協定書の条文も意味が分からん! 招待客の席次もめちゃくちゃで、昨日の夜会では侯爵と伯爵が殴り合いの喧嘩を始めた!」
アラン王子は涙目になっていた。
「貴様がいなくなってから、何もかもうまくいかないんだ! ミントは『漢字が読めない』とか言って泣くし、側近たちは『ジンジャー様なら五分で終わらせていたのに』と嫌味を言うし……!」
「……つまり?」
「つまり、僕が寝る時間がないんだよ!!」
アラン王子が叫んだ。
目の下には、確かにひどい隈(くま)ができている。
「助けてくれジンジャー! 貴様が戻って書類を片付ければ、全て丸く収まるんだ! そうすれば、また婚約者に戻してやってもいいぞ!」
「…………」
沈黙。
私は冷めた紅茶を一口飲んだ。
そして、憐れみの目で王子を見た。
「殿下。一つ訂正がございます」
「な、なんだ? 感謝の言葉か?」
「いいえ。『婚約者に戻してやる』ではなく、『事務員として雇ってやる』の間違いですよね?」
「うっ……」
「愛など欠片もない。あるのは『自分のお尻を拭いてほしい』という幼児のような願望だけ。……呆れて物も言えませんわ」
「な、なんだと!?」
「それに」
私は隣のキース様を見た。
彼は無言で、私の食べかけのアップルパイにクリームを足してくれている。
「私は今、世界で一番甘くて幸せな職場にいるんです。残業代も出ないブラックな王宮に戻る理由がありません」
「ブ、ブラックだと!? 王族に仕える名誉を……!」
「名誉で腹は膨れません!」
私が一喝すると、アラン王子はたじろいだ。
そこへ、後ろに控えていたミントさんが、よろよろと前に出てきた。
「あ、あのぉ……ジンジャーお姉様ぁ……」
「あら、ミントさん。お久しぶりですね」
彼女もまた、やつれていた。
自慢の巻き髪はボサボサで、ドレスの裾も汚れている。
「私ぃ、もう無理ですぅ……。王子ったら、毎日『数字が合わない』って怒鳴り散らすんですぅ……。私、お茶を淹れることくらいしかできないのにぃ……」
「……ご愁傷様です」
「だからぁ、お願いですぅ。代わってくださいぃ。私、もう田舎に帰りたい……」
ミントさんが泣き崩れた。
どうやら、この浮気カップルの関係も、実務の壁にぶつかって崩壊寸前らしい。
しかし、同情は禁物だ。
「お断りします」
私はきっぱりと言った。
「自分たちで撒いた種です。自分たちで刈り取ってください。私は今から、このアップルパイの感想をキース様と語り合うので忙しいのです」
「き、貴様……!」
アラン王子が顔を真っ赤にして、腰の剣を抜こうとした。
「そこまでだ」
低い、地響きのような声がした。
キース様だ。
彼は立ち上がり、アラン王子の前に立ちはだかった。
身長差は頭一つ分。威圧感の差は、天と地ほどある。
「俺の婚約者に、これ以上近づくな」
「こ、婚約者……? まさか、本当に……?」
「ああ。彼女は俺のものだ。書類整理係としてではなく、最愛のパートナーとしてな」
キース様は私の肩を引き寄せた。
「彼女の才能も、笑顔も、そしてこの素晴らしい食い意地も、すべて俺が独占する。……帰れ、小物」
「こ、こ……小物ぉぉ!?」
アラン王子のプライドが粉砕された音がした。
「おのれぇぇ! 覚えていろ! このままでは終わらんぞ! 武力行使だ! 軍を呼ぶぞ!」
捨て台詞を吐きながら、アラン王子は踵を返した。
「ミント、行くぞ!」
「ひぃぃ、待ってくださいアラン様ぁ……」
嵐のように現れ、嵐のように去っていった二人。
残されたのは、壊された正門と、静まり返ったテラス。
そして、冷めきったアップルパイ。
「……やれやれ」
キース様がため息をつき、剣の柄から手を離した。
「騒がしい奴らだ。……ジンジャー、怖くなかったか?」
「いえ、全く。むしろアップルパイが冷めたことが悲しいです」
「……ぶれないな、貴様は」
キース様は苦笑すると、冷めたパイを魔法のような手つき(というか、使用人に指示して)で温め直させた。
「だが、油断はできん」
キース様の表情が引き締まる。
「あいつは『武力行使』と言った。王家の権力を振りかざして、強引に奪いに来るかもしれん」
「軍隊ですか? たかが一人の令嬢のために?」
「自分の無能さを隠すためなら、奴は何でもするだろう。……ジンジャー、これからは俺の側を離れるなよ」
「はい。キース様がいれば、どんな軍隊よりも安心です」
「……お菓子があれば、だろう?」
「ふふっ、バレました?」
私たちは笑い合ったが、予感は的中しつつあった。
王子の暴走は、これで終わるはずがなかったのだ。
そして、物語は「スイーツ対決」という、斜め上の方向へと転がっていくことになる。
「分かります。バターの水分が蒸発して、生地を持ち上げる力強さ。生命の息吹を感じますね」
午後三時。
公爵邸のテラスで、私とキース様は優雅にティータイムを楽しんでいた。
テーブルの上には、焼き上がったばかりの『王林とシナモンのアップルパイ』。
サクサクと音を立ててナイフを入れると、黄金色のリンゴ煮がトロリと顔を出す。
「いただきましょう、キース様」
「ああ。……今日も平和で、良い午後だ」
キース様が満足げに頷き、フォークを口に運ぼうとした。
その時だった。
ドォォォン!!
遠くで、何かが爆発したような音が響いた。
「な、なんだ!?」
キース様の手が止まる。パイがフォークから落ちそうになる。
「雷でしょうか? 空はこんなに晴れていますのに」
私が空を見上げると、執事が血相を変えて走ってきた。
「た、大変でございます旦那様! 正門が! 正門が突破されました!」
「なに? 敵襲か!?」
キース様の目が一瞬で鋭くなる。
「隣国の軍か? それとも山賊か?」
「い、いえ……それが……」
執事が言い淀んでいると、庭の方から聞き覚えのある、そして二度と聞きたくなかった叫び声が聞こえてきた。
「ジンジャーーーッ!! どこだぁぁぁーーっ!!」
「……うわ」
私は思わず、手に持っていたティーカップを取り落としそうになった。
このヒステリックな高音。間違いなく、彼だ。
「見つけたぞ、この悪女め!!」
ズカズカとテラスに侵入してきたのは、きらびやかな(しかし泥だらけの)王族の衣装を纏った、アラン王子だった。
後ろには、息も絶え絶えのミントさんと、困り果てた様子の近衛兵たちが続いている。
「アラン……殿下?」
私が呟くと、アラン王子は鬼の形相で私を指差した。
「やっと見つけたぞ! こんな辺境の地に隠れおって! 探したぞ!」
「……あの、不法侵入ですよ?」
「うるさい! 王族に国境など関係ない!」
めちゃくちゃな理屈だ。
キース様がゆっくりと立ち上がった。
その背後から、目に見えるほどのどす黒いオーラ(殺気)が立ち上っている。
「……貴様。人の家の門を破壊しておいて、挨拶もなしか?」
「ひっ……!」
アラン王子が、キース様の顔を見て悲鳴を上げた。
「き、貴様は……『冷徹公爵』キース・ビター!?」
「いかにも。俺の安息のティータイムを邪魔した罪、万死に値すると思え」
キース様が剣の柄に手をかける。
本気で斬る気だ。
私は慌てて止めに入った。
「待ってくださいキース様! ここで斬るとテラスが汚れます! あと国際問題になります!」
「……チッ。で、何の用だ、アラン王子」
キース様は舌打ちをして座り直した。
アラン王子はゴクリと唾を飲み込み、震える足で踏ん張って叫んだ。
「よ、用件は決まっている! ジンジャー! 貴様を連れ戻しに来たのだ!」
「お断りします」
私は即答し、アップルパイを一口食べた。
「うん、美味しい」
「無視して食うな! いいか、これは命令だ! 今すぐ王都へ戻れ!」
「なぜですか? 私は追放された身ですよ?」
「ぐぬぬ……そ、それは一時的な処分だ! 特例として解除してやる!」
アラン王子は焦れたように地団駄を踏んだ。
そして、懐から分厚い書類の束を取り出し、テーブルに叩きつけた。
バンッ!
「見ろ! これを見ろ!」
「……なんですか、これ」
「来月の予算案と、隣国への貿易協定書、それから夜会の招待客リストだ!」
「はあ」
「計算が合わないんだ! 何度やっても赤字になる! 協定書の条文も意味が分からん! 招待客の席次もめちゃくちゃで、昨日の夜会では侯爵と伯爵が殴り合いの喧嘩を始めた!」
アラン王子は涙目になっていた。
「貴様がいなくなってから、何もかもうまくいかないんだ! ミントは『漢字が読めない』とか言って泣くし、側近たちは『ジンジャー様なら五分で終わらせていたのに』と嫌味を言うし……!」
「……つまり?」
「つまり、僕が寝る時間がないんだよ!!」
アラン王子が叫んだ。
目の下には、確かにひどい隈(くま)ができている。
「助けてくれジンジャー! 貴様が戻って書類を片付ければ、全て丸く収まるんだ! そうすれば、また婚約者に戻してやってもいいぞ!」
「…………」
沈黙。
私は冷めた紅茶を一口飲んだ。
そして、憐れみの目で王子を見た。
「殿下。一つ訂正がございます」
「な、なんだ? 感謝の言葉か?」
「いいえ。『婚約者に戻してやる』ではなく、『事務員として雇ってやる』の間違いですよね?」
「うっ……」
「愛など欠片もない。あるのは『自分のお尻を拭いてほしい』という幼児のような願望だけ。……呆れて物も言えませんわ」
「な、なんだと!?」
「それに」
私は隣のキース様を見た。
彼は無言で、私の食べかけのアップルパイにクリームを足してくれている。
「私は今、世界で一番甘くて幸せな職場にいるんです。残業代も出ないブラックな王宮に戻る理由がありません」
「ブ、ブラックだと!? 王族に仕える名誉を……!」
「名誉で腹は膨れません!」
私が一喝すると、アラン王子はたじろいだ。
そこへ、後ろに控えていたミントさんが、よろよろと前に出てきた。
「あ、あのぉ……ジンジャーお姉様ぁ……」
「あら、ミントさん。お久しぶりですね」
彼女もまた、やつれていた。
自慢の巻き髪はボサボサで、ドレスの裾も汚れている。
「私ぃ、もう無理ですぅ……。王子ったら、毎日『数字が合わない』って怒鳴り散らすんですぅ……。私、お茶を淹れることくらいしかできないのにぃ……」
「……ご愁傷様です」
「だからぁ、お願いですぅ。代わってくださいぃ。私、もう田舎に帰りたい……」
ミントさんが泣き崩れた。
どうやら、この浮気カップルの関係も、実務の壁にぶつかって崩壊寸前らしい。
しかし、同情は禁物だ。
「お断りします」
私はきっぱりと言った。
「自分たちで撒いた種です。自分たちで刈り取ってください。私は今から、このアップルパイの感想をキース様と語り合うので忙しいのです」
「き、貴様……!」
アラン王子が顔を真っ赤にして、腰の剣を抜こうとした。
「そこまでだ」
低い、地響きのような声がした。
キース様だ。
彼は立ち上がり、アラン王子の前に立ちはだかった。
身長差は頭一つ分。威圧感の差は、天と地ほどある。
「俺の婚約者に、これ以上近づくな」
「こ、婚約者……? まさか、本当に……?」
「ああ。彼女は俺のものだ。書類整理係としてではなく、最愛のパートナーとしてな」
キース様は私の肩を引き寄せた。
「彼女の才能も、笑顔も、そしてこの素晴らしい食い意地も、すべて俺が独占する。……帰れ、小物」
「こ、こ……小物ぉぉ!?」
アラン王子のプライドが粉砕された音がした。
「おのれぇぇ! 覚えていろ! このままでは終わらんぞ! 武力行使だ! 軍を呼ぶぞ!」
捨て台詞を吐きながら、アラン王子は踵を返した。
「ミント、行くぞ!」
「ひぃぃ、待ってくださいアラン様ぁ……」
嵐のように現れ、嵐のように去っていった二人。
残されたのは、壊された正門と、静まり返ったテラス。
そして、冷めきったアップルパイ。
「……やれやれ」
キース様がため息をつき、剣の柄から手を離した。
「騒がしい奴らだ。……ジンジャー、怖くなかったか?」
「いえ、全く。むしろアップルパイが冷めたことが悲しいです」
「……ぶれないな、貴様は」
キース様は苦笑すると、冷めたパイを魔法のような手つき(というか、使用人に指示して)で温め直させた。
「だが、油断はできん」
キース様の表情が引き締まる。
「あいつは『武力行使』と言った。王家の権力を振りかざして、強引に奪いに来るかもしれん」
「軍隊ですか? たかが一人の令嬢のために?」
「自分の無能さを隠すためなら、奴は何でもするだろう。……ジンジャー、これからは俺の側を離れるなよ」
「はい。キース様がいれば、どんな軍隊よりも安心です」
「……お菓子があれば、だろう?」
「ふふっ、バレました?」
私たちは笑い合ったが、予感は的中しつつあった。
王子の暴走は、これで終わるはずがなかったのだ。
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